
1昨年10月7日パレスチナのハマスが突然イスラエルを攻撃して1200人の死者を出し、251人が人質として連れ去られた。その際性的暴行もあったとされている。これに怒ったイスラエルはガザ地区に対して一般人も巻き込んで総攻撃を開始して2年近く未だに攻撃の手を休めず砲撃や飢餓で6万人が死亡したとされている。国際世論はイスラエルの無慈悲で野蛮な血も涙もない攻撃に怒り、イスラエルのネタニヤフ首相は人間の心がない鬼だと言われている。その裏にはいつまでたっても人質全員釈放しないハマスの策略が関係している面もある。ハマスはイスラム原理主義者集団でガザ地区を中心に活動していてイスラエルに対して武力抗争を挑み、一般民衆が巻き込まれて死傷や飢餓に苦しめられている面がある。
2000年前、紀元70年ローマ帝国によってエルサレムが占領され、そこに住んでいたユダヤ人は世界各国に散り散りになり、迫害を受けてきた。その最大のものは第2次世界大戦時のホロコーストでナチスドイツによる毒ガスなどによって600万人が殺された。戦後1948年、全世界はユダヤ人に対してお詫びと償いをすべきだとして、国連で現在の地にイスラエル建国を承認した。しかしそのうちガザ地区、ヨルダン川西岸、東エルサレムはパレスチナ人が多く住んでおり、同地区を暫定自治区とすると決められた。しかしこの地域にイスラエルが法律を犯して入植して家を建てたりして争いが絶えなかった。そして1993年オスロで話し合いが持たれ、パレスチナ暫定自治区とイスラエルは双方を尊重しあい共存していくことで合意した。しかしその後もイスラエルが同地区を攻撃してイスラエルの領土を広げようとして争いは続いていて、2023年10月7日ハマスがイスラエルを攻撃したのを発端に悲惨な戦争が続いている。
オスロ合意があるのだから、パレスチナ国を認めるべきだと国連加盟国193国の内144国は承認しているが、主要7か国ではどの国も承認していなかった。しかし今度、フランスのマクロン大統領がアメリカのトランプ大統領が怒りまくると知りながら7か国の中で初めて承認した。イスラエル擁護の大国アメリカがパレスチナ国を認めないので日本も認めていない。アメリカはイスラエルの残虐行為を止めるように言っているが、パレスチナの国家建設を認めていない。これでは永久平和は得られない。日本はいつもアメリカの言いなりできた。この際、毅然と立ち上がり、マクロンさんのフランスと共に中東の平和の為に誠心誠意努力すべきだと思う。
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