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「ねえ。忘れてたもの、思い出した?」彼女は振り向きそう言うと、紺のプリーツスカートの裾をフワリと揺らして走って行った。東京支店に異動した営業Nサンの後を引き継いだ営業Kサンは、このままではぶっ倒れるのではないのか。と言うほど、毎日必死で働いている。でも。それでも追いつかなくて、その皺寄せが私に来ている。打ち合わせが満足に出来ないので不備が多く、今まではスムーズに行っていたことが、ちっとも進まない。1人、必死に、自分の力の限り動いて働いてんのに、オバチャンやanegoは「ヒマ」「ヒマ」言ってる。たぶん。それが原因なんだと思うけど…。いい加減、私も体力の限界だったため、家に帰りつくのと同時に倒れた。友達のメールが溜まっている。返事をしないと…。茶碗も洗わないと。掃除機もかけないと…。そう思いながらも、玄関にぶっ倒れ、意識が飛んだ。1人の女の子が笑っていた。高校。そう。高校生の私だ。Sや友達と話をしながら笑っている。大好きだった売店の焼きそばパンを食べ、パックのオレンジジュースを飲みながら笑っている。昼休みなんだろう。そう思った瞬間、景色が変わった。私が笑っている。今度は放課後。部活動をしている。だって手にはしっくり馴染んだクラリネットを抱えているから。野球部のSと何やら話している。そして笑っている。弓道部だった親友が通りかかり、一緒に立ち話をしている。皆で笑っている。再び景色が変わって…。今度はまた教室。テスト期間中なのだろうか。皆で顔を寄せ合って教科書やら参考書を見ている。恩師の、数学の先生に質問をしている。小難しい顔で話を聞いていたが、深く頷くと私は笑った。ああ。そうだ。気づけばまた、景色が変わっている。賑やかな、休み時間の廊下。移動教室や体育などで行きかう人々の波の間に、私はボンヤリ突っ立っていた。これまで全てセピア色だったのに、不意に現れた高校生の私はカラーだった。紺のブレザーに紺のプリーツスカート。隣のクラスだったSに辞書を貸すため、教室から飛び出してきた。自分は移動教室なのか、辞書の他に、教科書やノート、ペンケースを抱えている。友人たちが私の名を呼び、私はSと別れた。友人たちに追いつく為、走りかけた私は不意に振り返り、ボンヤリ突っ立って始終見ていた私に笑いかけた。「ねえ。思い出した?」彼女は一言そう言うと、そのまま走っていった。今の私が、現実の「今」を生きている私だ。でも。すっかり忘れていた。何もかも。私にも、あんなに笑っていた時間があったと言うことを。無邪気に、何の心配もせず、何にも不安がらず、ただ、無邪気に。ふっと意識が戻る。自分がドコにいるのか一瞬分からず、ボンヤリ床に臥せっていた。纏わり付くミルの姿に、ようやく思い出す。ああ。玄関で寝てたよ…。あまりにもリアルな夢。過去ではなく、未来を見て生きたい。真っ直ぐ前を向いて生きたい。人はそう、生きるべきだ。そう思う。でも。忘れていた「大切な何か」が、過去に見つかることもある。たまには。後戻りも良いかも。と不気味な笑みを浮かべながら起き上がる私を、ミルは不思議そうに見上げていた。
Feb 28, 2006
「瞼の調子は良さそうですね」医者は言った。確かに最近は疼くことがない。相変わらず二重ではあるけれど。以前行った皮膚科で、この病気はストレスに拠るものだと診断され、以後、情緒不安定になる度に、とてつもなく悩まされていた。専門は皮膚科ではないのに、この医者は私の瞼も気にかけてくれていた。「少しずつ…。安定してます」私の言葉に医者はニッコリ笑った。「ねえ、スナイダーズさん。シャボン玉をしませんか?」突拍子もない医者の発言に、私は眼を見開いた。「知ってます?ガムシロップを入れると強度が増すんですよ~。あ、でも、ココには残念ながら無いので…。あ、君。砂糖ありますか?」そんな私にお構いなく、医者はドボドボ石鹸水を作り、看護士サンに話しかけている。「綺麗ですね~」開け放した窓からフワフワ、シャボン玉が飛んでゆく。「でも直ぐに消えちゃいます。儚いものですね~」私はボンヤリ、シャボン玉を見送りながら言った。「センセイ。この世の全てのものを平等に見ることなんて不可能なんでしょうか?」センセイは、ふぅっとシャボン玉を吹いた。「コレもアレも…。なんてのは愚かなことなのでしょうか?」ボソボソ話す私に医者は言った。「人間は愚かなイキモノなのですよ。でも…」「どんなに愚かで儚くても良いじゃないですか。自分を信じられれば。そして自分が信じるもの全てを信じられれば」この医者はいつも曖昧に答える。でも、既に結論を自分で出している私の心を読んでいるようにも見える。「今、生まれたこのシャボン玉は、次の瞬間には消えてなくなります。ほら」医者が指差したシャボン玉は、パチンと消えた。「まるで元々存在しなかったかのようです。そんな儚いものでも、それでも私たちの中には、シャボン玉の美しさが残ってます。それで十分じゃないですか」私は無力で儚き愚かな人間だ。それでも。愛おしいもの、1つ1つを信じる。決してあきらめない。
Feb 27, 2006
気まぐれなのは血液型のせいなのだろうか?最近、ふと思った。『アドレス変えました』Kからそんなメールが来た。つうか名前入れろっ!!こうしょっちゅう変えるのはコイツしかいないので、『登録しました』と返事したけど。しかし。このヘタレ日記のデザインをコロコロ異常なほど変えている自分からすれば、責めることは出来ない。これは…。血液型のせいなのか!?いや、そんなこと言うと世の中のB型サンからクレームが来ちまうよっ。そう。私もKもB型なのだ。『今ね、新しい携帯と戦ってんの』直ぐにこんな返事が来た。コイツはアドレスだけでなく、今回は機種自体変えたらしい。しかもアドレスから推測すると…。違う会社だよっ!!思い切ったことするなあ。年割とか、家族割とか良いのかな…。そんな心配しなくて良いけど。コイツの頭の中が分からないときがある。突如、自分の世界に入り込む。ニコニコ人の話を聞いていたかと思えば、イキナリしゃがみ込んで道端の花を見つめたりする。思わず背中を蹴飛ばしそうになる。歩いてるのにイキナリしゃがむなっ!!「もう帰ろう」そう、ダダをこねるので眠くなったのかと思い、急ぎ足で歩こうとすれば、手を引っ張って物凄くユックリ歩き出す。別れるのが嫌だと言う。物凄く自然に、紳士的なことをすると思えば、少年のようにワガママを言い出す。こうやって見ると、結構、振り回されている。一般人とは全く逆のサイクルで生きている男。クリクリパーマの、ミルクベージュ色の頭から、もっさりとした真っ黒な頭になった男。グレーのカラコンから、黒縁眼鏡君になった男。変わらないのは。白い肌と、頼りない骨格だけ。どれがホントのあなたなのですか?時折、凄く不安になります。『あ!!!』突如、これだけのメールが来た。ああ、もう。面倒なヤツだ。『何?』コレだけ送信。『お帰りってまだ言ってなかった』『ただいま』『おかえり』携帯メールはあまり好きじゃない。でも。コイツとのメールのやり取りは、何だかとても独特の世界があって、いつのまにか引き込まれている。『おかえり』しつこいなあ。画像が付いていたので開く。『おかえり!初画像!』そう書いた紙を持ったKがニッコリ笑って写っていた。どうやって撮ったの?何だかとてもバカバカしいけど。そうやっていつも私を混乱させるアナタが、「K」なんだと気づいてちょっぴりホッとした。アナタのその、無邪気な笑顔はホンモノです。
