森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2025.10.24
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カテゴリ: 感情の法則
森田理論に「感情と行動は別物」というのがあります。
どんなに激しい怒りの感情が湧き上がってきても、それをそのまま行動に出してはいけないというものです。
幼児は気に入らないことがあると、ところかまわずわめき散らして親を困らせます。
幼児の場合は、ある程度は許容されますが、大人の場合はすぐに人間関係が悪化し、収拾がつかなくなります。社会から排除されることになります。
ですから「感情と行動の分離」はぜひとも身につけなければなりません。
このテーマに対して、森田理論、マインドフルネス、アドラー心理学等の考え方、手法を見てゆきたいと思います。

森田理論では、行動が感情に振りまわされることを問題視しています。
感情と行動を別物として取り扱うことが肝心だといいます。

森田では感情は自然現象であり、人間が自由自在にコントロールできるものではないと言われます。

精神交互作用によって最終的にはアリ地獄に突き落とされます。

森田理論には、感情の取り扱い方として「感情の法則」があります。
この法則を森田先生が公開されて、学習できたことは幸運だったと思います。
この法則を学習する前は、感情に法則があったとは思いもしませんでした。
感情の法則の1から5ではとても役に立ちました。
肝心なことは、この法則を実生活の中で応用・活用しているかどうかです。

不快な感情を認めて受け入れることができれば、時間の経過とともに感情は変化して、薄まるか消えてなくなるといいます。
ですから不安に押しつぶされそうになってもあわてる必要はありません。
ただ時間の経過に任せればよいのです。
あわててしまうとボヤで済んだものが、大火事になってしまうことがあります。
感情と行動は分離したほうがいいし、またそうしなければならないということです。


不快な感情に手を付けないということと、目的本位の行動をとることは対になっているのです。
目的本位の行動をとると、新しい感情が湧き上がってきて、それまでの不快な感情は山奥を流れる小川の如く流れていきます。
さらに小さな成功体験を積み重ねていくと、自己信頼感、自己肯定感が持てるようになります。人間関係も格段に改善できます。

森田理論は、感情と行動を分離するために、不快な感情に絶対服従という立場です。
不快な感情を抱えたまま、目的本位の行動をとり続けていくことを推奨しています。

森田理論を学習して、「感情と行動の分離」を身に着けたいものです。

明日はマインドフルネスの考え方、手法を見てゆきたいと思います。






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Last updated  2025.10.24 06:20:04
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分からない歴20年子@ Re[2]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田生涯さんへ  お返事ありがとうござ…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 分からない歴20年です子さんへ コメント…
分からない歴20年です子@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田を知って随分経つのに今だに難しく感…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 長谷川勤さんへ 読んでいただいてありが…
長谷川勤@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田理論学習のすすめ のブログ 本日初…

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