森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2020.01.25
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カテゴリ: 生の欲望の発揮
北海道の旭山動物園は1996年度の入場者数が、それまでの40万人~50万人台から、26万人へと減少した。その時は動物園の廃止論も出たそうだ。
ところがその後徐々に増え始めて、2018年度は130万人となっている。
約4倍強に増えたのである。手をこまねいているだけならこんなことはあり得ない。
26万から100万人への増加は9年で成し遂げ、一時は300万人を突破する年もあった。
ちなみに300万人というと東京の上野動物園とほぼ同数となる。
とくに注目に値するのが冬季の来場者数である。
普通極寒で吹雪の北海道観光客を誘致することは考えにくい。
よっぽどのマニアしか誘致できない。
そんなところに行くより、沖縄、グァム、バリ島、ハワイなどの温かいところを希望する人は多い。

ちなみに1967年から1998年までは冬季の来場者数は0であった。
ここが大きく変化している。
これはマイナス要因をプラスに変える逆転の発想がないと難しい。
この動物園に行ってみたいという気持ちにさせているものは何か。

旭山動物園は北海道旭川市にある。上野動物園などと比べると交通の便がとても悪い。
旭川空港から旭川市まで35分で、旭川市から動物園まで30分から40分です。
さらに札幌市から行くとゆうに2時間以上はかかる。
札幌から行くよりも空港からのアクセスが若干よいという。
アクセスも悪いが、交通費や宿泊費が追い打ちをかける。
その上日本一寒い場所にある動物園だと言われている。
それらのマイナス要因を払しょくして、V字回復を成し遂げたというのが痛快である。


それまでアトラクションの充実に力を入れていたのをきっぱりと改めた。
展示動物をどんどん増やして施設を充実させた。
現在約15万平方メートルの敷地に100種類以上、約800頭の動物が暮らしているという。
動物たちの自然な行動を見せる「行動展示」を取り入れてから一気に流れが変わった。
寒いという立地条件の悪さは、「寒い環境に適応する動物にとっては最適な地である」と発想の転換をした。ペンギン、北極グマ、アザラシ、オオカミ、エゾシカ、丹頂、北極キツネなどは寒くなればなるほど元気に動きまわる動物である。そうした動物たちの自然の行動が間近で観察できる動物園としてよみがえったのである。日本では唯一といっても過言ではない。


私たち神経質者は、自分の性格の弱点は放っておいて、その裏側に潜んでいる強みを自覚しないといけない。いわゆる発想の転換を図るのだ。
自分の持っている強みに磨きをかけて充実した人生を歩んでいきたいものである。
これは神経質の性格特徴を学習すれば分かる。
あとはプラス面をどう生活の中に活かしていくかの問題になる。





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Last updated  2024.05.25 21:29:13
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分からない歴20年子@ Re[2]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田生涯さんへ  お返事ありがとうござ…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 分からない歴20年です子さんへ コメント…
分からない歴20年です子@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田を知って随分経つのに今だに難しく感…
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