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ごるふびと

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2025.08.09
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カテゴリ: 旅行




毎年のように、夏になると「海水浴中の事故」というニュースを目にします。

正直なところ、もうこういうニュースは見たくありません。

暑くて水に入りたい気持ちはすごくわかります。でも、あまり泳げない人は、海に入らないという選択肢も大事なんです。今日はその理由と、安全に遊ぶための準備についてお話しします。


海はプールと全然違う

まず知ってほしいのが「海はレジャー施設じゃなくて自然」ということ。

プールのように水が穏やかで、底も見えて、安全管理が行き届いている場所とはまったく違います。

海には、潮の満ち引き、風、波、そして「離岸流(りがんりゅう)」といった危険がたくさんあります。特に離岸流は非常に強く、気づかないうちに沖へと流されてしまいます。オリンピック選手レベルの泳力があっても、逆らって泳ぐのは難しいと言われているほどです。


「泳げる」の基準は人によって違う

よく「泳げる」と言う人がいますが、その基準って人によってバラバラですよね。

でも正直、世間一般の“泳げる”レベルは、海では危険なことが多いんです。

波や潮流の影響を受ける海では、ちょっと25m泳げる程度では、トラブル時に対応できません。

私の感覚では、「1000mノンストップで泳げて、安定して立ち泳ぎができる人」が、ようやく“ちょっと泳げる”を超えるくらいだと思っています。

それくらいの泳力があっても、自然の中では想定外のことが次々に起こるもの。だからこそ「準備」が命を守ります。


命を守る準備

もしどうしても海に行きたいなら、ライフジャケットなどの浮力体のほかに、笛や防水パック入り携帯電話等を持っていき、伝達手段を確保しましょう。

あとは市営プールなどで以下の練習をしてほしいです。

  • 1000mを止まらずに泳ぐ

  • 1分以上の立ち泳ぎ

  • その場で浮く練習

この3つができるようになるだけでも、緊急時に自分の命を守れる可能性がグッと上がります。

海に入るときは「泳ぐ」だけじゃなく、「浮く」「待つ」という選択肢も大事です。パニックにならずに浮き続けられることは、本当に命綱になります。


ライフセーバーがいても安心とは限らない

「ライフセーバーがいるから大丈夫でしょ?」と思う方もいますが、それは大きな誤解です。

もちろん彼らはプロですが、監視できる範囲には限りがありますし、事故は一瞬で起こります。

海や川などの自然環境で遊ぶときは、自分で自分の命を守る「セルフレスキュー」が基本です。


海で遊ぶ前にチェックすること

  • 開設されている海水浴場かどうか

  • 天気予報(特に風と波の高さ)

  • 体調(少しでも不調があれば海に入らない)

  • 必要な持ち物(ライフジャケットや笛など)

この準備を怠らないだけで、事故のリスクはかなり減らせます。


まとめ

海は楽しい場所ですが、同時に危険とも隣り合わせです。

「泳げるから大丈夫」と油断せず、自分の泳力を客観的に判断し、必要な準備をしてから海に向かってください。

楽しい夏の思い出を作るためにも、安全第一でいきましょう。

▶︎ 海で遊ぶ時の注意|海上保安庁






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最終更新日  2025.08.09 08:56:35
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