Feb 26, 2006
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「今日読んだ本」のテーマと迷ったのですが、う~ん。やっぱ、コッチかなあ。と。猫好きサンに読んで貰いたい本に出逢いました。タイトルは「あたしの一生」と言います。江国香織サンが翻訳されてます。江国サンの本は何冊も読んでいる私にとっては、外国の方の本でも結構スンナリと入ってゆけました。日本の代表する夏目漱石、「我輩は猫である」を何となく彷彿させるこの本。でも…。ラストは号泣でした。あまりにも辛すぎて、実家に置いてきました。この本は持ってられへん。でも。猫好きさん、是非頑張って読んでみてくだせえ。いつも、いつも。傍にいるのが当たり前だと思っていた。貴方のぬくもり、貴方のその柔らかい毛並み、貴方のその柔らかでしなやかな体。全てが当たり前に存在するのだと疑わなかった。実家から帰って、そしていつも以上に甘える我がパートナーが、いつも以上に愛おしかった。物凄く重たい貴方の体をつい、抱っこしたのは…。この本が少なからず影響してます(笑)これからもそんなに可愛がってあげないだろうけど(苦笑)、貴方との1日、1日が愛おしく、そして大切に思えるようでありたい。そう願います。貴方の人間のスナイダーズより。
Feb 25, 2006
迎えに来たのはSだった。「なんで?」「オマエのねーちゃん、コンパだってよ」彼氏に振られたらしい。そしてコンパね…。つうか、何で他人から我が家の超プライベートを聞くことになるのだ!?「何か、用か?」車の中でSは言った。用はない。ただ、タダの往復切符を手に入れたから帰っただけ。しかし、とりあえず…。「PC、持って帰った。父さんに直してもらう」紙袋を少し持ち上げてあたしは言った。父さんに古めかしいPCを渡し、Sんちで呑んだ。夏のお中元のビールは流石に無くて、日本酒を熱燗でチビチビ呑む。チビチビ呑みながら、ポツポツ話をした。色んな話をした。幼馴染みだと、話は尽きない。ゲームもした。車のゲームは負けたけど、格闘モノは勝った。沢山、話をした。沢山、沢山、話をした。気づけば、朝になっていた。「出かけっぞ」パサリとマフラーを放り、Sは言った。小学校の裏山に行った。一生懸命登った。体力が衰えているあたしの手をSは取り、引っ張ってくれた。あの時と同じように。ヘンな方言だと、クラスの男の子に、からかわれた時と同じように。何度、此処へ来たのかな。そして、何度、アンタと見たのかな。これからも。何度も何度も見たい。アンタと一緒に。空気がとても、とても。美味しかった。あたしの半身は、今日もちゃんと生きている。※追伸:再びデザイン変えました。何かね、自分自身が落ち着かなかったので…。一週間だけの幻になってしまいました。つうか、こんなにコロコロ変える人っていんのかな…。こんなにも気まぐれな自分が少しコワイです。しかも、何?このTOP画わっ!?…いや、何となく。何となくね…。スナイダーズわーるど炸裂ですよって。
Feb 24, 2006
いつもいつも週末は休みで、家でぼへ~っとしていると思っていたのに、今週末はいないと知って、眼鏡野郎はむすくれた。だから今夜は一緒にいよう、ね?ちゃんと帰ってくるからさ。『恋人とおでこをくっつけて眠る。 同じ夢が見れるように』明日夜から実家へ帰省いたします。バタバタなので、たぶん、PCには触れません。この最果ての地まで足を運んでくださった方々、ホントにありがとうございます。戻って来て落ち着いてから…皆さまの元へ図々しくも遊びに行かせて頂きます。それでは…。ステキな週末をお過ごしくださいませませ★
Feb 23, 2006
歌を唄った。小さな声で。昔、学校で習った歌。当時は意味も良く分からずに唄った歌。滅多に貧血など起こさないのに、今日は起こしてしまった。残業の帰り。満員電車。遠ざかる意識を必死で掴んで、何とか最寄り駅で下車した。ホームのベンチにへたり込む。風が気持ち良かった。気づけば誰もいない、知らないホーム。この駅は滅多に利用しない。それでも何だか凄くホッとして、深くベンチに腰掛けて歌を唄った。下手くそな歌。ため息のような歌。最近睡眠不足が続いている。食も細くなってしまっていた。昨日の健康診断で体重もガクンと減っていた。血液検査、引っかからなければ良いけど…。バチが当たった。「体」と言う「イレモノ」のことをスッカリ忘れていた自分にバチが当たったのだ。思い出すように歌を唄う。途切れ途切れの歌詞。メロディも適当。それでも今、此処にこうして私は存在していることを少しずつ思い出した。明日はきっと良い日だ。
Feb 22, 2006
コタツの上に置かれたチケットと、さっきまで睨めっこしていた。チケットの傍には、白い封筒と、短冊のような便箋がヒラリ、1枚。『今週末は都合が良いので帰って来なさい。母』チケットは…。特急列車の往復切符だった。誰の都合が良いのだ?私か?私なのか!? グルグル考えた。チケットを掴む。置く。短冊のような、メモのような手紙を電気に透かす。裏を見る。そして置く。白い封筒を手に取り、フッと息を吹き込んで中を開き、覗く。何も入っていない。置く。チケットと封筒と、手紙。母の字。サラサラ妙に達筆な母の字。懐かしい字。母はいつもこうだ。「今日は○○サンちのラッキーに赤ちゃんが生まれたのよ」そう、ニコニコしながら、ジュージュー音を立てるステーキを運ぶ。誰だっ!?ラッキーって…!!←犬だった。そうかと思えば…。コメディ番組を家族全員で見て、皆、抱腹絶倒してんのに、母はニコリともしない。幼い頃、そんな気まぐれな母がニガテだった。でも。多分、おそらく、計算もなく、ただ純粋にぶつかってくる幼い私がニガテだったのだと思う。お互い、どう接すれば良いのか分からなかった。今なら、少し分かる。思いつきのように、突然飛び出し、そして傷つく。そんな不器用で危なっかしい母に、私は瓜二つ。たぶん、急に。私を思い出したのだろう。たぶん、それは。大根を擂り下ろしてたり、花壇に水をあげてたり、洗濯物を干していたり、近所のオバチャン連中と社交場(ゴミ捨て場とも言う)で話したり…。そんな。些細な日常の1コマの中で。突如、スナイダーズと言う自分の子供を思い出したのだろう。そして。今週は、自分が都合が良いのだ。結局は、たぶん。姉が駅まで車で迎えに来て、父がお茶の相手をしてくれて、そして。手紙とチケットを送った本人は、寝ているのだろう。そんな母親が、結構好きだ。たとえ、子供の頃、あんなに欲したのに一度も手を繋いでくれなかったと言う、一緒にニコニコしながら話をしたかったと言う、ちょっと苦い寂しい記憶があったとしても、それでも。私はそんな不器用で危なっかしくて、今の自分と瓜二つの母の声が聞きたいと思う。顔がみたいと思う。無表情な、あの顔が、とても愛おしいと思う。
