ぶーたろうと車いす

ぶーたろうと車いす

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

harerumama

harerumama

カレンダー

お気に入りブログ

二分脊椎の娘とのい… みるぴー5さん
みず… naokoumamaさん
あるこっ! みっく28さん

コメント新着

タウンライフアフィリエイト運営事務局@ タウンライフアフィリエイト運営事務局でございます 平素は大変お世話になっております。 タウ…
みーみー@ Re:修学旅行は厳しい!!(05/30) こんにちは。いつもブログを読ませて頂い…
初めまして。@ Re:膝あて~ぶうの場合は(^^)(07/02) 幼稚園で感じられた事、今の私とそっくり…
いいぷらん@ Re:二分脊椎の子は骨折しやすいよ!気をつけて!(02/26) うちの子も二分脊椎です。5月に股関節脱臼…
1太郎2太郎 @ Re:幼稚園か保育所か・・・ぶうの場合(04/07) お久しぶりです。 フリーページの方も…
2010年08月19日
XML
ぶうが、小さい時に車いすを作った時のことを書いておきまーす。

 作ろうかと思う時、迷うのはメイカーはどこがいいのか・・・、「すごく考えられている」と思える外国製か、日本製かとかでしょうか。

 私なら、作るときに相談する機関に「かっこいいやつ!一番デザインのいいのにする!」と強く言うかな。
 たぶん、その機関が使ってる業者さんから、値段も手ごろな「デザインに優れた」メーカーを選んでくれると思います。

 ぶうは、見た目も医学的にも自力歩行は無理でした。でももし、歩行できるのか、早くから自分で移動のために車いすが必要なのでは、と迷う方がいたら、まずリハビリの専門家に相談して、あせらないで、と言いたいです。
 迷うレベルだと歩行がどうか、って言えるのは「3才」じゃないかな、と見てきて思うのですが、どうでしょう。すこーしだけまわりが見えだすころ、「あそこに行きたい」手段をその子なりに体が選ぶのでは、と思います。それまでは、基礎練かな。ほかの子とは違う。あせると結局心にも体にも無理させるかも。

 とにかく、車いすを選ぶ時に考えることは、まず体に合うか、それはもう一番重要です。
メーカーによって得意不得意分野がありますから。

 ぶうの場合は、腰回りがきちんと収まるものを考えます。


 「車に積めるか」です。つまりいかに早くコンパクトにたためるか、です。
 外国製は、多くがこれがネックです。
 日本製は、だいたいがクッションをはずして真ん中のシートを引っ張り上げると幅がパシンと縮まります。縦の高さが問題になります。
 枠がきちんと固定されてるタイプは、たたむとしたら、多くのタイプが車輪をはずします。つまり使う時は、いちいち車輪をつけるのです。でなければ、そのまま車に乗せます。

 車いすのために、車いすごとのれる車にする・・・まったくの車いすライフのぶうでも、しようと思ったことはありません。とてもとても重度で、ベッドタイプで移動する友達が、体重が増えて車からスロープが出て、車いすごと乗り降りできるタイプにしました。
 車いすでスペースをとると、ほかの荷物が入らないことになります。体が小さいうちは、家族とシートに座るでしょ。車いすだけが大きくスペースをとる、固定しないと車内で危ない等問題多いです。

 外国では、外からそのまま車いすで入る(靴脱がないってこと)生活なので、外国製はコンセプトが違います。床をハイハイは、衛生的でないのかも、欧米は。
 家の中でも車いすにするのは、うちは側わんの手術をして「はいはい」はいけないと言われた時から、ほかのうちでは思春期のころとか、ずっと家の中では基本はいはいという方もいます。ぶうも、よその家に行けば、はいはいです。
 家の中に車いすを入れないのは、悪いことではない、とPTさんは言ってました。腕の力を使うし、体が伸びるし、車いす特有のジョクソウも減ると。
 車いす時間が長くなると、思わぬ弊害が出るのだ、と感じています。(車いすの形に体が固まるとか)

 私は、片手にぶうを抱いて、ベビーカーを引っ張りおろして蹴飛ばして広げるような荒業をやっていました。こういう母に、車輪を取り外しするのはお試しだけで「無理」でした。


 車いすを作る時は、装具と同じように通ってる病院やリハビリ関係の施設に相談して作ります。不具合は、成長による時もあるし、部品が「?」の時もあります。見慣れてる車いすならPTさんがアドバイスをくれたり、すぐ業者さんが対応してくれたりしますが、めずらしい車いすメーカーだと施設通しての修理がなかなか時間が合わなかったり、自分で対応しなければならなかったり。
 作り慣れてれば、個人で後のことの対応は可能かもしれませんが、福祉制度も自分で調べて業者さんとやっていくのは、いきなりはなかなか大変のように思います。
 もちろん、そうやって施設を通さず、自分の思う車いすを手にしてる方も大勢いますが。

 ぶうの通っていた療育センターでは、一時アメリカ製の某メイカーに、みんな魅了されました。私もです。何人か作ったのですが、車いす自体は確かによいのです。でもメイカーの対応の悪さに、スタッフやドクターが激怒して、「うちでは今後ここでは作らせない!」とお出入り禁止になりました。ここでは、当時一番小さなサイズの車いす用クッションを扱っていて、それをうちでは取り寄せたのですが、使いたい制度が自治体によって違うことにむこうが対応してくれず、手にするまでとても時間がかかりました。

 値段もあります。

 学校用と外用2台保有する場合もあります。けっこうたくさん作るんです。

 日本製でも、すごくデザインが良く値段もよく、パラリンアスリートが多く利用しているメーカーがあります。
 だけど、ぶうには不適。一時お金出しても乗せたいと、作っていたのですが、腰回りがぶうには合わないのです。

 今、ぶうに車いすを考えてくれているのは、療育センターから離れたので、自分も車いすを使っている車いす卸屋さん、というか仲介屋さんというか、メイカーとの間を取り持つ形の車いす屋さんです。センターもこの車いす屋さんも、車いすにお金がかかることにとても慎重です。生活の中で、それだけの価値があるか、と問われます。

 ぶうたちは、車いすが絶対必要です。だから、選びます。今までに失敗も何度かあります。だから、さらに選びます。

 使い方として、日常生活は自力歩行やクラッチ等使用、だけど遠くに出掛ける、長時間移動するというときだけ車いすを使う子もいます。その場合は、おさがりや安いものを使っているようです。

 ぶうも形の良いある外国製の車いすにあこがれました。
 でも、値段と車移動がネックでやめたのですが、今、大人の車いすの方を観察しています。
オフィスで働いてる方は、「長時間疲れない」が自慢の外国製の方もいますね。ただ、車で動き回る方は、圧倒的に日本製ですね。休日見かけるアクティブな方も日本製が多いです。
思うに、オフィスに置きっぱなしにする車いすに折りたたみしない外国製を使い、外はコンパクトになる日本製を使うってことかな?と思いいたったのですが、どうかな・・・。

 使うのは「子供」。何のために使うのか、この子に何が必要か、ゆっくり考えましょう。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年08月19日 13時30分00秒
コメント(4) | コメントを書く
[二分脊椎症との付き合い記録] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: