オトキチ日記

2006年07月31日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
日経平均 15457円 +114円

売買なし

前日比 0円  前月比 -200,000円  累計損益 -5,437,277円

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数年前のことだが、葉山に行った。御用邸がある海辺のまちである。
レストランに入った。
浜辺に突き出したオープンテラスに坐った。
そのときの、隣りのテーブルにいた家族連れのようすが印象深く、
いまでも時折思い出す。

息子は15歳くらい、娘はその2つ下くらいか。
しかし息子も娘もハーフのようではない。100%日本人ふう。
母親が子供を連れて白人と再婚したのだろうと勝手に推測した。
たぶん当っているだろう。

夏のこととて、服装はTシャツに短パンのようなもの。特に華
美なわけではない。
食事も終って談笑しているが、主に喋っていたのは母親と息子。
父親と娘はにこにこと聞いていた。
話題は息子が食べたチーズバーガーのことらしい。
「あんな大きなバーガーをぺろりと食べるなんて信じられないわ」
と、母親。

「本当? まあ、本当に食べるかもしれないわね? あんなに大
きいのに。どういうおなかをしているのかしら?」
「ぜんぜん平気だって。じゃあ頼もうよ。2つ頼もうよ」
「まあ2つだなんて。さっきのバーガーはどこに消えたの? ま
るで手品みたいよ」


ちなみにそのチーズバーガーはメニューを見るとひと皿1200円。
フライドポテトやらサラダやらがついているようだ。
安くはないが場所柄と店柄を考えれば普通ではある。
私たちがそのとき食べたスパゲッティも1500円くらいだったし。

で、そのときつくづく思ったのが、
「育ちがいいってこういうことなのか」ということだった。
服装も前述のとおり特別なものではない。
注文した品もその店では普通のもの。
会話の内容も特別に知的なわけでもないし、難しい話なわけでもない。
他愛のない話だ。

でも漂ってきたのは「育ちのよさ」だった。
それは生きていることに対する「余裕」のようなものだったと思う。
私らとは違うなあとつくづくと思った。
それが階級というものなのだろう。





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最終更新日  2006年07月31日 20時37分28秒
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