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Feb 10, 2024
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テーマ: DIY (3279)
カテゴリ: DIY
だいぶ間が空いてしまいましたが、チクタクバンバンの修理、その2です。

その1は​ コチラ ​。


前回、壊れていたモーターの代替品を購入し、元々のモーターについていたウォームギア(ネジ歯車)を新しいモーターに移植しようとしたけど、取り外すことができなかったのでネットで注文したところで終わりました。

それから数日、注文していたウォームギアが届きました。
今回、Amazonで注文したのは樹脂製のウォームギア、そしてAliexpressで注文したのが、真鍮製のやつです。





そもそも、なぜここで普通の平歯車ではなく、ウォームギアが使われているかというと、モーターの早い回転を減速させたいからなんですね。
通常のギアの場合、減速比はおよそ1:10程度まで、つまりモーターの回転を1/10の速度まで落とす程度しかできないらしいのですが、ウォームギアを使うと、最大で1:100、つまり1/100程度まで速度を落とせるらしいんですな。

ただし欠点があって、平歯車どうしの組み合わせと比較すると歯面の滑りが非常に大きくて、発熱が多く、場合によっては焼き付きを起こしやすいらしいのです。


チクタクバンバンの場合は、もともとついていたウォームギアが真鍮製、これに接するウォームホイールは樹脂製のものが使われていました。つまり摩擦係数を下げるための対策が取られていたということです。

したがって、やはり購入するウォームギアも、樹脂製ではなく真鍮製のものであるべきということなんですね。今回樹脂製のものを買っておきながら追加で真鍮製を購入したのはそういう経緯でした。





材質が違うとはいえ、どちらも同じウォームギア。
長さ10mm、外径6mm、内径(軸径)2mmです。

で、折角樹脂製のものがあるので、まず最初に樹脂製のウォームギアをモーターに取り付けます。
(最初に樹脂製を使う理由はちゃんと理由はありますよ)




で、モーターやら歯車やらを一式組み込んでみてみると、ウォームホイールに接続するウォームギアの位置が悪いですね。できればウォームホイールの軸の中心辺りにウォームギアの全長の中心が来るようにしたいです。

今回の場合は、ウォームギアのモーター軸への挿入が浅かったようですので、もう一度ばらしてウォームギアをもう少し奥まで打ち込みます。




というわけで、これでウォームギアとウォームホイールの接点のバランスが良くなりました。





この状態でモーターに電池を接続してみると、問題なく動くことが分かりました。
良かった良かった。





というわけで、再度モーターを取り外して、モーター本体とウォームギアの隙間を測ります。


真鍮製のウォームギアは一度取り付けると取り外せませんので、長さの調整が難しいですが、
樹脂製の場合は比較的容易に取り外せるので、位置決めのために使用したのでした。





で、真鍮製のウォームギアを接続したのがこちら。





本体の形状を見て、どちらの方向に逃がせばよいのか考えながら配線をハンダ付け。





各部を再び組みなおして・・・











裏蓋を閉じたら完成です。

早速、電池を入れて遊びましょー!!



















動かねぇ・・・orz























どうなってるんじゃ!?

テスターを取り出して、電流の流れをチェックすると、電源スイッチが壊れていることが判明。




コンタクトスプレーを吹いて、何度かガチャガチャスイッチを動かしてみましたが、全くダメ。

仕方がないのでスイッチを取り外してチェックしてみます。

一度ハンダ付けした配線を取り外しさらに電池ボックスの金具が止まっているハンダを溶かして、スイッチ本体を抜き取ります。





こいつが原因の電源スイッチ。





基盤を取り外すため、裏の4か所のカシメを開きます。





基盤を外したところ。
右側の金属が腐食してるのが分かります。
真ん中辺りの◎は、裏にモーターに向かう配線がハンダ付けされ、左側の◎は裏に電池ボックスの金具がハンダ付けされます。
この状態だと、モーター側に電流が流れませんね。




このスイッチがどういう仕組みなのかというと、

スイッチがこっち側だと、スイッチ本体の金属プレートが、基盤の金属の◎に接しないので電流が流れませんが・・・





スイッチがこっち側に来ると、金属のプレートと2つの◎が接続して、電流が流れるようになるという仕組みです。
中心側の腐ってる◎をリューターで磨いて綺麗にしましょう。





はい、綺麗にしたのがコチラ。
ついでにスイッチ裏の金具の方も磨いておきました。
これで配線を元に戻したら完成です。





で、忘れてはいけないのが、このプラスチックのパーツ。
特にチクタクバンバンの動きに影響のあるパーツではなく、単なる飾り、あるいは持ち手ですね。





瞬間接着剤で固定しちゃいますけど、子供たちココ持って振り回しそうだなぁ・・・と、ちょっと心配。





まぁ、なんにせよ完成です。





結局、今回はモーターとスイッチの両方が壊れているというパターンでした。
購入時は、「動作確認済み」「ジャンク品」等の表記は一切なく、単に「返品不可」と書かれていただけなので、ある意味店側の誠意を疑うところではありますな。まぁ、こちらはジャンク品だと思って買っているので問題ないですけど。

結局、商品が500円、モーターが280円、真鍮製のウォームギアが722円( 1個172円、送料550円)、使わなかった 樹脂製ウォームギアは 20個入りで790円 でした。

子供たちが学童保育で楽しんでくれたら嬉しいですな。


というわけで、以下、チクタクバンバンの遊び方をWikipedia から転載。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%B3

1人遊びとして線路プレートをループさせて延々と目覚まし時計を動かす遊び方などもあるが、ここでは多人数プレイのルールについてを記述する。

【基本ルール】
  • 前の人の番でベルが鳴り終えたら自分の番となり、次にベルが鳴り終えるまで線路プレートを動かし目覚まし時計を常に動かしているようにする。ベルが鳴り終わると、次の人の番となる。

  • 目覚まし時計をプレートから落としたり、走行不能になったら負けである。

  • 意図的にループを作る事は禁止であり、ベルが鳴り終わるまでにループを崩さなければ反則負けとなる。

【テクニック】
  • 目覚まし時計が乗っているプレートを動かすのが、長時間プレイにおける必須テクニックである。

  • アラームが鳴るギリギリにプレートを動かして、相手に考える時間を与えないようにする。





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Last updated  Feb 10, 2024 04:47:15 PM
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