Feb 21, 2006
「寂しいですか?」「はい、寂しいです」即答した私に、医者はニコリと笑って言った。「感情を持つということは人間だからです。何も恥じることはありません。寂しい、悲しいと言うマイナスの感情も、楽しい、素晴らしいと言うプラスの感情も…」私は、「人間」だったことに気づいた。
Feb 20, 2006
いつも、不思議に思うことがある。何故にコイツは、こんなに大量にビデオを借りてくるのか?と言うことだ。朝、起きて植物に水をやり、家事をして、お昼を食べながらPCを見た。自転車で買い物に行った。帰りに花屋で桜の枝を買って、ルンルンでワインの瓶に生けた。夜ご飯のシチューを食べ、桜の写真を撮って、今、こうして再びPCを開いている。私の今日の1日。なのに。コイツはずっとTVを見ている。「家で見れば?」PCを打ちながら私は言う。「うん…」コタツの上に顎を乗せ、TVを見つめたまま、唸るように答える。一体何本、借りてきたんだ?良く、ビデオ屋サンでセールをしてて、そんな時、物凄く一杯借りているオジサンとかを見かけるけど、アレ、ホントに全部見てんのかなあって思う。だって、コイツみたいに1日TVとお見合いだよ!?私には理解不能なこの男が、でもチョッピリ、そんな集中力を持っているこの男が羨ましい。好きなことに没頭できるその根性が羨ましい。そーゆー根性を持っているのは、断然、男の方だと思う。例えば、マニアとかオタクとかで連想するのは、男だ。何かを集めるコレクターってのも男を連想させる。趣味に熱いってのが男に多い気がするのは、私だけじゃないと思う。「ねえ」PCから顔を上げ、只今、趣味に没頭中のその男を見れば…寝ているっ!伸ばした腕にホッペタを乗せ、気持ちよさそうにしているその姿は、小さな少年のようで、少し笑ってしまう。「眼鏡が曲がるっつうの」そっと眼鏡を引き抜くと、口をモゴモゴさせた。何か食べてんのかなあ、夢の中で。でも、そんな…。ビデオオタクの貴方が傍にいてくれれば、私はそれで十分だったりもする。※追伸:TOP画、変更致しました。桜チャンです。オール桜チャンにしようと思ったけど、あまりにもウザくなったので止めました。ホントはウメが欲しかったけど…。でも、ま、一足お先に★つうことで。
Feb 19, 2006
たぶん、きっと、何かが起きる。そんな頼りない「カケ」だけど、私はそう、信じてる。私の周りには沢山の素敵な人々がいます。その中で、ある1人の友人のことを紹介したいと思う。彼女との出会いは、何年も経った今でもハッキリと覚えている。心の中で「あ、この人は…」って思ったから。あれから随分時間が経って、今ではお互い別々の道を歩いている。お互いそれぞれの時間に振り回されて、何ヶ月も連絡を取っていなかった時があり、そんな空白の時間の中で、彼女は変わってしまっていた。優しくて、他人を思いやり、欠点ではなく長所を見つけようとする本能を持っていた彼女だからこそ、そんな、自分よりも人を大切にしてしまう彼女だからこその変化だった。「人が傷つくくらいなら、止めた方が良い」彼女の口癖になっていた。とても、とても悲しかった。あんなにも生き生きとした澄んだ眼をしていたのに。優しい眼差しは変わっていなかったけど、絶望の色が濃くある彼女の瞳に私は悲しかった。「スナイダーズ、諦めんなよな~」幼馴染みに何度も言われた言葉。弱くて陰にばかりいた私の手を、いつも引っ張り、光の下へ出してくれた彼の言葉が思い出された。「諦めないで。どんなに傷ついても、諦めないでよ」私の声にもほんの少し、悲しげに微笑むだけの友人に、私は思わず心の中でため息をついた。S、アンタのようには出来ないよ、私。それからまた、何ヶ月も流れて…。「はい」春のある日、私は彼女に1本のアネモネを渡した。「どうしたの、コレ?」驚く彼女に私は言う。「昨年の秋に植えたアネモネが咲いたんよ。だから1本持ってきた。あげる」「…ありがとう。アネモネって言うんだね、この花」ふわふわ頼りない、淡いブルーの花びらにそっと触れながら彼女は言った。「アネモネは太陽が大好きだし、ナイーブだから咲かないと諦めてたんだけど、こんなにも綺麗に咲いたよ。私の小さなプランターでも」私は彼女の細い指先を見ながら言った。「諦めなければ、きっといつか、何かが起きると信じてる」少しずつだけど、彼女は出会った頃の活発な彼女に戻りつつある。いや、人の悲しみや憎しみ、争い、そういったドロドロを知った彼女は、出会った頃よりも、うんと強くなった。優しいだけじゃなくて、とても強い。今年の春はチューリップ。どんな色が咲くか楽しみだ。そんな小さな芽を見ていて思い出した彼女との話ですた。
Feb 18, 2006
芽が出ていた。チューリップの芽が。これは確かに、秋に植えたチューリップの芽だ。じっとプランターの前に立ち尽くす。冬の寒い朝。「秋植え球根は低温に当たらないと花が咲かない」だから秋に植える球根なのだ。当たり前のことだ。でも、その当たり前のことが何だか物凄く、宇宙的なものに感じた。厳しい寒さの間に、黙々と根を張る。そして、暖かな春の日差しと共に、若草色の茎をしなやかに伸ばし、ほんの瞬きほどの短い期間、花を咲かせる。あんなにも長い、長い厳しい時間を耐え抜いたのにね。植物は文句を言わない。全ての運命を受け止め、そして精一杯生きる。私は、そんな彼らが大好きで、心の底からとても美しいイキモノだと思う。『私も彼らのようなイキモノになりたい』※追伸:デザイン変えました。と言っても色だけですが…。桜餅色でつ。 早く春が来ることを祈りつつ…。気分だけでも。 皆さまの元にも、1秒でも早く、春が訪れますように願いを込めて★モノトーンの世界だったのに、最近「色」が付くようになった。良い傾向だと思う。…まだまだ一睡も出来ない夜はあるけれど。少しずつ、少しずつ。
Feb 17, 2006
ねたみ、そねみ。憎み、嫉妬、怨恨。怒り、仇、復讐心。とにかく、ムカつく。そんな、どろどろのこころをみとめ、だきしめてあげられたとき、ひとはかわるのだとおもう。つよくて、けだかき、いきものに。
Feb 16, 2006
