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今年は満開になるのが例年より早くて焦りました(笑)薄曇りの日に撮影したので、少し薄めの色合いになっています。
2013年03月25日
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最近「読書メーター」や[amazon]にメインの活動場所を移しました。[kazzy]で探していただけると幸いです。もちろんここも(たまには)更新します(^^;
2013年02月04日
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【送料無料】ダイイング・アイ [ 東野圭吾 ]記憶を一部喪失した雨村槇介は、自分が死亡事故を起こした過去を知らされる。なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める…。(内容「BOOK」データベースより)タイトルの意味は読み進めるうちに分かってきました。終盤に一気に謎が解けますが、確かに過度な性描写や、途中で人物が消えてしまったりと、作り込みに大雑把な感を抱かないでもないですが、複雑な人間関係と先が読みにくい展開で、「ダイイング・アイ」の催眠術にかかったように一気に読み進めてしまいました。ホラー・サスペンス的な要素もある作品ですが、何か社会的テーマを訴えているわけでもなく、読後の余韻はさほどありません。それでも吸い寄せられるように読んでしまったのは瑠璃子の魔性的な魅力もあったからだと思います。物語のテンポよい展開の速さでページをめくる手が止まらなくさせる…稀代のストーリー・テラー東野氏の成せる技です。しいて言えば、この作品ひとつのテーマとして交通事故があげられると思いますが、自動車を運転する限り、事故の危険は常について回るわけで、そこだけは肝に銘じておこうと思いました。
2012年08月29日
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宮部みゆき原作ドラマがTBS系で4週連続で放映される予定。今日は第一夜で「理由」ナイト!はっきり言ってだいぶ前に読んでいたので、半分くらいストーリーを忘れてしました。(^^;ズバリ!テーマは「家族」。様々な家族の苦悩や葛藤…でもやっぱり家族なんだと思わせる展開において、この作品は私の読んだ宮部作品の中では最高傑作です。もっと早く映像化して欲しかった
2012年05月07日
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十年ぶりに再会した美月は、男の姿をしていた。彼女から、殺人を告白された哲朗は、美月の親友である妻とともに、彼女をかくまうが...。十年という歳月は、かつての仲間たちを、そして自分を、変えてしまったのだろうか。過ぎ去った青春の日々を裏切るまいとする仲間たちを描いた、傑作長篇ミステリー。 内容(「BOOK」データベースより) 人間は生まれた瞬間から男か女かのどちらかに分けられます。ごくまれに半陰陽という場合もあるようですが、ほとんどがどちらかに判別されます。虫から動物だって大抵の生き物には雄雌があるわけなので、人間においても生殖機能においての男女は明確に存在すると考えます。 ただし、太古の昔ならいざ知らず、高度に進化した現代社会において、男の役割、女の役割は狩猟時代や農耕時代に比べて明確ではなくなってきていると思います。 私は考え方やその行動から、男と女は別の生き物だと思ってきましたが、この本を読んで考え方が少し変わりました。今までは堅苦しく考えていたのかもしれません。 東野さんは作品毎に何かテーマを提供してくれますが、今回のジェンダー問題について、私はこの本に書いている回答をすんなり受け入れることができました。 元アメフト部のメンバーが事件に絡みながら、それぞれがポジション別の役割を演じ、事件の謎解きを進めていくあたりもさすがだし、主人公夫婦の葛藤なども細かに書かれ、読み進めながら考えさせられることも多かったです。 確かに男と女は体型も違いますし、性的な役割も違いますが、同じ人間には違いないわけで、これからは固定観念にとらわれない接し方をしていきたいと思いました。
2012年05月04日
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今年も桜の季節がやってきました。3月末には満開ということで撮影してみました。でも、この時はまだ、ところどころ蕾が見受けられました。先週の突然の「春の嵐」はびっくりしましたね。桜もだいぶ散ってしまったかな?4月になってもまだ寒い日が続きますが、暖かくなるのはもうすぐです。
2012年04月08日
