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第5週は、悟風のエッセイではなく、舞台となっている街や時代背景などを説明しています。今回は、悟風が遺した俳句について、1月中旬に帰省した際に見つけた、父の自筆投句を集めたファイルを元に、ムスコが書きました。各号のバックナンバーは、http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/ に掲載しています。
2003年01月31日
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◆編集後記「千鳥足」◆ 今月中旬に帰省した際、貴重な資料を見つけました。父“悟風”智の自筆投句を集 めたファイルです。1996年2月から、他界する2カ月前の98年7月までのものです。 毎月、所属していた俳句の会に作品を提出するために、半紙に筆ペン書きしたもので す。これまで、「おかあさんへの手紙」第4週は、父の日記に書いてあった俳句を掲 載してきましたが、今回からは、このファイルを基にして紹介することにします。ま た、日記を読むだけでは、推論するしかなかった部分が、今回のファイル発見で確認 できたり、修正しなければならない部分があるとも分かりました。第12号(2002年6 月21日発行、http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.cgi?20020621 ) から毎月第4週発行分に掲載した悟風の俳句と、ファイルに残った作品を現在、照合 しています。分析が間に合えば、来週(第5週)発行予定の次号で、お知らせしよう と考えています。 さて、今回の作品は、97年の「いずくかに娘の幸秘そめ初暦」と、98年の「年越し は娘夫婦と清一色」でお分かりいただけるように、娘の結婚という、悟風にとっての 大イベントをはさんでいます。また、98年の「おい癌め 滋の日記と冬籠る」「点滴 を終えてやおらに賀状書く」にあるように、この間、闘病生活は続いていました。 「おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒 江國滋闘病日記」(新潮社)は分厚い本で、読む のに骨が折れます。父が闘病中に読み切ったとは思えません。でも、同年代の作家が 書いた闘病日記を拾い読みして、自分の状況と照らし合わせていたのでしょう。がん だということも、気付いていたのかもしれません。 (発行者・山口一朗) ===================================★【発行者より】本文は、メールマガジン「おかあさんへの手紙」通常号の講読申し込み窓口http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.html で、講読をお申し込みになり、お読み下さい。登録、講読とも無料です。バックナンバーは、http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/ で読めます。
2003年01月24日
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◆編集後記「千鳥足」◆ 先週発行の第41号で予告しましたように、前週(5年生トラック)の「★‘新しい 出発’のために」の改作となる「★‘新しい出発’の為(ため)に」を載せました。 今回掲載分は、前回の作品からちょうど1年後となる1983年1月21日発行の「つ ながり」に掲載されていました。内容もちょっと違いますし、前回は無署名、今回は ペンネーム「大津哲太郎」の頭文字「T.O」が記してありました。 また、お気づきのように、今回掲載の4作品は、すべて同じ日発行の学年通信から 採ったものです。この日、父“悟風”智は「No.44」「No.45」と、2号の 学年通信を発行しています。3日後の1月24日には「No.46」を、さらに1月28 日にも「No.47」をそれぞれ発行しました。この時、卒業まで2カ月を切った6 年生を担任しており、父は、伝えたいことがたくさんあったのでしょう。6年生の担 任の先生が、どんなふうに児童らを見て、保護者へのメッセージを伝えようとした か。断片的にでも、感じていただければと思います。なお、「No.46」以降に掲 載された作品は、2月と3月に回します。 作品そのものの面白さ、読後感の強さからいうと、私は「★『小学生』“免許皆 伝”の条件」が一番だと思います。この中で、私自身が「やってるよ」と言えそうな のは、「4 資料を活用する!」「5 発言・発表をする!」「8 質問をする 辞 典を調べる!」の三つぐらい。あとは自信がありません。耳の痛い指摘です。 ところで、今回だけ、タイトル部分を少し変えました。8年前に「あの」揺れを体 験した1人として、また、近畿に今も住む者として、阪神大震災は決して忘れること が出来ないし、語り継がねばならないと考えるからです。このメールマガジンは、父 の作品を紹介するものですが、少し場所をお借りして、私の思いも伝えさせてくださ い。(参考サイト「阪神大震災と山口一朗」 http://www.asahi-net.or.jp/~jh2i-ymgc/shinsai.html ) (発行者・山口一朗) ===================================★【発行者より】本文は、メールマガジン「おかあさんへの手紙」通常号の講読申し込み窓口http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.html で、講読をお申し込みになり、お読み下さい。登録、講読とも無料です。バックナンバーは、http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/ で読めます。