明日で、営業Nサンがついに異動してしまいます。東京へ。遥かなる東京へ。外国の方が近いこの街(ドコだよ、ソコ!?)から見ると東京はまさに宇宙ステーション。そんな場所にNさんは行ってしまう。別に好きでもないし、反対に行き当たりバッタリ的なNさんに腹の底が煮えくり返る、そんな人だけど、いざ、いなくなると思ったらヤハリ寂しいし、不安。今、寝る間もないほど、Nさんの引継ぎをしている営業Kさん。若くてスナイダーズの1コ上で、(安易にスナイダーズは若いと主張。こういうヤツに限って若くない)バリバリ仕事熱心な信頼おける&話しやすい人だけど、もう、見てて可哀相。一杯一杯です。ふとKさんが握り締めてるボールペン見たらスナイダーズが失くしたボールペンでした…。Kさんが取ったのね!?席が隣同士なので、勝手にスナイダーズの筆記用具たちを使ってるのは知ってたけど。つうか、使いやすいようにペン立てをKさん側に置いてるのだけど。でも可哀相なので黙ってます。ボールペンごときでガタガタ言うのはコドモだっ!Kさん、思う存分ボールペン使って見積もりバンバン出してください…。こうして窮地にいる人を見るとその人の考え方とかが良く分かる。Kさんはホントにマジメな人だ。誠意を武器に営業やってる。営業なんて嘘、ハッタリが出来てナンボなんですが、Kサンはスポコン並みの誠意で信頼を勝ち取っている。だから、不器用だし、要領が悪い。似てるかも。と思った。誠意なんて1つもないけど、純粋に相手に理解して貰いたいと言う気持ちが同じだ。言い訳がましくても、きちんと理由を述べて、「それじゃあ仕方ないね」「人間だしね」とか言って貰いたい。うまいセリフが言えない不器用な人間なりの生き方、接し方。でも。仕事はそんなんじゃ、終わらない。そんな甘い考えじゃちっとも進まない。今日も1人てんやわんやしてるスナイダーズをネタにオバチャンとanegoはヒソヒソ話していた。「あのこは、ああいう子なのよ。そう開き直らないと」オバチャンの声。少し胸がえぐれた。「スナイダーズはそういう子だから」何度、言われてきた言葉だろう。ぼんやりしている私を見かねて姉が母にギャーギャー言っている。母が1言。ため息のように。「スナイダーズはああいう子なのよ…」何、勝手に理解しちゃってんの!?何、勝手に分かったつもりでいるの?それでも。私は、こういう子なんだ。そう言い聞かせながらも少し、切ない。でも。必死で真正面からぶつかるKさんの真剣な眼差しに、少し胸が詰まった。アナタもそういう人なんですね。これから。Nさんの担当が多かった私は、自動的にアナタとの関わりが多くなります。お互い、頼りなくて、若くて、ガムシャラに生きることしか脳がないけど…。一緒に頑張って行きましょうね。よろしくです。
Feb 16, 2006
しなやかに。たおやかに。奥ゆかしく、麗しい。 凛として、清々しい。健やかに、伸び伸びと。 かろやかで、はんなり。慈しみ、感謝する。そうやって。ひとのことばにまどわされずに、いきてゆく。
Feb 15, 2006
「所有したい」と思ったのは初めてだった。この前、頑張ってチョコのように苦くて甘いセリフを渡したのに、図々しくKはやって来た。「バレンタインデーでしょ?」ニコニコしながら靴を脱ぎ、纏わり付くミルを抱っこする。何もないよ?…ご飯ならあるけど?炊飯ジャーを開けて見せた。猫を膝に乗せて「ねこまんま」をかき込んでいるその男を、私は横目で見ながらコーヒーを啜った。「ごちそーさまっ!」料理がニガテな私にとって救いなのは、この男はどんな食べ物でもホントに美味しそうに食べるということだ。たとえソレが、ご飯にインスタントの味噌汁をぶっ掛けたものであっても…。「ちょっと寝る…。21時30分に起こして?」そう言いながらモソモソ布団に潜り込む。食べて寝て…。何しに来たんだ!?「んじゃあ。仕事、行って来る」玄関でくたびれたスニーカーを履きながらKは言った。「…行ってらっしゃい」ボンヤリ突っ立って私は言う。突如、眼を瞑って唇を突き出すので…。私は少し、考えた。背伸びして…唇と思わせて鼻の頭にキスをした。「ふみゅっ!?」Kは咄嗟に鼻を押さえて仰け反る。眼鏡がずれてマンガみたいだ。「行ってらっしゃい。気をつけてね」ニッコリ笑って手を振ってやった。腑に落ちない顔をしながらも、扉を開けて出て行く。いつ、気づくかな?冷たくなったコーヒーを飲みながら思う。足の裏の、私の名前に。短時間でも死んだようにグッスリ眠るあの男は、ちょっとやそっとじゃ起きない。目覚まし代わりにした罰だ。『あんたは私の所有物』布団からはみ出した右足の裏にマジックで名前を書いてやった。勿論、油性マジックだ。こんなにも立派に役目を果たしたのは初めてかも知れないな。満足げにクルリ、マジックを指で回した。
Feb 14, 2006
シンプルに生きたかっただけなのに、その思いが反対に複雑にさせてしまっていたことに気づいた。「きれいなお月様ですねぇ~」病院の前で医者はボソリと言った。「今日は満月なんじゃないんですか?」私も見上げながら言った。「普段はあまり気づかないのに、ふと見たら月って満月ですよね~。その瞬間、何だかどきりとします。ああ、もうまた満月だったんだって。月日が経つのは早いですよ」仕事帰りの電車から良く月は見ているので、私は黙っていた。「太陽も夏の日差しは容赦なくてウンザリするけど、気づけば冬の陽だまりが心底有難く感じたりしますよね~」「変わっているようで変わらなくて、でも確実に変わっている。同じ姿は二度とない。太陽も月も、そして人も…」二度と来ない昨日の自分。朝陽と共に目覚める新たな自分。そして今、こうして月を見上げている自分。どれがホントの自分?全てホントの自分だ。「私は良い方向に変われているのでしょうか?」少し不安になって尋ねてしまった。「それはあなた次第です。あなたが良いと思えればそれで良いんです」明日の自分を想像してみる。今日とほぼ変わりのない自分。それでもほんの少し違うのだ。変化がキライだった。穏やかに、静かに、地味に、同じように毎日を過ごすのが理想だ。それでも現実は容赦がなくて…。保とう保とうとすればするほど複雑に絡まっていく。『変化を受け入れる時なのかも知れない』マンションの非常階段を登りながら私は丸くて妙に明るい月に手を振った。明日の夜にはもう、満月ではない月と、変化を受け入れようとする自分が重なってみえた。
Feb 13, 2006
「モノ」でも「コトバ」でも、「タイド」でも「ヒョウジョウ」でも、「シグサ」でも、ありとあらゆる事を駆使しても、私はあなたに自分の気持ちを伝えきれません。このもどかしさを分かってくれますか?こんなにもどかしくて、歯がゆくて、いたたまれなくなるほど、私はあなたが好きなんです。いつも、いつも。私をエスコートしてくれる。エスカレーターは前に立たせる。席に着くのも私が席に座ってから。道を歩く時は、必ず車道側にさりげなく回る。突如、方向転換しても、慌てて私の後ろを回って車道側にゆく。重たい扉は必ず開けてくれる。私が通り抜けた後も必ず、後ろから来ていた人々がいないか振り返る。どんな場所で会っていても、自分の家とは正反対でも、必ず私が利用しているJR駅まで送ってくれる。いつもニコニコ私の話を聞いてくれる。愚痴でも、答えが出ない悩みでも。嬉しい報告でも、どうでも良い些細な話でも。私の問いには必ず、一呼吸置いて答えてくれる。ちゃんと考えて答えをくれる。私が傷つかないように。最初は、気を使わせてしまっているのかと思った。でも、そうじゃなかった。あなたは生まれつき、とても優しい人だっただけ。大地のように、何もかも受け止め、暖かい。そんな人なだけ。そんなあなたを、私は幾度、傷つけてきたのだろう。そして。そんなあなたに何度、優しく出来たのかな。あなたは私と出逢って幸せでしたか?「これ…」1年前と同じJR駅。休みの今日は、あの時よりも人が沢山、慌しく行きかっている。