今が生死

今が生死

2014.02.03
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カテゴリ: 生き方
今朝鏡をみたら、眉毛だけでなくまつげも白かった。薄くなった髪は染めているが実際は真っ白だ。我ながら随分年寄りなのだなと思った。

でも耳は聞こえるしメガネをかけなくても新聞は読める。日曜以外の曜日は全て働いているし、日曜日も時には当直で昼夜寝ないで勤務して月曜日も続けて勤務する。ピアノを習い、国境なき医師団に入ってアフリカに行く夢を叶えるために英会話の勉強もしている。時には恋もする。

今日自分の姿を鏡でみて、自分の意識と実際の自分の姿がいかにかけ離れているかを見て愕然とした。自分はいい気で恋をして理想を求めていたが、外からみたら滑稽で化物のように見られていたのではないかと思った。

しかしこれは老人とはこういうものという固定観念からでた考えだと思った。眉毛が薄くて真っ白でまつげも白くなってきた。額は禿げ上がり僅かに残った頭髪は真っ白になってきた。それは老人以外の何者でもない。その老人が恋をしたり理想を求めたりガリガリと勉強したりする。それはとんでもないことでキチガイではないかとみなすのは老人は老人らしく、若者は若者らしくあらねばならぬという固定観念に支配されているからではないかと思えた。

若者が若者らしく恋をして理想に燃えるのは勿論いい。しかし白髪ばかりになってしまった老人がそれをしてはいけないという決まりはない。

年齢を重ねると白髪が増え、シワが増え、腰が曲がってくるが、それは自然の成り行きでどうすることもできない。でも心は自由である。心に白髪が生えたとは聞いたことがない。

たとえ体に老化が進んでも心も一緒に老化する必要はない。他人から化物だ、キチガイだと言われてもいい。心は若さのままで行きたいと思う。





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Last updated  2014.02.04 19:58:49
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