今が生死

今が生死

2025.11.21
XML
カテゴリ: 読書

インパチェンス

今、高市総理の答弁をめぐって中国があらゆる圧力をかけてきている。安保条約の中で締結国が危険にさらされた場合に自衛権を発動することが出来る基準は例えば台湾が戦艦などで軍事攻撃された場合などと具体的に言ったことが大きな反発を買ったのだと思われる。
日本は永久に戦争を放棄し、自衛のため以外に軍備は持たないと憲法に規定されている。しかし現実には自衛隊があり、有事のための訓練を行っているが、これは軍隊ではない。高市総理や維新は憲法改正して自衛のための軍隊を持てるようにすべきだと考えている。軍事予算を増やして兵力を強くし、他国に攻め込まれないように軍事力を強化するために、武力を一切放棄すると定めた憲法9条を改定すべきだとしている。
私は折に触れて50年前に出版された池田大作氏とトインビー氏の「21世紀への対話」を読んでいる。
この問題について池田氏は「自衛のために再軍備をすべきだと主張している人は、日本を除けば世界のどの国も軍隊を持っており、国を守るために軍隊を持つことは独立国として当然だとしているが、あらゆる国が他国からの侵略を前提にして武力を強化しており、その結果、人類の生存を脅かす戦争の危険が充満しています。私はこの現実をみて戦力の一切を放棄して平和を愛する諸国民の公正と信義に託した日本国憲法の精神に心から誇りを持ち、それを守り抜きたいと思いますがトインビー博士はいかがお考えでしょうか」と質問した。それに対してトインビー氏は「もし日本が現行憲法の第9条を破棄するなら、いやさらに悪いことだが、破棄せずにそれに違反することがあればそれは日本にとって破局的失敗になるでしょう」と述べていた。また氏は、「日本は世界全体の経済生活にあまりにも重要な役割を果たしてきています。日本は他の諸国に対して強者であっても弱者であってもならず、あくまで平等の立場に立たなければなりません。もはや日本が第二次世界大戦前の様な孤立化することは決してないと思います。ただし日本を含むあらゆる国の国民は他国民に十分な配慮を図っていかなけばならないと私は考えます」
流石に世界の英知の言葉は素晴らしいと思いました。綺麗事を言っても現実は違うのだとの反論があるかも知れませんが、私はお二人のお考えに全く賛同し、その気持ちで諸国の民のことを思いやり、付き合っていきたいと思いました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2025.11.21 21:47:15
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: