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《 8 》 美姫ちゃんと坂巻深雪ちゃんが、PC等に関する体験談で盛り上がり、そして話は剣持主任へ。「美姫さんも妖精になってから、パソコンや携帯電話には、苦労されたんじゃないですか?」との坂巻深雪ちゃんの発言から、妖精同士の二人は、しばしその話で盛り上がる。「やはりそんな状況を変えたいと思われたのが、今回、『妖精用電波ガード1号・まもるくん』を開発されたきっかけなんでしょうか?」と、今度は剣持主任に話を振る坂巻深雪ちゃん。そして剣持主任から開発の動機とかを聞き出す。 剣持主任は、「それよりも、私が天才だからだ」と、言い出す。剣持主任は、妖精がコンピューターに弱いことを考えている時に、突然インスピレーションがやってきたのだと主張する。 本当は詩衣那さんが妖精に召喚されたからなのだが、それを言うほど素直な性格では無いのが剣持主任なのだった。 もっともそのことを詩衣那さんからこっそりと美姫ちゃんは聞いていたので、剣持主任の意図された壊れっぷりを見ながら、ニヤニヤと笑顔を浮かべるのだった。《 9 》 ノートパソコンと、【まもるくん】が運ばれてくる。 「……なるほど。では、いよいよ機械を動かしてみましょう。美姫さん、お願いします」という坂巻深雪ちゃんの言葉を合図に、【妖精用電波ガード号・まもるくん】がセットされているノートパソコンが運ばれてくる。「じゃあお願いします」と言うなり、羽ばたきその場から離れる坂牧深雪ちゃん。どうやら完全には信頼していないのであろうか? 「心配しなくても大丈夫ですよ~」と、苦笑いをする美姫ちゃん。 とりあえず電源を入れるところから。最初の起動段階において、ごくわずかの時間、気分が悪くなるが、せいぜいエレベーターに乗って動き出した時の不快感を数倍にした程度であり、気絶するほどではないが、それすら坂牧深雪ちゃんには恐怖なのだ。すぐに慣れますよと美姫ちゃん。《 10 》 起動したパソコンを使ってみる。 ノートパソコンのマウスポインタやキーボードを足で操作する美姫ちゃん。既に研究所で特訓したので、その足さばきはまるで踊りを見ているよう。完全なブラインドキック(?)である。着ているスーツの雰囲気もあいまって、かわいいというよりも、どこか格好良い。文字通り宙を舞うことが出来る羽を持った妖精にしか出来ない技である。 というわけで美姫ちゃんはワープロソフトを使って文章を打ったりブラウザソフトを使ったりして、色々とパソコンを操作して見せる。《 11 》 坂牧深雪ちゃんも、ノートパソコンの側にやってくる。「大丈夫ですよね?」と、恐る恐るノートパソコンの側にやってくる坂牧深雪ちゃん。やや腰が退けている。そしてようやく、ノートパソコンの上に立つようにして飛んで浮いている美姫ちゃんの横にやってくる。「もしもこの瞬間に、【まもるくん】が故障したらどうなるんですか? そんなことはないんですか?」と、坂牧深雪ちゃん。技術的なことは剣持さんに聞いてみないと……。と、話をふる美姫ちゃん。 それに対して剣持主任は、「常時【まもるくん】の状態を監視しているチップが組み込まれており、パソコンの電源と連動しているから、【まもるくん】が故障した瞬間にパソコンの電源が切れるようになっている」と、説明する。 見てみると、ノートパソコンの電源コードは、【まもるくん】にさしこまれており、そこから電気を取るようになっている。感心する深町深雪ちゃん。《 12 》 【まもるくん】の電源を落としてみる実験 ものは試しと、【まもるくん】の電源を落としてみる実験を、打ち合わせを無視して行うことを、剣持主任が主張。深町深雪ちゃんや美姫ちゃんの返事を待たずに、【まもる君】の電源スイッチをオフにする。 とたんに気分が悪くなり、気絶してしまう美姫ちゃん。ちなみに深町深雪ちゃんは危険を察知して既に安全圏へと飛んで逃げている。 美姫ちゃんの意識が戻った時、剣持主任は深町深雪ちゃんに怒られていた。「そういえば、ノートパソコンにはバッテリーが内臓されていたな。うむ、うっかりしていた」 それを聞き、「うっかりしないでください」と怒る美姫ちゃん。「大丈夫! 市販前に問題点が見つかってよかった」と、剣持主任。 というわけで、ノートパソコンの内臓電池を抜いてから、再起動させる剣持主任。 それはそうとはたして今のやりとりや状況は、放送されるのだろうか?《 13 》 開発の状況を話す。「すごい機械が発明されたものですね。いったいどういう仕組みなんですか?」と、坂牧深雪ちゃん。「それは企業秘密」と、剣持主任。「まあしかし原理くらいは……」ということで、簡単な解説をする。「その開発に、美姫さんが協力したわけですね」と、坂牧深雪ちゃん。「ええ、そうなんです」と、本当は違うのだが、詩衣那さんがやったことを美姫ちゃんがやったことにして、その状況を話す。 そしてその為のスーツであるという話から、美姫ちゃんのスタイルの話になり、人間だった時はどんな感じだったんですか? という質問になる。美姫ちゃんは自分が元は人間の男の子だったことを隠しておきたいので、言葉をはぐらかすが、坂牧深雪ちゃんは何とか美姫ちゃんのことを聞きだそうとする。 美姫ちゃんが口を割りそうになる直前、剣持主任が、「プライバシーだから」ということで、拒否。《 14 》 この装置が妖精社会等に与える可能性 【妖精用電波ガード1号・まもるくん】が、妖精社会に与える影響をどのように予想するか? という話になり、「妖精社会どころか、人間社会に大きな影響があると思いますよ」と、剣持主任。「そんなにも?」と、疑問を浮かべる坂巻深雪ちゃん。「実は……」と、【まもるくん】を発展させた妖精の魔法を強化増幅する機械の開発をしていることに関して、口を滑らせかける剣持主任。気づいて止めに入る美姫ちゃん。詩衣那さんに剣持主任は自慢できる場面がくると抑制が効かなくなると注意を受けていたのだ。《 15 》 最後は、視聴者プレゼント。【妖精用電波ガード1号・まもるくん】が対象となる。「う~ん、何か秘密があるみたいですね。ちょっとだけでも教えてくれませんか?」と、坂牧深雪ちゃん。しかし美姫ちゃんと剣持主任は口を割らない。結局、情報提供は出来ないけど、代わりに視聴者プレゼントとして、【妖精用電波ガード1号・まもるくん】を5台、視聴者の方にプレゼントということになった。 もっとも、最初からプレゼントは用意してあったので、ある意味このやりとりはやらせである。「もう一声!」と、坂牧深雪ちゃん。けっこうノリが良い? なんやかやとあり、応募先はこちら♪ と、フリップがでてくる。 そして、最後の挨拶が済み、収録は終了。お疲れさまの声が響く。「終わった~」と、脱力する美姫ちゃん。《 16 》 夏休み最終日。喫茶、瀬里香にてバイトをする美姫ちゃん。研究所に行くのは、次の実験の準備の関係で、もう少し先になるのだ。注目を惹くのは、店内に置かれた1台のパソコン。もちろん【妖精用電波ガード・まもるくん】が実装されていて、パソコンや携帯電話等に関する妖精に対する悪影響は排除されている。 そしてそこには妹の珠美香と、その友達の早苗ちゃんと江梨子ちゃんがいて、3人は夏休みの宿題を片付けている。 3人娘は宿題を教えあっているのだが、その見返りとして、宿題を見せてもらった者は宿題を見せてくれた人に対して、何かをおごるというルール。その度に美姫ちゃんは3人娘の席に呼ばれて注文を受ける。どんどんと積み上げられるパフェやジュースの山。まったく何をやってるんだか? と、呆れる美姫ちゃん。《 17 》 そこにやってくる妖精のカップル。応対する美姫ちゃん。カップルは、妖精に対応したパソコンを使いにきたのだ。キーボードの上を軽やかにステップして、人間サイズの普通の大きさのキーボードを、妖精がどうやって操作すれば良いのかということを教える美姫ちゃん。慣れない足取りでキーボードを使い、マウスを抱えて動かすカップル。《 18 》 楽しそうにしながらも苦労しつつパソコンを操作する妖精のカップルの様子を見て、「やっぱり妖精サイズのキーボードとマウスが欲しいわね。お父さん」と、福井繭子ちゃんが、オーナーであり父親でもある福井知隆に話しかける。。その会話を聞きながら、美姫ちゃんは妖精が人間だった頃と同じようにパソコンや携帯電話等を使えるようになるのは、そう遠くないと思った。そして美姫ちゃんの脳裏に浮かぶのは、妖精が人間と対等に協力しあえる社会の到来だった。 ……そして、ワタシのその予想は、思ったよりも早く現実のものになったのだった。その一言で、終了。( end )
Oct 27, 2005
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久しぶりに再開。とりあえずここまで。《 1 》 テレビ局のスタジオの中。すでに番組収録中……。 美姫ちゃんの独白シーンから始まる。ここはテレビ局のスタジオの中。美姫ちゃんは例の白いスーツに身を包み、ガチガチに緊張しながらインタビューを受けている。質問に対して一応ちゃんと受け答えをしているが、心の中では『ここはどこ? ワタシは誰?』な状態である。 独白シーンの間に、少しずつまわりの状況が説明される。インタビューをしているのは、坂牧深雪(さかまき・みゆき)、妖精アイドルである。美姫ちゃんの横には、加賀重工の開発部主任にしてその実質的な責任者である剣持道彦(けんもち・みちひこ)がいる。 今は、その剣持主任が開発した、妖精に対するコンピューター等の悪影響を打ち消す機能を持った機械、【妖精用電波ガード1号・まもるくん】の市販を宣伝する為の番組を収録している真っ最中なのだった。 坂牧深雪ちゃんが、【妖精用電波ガード1号・まもるくん】と、その開発者の剣持主任、そして開発の手伝いをした美姫ちゃんの紹介をする。 坂牧深雪ちゃんのリードにより、盛り上がりつつも進行する番組収録。 パソコンを起動すると、妖精は吐き気を伴う気分の悪さを感じ、それがひどくなると、身体がバラバラになるような感覚になり、気絶してしまう。フリップを使いながら、視聴者にそれを説明しつつ、美姫ちゃんに、その経験等を聞いてくる坂牧深雪ちゃん。 にこやかに受け答えする剣持主任。そして極端に緊張し、焦りながらもなんとか受け答えする美姫ちゃん。そして心の中で美姫ちゃんは叫ぶのだった。「どうしてこんなことになっちゃったの~!?」《 2 》 まだ明るい夏の午後。真っ白な部屋の中。涼しい風が窓から入ってくる。 話は数日前にさかのぼる。美姫ちゃんが気づいた時、そこは真っ白な部屋だった。どうやら妖精サイズのベットに寝かされているらしい。壁も天井もまぶしいほどの白。唯一、壁に開いている窓から緑の木々と、その向こうに、お世辞にもきれいとは言えない海が見える。 ぼんやりとしていた美姫ちゃんだったが、背中にズキンとした痛みを感じて、直前に何が起こったのか、記憶が徐々に蘇ってきた。実験の記憶を反芻する美姫ちゃん。《 3 》 記憶の反芻が終わり、意識が現実に戻ってくる。そして剣持主任たちの登場。 ベッドから起きあがる美姫ちゃん。身体はあちこちが包帯でぐるぐる巻きにされている。もしかしてものすごい重体!? と、驚く美姫ちゃんだったが、なぜか痛みを感じるのは背中の羽の付け根だけである。さて、どうしたものかとしばらく悩んでいた美姫ちゃんだったが、身体を動かしてもやはり手足に痛みは感じないので、意を決して包帯を外し始める。案の定、包帯の下からは、白いプラグスーツが顔を出す。包帯はなんちゃって包帯だったのだ。 身体に異常なしとみた美姫ちゃんは、なんで包帯が巻いてあったんだろうと不審に思いながらも、次々と包帯を外していく。すると、突然、窓から大きな声が聞こえてきた。「ああ~、せっかく巻いたのに~ッ!」 声と同時に、窓のサイズに比較すると、ものすごく大きな顔が現れた。剣持主任である。びっくりする美姫ちゃん。 その後、プシュッと、音がして壁しかないと思っていた場所がスライドし、出入り口が開く。中に入って来たのは詩衣那さん。「大丈夫?」と、美姫ちゃんに対しては心配そうな表情を見せるが、剣持主任に対しては、「非常時に遊ばないでください」と、怒る。 なにやらわけが分からない言い訳をする剣持主任。《 4 》 美姫ちゃんが気を失っている間に検査された結果が話題になる。そして……。 場所は変わって、喫茶室。美姫ちゃんを囲み、剣持主任、仁村さん、詩衣那さんがいる。仁村さんから検査結果の報告を受ける。少なくとも医学的には何の問題も無しと告げられる。談笑。「ところで、あの件のことだけど……」と、いつになく低姿勢の剣持主任が、詩衣那さんに言う。何のことだかまったく分からない美姫ちゃんをよそに、「やってくれ」、「やるつもりはない」と言い争う2人。仁村さんは、ほとんど傍観者であるが、「もう、今すぐ決めてもらわないと間に合いません」と言う。 突然、「そうだっ! 美姫さんにお願いしましょう」と、言いだす詩衣那さん。「いったい何のことですか?」と、戸惑う美姫ちゃん。それに対し、「私の代わりにテレビに出て欲しいの。お願いッ!」と、詩衣那さん。最初は何を言われたのか理解出来ない美姫ちゃん。しばらくして、「テ、テレビ~ッ!?」と、大声を上げる。《 5 》 詩衣那さんが、低姿勢で美姫ちゃんにお願いする。 実は、例の【妖精用電波ガード1号・まもるくん】が、もうまもなく発売予定で、それに合わせて宣伝を兼ねた特別番組を、急きょ放送することになったのだと言う。もちろん加賀重工が単独でスポンサーになっている。 と、いうわけで、収録本番までに、詩衣那さんの代わりを務めるべく、必要な知識を詰め込む美姫ちゃんであった……。《 7 》 テレビ局の収録シーンへと戻る。冒頭のシーンの直後。「……というわけで、どうして妖精がコンピューターや携帯電話等に弱いのかということは分からないのですが、弱いのは事実なのです」という深雪ちゃんの言葉で、美姫ちゃんの回想シーンは終わる。 我にかえり、カクカクとうなずく美姫ちゃん。
Oct 4, 2005
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