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◆編集後記「千鳥足」◆ 2002年度発行のメールマガジン「おかあさんへの手紙」最終号となりました。今回 掲載の俳句は、厳しい北海道の冬を経て、春を迎えた父の思いがそれぞれの句にこ もっていると思います。道産子として、教育者として、病気療養中の身として、素直 に抱いた気持ちが伝わってくると思います。特に解説はいらないのではないでしょう か。 さて、創刊から1年が経ちました。私は「継続」が苦手なたちなので、正直に言い まして、毎週1回、よく続いたなと思います。これも、「読んでくれている人がい る」という気持ちを持つことが出来たからです。読者の皆さん、本当にありがとうご ざいました。 既にお知らせしていますように、このメールマガジンは、あと1年発行を続ける方 針です。最近、ご無沙汰しています特別号( http://www.mag2.com/m/0000093984.htm )を併用して、計2年間で、父・山口“悟 風”智の遺作集を発行できるだけの作品を集め、パソコンに入力したいと考えていま す。 新年度は、各号でお知らせしていますように、以下の方針で進みたいと考えていま す。 ・【第1週】低学年トラック 1976年度北海道上川郡風連町立風連中央小学校3年学年通信「さわやか」より ・【第2週】5年生トラック 1985年度北海道空知郡中富良野町立中富良野小学校5年学年通信「つながり」より ・【第3週】6年生トラック 1986年度北海道空知郡中富良野町立中富良野小学校6年学年通信「つながり」より ・【第4週】 当面は、各月の俳句を掲載 新年度も、いろいろな“ドラマ”があると思います。今年度、期待したほどはご感 想、ご注文などがなかったので、ぜひ、4月からはお寄せ下さい。お待ちしておりま す。 (発行者・山口一朗) ===================================★【発行者より】本文は、メールマガジン「おかあさんへの手紙」通常号の講読申し込み窓口http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.html で、講読をお申し込みになり、お読み下さい。登録、講読とも無料です。バックナンバーは、http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/ で読めます。
2003年03月28日
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◆編集後記「千鳥足」◆ 「亡命ムスコ」シリーズの作品が、「おかあさんへの手紙」鳥沼小掲載分の最後に なりました。 この「★ミシガンからの手紙(4)」をお読みになり、あれっと思った方もいるか もしれません。(注、まだ「17才」ナノデ)の部分です。 私の留学当時、ミシガン州は、16歳から自動車の運転免許を取得することが出来ま した。日本の自動車学校のようなものではありません。公教育の一環で、高校の授業 として取り入れている地域もあるそうです。私は、地元の教育委員会が主催する教室 に通いました。費用が安いのも、公教育だからです。留学した高校には、車で通学し ている生徒もかなりいました。私は免許取得後、米国で車を運転することはありませ んでした。留学団体のが「免許取得は認めるが、取得後は、日米両国の法律に従うこ と」という条件を付けていたからです。 取得の年齢について言えば、同じ運転免許取得クラスに通っていた人によると、フ ロリダ州では、14歳から車の免許が取れたとのことでした。米国は、州が大きな権限 を持っているので、こういった食い違いが出てきます。 文章の中で、父は疑問を投げかけています――「どんな」コースで「どんな」教程 (きょうてい)で取ったのだろう。 私は、免許を取るまで、計7回しか運転しませんでした。もちろん、「左ハンド ル」です。オートマチック車でした。 最初は、平日の教会の駐車場をぐるぐる回っただけでした。2回目からいきなり路 上。5回目以降は、高速道路も走りました。実地はこれだけ。日本なら、まだ「仮免 許練習中」程度の実力しかなかったかもしれません。 学科試験は、ミシガン州の施設に行きました。日本人だというと、日本語で書かれ た問題が出てきました。漢字の一部が旧字だったので読めず、問題の意味が分からな い部分がありました。でも、一応、合格だったらしい。視力検査などもやって、無事 (?)運転免許証を取ったのです。 この免許は、20歳になる年の春に、日本の免許証に切り替えました。ミシガンの免 許が、たしか「21歳の誕生日の前日」まで有効ということだったからだと思います。 就職したのが24歳。つまり、7年間も車を運転していませんでした。最初の赴任先 で、ペーパードライバーコースに3回ほど通いました。以降、必要に迫られ、仕事や 私的な用事で車を運転します。でも、下手なのは自覚しています。交通事故によっ て、祖父が死亡し、父も先週書いたように入院しています。ですから、「1にも2に も安全運転」。これが、運転する時の心がけです。 (発行者・山口一朗) ===================================★【発行者より】本文は、メールマガジン「おかあさんへの手紙」通常号の講読申し込み窓口http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.html で、講読をお申し込みになり、お読み下さい。登録、講読とも無料です。バックナンバーは、http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/ で読めます。
2003年03月21日