「なあに?」怪訝そうに眉をひそめ、それでも受け取る。小さな紙袋。大きなあなたの手。「私は、Kが好きです」涙が出そうになった。だから、声が震えた。アナウンスや、人ごみに声がかき消された。だからKは聞こえてないと思った。「うん。俺もスナイダーズが好き」ボソリと頭上から声がした。…聞こえてたんだ。「傍にいても良いですか?」Kの唇を見ながら言った。それが精一杯だった。唇は中々開かなかった。「初めて言われた…。スナイダーズに」ようやく開いた口から出たKの声は、少し掠れていて、いつもより低かった。「1年前の返事をようやく貰えた気がする」眼を見ない私の顔を、少し屈んで覗き込む。いつもの、何百回も見た、あなたの優しい眼。眼鏡の奥で光る、優しい眼。自分から、好きだと言う感情を伝えることが、こんなにもじれったいとは知らなかった。もっともっと、言いたいことがあるのに、「コトバ」として出てこない。どんな「ヒョウジョウ」をすれば良いのか分からない。歯がゆくてギリっと歯を噛んだ私の顔は、とてもむすくれた顔だろう。ああ。もっと素直に生きてくれば良かった。「少しずつ、少しずつで良いから…」そっと、大きな右手を私の頬に添えてあなたは言った。「俺の傍にいて?」『少しずつ、少しずつ…。あなたの前だけでも私は真っ直ぐでありたい』バレンタインデーと言う、チョコって言う、何とも頼りない「モノ」に頼ってしまった小さな勇気。それでも、これが私の最初の1歩。バレンタインデーは今週の火曜日。皆さん、ガンバ!!
Feb 12, 2006
この頃、1年前のことだと思っていたことが、実は2年前のことだった…。ってことが当たり前になっている私にとって、再会したその人とはつい、昨日も会ったような気がした。会話の端々に、ああ、5年も経ったんだなあ…。って思うところもあったけど、それでも、スラスラ話が出てきたこの5時間は、あっと言うまでした。「そんなに電話がニガテだとは思わなかったよ…」アナタは少し苦笑しながら言ったね。顔をまともに見ながら話す、話を聞くって言うのもニガテなくせに、電話はもっとニガテ。「チチ、キトク。シキュウレンラクサレタシ」まるで昔の電報並みに感じるケータイ電話。私は…。友達は全て、知り合いと親友に分別する。そして、知り合いには簡単に電話をかけられるくせに、親友は物凄く躊躇う。心のどこかで、いつもいつも繋がっているから、ワザワザ電話で話をするのは野暮だと思う。手紙やメールはする。とても沢山。でも電話はしない。声が聞きたいとは思うが、それ以上に、会いたくなってしまうのだ。闇の奥底でヒッソリしていた、その繋がっている糸が、ピンと張られてしまう。歯止めが利かなくなってしまう。心配させたくない。心配したくない。そして。そんな親友たちは、何年も何年も会わなくても、再会する度、その空白の時間を感じないのだ。つい、昨日も会ったやん。「確かに気持ちは分かるけど…。そんな大切な人なら尚更、ほんのたまにでも良いから電話をくれたらホントに嬉しいと思うよ」私もあなたの気持ちは良く分かります。「その、小さな勇気が持てた時、きっともっと変わると思うよ」会ったら…。泣いたり笑ったり、素直な自分を出せるのに、電話だとどうしても強がってしまう。そんな、天邪鬼な私でも変われるのかな…。「そんなスナイダーズには俺のケータイアドレスは教えない」アナタは意地悪そうに、そう言ったのに、結局は別れた後にケータイからメールをくれたね。でも、ごめんね。そのアドレスにはきっと、メールはしないよ。『変われると言ってくれたアナタのその言葉を、私は信じるから』体に気をつけて…。また会いましょう。
Feb 11, 2006
昨夜は会社の呑み会でした。薬を服用しているため、その副作用が気になってアルコールは1滴も飲まなかった。そんなシラフの状態で参加した呑み会。女って怖いな…。そう痛感した呑み会になってしまった。いい加減、私もブチ切れますよ?今夜は、薬を飲まなかったため、一睡も出来なかったけど、それでも少し眠ろう。今日は、大切な友人に会う日だから。伸びた髪をアップにして、姉から貰った明るいルージュをつけるために。そうして私はまた、自分に嘘をつく。
Feb 11, 2006
あなたには、「離れてしまったら自分の半身を失ってしまう」そんな人がいますか?そしてその相手が異性だったら、それは「恋」というものだと思いますか?人の影に隠れてしまう。言葉を発して人の眼に自分が映るのが嫌で、意見どころか言い訳すら出来ない。心を簡単に開けない。スナイダーズはこんな人間です。心は土砂降りなのに、笑ってる。そんな人間です。自分がどうしても納得いかなければ、とことん意見をぶつける。常に人の中心にいて、そしてその周りにいる人は皆、楽しそうにしている。正義感が強くて、そのくせ妙に気が利いて、さりげないフォローをしてあげられる。Sはこんな人間です。芯が強くて裏表がないくせに人を絶対傷つけない。そんな人間です。そんな対照的な2人です。太陽と月のように。それなのにいつも一緒にいました。気づけば隣にいるのはSだった。沢山の、チカラ、元気を私は貰った。沢山の、空、景色を見せてくれた。思春期の中学生の頃、一緒に登下校してるのを冷やかされて、少し空白の時間があったけど、それでもまた、気づけばいつのまにか傍にいた。幼馴染みってやつだと思うんです。でも。それ以上のモノがあるとも思う。世間一般の幼馴染みというものがどういうものか分からないのですが、多分、似たようなもんだと思う。どうでも良い、ホントに些細な共通の時間。ほんの瞬きほどで、次の瞬間には忘れてしまう、そんな共通の時間。でも。その1秒1秒が積み重なったある日、私は気づく。ああ、もう、この人とは離れることが出来ないんだと。でもこれは決して「恋」ではないんです。「愛」なんです。多分、この人を異性として見、そして恋心が芽生え、そして相手もそうだとしたら、こんなに楽な恋愛ってないと思う。でも人間はホントにややこしくて、厄介なイキモノで、私はSのことを異性として見る事は出来なくて…。離れようとした。リセットしようとした。そして、やっと気づいた。もう、離れることが出来ないんだと。だって、Sは私の半身になっていたから。無理やり引き剥がそうとすれば私の心と体の半分が無くなってしまうのです。太陽の光によって、月はひっそり輝くことができる。当たり前のことがこんなにも恐ろしいことだとは知らなかった。積み重なった共通の時間がこんなことになるなんて知らなかった。「オマエも俺の半身だ」そう言ってくれたSの言葉だけが救いです。「あんたたち、いつも一緒にいて、一緒にいるのが当たり前で、付き合ってんの?」友達にそう聞かれたこともある。でもそんなんじゃないんです。それ以上の感情。自分自身のような存在。今は全く違う街で暮らしている。そしてきっといつか、それぞれ結婚して、家族を持って、そして老いて死んでいくのだと思う。でも。もし、来世があったとしたら…。間違いなく再び出会い、そして傍にいるのだと思う。欠けた半身を求めるように。あなたにはそんな人、いますか?
