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◆編集後記「千鳥足」◆ 今週は、4月の俳句。春らしい句が並びました。 (96年四月)の「巣立ち鳥」の句に出てくる「岐登牛」は、父が生前、住んでいた 場所にある山です。前にも出てきたことがありますから、ご承知の方もいらっしゃる でしょう。 (97年四月)の句では、「いくさ無き 世の幸願う 春の夢」に、「今」を思いま した。多くを説明する必要はないですよね。また、「嫁ぎ先に娘の長電話 花曇り」 には、結婚を2カ月後に控えた妹を思う父の様子が表れていると思いました。 (98年四月)の句は、他界するまで半年足らずとなった時の作品です。この年の 春、祖父の法事をどうしてもやりたいと父は言い、体調が悪いのにやり遂げました。 その時の句が、「父の忌は鶯餅と櫻餅」。菓子職人だった祖父の在りし日の姿を思い 浮かべ、気持ちを凝縮させたいい句だと思いました。私は、父が亡くなった年の暮 れ、喪中はがきにこの句を添えました。今読み返しても、いい句だなと思います。 ところで、今回は、大阪で発行する最後の「おかあさんへの手紙」となりました。 来週半ばには、広島に引っ越します。今、段ボール箱に囲まれ、このメールマガジン を書いています。次回は、5月2日発行の予定ですが、荷造り・荷解きなどの影響 で、多少遅れる恐れもあります。そうなったら、ご容赦下さい。 (発行者・山口一朗) ===================================★【発行者より】本文は、メールマガジン「おかあさんへの手紙」通常号の講読申し込み窓口http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.html で、講読をお申し込みになり、お読み下さい。登録、講読とも無料です。バックナンバーは、http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/ で読めます。
2003年04月25日
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◆編集後記「千鳥足」◆ 1986年は、私が大学に入学した年です。高校を卒業後、札幌の予備校に1年通い、 大阪に引っ越しました。まだ3月だったのに、キャンパスには桜が咲き誇っていて、 驚いたものです。そんな記憶がよみがえったのは、父“悟風”智が書いた「★只の 人」を読んでです。この年の北海道は、冬が長かったようですね。さらに思い出した のは、引っ越す直前、札幌の市街地にも粉塵や泥で真っ黒になった雪が残っていまし た。札幌よりも内陸で、人の行き来がはるかに少ない中富良野ならば、もっとたくさ ん、雪が残っていたことでしょう。 新しい学年が始まる時も、終わる時も、父は、保護者(特にお母さん)や、子ども たちに必ずメッセージを送っています。今回は、小学校の最高学年・6年生のお母さ んたちへ、担任教員として父が考える方向性を「★六年生! ― その“心”の成長 ―」で伝えています。 これを読むと、小学生じゃなくても、当てはまることが多いなと感じました。私は 新聞社に勤めていて、うちの会社では「1年生」を、記者歴1年目という意味で使い ます。記者「5年生」「6年生」になると、確かに「幅広い、ものの見方が出来るよ うになる」「感受性が豊かになり、感動する心が育つ」「全体の中での自分に気付き 始める」「深い心の結びつく友達が出来る」「相手の立場になって考えを深め、行動 がとれるように(なる)」記者が増えてきます。また、そうなることを、いろんな場 面で求められるのも事実だと思います。 私はこの春、「14年生」になりました。こういったことが、「出来て当然」の立場 にいるはずなのですが、わが身を振り返ると、とてもとても! 顔から火が出るほど 恥ずかしい。あと10日ほどで、新しい勤務地に赴任しますが、もう一度、1年生に なったつもりで、サボらずにやらねばならないと考えています。 (発行者・山口一朗) ===================================★【発行者より】本文は、メールマガジン「おかあさんへの手紙」通常号の講読申し込み窓口http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.html で、講読をお申し込みになり、お読み下さい。登録、講読とも無料です。バックナンバーは、http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/ で読めます。
2003年04月18日
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◆編集後記「千鳥足」◆ 2003年度も、前年度に続き、毎月第2週と第3週に、同じ学校の同じ児童たちの担 任クラスでの学年通信を、連続して載せます。今週が85年度の中富良野小学校5年 生、来週が86年度の中富良野小学校6年生です。 85年度は、いろいろな出来事や事故があった年でした。例えば、春から秋まで国際 科学技術博覧会(いわゆる「つくば博」)がありました。4月には電電公社、専売公 社が民営化され、それぞれNTTとJTになりました。8月には日航機が墜落し、翌 86年1月にはスペースシャトル「チャレンジャー」の爆発事故もありました。また、 同年2月には、フィリピンのマルコス政権が倒れ、アキノさんが大統領になっていま す。プロ野球の阪神タイガースが初めて日本シリーズを制したのも、85年でした。 (こうして書いていて気付いたのですが、何となく、今年に似ていますね。とする と、プロ野球はひょっとして、阪神が!?) 父“悟風”智は、この年から4年間、中富良野小学校に勤務しました。「教諭」と して最後の勤務校でした。私(ムスコ)自身は、大学入学を目指して、予備校に通っ ていました。いわば、今までの人生で、一番家に寄り付かなかった時期です。ですか ら、父がどんなことを考え、学年通信に何を書いたのか、これまで以上に知らないま ま紹介していくことになります。 今回紹介した原稿を読む限り、新しい土地で「中古の新人」なりに一生懸命やろう としていたんだなと思いました。「★やるぞォ!!」は、その決意表明と言っていいで しょう。 この文章に書いてある十勝連峰は、本当に絶景です。前にもこのメールマガジンの 編集後記で書いたことがありますが、北海道出身というと、内地の方々には「海に囲 まれた土地の出身」という印象を持たれることが多いようです。しかし、長野や奈良 の人たちに、「海に近いですよね」とは言わないですよね。父が勤務し、私たち家族 が生活した北海道上川支庁管内は、他地域との比較の中での地理的な位置も、偶然に も細長い形も、信州や大和と似ています。私自身、長野、奈良両県で一時期生活した ことがあり、心地よいと思っていました。古里と似ている部分があったからかもしれ ません。 ところで、第53号の「★人間の発展」で、「ムスコが二年生の時、『ある先生にビ ンタ』をはられた」のはなぜかという質問が、読者の方から届きました。が、30年も 前のことで、覚えていません。おそらく、調子に乗って、騒いでいたのでしょうね。 こういう質問も、歓迎いたします。父は今回も「★橋渡し」で書いておりますが、 「折にふれ ご意見ご感想をおよせください」。 では、今日はこの辺で…。 (発行者・山口一朗) ===================================★【発行者より】本文は、メールマガジン「おかあさんへの手紙」通常号の講読申し込み窓口http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.html で、講読をお申し込みになり、お読み下さい。登録、講読とも無料です。バックナンバーは、http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/ で読めます。
2003年04月11日
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◆編集後記「千鳥足」◆ 新学年が始まりました。昨年度末にもお知らせしていますように、2003年度は、 ・【第1週】低学年トラック 1976年度北海道上川郡風連町立風連中央小学校3年学年通信「さわやか」より ・【第2週】5年生トラック 1985年度北海道空知郡中富良野町立中富良野小学校5年学年通信「つながり」より ・【第3週】6年生トラック 1986年度北海道空知郡中富良野町立中富良野小学校6年学年通信「つながり」より ・【第4週】 当面は、各月の俳句 を掲載していく方針です。今年度もよろしくお願いします。 さて、新しい年度は、教員にとって、いろいろと伝えることが多いようです。「さ わやか」に掲載された4月作品はもう1編あったのですが、5月に回しました。それ でも今回は、長いメールマガジンになりました。 1976年が、どんな年だったか。「★ご挨拶」に書いてある「ピーナッツ ロッキー ド ロマンス タイヤキクン ストライキ」というキーワードで、思い出す方も多い でしょう。「ロマンス」は、岩崎宏美さんのヒット曲。「およげ!たいやきくん」 は、鯛焼きブームを巻き起こした大ヒット曲でした。そういえば、我が家にも、当 時、鯛焼き器がありました。当時、小学5年生だった私は学校から帰ると、よく自分 で鯛焼きを焼いて、食べたものです。 「★水戸黄門」( http://www.tbs.co.jp/mito/ )を放送しているHBC(北海道 放送)は、東京のTBS、大阪のMBS(毎日放送)系列のラジオ・テレビ兼営局で す。時代劇といい、ウルトラマンシリーズといい、子どものころからHBC(とその 系列)各局の番組はよく見ました。 上記の公式サイトによると、水戸黄門第1部は、1969年8月4日~1970年3月9日(全 32話)の放送だったそうです。最新作は、昨年10月から今年3月まで続いた第31部 で、「助さん」役として知られた里見浩太朗さんが、5代目黄門さまになりました。 息の長いドラマですね。 私は教員ではありませんが、「★先生のタイプ」を読む限り、人間としては明らか にA型です。ただ、「細かい」「理屈っぽい」と思われることも少なくないようで す。友人から指摘され、最近、ようやくちょっと自覚するようになりました。自称B 型の父を持ったせいでしょうか。私も、「ウルトラC型」人間がいいなと思うのです が。 もう一つ、補足です。この文章の中に書いてある「タイムス」は、通常号第47号( http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.cgi?20030221 )にも書いた 「北海タイムス」です。 (発行者・山口一朗) ===================================★【発行者より】本文は、メールマガジン「おかあさんへの手紙」通常号の講読申し込み窓口http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.html で、講読をお申し込みになり、お読み下さい。登録、講読とも無料です。バックナンバーは、http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/ で読めます。
2003年04月04日
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