オトキチ日記

2006年11月12日
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自殺、ではなくて、自死という言葉がある。
この言葉がずっと頭にひっかかっている。
自殺と同義語で使っている場合も見受けられるが、
ここで言う自死とは自殺のことではない。
脳による自死のことだ。

綾瀬コンクリート詰め殺人という事件があった。
女子高生を数人のグループが拉致・監禁し、数ヶ月
に渡って暴行を繰り返し、最後は死体をコンクリー
ト詰めにして捨てた事件である。

詳しく知りたい方はネットで検索していただきたいが、
暴行の現場となった部屋は床、壁はもちろんのこと、
天井にまで血のあとがあった。どんな殴り方をすれば
天井にまで血が飛ぶのか。
むろん性的暴行も極限まで行われた。あまりに凄惨な
内容であり、ここには書けない。

さて、その被害者の直接の死因であるが、「脳による
自死」であったという。
これが事実かどうかは措く。
「脳による自死」という言葉が私のなかに残ったのだ。
これは「限界を超えた苦痛を長期に渡って受け続けた

実際に被害者の脳は1/3ほどに縮んでいた。
脳が死を選択し、脳細胞が死滅したのだ。
これは個人の意思による死の選択(自殺)とは次元が
ちがう話である。精神の話ではない。
肉体の器官の機能として自らの細胞を死滅させたのである。


また、繰り返すが、この事件の事実かどうかは関係ない。

脳が、肉体の器官の機能として、自らの細胞を死滅させ
る「自死」を選択する。精神が、ではなく。

このことは、人間とは何かを考えるうえで、どう捉えたら
よいのか。
ずっと頭にひっかかっている。
答えは出ていない。





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最終更新日  2006年11月12日 23時29分29秒
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