Feb 10, 2006
「長い手紙をありがとう」嫌味ったらしくSは言った。「…あのさあ、今更オマエと縁が切れる訳がないでしょう?」長い、長い電話になった。持ち主の私と同様、どんくさい私のレトロ携帯が途中で殉職し、慌てて充電しながらまた話した。「前から聞きたかったんだけど…」こうなりゃ私も言いたいこと言わせてもらう。「どうして私なんかの相手をしてんの?何もメリットなんてないですけど。10年以上見てきて分かってんじゃないの?もう、これ以上、何も出てこないよ?」「それじゃあ、オマエはこの10年をなかったことにできるのか?」昨日のオバチャンの言葉が思い出される。「私はスナイダーズに会う運命だったのよ」10年以上。私はとんでもないことをしてしまった気がした。「Sは私に出会って良かったと思えますか?」「殺すぞ…。当たり前だろ?何、言ってんだ、バカ!」小学生の頃、転校生の私の、1番最初の友達になってくれた。中学生の頃、慣れない新品の学生服がブカブカだったくせに、卒業する頃にはチンチクリンになるくらい背が伸びたあなたが別人に見えた。高校生の頃、お昼の売店で一緒になったあなたと、焼きそばパンを奪い合った。この街を出る私を、自転車で送ってくれた。夢のような、何も心配なんてなかったあの頃、生きることがこんなにも大変だなんて思いもしなかったあの頃。テストが悩みの種くらいだったあの頃。一緒にいた。隣を見れば、いつもあなたがいた。ぼんやりして、何を考えてるのか分からないと良く言われて、役に立たないと職場のオバチャンにぼやかれて、「何か、すみませんばっか言ってんね」と営業にも苦笑されるような私の傍にいつもいた。いてくれた。「スナイダーズは、俺にとっても俺の半身なんだよ。オマエはいつも自分を卑下するけど、オマエはオマエが思っている以上に良いんだよ」涙がポロリ、零れた。「だから無理やりいつも傍にいた。傍にいたかったんだよ。半身だって言ってくれて嬉しかったよ」『明日もきっと、頑張れる。こんなにも強くて暖かくて大きい半身が私にはあるから』
Feb 9, 2006
みみをすますきのうのあまだれにみみをすます 谷川俊太郎(みみをすます)仕事内容も、勿論、性格も全く違うから仕方ないのだけど、同じ職場の、同じ女として私が1番、どんくさい。その事実がたまらなく悔しくて、悲しくて、気づけばセンセイの元にいた。「毎日毎日、必死で、それこそ全速力で駆け抜けるように、事実、ホントに息を切らして仕事をしてるのに、ちっとも早くならないんです」うな垂れる私にセンセイは言った。「耳をすましてみてください」え!?っと言った私に、センセイはニッコリ微笑む。「眼を閉じて、耳をすましてください」センセイ自身が眼を瞑る。仕方がないので私も眼を閉じた。カチコチ…時計の音。ブ~ンと言う何かの機械の音。受付や看護士サンの声。「何が聞こえますか?」気づけばセンセイは眼を開けて私を見ていた。恥ずかしくなって下を向く。「その音は、眼を閉じる前は聞こえていましたか?」ふるふる頭を振る私にセンセイは微笑む。『スナイダーズさんの速度でOKなんですよ』(ひとつのおとにひとつのこえにみみをすますことがもうひとつのおとにもうひとつのこえにみみをふさぐことにならないように)
Feb 9, 2006
「4○年後に、私はスナイダーズに会う運命だったんよ」オバチャンの何気ないその1言に、ちょっとドキリとした。運命には所詮、逆らえないものなのか!?私は何度も私をやり直したとしてもヤハリ、私なのか!?スナイダーズは物凄い「雨人間」です。世の中には「晴れ人間」と「雨人間」が存在します。するのです。例えば…。歩いていると夕立や通り雨に会うのに、慌てて家や何処かに駆け込むとピタッと上がる。ココ1番ってな日は雨が多い。洗濯をすると雨…etc…雨、キライなんだけど。これはきっとどんなに足掻いても変えられない運命、いや、宿命と言った方が良いかも知れない。だから、雨人間にスッカリ慣れてしまった今は、反対に楽しむようにしてる。でも。例えば…。こっちの道じゃなくて、あっちの道を歩いていたら全く違う運命になってたかも知れないと言うのはどうだろう?でも、それでも私はオバチャンに出会う運命だったと言う事なのか!?「人はね、生まれた瞬間に、ぎゅっと握っていた掌をパッと開くのね。その時、運命が風船のようにパァーッと放たれるの。それを1つ1つ、集めてゆくのがその人の人生になるってワケ。どんなにクネクネ、ジグザグに歩いても所詮、その風船を拾うのは同じだから…」結局は、ド○ゴ○ボ○ル(別に伏せる必要なし!つうか伏せられてないしっ!!)のように人は自分の散らばった運命を探し、拾い集めるってワケね。そして、私のその運命の1つが「オバチャンに会う」だったワケね。つうか、気になるのは私に出会ってしまう運命だったオバチャンのその運命は、オバチャンにとって、ラッキーまたはプラスになれたのだろうか。そんな不安が押しかかる。だから。その道のりを楽しめるようになりたい。運命の風船を見つけた時、どう思えるのか?それが大事ってことでしょう?精一杯真剣に。そして素敵に歩けたのなら、相手に申し訳ない。なんて不安がらずに済むのではないのか…?ドキリとしたのは…。自分に自信がないからだ。だから、私は…。ふと見上げれば粉雪がチラチラ降っていた。とても静かな夜。傘を持たない私に深々降り積もる。雨人間の宿命だ。それでも私は顔を上げる。まつげに付いた雪。視界が少し曇る。それでも世界は美しい。それでも明日はきっとバラ色だ。それでも私は…。『少しでも、ほんの一粒でも、すぐにカタチが消えてしまうほどの、そんな頼りないものでも、今はそんなんでも、自分を抱きしめてあげる勇気が欲しい』明日も皆さまにとって、素敵な1日になりますように。
Feb 8, 2006
絵を描いた。小学生の時みたいに水彩絵の具を持ち出して、カチャカチャバシャバシャ筆を濡らす。画用紙に溶ける色。すーっと。思いつくまま感じるままに。何枚も何枚も。気づいたら、見たこともない花畑に囲まれていた。辺りに散らばった1つを取り上げて、小さな四葉のクローバーをコッソリ書き込んで…。白い壁にそれらをペタペタ貼って、満足げにクルリ見渡す。『早くホントの春がくればいいのに』凍えるほど寒い夜。梅昆布茶を飲みながらそう思った。想像して。『あなたの春は何色ですか?』
Feb 7, 2006