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◆編集後記「千鳥足」◆ 「★でも、生きている」のちょうど1年前、この日は私の高校入試が終わった日で した。学校と同じ市内にある電気器具の販売店で、同じ高校を受験した友人と一緒に 自己採点しました。結果は、志望校を余裕で―おそらく、かなり上位で―合格できる 点数を取っていました。 喜び勇んで帰宅すると、父は、非常に不機嫌になりました。曰く「そうやってお だって帰ってくるヤツに限って、何かミスしていて、落ちるんだ」と。私は、そんな ことはないと強く反論しました。父は、不機嫌なまま、道路を挟んで向かい側にある 雑貨店に、トマトジュースを買いに行きました。 しかし、なかなか帰ってきません。しばらくして、玄関で、ガタンという音がしま した。私は、息子のことを信じない理不尽な父の物言いに腹が立っており、当然なが ら出迎えませんでした。 それでも、父は、入って来ません。母と妹が見に行くと、父は、血まみれになっ て、玄関に座っていました。父が書いているように、車に引かれたのです。父は、救 急車で病院に運ばれ、命に別状はないものの、骨があちこち、何本も折れていたそう です。 まだ3月初め。北海道の田舎町には雪が多く積もっていました。ですから、地面や アスファルトにたたきつけられずに済んだとも考えられます。祖父も1965年春に車に 引かれ、事故後1週間で他界しているので、父が事故に遭って怪我をしたことには、 家族はたいへんなショックを受けました。 ただ、私は、それでも言いたい。22年も経っていますが、あえて言いたい。「ムス コを信じろよ」、と。 「★― 先生から みんなへ ―」は、通常号第41号( http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.cgi?20030110 )に掲載した 「★‘新しい出発’のために」との関連作品と言っていいでしょう。父は、詩作も好 きで、このように節目の時期には学年通信などに、詩を残しました。 「★ムスコの旅立ち」は、6年生トラックで連載中の「亡命ムスコ」シリーズの予 告編とでも言いましょうか。高校時代、外国語大学に行きたかった私は、英語が話せ るようになりたいと思い、高校1年の時に留学団体の試験を受けました。運良く合格 し、1982年8月から翌83年7月まで、米国ミシガン州のワイオミングパーク高校に1 年間留学し、卒業しました。 180人の同期生は新学年で高校1年から3年まで。文字通り、北海道から沖縄ま で、全国各地の高校や盲学校などから集まりました。180人の中には、現在、ニュー スキャスターとして人気の高い小谷真生子さん( http://www.oto.co.jp/otokotamao.html )もいました。 留学当時は全米各地に散らばったものの、父も記している東京での事前オリエン テーション(1週間)や、留学後・帰国後の文通などで、いい友人がたくさん出来ま した。今でも仲良くメール交換をしている人もいます。このメールマガジンを講読し てくれている同期生もいます。また、長年音信不通だった同期生から、いきなりメー ルが届くこともあります。インターネット時代というのはすごいものですね。 (発行者・山口一朗) ===================================★【発行者より】本文は、メールマガジン「おかあさんへの手紙」通常号の講読申し込み窓口http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.html で、講読をお申し込みになり、お読み下さい。登録、講読とも無料です。バックナンバーは、http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/ で読めます。
2003年03月14日
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◆編集後記「千鳥足」◆ 昨年4月にスタートした「おかあさんへの手紙」。第1週・低学年トラックで掲載 してきた1975年度北海道上川郡風連町立風連中央小学校2年学年通信「りぼん」から の作品は、今回で終わります。27年前の学年通信、どのようにお読みになったでしょ うか。 父は、感想が来なかったと嘆いています。このメールマガジンには、わずかながら 反応があります。でも、もっと多くのご感想が集まればいいなとも思っています。 「低学年トラック」1年間のご感想を、ぜひお聞かせ下さい。なお、上にも書きまし たように、「2年生」は4月から「3年生」になります。2003年から見ると、やはり 27年前の1976年度の風連中央小学校3年学年通信「さわやか」より、作品を紹介しま す。担任は、もちろん、引き続き山口“悟風”智教諭です。 ところで、前後しますが、今回掲載の作品に出てくる「ロッキード事件」。若い人 は「聞いたことがある」程度のものかもしれません。航空機輸入に絡むこの国際汚職 事件が発覚したのは1976年2月です。田中真紀子・元外務大臣の父、田中角栄・元内 閣総理大臣が首相在任中の罪を問われ、逮捕・起訴されました。角栄元首相は判決が 確定する前に死去しました。この事件で、賄賂の単位として使われたのが「ピーナッ ツ」(100万円相当)でした。また、「記憶にございません」「灰色高官」などの流 行語が生まれました。 と書いている私も、当時は小学4年生。詳しい記憶はありません。ただ、取り調べ を受けるため、角栄元首相が手をあげながら東京地方検察庁に入っていくテレビ映像 は、よく覚えています。それを見て、私は「こいつ、きっと逮捕されるんだ!」と分 かったような口をたたいていたのも、覚えています。 それは、もう27年も前のことなのか、とちょっと驚いています。 (発行者・山口一朗) ===================================★【発行者より】本文は、メールマガジン「おかあさんへの手紙」通常号の講読申し込み窓口http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.html で、講読をお申し込みになり、お読み下さい。登録、講読とも無料です。バックナンバーは、http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/ で読めます。
2003年03月07日
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