森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2025.11.13
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​​人間関係をよくするための方法はそれぞれの人からいろいろなことを教えてもらいました。
例えば、次のようなことです。

・笑顔でのあいさつを心がける。
・傾聴、共感、受容、許容の気持ちを持って相手に寄り添う。
・約束をきちんと果たす。
・あなたメッセージを私メッセージに変える。
・「ありがとう」「助かります」「おかげさま」という感謝の言葉を使う。
・相手の役に立つことを率先して行う。

それらはもちろん大事なことですが、私はその前に心掛けるべき大切なことがあると思う。
①感情と行動を分離すること。
②自分に与えられた役割について社会的責任と義務をきちんと果たすこと。



不快な感情は頻繁に湧き上がってきます。
それに対してすぐに敏感に反応していると、「あの人は短気で気難しい人」「瞬間湯沸かし器のような人」「子供みたいな人」として警戒されるようになります。
普通の人は不平や不満、愚痴を言いたいことがあっても、しばらく我慢することができます。
腹の中が煮えくり返りそうになっても、売り言葉に買い言葉的な行動はとりません。人間関係では、適切な「間」や「車間距離をとる」ことができるのです。
つまり森田でいう「感情の法則」通りのことができているのです。

特に感情の法則1では、「感情は、そのままに放任し、またはその自然発動のままに従えば、その経過は山形の曲線をなし、ひと登りひと降りして、ついに消失するものである」と言います。
これを理解したうえで、実生活の上で不快な感情と行動をきちんと切り分けているのです。これは俳優が立派な役を演じているようなものです。
実生活ではたとえ夫婦仲が破綻していても、ドラマのなかでは仲睦まじい夫婦役を演じなければなりません。
感情と行動の分離ができないで、観客にすぐに見破られるような人は大根役者と呼ばれます。

次に②ですが、気分に振り回されて与えられて社会的な責任と義務を果たさない人は、会社や社会のお荷物として嫌われるようになります。
他の人が稼いでくれたものに依存する寄生虫のようなものです。


仕事には、大きく分けると人間を相手にするものと物を相手にするものがあると思います。
人間を相手にするものは、営業、先生、指導員、リーダー、経営者などの仕事です。
物を相手にするものは、職人、農業、事務、研究職、刑事、鑑識、鑑定、分析化学などの仕事です。
自分は果たしてどちらの仕事に向いているのかに気づくことが肝心だと思います。
神経質者の場合、細かいことによく気が付いて、論理的、探究心、分析力に優れたところがあります。






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Last updated  2025.11.13 06:35:02
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分からない歴20年子@ Re[2]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田生涯さんへ  お返事ありがとうござ…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 分からない歴20年です子さんへ コメント…
分からない歴20年です子@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田を知って随分経つのに今だに難しく感…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 長谷川勤さんへ 読んでいただいてありが…
長谷川勤@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田理論学習のすすめ のブログ 本日初…

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