苦い、ヘンな味がする漢方薬を飲みながら手紙を書いた。長い手紙になった。読み返して、まあまあかなと思って丁寧に、柄にもなく几帳面に折りたたんで真っ白な封筒に入れた。住所は覚えている。名前も勿論、知っている。明日出せば明後日には着く。あなたの誕生日だ。何事かときっとあなたは眉を潜めるだろう。その顔が目に浮ぶ。そんなこと考えてたら胸が苦しくなって、「様」の字が滲んでしまった。宿題の天体観測を終えて戻って来た私たちに、熱いココアを渡しながら父は言った。「スナイダーズはカノープスって知ってる?」父の問いに私は首を振った。「地上すれすれにあってね、日本ではあまり見られないんだ。この星を見れたら幸運だから長生きできるって。だから老人星とも言うんだよ」「あっはっは~。スナイダーズのことだな」あなたはそう言って笑った。「カノープスって水先案内人って言う意味もあるって聞いたことがあるんだけど」父は軽く、あなたの頭を小突きながら続ける。「航海で目印にされてたのかな?あんまり見えない星なのにね。あ、でも水平線ギリギリにあるから分かりやすかったのかな?」あなたはいつも私の水先案内人でした。ありがとう。いつもいつも、迷ったときには必ず光って道を示してくれました。ありがとう。「しっかり掴まってろよ!」そう叫ぶと、突然立ち漕ぎして坂を登ったあの自転車は、今はもうないけど、あなたの背中の温もりは覚えてます。あなたは私の半身でした。『お誕生日、おめでとう。あなたに会えて本当に良かった。 あなたの1年がどんな星よりも輝くことを祈ってます』
Feb 6, 2006
「ヒヤシンスの水栽培を始めたんです」医者は今回、こう切り出した。「スナイダーズさんの植物のお話に影響されて…」そう言いながら、いそいそとヒヤシンスを抱えてきた。コトンと私の前に置かれたヒヤシンス。まだまだ球根の状態で、恥ずかしそうに水栽培用のカップの上に乗っていた。「何色の花が咲くと思いますか?」医者の質問に私は顎に手を当てて考えるフリをする。答えは決まっている。「センセイの望む色が咲きますよ」私の答えに医者は軽く眼鏡を持ち上げた。それは楽しみです。状況は何も変わっておらず、私自身も未だに情緒不安定だ。薬はこのまま続けることになったが少し減らし、代わりに新たな漢方薬が加わった。「匂いが少しキツイですが、こっちの方がスナイダーズさんに合ってると思うんです」サラサラ、カルテを書きながら医者は言う。「スナイダーズさんは何となく…。『自然な人』だから」医者がそんな曖昧なことを言って良いものなのか…?とりあえず突っ込まず黙っていたけど。「錠剤より体が温まりますよ。煮詰めるの、面倒だと思いますが寝る前だけで良いので…」はあ。曖昧に返事をする。さて。医者はクルリと椅子を回すと私に向き直った。「最近、何か楽しいこと、嬉しいと感じたことはありますか?」私は再び顎に手をやり考えるフリをする。「こうしてセンセイにお話を聞いて貰えるのが嬉しいです」ふっと医者は笑った。「友達の何気ない一言が嬉しいです。久々に見た雪が嬉しかったです。その雪が朝には消えていて、その日の夕方には息を飲むほど綺麗な夕日が見れたのが嬉しかったです」「やはりアナタは『自然な人』だ」医者はニッコリ笑った。「私もスナイダーズさんの話を聞けるのが嬉しいです。忘れていたものを思い出せる気がするから。…医者なんてつまらない仕事です」患者にそんなこと言って良いんですか?私の声に医者は慌てて眼鏡を持ち上げた。「寒いですねえ」白衣のポケットに手を突っ込んで医者は肩を竦めた。「あ、雨、上がったんですね~」今日も最後の患者になった私を玄関まで送ってくれた医者は夜空をキョロキョロ見上げた。「暦の上では春なのにまだまだ寒いです。センセイも体には気をつけてくださいね?」はい。医者は素直に返事をした。「お気をつけて。何かありましたらいつでも。私は此処にいますから」軽く頭を下げて私は病院を後にした。今日、凄く嫌なことがあった。こんなドロドロ、タールのような感情は久々で、一瞬目の前が真っ暗になった。そんな自分が嫌で拒否反応を示したのだ。それでも今、私は笑っている。少しは、私は…。『しなやかに、かろやかに、たゆまなく強く。そんな自然な人になりたい』
Feb 6, 2006
もうすぐバレンタインデーです。あまりイベント事には関心が無い私ですが、昨年はちょっとしたイベントだったので今年は少し、気にしてしまう。「この植物、何かキモくない?」ついこの前、我が家にやって来た新人の「カランコエ」を見ながらKは言った。確かにキモい。植物と言うより、むしろ天才とバカ紙一重のアーティストが気まぐれに作ったオブジェみたいだ。一般的にお店に出回るものと品種が違うので益々そう感じる。「安心して眠れないよ」そう言いながらも、死んだように寝ている。そのムカつくほど幸せそうな寝顔を見ながらPC開いてマス。「好きになったので傍にいても良いですか?」沢山の人が行きかうJR駅でKは言った。1年前の2月14日。一緒に食事をした帰りに、鞄の中にあった、会社の男性に配った残り物のチョコを思い出して手渡した直後のことだった。「…男が告白をする日だったっけ?」私は聞いた。「…多分」頬を少しピンク色にしながらKは答えた。違うだよっ!今年のバレンタインデーは私が告白をしてあげる。『私はアナタが好きです。傍にいても良いですか?』ふにっとヘンな声がしたので振り返ると、珍しくKが寝言を言っていた。どんな夢、見てんの!?何だかムカついたので鼻をつまんだら眉をしかめた。そんなバカな時間が、とても柔らかくて優しくて、大好きなホットチョコを飲んでいるみたいです。
Feb 5, 2006
「強くなっていってんだね」友達は穏やかな優しい声で、そう言った。ずっと、ず~っと、私を見てきてくれた友人に会ってきました。友達の住んでいる場所は、私の住む街から電車で約1時間。しばしば簡単には会えないけど、それでも友達はずっと、私を見てきてくれた。私の二重になった瞳を覗き込まれて、思わず私は眼を逸らした。伸びた髪で隠していたつもりなのに、彼女は目敏い。「ちょっとね、ストレスに負けちゃったみたいでね…」しどろもどろに言い訳をしながら、自分でも何を言ってんのか分からなくなった。眼が、コンプレックスだ。「スナイダーズさんの眼って大きいねえ」anegoがしみじみと言った。「スナイダーズさんって地味~な人かと思ったら、意外に派手顔で驚いたよ」anegoは当社に勤務する前、お得意先に勤務していた。だからたまたま取った電話で話をしたことがある。確かに、私の声は恐ろしい程地味だ。弊社の時間外留守電のメッセージを聞けば、嫌でも思い知らされる。だって、私の声だから。「うわっ!暗っ!!」元々あまり高くないし、少しハスキー。そんな声しか知らない人間には、私の姿はちょっとギャップを受けるらしい。