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2026.06.03
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3月17日に環境省が公表した「第5次レッドリスト(鳥類及び爬虫類・両生類)」の解説版である第5次レッドデータブックに掲載されている種類について注目される種類について紹介します。今回紹介するのは、2024年2月から春先に都内複数個所で観察されたミゾゴイです。
(レッドデータブック概要)
環境省(2026)は、「20世紀後半に日本各地で観察記録が少なくなっており、全国的に個体数が減っている。保護収容個体数の推移を調べた結果から1960年代以後に継続的に減少していると考えられている」と述べ、個体数について「国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは近年の成熟個体数を5,000-9,999個体と推定している」と報告しています。
(生息の現況)
環境省(2026)は、「低地の広葉樹林や針広混交林を好み、人工植林地はあまり営巣に利用しない。国内では20世紀後半に人工林面積が増加し、天然林面積が減少傾向にあったことから、この時期には繁殖地が減少した可能性がある。21世紀に入り国内の天然林面積は増加傾向にあるが、太陽光発電施設や竹林の拡大などのためミゾゴイが好む低地林は減少している可能性がある」と記しています。
(手賀沼とその周辺地域での記録)
我孫子市(1995)は、我孫子市における調査結果と標本および文献記録を整理し報告しています。
その中でミゾゴイについては、「1984年5月に確認されている」と述べています。くわえて、隣接する柏市でミゾゴイの生態と一致するヨシゴイの誤認の可能性がある観察記録があると指摘しています。
(かつては日本の代表的な夏鳥で昼行性の鳥)
川上(2013)は、ミゾゴイの生態、森との関わりなどについて知見を整理し報告しています。
その中で、「韓国と台湾でわずかな記録がある以外は日本国内で記録されています」と述べています。
くわえて、「夜になくものの、雛の餌探しは主に昼間行っている」と記しています。
野外では日没から朝方までさえずりが聞かれることからいつの間にか夜間の鳥というイメージが定着してしまった印象がありますが、タカやカラスなどの天敵から攻撃を避けつがいを形成するのに有利だったと評価する研究者か多くなっています。
(引用)
我孫子市1995.我孫子市自然環境調査 鳥類調査報告書.p61-62.
環境省(編).2026.第5次レッドデータブック
:絶滅のおそれのある日本の野生生物 鳥類.環境省.東京.911pp.
(写真)













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最終更新日  2026.06.03 10:46:01
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