発達障害児が伸び伸びと育つために~保健師の目で見た子育て~

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Akiko0314

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ホームページを開設したのは・・・


診断を受けるのを迷っている方へ


障害受容へ向けて


注意信号!


年齢相応なのか、障害なのか?


あなたのせいじゃないんだよ。


診断されることを躊躇する人へ


発達障害児の心をつかむコツ!


愛情をどんどん言葉で表現しよう。


褒めるために1「時間を区切って」


褒めるために2「ありがとう」でいいんです


褒めるために3「褒めるって楽しい」


褒めるために4「褒めるのは恥ずかしい?」


褒めるために5「言葉の使い方のルール」


褒めるために6「発する思いに注目しよう」


褒めるために7「僕は役に立っている」


学校と仲良くなる方法


理解を得るための「言葉」を考え抜くこと。


恐れから、いいものは生み出されない。


「逃げ腰・泣き虫・遠慮虫の自分」と戦う


自己保身の心を捨てると協力者が現れる。


まずは、具体的な作戦を立てよう。


最初の順風:校長先生の理解を得る


先生も責められるのを恐れていた?


学校中に「支援の雰囲気」を作っていただく


親の自己変革(心を見つめて・・・)


傷つきにくい自分になろう!


心に毒を食らわないで生きる。


過去は教訓を得るためだけにある。


陥りやすい心境


発達障害児の才能を伸ばす方法


施錠した人が開錠する(笑)


楽しいアスペっ子


ひとぺろ


がんばっているお友達は?


「ハイと言いなさい」と迫られた時・・・


切ないでしょ?!


珊瑚の気持ちになっていたんだ。


発達障害児いろいろ


学校の先生へ


親と一緒に歩んでくださいね。


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2008年07月06日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「自主性を大切に・・・」という言葉に惑わされて、

多くの親たちがそう思っていたに違いないと思う。

他の子をいじめたり、暴力をふるったり、物を壊したりして、
相手の子どもは傷ついているのに、教師は加害者の子どもをかばう。
被害を受けた子どもの親は、どんな気持ちでいたことだろう。

「この子は、小学校時代いじめられていたから、今、学んでいるんです」
「親御さんも色々苦労なさっておられるようなので、対応の仕方ももう少し検討したいと思っています」などという言葉で、スルリスルリと学校はかわしてしまう。

加害者の子どもに発達障害が疑われる場合は、


そういえば、仕事で相談に見えた方にも同じようなことを訴える方が何人もいた。
いじめの被害にあっているのに、学校側はいじめる子の家庭の事情を話し、
大目に見てやってくれ、今、成長しようとしている最中だから、
謝らせるからなかったことに・・・。そして、形だけ謝らせた後には、一切その話を持ち出せなくなってしまう。
ひどいいじめを受けた子やその親は、どっちが悪いのかわからない精神状態になっていた。
自分たちが悪いから、加害者の子が苦しんでいるのだろうか?許してあげないといけないのだろうか?子どもにも許すことを学ばせないといけないのだろうか?と
混乱しながら悩んでいる。

善と悪をきっちり分けることもせずに、ただただ悪いことをした子をかばうのは、
お互いに不幸なことだ。悪いことは悪い、と、厳しく叱ってあげないといけない時に、
なぜ、善と悪を分けることができないのか。

いじめられている子のお母さんに「もっと怒れ!」「怒っていいんだ」とハッパをかけたこともある。


社会に出てやったら、立派な犯罪になる。そんなことも気付かずに大人になる子は不幸だ。

学校という閉鎖的な社会が、社会のルールを無視して運営されているのは、子ども達にとって不幸なことだ。


発達障害を持っている子であれば、なおさら、きちんと今のうちに
善悪を教え、してはいけないことを教え、
感情をコントロールできるように、家庭でも学校でも連携して支援する必要があるはずだ。



何を言っても、「様子を見てくれ」と言って、結局学校は何の手立ても打たないままに
一年が過ぎた。

自主性は、善悪をきちんと分け、ルールを決め、秩序がある社会の中でこそ
育つものだと思う。

「善悪を本人が理解して、感情のコントロールができるようになるまで放置しましょう」
という姿勢で、子どもの自主性や自発性、社会に適応していく力が育つわけがない。

結局、特別な支援を必要としている子どもの教育を、学校側は拒否していることになる。
学校側としても、こんなにたくさんのユニークな子どもたちが入学してくるとは
予想もしていなかったのでしょう。

でも、現状を見て、
ほんの少し、特別な支援を必要としている子どもたちの特徴を学び、
どのような支援方法が有効なのかを理解し、それに取り組むことをすれば
きっと良い方向に向いただろうに、
「自主性を重んじる校風」という言葉に惑わされて、学校側は何もしなかった。

何の手立ても考えず、何の対策も講じず、子どもたちに振り回され続けて疲弊した学校は、
一年経ったところで、中2の秋に控えた修学旅行についてこんなコメントをした。

「修学旅行は、海外でのホームステイになりますので、
○○症と名のつくお子さんには、遠慮してもらいます」

スキー合宿の参加について、要検討だとか、
あれもダメこれもダメ、と参加させないものを増やしていく。
発達障害を持っているという理由で、理由もなく突然暴れるなどということはない。
その子個人の問題であったり、対応の悪さの問題であったりするのに。

発達障害の子をそんな風に、怖がらないでほしい。きちんと理解してほしい。
きちんと対応したらどれほど能力を発揮し、一緒に楽しく過ごせるのか・・・。
あの言葉に、どれほど親は傷ついたことか。どれほど悔しい思いをしたことか。

何の対応もせずに、発達障害児にレッテルを貼っているのは、学校の問題だ。


学校が支援の方法を「自主的に」学び、「自主的に」対応策を検討してくれたら
支援を必要としている子どもたちももっと色々な体験をし、学ぶことができるのに。
学校は、封じることばかりをやっている。
学習することも自主的にできないで、
「自主的」ということばを取り違えるのもいい加減にしてほしいものです。


上から言っても無駄だと考え、学校の内部に、
一人でも理解のある先生を作って、その人数を増やしていくしかない・・・
そう考えて、教育相談センターと連携して、学校の理解を求める働きかけを何度も試みました。


これが、大海に一滴ずつ水を注ぐような作業だったのですが・・・。

Akiko





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最終更新日  2008年07月06日 00時35分58秒
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