根っからの地味人間なのに、声にもそれがちゃんと現れてんのに、それでもこの眼のせいで勘違いされる。そんな眼が大嫌いだ。最近、瞼の腫れで二重が定着してしまったこの眼は、益々キライだ。眼の言い訳と共に、ポツリポツリ近状報告をした私に、彼女は言った。「強くなったね」何処が!?こんな情けない泣き言しか言ってないのに。一昨年の冬、一緒に病院へ行こうと言ってくれた。でも、何とか行かずに済んだ。でも、今年の冬は1人で行ってる。そんな、反対に弱くなった私なのに。「コレ、目立つかなあ」もじもじ、前髪を撫で付けながら恐る恐る尋ねれば、「う~ん。どうしたのかなあって少し驚いたけど大丈夫。それに…」「スナイダーズが強くなったっていう証だよ、ソレ」先のことなんて何1つ、分からない。一生、一重だと疑わなかった私の両目は、二重になった。離れ離れになって、もう二度と会わないだろうと思っていた友人から、突然、連絡が来た。夜が眠れない。なんて悩むことはないと思っていた。朝が来るのが怖い。なんて感じることはないと思っていた。「気になってたんだ。アンタは良く泣くから」友達はそう言って笑った。「でも、強くなってってんだね。私も頑張らなくちゃ!」この友人に会ったあと、私は必ず買い物をする。デパートのショッピングではない。スーパーの買い物だ。駅に降り立った私は、真っ直ぐホームセンターに行った。小さな素焼きの鉢を1つ、買った。彼女と過ごす時間は、まるで夢のような時間。あまりにも非現実。「68円です」こんな駄菓子以下の買い物が、私には必要なのだ。残酷な現実で、明日も再び私を演じるために。中身と外見のギャップに戸惑いながらも、それでも1個の「私」を生きるために。『強くなれてんのは、アナタがいつも、私の背中を見てくれてるからです』
Feb 4, 2006
外に出たら、雪がしんしんと降っていた。真っ暗な空から、真っ白な綿雪が、次から次へ絶え間なく。まるで、この世界に不調和な私を覆い隠すかのように。『神、そらに知ろしめす。すべて世はこともなし』今日も皆さまにとって思い出深い、素敵な1日になりますように。
Feb 3, 2006
『何となく今日は気分が良かった』何かあったワケでもない。むしろ良いことなんてカケラもなく、職場は相変わらずの荒れ放題。皆の不安はピークだし、私も頭の血管がズキズキ痛む。客も相変わらず飄々と、人間の言葉とは思えない要求を押し付けてくる。…神様じゃないんだけど。それでも、何だか気分が良かった。「何だか図太くなったねえ」神様で思い出したけど、工場の心臓にあたる工程の神様が、今日、そう言った。申し訳ないように、いつもオドオド挙動不審な私の声が今日は違ったらしい。「生き残るために。ですかね」ヌケヌケと私もそんなこと言う。神様は電話口で苦笑いした。「何、これ?かくれんぼ?」Kが息を切らしながら言った。私のマンションの、最上階の非常階段。その先は屋上で立ち入り禁止になっている。私はその階段に座ってボンヤリ空を見上げていた。切り取られた夜空には朧月が1つ。星はない。「そう」私は短く答える。別にそんなつもりは全く無かったけど。「ヨッコイショ」Kが階段に腰掛ける。幅が狭いのでギュウギュウだ。「あ、朧月」買ってきたコンビニの袋をガサゴソさせて野菜ジュースを取り出すと、Kはチューっと吸った。なんでこの寒いのに紙パックの野菜ジュース?「飲む?」もう1つ出てきた。最初から飲ませるつもりだったのか!?一緒に野菜ジュースをチューっと飲みながら月見をした。「とりあえず…」突然声を発した私をKは見る。眼鏡がキラリと光り、あの医者を思い出した。「あきらめないことにした」「そうだね」Kはニッコリ笑って答えてくれた。色々あるけど…。『それでも、あきらめないことにする』
Feb 2, 2006
全くの偶然なのですが、このブログ上で、このトンチンカン人間にロックオン(リンク)されてる大切な方お二人がお誕生日とのことです。微妙に日にちは違いますが、ちょっと軽く驚きました。ちなみに…。私の半身のような存在である友人も、このご近所がお誕生日だったりします。真冬はキライ。昔、とても辛いことがあったから。それがトラウマになって、一層寒さが身に染みる。夏だったら何てことなく越せることが、冬は必死にガムシャラにならないと越せない。春が夢のように感じる。だから私は、秋に春咲き球根を植えるのかも知れない。夢じゃないんだって実感するために。少し脱線してしまいました。いつもいつも、自分のことばかりのウダウダヘタレ日記だけど、今日はお誕生日のお二人へ心を込めて書きたい。『あなたの知らないところに色々な人生がある。 あなたの人生がかけがいのないように あなたの知らない人生もまたかけがいがない 人を愛するということは 知らない人生を知るということだ』 「人生の地図」より。素直に凄い言葉だなあと思う。言葉ってホント怖い。鋭利な刃物のように時には人を傷つけ、そして時には人を絶望の底から救う光となる。そんな、とんでもなく恐ろしい「言葉」が怖くて怖くて仕方が無かった。「言葉は嘘をつくためにある」そう思って生きてきた。そんな風に言葉を利用してきた。そんなひねくれ人間に出会ってしまった貴方に私は本当にすまないと思った。何度も何度もこのブログを止めようと思ってた。でも、貴方たちの「言葉」が本当に素敵で…。そんな貴方たちに出会えたことを無かったことにしたくなくて…。本当に自分勝手な人間です、私は。時には落ち込んだ言葉。時には喜びに溢れた言葉。そして愛に満ちた言葉。そんな、沢山の眩しいくらい美しい言葉に私は何度も何度も救われました。どんな有名な文章よりも、どんな名文句よりも、どんなベストセラーの本よりも、貴方のその時感じた気持ちを表したその「言葉」が私の心に響きました。真冬はキライ。それは今年も一緒。特に今年は初っ端からつまずいて薬とカウンセリングに頼る毎日です。それでも私は足掻いてます。涙を零しても、声が震えても、それでも歩いてます。だって、今日も貴方が其処にいるんですもの。貴方の声も、体温も、ホントに何も知らないけど、それでも貴方の「言葉」は私の背中を押してくれてます。私もいつか…。貴方が歩きつかれ立ち止まった場所で、一緒に熱いお茶を飲みながら、おしんこでも齧りながら、馬鹿なたわいない話をしながら、そして貴方を見送れたらと願ってます。お誕生日、おめでとうございます。笑顔が多い、素敵な1年になりますように★貴方の、貴方だけの花が満開に咲くその日を楽しみにしてます。
Feb 1, 2006
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