2003年01月17日
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メールマガジン「おかあさんへの手紙」で毎月1回(通常号第4週発行分)、父“悟風”智の俳句を紹介しています。そのため、時々、季語を調べるのですが、不勉強なため、たった今まで「震災忌」が秋の季語だとは知りませんでした。震災忌=秋。もちろん、1923年9月1日の関東大震災を指している訳です。一つ季語を知ったことで、改めて、95年1月17日にあった阪神大震災について、語り継がねばならないと感じました。私には、「震災」というと、「阪神」と思う癖があるのです。次の世代には、「震災」が、別の意味になるのかもしれない。いや、何も感じなくなるのかもしれない。それは避けたいと、思うのです。あの日、午前5時46分、私は奈良の自宅で、まだ眠っていました。ガリバーほどの大男に揺り起こされたような感じがして、すぐに、今までに経験したことのない地震だと分かりました。激しく、長い揺れでした。枕元の本棚から、ハードカバーの本が10冊ほど落ちました。でも、家具が倒れたり、皿が割れるというようなことはありませんでした。震度4でした。その夜から、神戸に入りました。正確には、昼の早いうちに、神戸へ向かいました。普段なら、奈良から電車を乗り継いでも、神戸までなら1時間半ほどで着くだろうに、まずは徐行運転していた近鉄電車に乗り、ナンバへ。本社のある梅田(JR大阪駅近く)への地下鉄はまだ不通でしたので、走り回ってタクシーを探して乗りました。大阪まででも、計2時間ほどかかりました。本社につくと、本社勤務の上司が「ご苦労さん、じゃ、神戸に行って」と。消防車や救急車まで巻き込まれる大渋滞の中、会社の車で10時間近くかけて、神戸支局にたどり着きました。倒れた高速道路の横も通過しました。2週間滞在しました。当面の仕事場となった兵庫県庁の記者室で寝泊りしました。それまで、「神戸に行った」と言えば、「デート?」と尋ねられるのが普通でした。近畿に住むものには、憧れの街だったのです。それが、壊れてしまった。何とも言えませんでした。でも、会う人はみんな、生きて行こうと、必死になっていました。重たい荷物をもっている人には、自然に手を貸し、道は譲り合いました。皆が互いに優しくなったと感じました。そういう部分は残したい、伝え続けたい。だから、あの日のこと、あの日からのことを、語り合いたいと思うのです。もうすぐ、あの日から8回目の「1・17」になります。
2003年01月16日
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◆編集後記「千鳥足」◆ 今回掲載の2作品は、いずれも「おかあさんへの手紙」とは書いてありませんでし た。「★‘新しい出発’のために」は、父“悟風”智が新学期や学期末に載せること の多い「詩」であり、「★8名 13点が入選!!」は、書道展に父の担任していた5年 生が大量入選したという「お知らせ」です。ただ、どちらも児童や保護者へのメッ セージが強いのと、この年の1月には、この号(1982年1月21日)しか発行して いないので、メールマガジンに掲載することにしました。 「★‘新しい出発’のために」は、発行後の学年通信に、父自身が赤いボールペン でさらに推敲していました。ですが、印刷されたものが「正本」と考え、明らかな誤 字1字を除いて、原本に従いました。 実は、次の第42号(2003年1月17日発行予定)は、今回とそっくりな内容になりま す。というのは、今回掲載分のちょうど1年後、1983年1月21日発行の「つなが り」には、「‘新しい出発’の為(ため)に」と題する詩と、翌年の「第17回北・北 海道学生書道展」の入選者が掲載されているのです。 お気付きの方も多いでしょうが、5年生トラックは「1981年度の鳥沼小5年生」、 6年生トラックは「1982年度の鳥沼小6年生」をそれぞれ担任していた時の学年通信 から載せています。つまり、同じ子供たちを担任した2年間を同時進行で紹介してい ます。 80年代前半の父にとって、正月明けのこの時期、児童や保護者に伝えたかったのは 何か。それがこの2週分の掲載内容で、かなりはっきりすると思います。同じように 見える詩でも、微妙に違います。来週のものと、ぜひ読み比べていただきたいと思い ます。 (発行者・山口一朗) ===================================★【発行者より】本文は、メールマガジン「おかあさんへの手紙」通常号の講読申し込み窓口http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.html で、講読をお申し込みになり、お読み下さい。登録、講読とも無料です。バックナンバーは、http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/ で読めます。
2003年01月10日
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◆編集後記「千鳥足」◆ あけましておめでとうございます。2003年の幕開け、どちらで、どのようにお迎えですか? 昨年4月に創刊したメールマガジン「おかあさんへの手紙」は、実は1月から発行を具体的に計画していました。つまり「2年目」を迎えた訳です。これまで、何度も書いていますように、父“悟風”智が生前遺した作品を、本にまとめたいと思い、スタートしました。今のところ、2年間(来年春まで)で、作品を一通りパソコンに入力して、出版社との話し合いをきちんとしたいと考えています。今年1年間は、父の専門だった陸上競技で言えば、三段跳びの2段階目「ステップ」の年。昨年の「ホップ」を経て、来年の「ジャンプ」に向けて、力を蓄えて、さらに大きく跳びたいと思います。そのために、作品へのご感想、ご批判などを、ぜひお寄せください。よろしくお願いします。 さて、今回は、日付で分かりますように、同じ学年通信に載った作品ばかり掲載しました。北海道の小中学校は、通常1月半ばまでは冬休みで、児童・生徒は、1月には実質10日ほどしか学校に通いません。学年通信の発行が少なかったこともありますが、時期的に、面白い話題が一つの号に集まっていると感じました。 「★明けまして おめでとうございます。―ゴアイサツニカエテ―」は、「担任一同」からになっていますが、明らかに父の筆跡でした。また、この年、父は学年主任でしたから、責任者として代表して書いたのでしょう。 「★オ年玉は ドノクライ?===== 2の1の例 =====」は、父自身が担任したクラスでの調査結果です。今の子供たちと比較したいと考えました。いろいろと調べたところ、旧第一勧銀(現みずほ銀行)が1975年から、東京都内在住の小学校高学年とその母親を対象に調査していると分かりました。ところが、みずほ銀のサイト(http://www.mizuhobank.co.jp/ )を探しても、お年玉調査の項目は出てきません。ここ2、3年の相場でいうと、2万5000円前後ということです。毎年1月中旬に発表され、新聞にも掲載されることが多いようです。「1976年の北海道の2年生」と、「2003年の東京の高学年」では、単純比較は出来ないでしょうが、どのぐらい違うのか、目安にはなりますね。 「★国技」は、1行目の「ヘーシンク」で分からなくなる人もいるかもしれません。1964年の東京オリンピック柔道無差別級で金メダルを獲得したアントン・ヘーシンク(オランダ)です。(参考サイト→http://www.judo.or.jp/japanese/data/olympic/1964.html ) ここに出てくる力士については、日本相撲協会のサイトをご覧下さい。大横綱だった若乃花はもちろんのこと、いずれも名大関だった貴ノ花、旭国は、きちんと紹介されています。最高位が関脇で終わった高見山は、東関部屋に簡単に出ています。・日本相撲協会 http://www.sumo.or.jp/index.html ・若乃花関 http://www.sumo.or.jp/museum/retsuden/yokozuna/wakanohana1.html ・貴乃花関 http://www.sumo.or.jp/museum/retsuden/ozeki/takanohana.html http://www.sumo.or.jp/meikan/room/heya.php?A=28 ・旭国関 http://www.sumo.or.jp/museum/retsuden/ozeki/asahikuni.html http://www.sumo.or.jp/meikan/room/heya.php?A=5 ・東関部屋(高見山関) http://www.sumo.or.jp/meikan/room/heya.php?A=24 (発行者・山口一朗)===================================★【発行者より】本文は、メールマガジン「おかあさんへの手紙」通常号の講読申し込み窓口http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.html で、講読をお申し込みになり、お読み下さい。登録、講読とも無料です。バックナンバーは、http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/ で読めます。
2003年01月03日
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