森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2020.05.27
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カテゴリ: 森田番外編
今日は情熱大陸で放映された魚食普及人の上田勝彦さん(55歳)を取り上げてみたい。
どんなことをされているかというと、漁師に対して魚の神経締めや鮮度保つための下処理のやり方の指導、道の駅などでの魚の販売方法の提案、主婦の人に対して魚料理の講習、見向きもされていない魚の調理方法の開発などである。

依頼に応じて全国を飛び回っており、予約は数か月先まで埋まっているという。
元々は水産省の官僚であったという。自由を求めて転職されたのだ。

魚は鮮度が命だといわれる。そのために船に乗り込んで神経締めで一瞬で締める方法を漁師に指導されている。カワハギなどは船上で下処理をする方法を指導していた。
言われたとおりにすると、魚は新鮮で包丁の食いつきが違ってくるという。
山口県の阿武町の漁師の依頼に応じて、船に乗り込んで荒れた海で指導していた。
漁師も今まではそんなことは知らなかったという。
感謝されて、上田さんがやってくると、自然に人の輪ができて夜は宴会が始まる。

番組ではぶりのあら炊きを作ってふるまったがこれが絶品であった。

道の駅で地元でとれた魚が売られていた。
のどぐろが5匹入って900円。サザエが10個入って1000円という安さだった。
そのために、阿武町の道の駅には人だかりができるという。
これに対して、町のまちづくり推進課との打ち合わせでは、安売りして行列ができても漁師にはメリットはないという。適正な価格で生産者を支えていくという視点を持つ必要があると指摘されていた。上田さんは、魚を通じて生産者、加工・流通業者、小売業者、飲食店、家庭のみんながハッピーになれる道を絶えず考え続けているのだ。

主婦の人への魚を使った料理教室にも感動した。
まず魚を使ったみそ汁の作り方です。水にみそを溶かしていく。
次に下処理をした魚と根菜類の野菜を入れる。
ここで初めて火を入れるのだそうだ。この工程が一番よいといわれていた。
次にサワラを使った混ぜご飯の作り方です。
サワラは前日の夜下ごしらえをして流水で洗い、水気を取っておく。

すぐに蓋をして3分間待つ。これで十分に火が通るそうだ。
試食してみるとおいしいと評判だった。
これに刺激を受けて魚料理に挑戦してみますという主婦の言葉が印象的だった。

次に北海道根室の水産加工場に飛んだ。
ここではモズクガニという灰色の蟹がたくさん獲れるが、見た目が悪くてどうも売れそうにないという。その蟹を横浜の自宅に送らせて、すりつぶしてスープを作っていた。

その息子(中学生か高校生ぐらい)が心憎いことを言っていた。
お父さんをどう思っているかという質問に対して、 「親としてよりも、人間として尊敬している」 というのだ。しかも父親の目の前で堂々というのが素晴らしい。
将来りっぱな人間として成長するのが目に見えるようだった。





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Last updated  2020.05.27 06:20:05
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分からない歴20年子@ Re[2]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田生涯さんへ  お返事ありがとうござ…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 分からない歴20年です子さんへ コメント…
分からない歴20年です子@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田を知って随分経つのに今だに難しく感…
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