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誉田哲也原作で竹内結子主演のドラマ。私は原作を読んでいませんが、ドラマとしては面白いと思います。リアリティの無さとか、あまり気になりません。そもそも、エンターテイメントなのだから楽しめればそれでよいと思います。竹内結子は美人でかっこいいし、脇を固める西島英俊、高島政宏もいい。特に武田鉄也の刑事役ははまりすぎてたまりません(適度に嫌味なところとか)。設定とか、事件とか突っ込もうと思えば、いくらでもあると思いますが、そんなことにあまり意味はないと思います。テーマの重い事件を扱っていることもあって、このドラマに関しては、楽しむという表現はふさわしくないかもしれませんが、久々に興味深く見れるドラマだと思います。
2012年02月08日
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輝く夜 (講談社文庫) (文庫) / 百田尚樹内容(「BOOK」データベースより)幸せな空気溢れるクリスマスイブ。恵子は、7年間働いた会社からリストラされた。さらに倒産の危機に瀕する弟になけなしの貯金まで渡してしまう。「高望みなんてしない。平凡な幸せが欲しいだけなのに」。それでも困っている人を放っておけない恵子は、一人の男性を助けようとするが―。5編の泣ける奇蹟。 聖夜にまつわる奇蹟を5話集めた短篇集です。物語の流れからある程度結末が想像できてしまうのが、この手のミラクルストーリーの特徴だと思います。読み手の期待を裏切らない展開で、安心して読めます。なので、ベタな展開で、出来すぎな話などと思ってはいけません。作品に気持ちを委ねて、素直な気持ちで読むことが大切です。全編女性が主人公で、いずれの作品も恋愛要素が絡んでいますが、特に恋愛要素が強いのは1話、2話、4話です。特に印象に残ったのは第3話の「ケーキ」です。この作品だけはラストがちょっと以外でした。でも最もささやかで、切なくて…泣けました。第5話の「サンタクロース」も命について考えさせられる感動的な作品です。一話単位だとかなり短い時間で読めますし、読後は安らかな気持ちにさせてくれます。
2011年11月23日
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「阪急電車」有川浩隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった...。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車-人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。(BOOKデータベースより) 電車に乗り合わせた人物の接点をストーリー化して繋げた、短編連作型の小説。 電車の駅名にちなんだ章立てや、折り返しがある展開、マルチ・ストーリーなど、私にとっては新鮮でした。 何気ない日常を切り取っているようで、実際にはありえない話...とも思ってしまう。でも、これは小説なんですね。あれこれ考えないで素直に読めばいいと思います。 実際、私は一気に読み切ってしまいました。かなりベタなラブストーリーでも退屈せずに読めたのは、登場人物の「素直さ」にあります。なんだか皆可愛く思えて、つい応援したくなるようなカップルや人物ばかりでした。 個人的に面白かったのは有川さん地元である高知の地酒が登場していたこと。私も高知のお酒は好きです。米処でもない高知になぜうまいお酒が多いのかの答えには笑いました。 読む人によって共感できるポイントは違うでしょうが、冒頭と最後に登場する、本好きでちょっとお酒好きな女性って魅力を感じます。本好き、酒好きは私も同じなので(^^: 解説は読書家で知られた俳優の故・児玉清さん。解説を読むと本当に本が好きだったんだなと思わせられました。 最後に、電車に乗る時は、今一度マナーに気をつけようと思いました。
2011年08月07日
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アホでおちゃらけだが天才的ボクシングセンスを持つ鏑矢義平。彼の所属する恵比寿高校ボクシング部に幼なじみでいじめられっ子だった木樽優紀が入部した。 特進コースで成績トップクラスの木樽の入部は周囲を驚かせる。木樽には強くなりたい理由があった。―大阪の下町を舞台に二人の少年の成長と挫折を感動的に 描き出し全国の読者を感動の渦に巻き込んだ傑作青春小説、待望の文庫化。内容(「BOOK」データベースより) 「永遠のゼロ」を読んで百田尚樹さんの他の作品も読んでみたくなり、手に取りました。 上巻から読んで、下巻も一気に読めました。純粋にボクシングに打ち込む青年を主人公に、100%ボクシングのみを追いかけたシンプルな小説ですが、天才的で破天荒な青年と、努力家で誠実な青年と対照的な二人の主人公を立てたことで、物語に厚みが増しています。 試合の場面ではもちろん、次の展開がどうなるのかハラハラしながらページを捲りますが、それ以外でもいろんなエピソードが挿入され、退屈な場面は少しもありません。 高校ボクシングの細かなルールや、心理描写も丁寧に書かれていて、読んだ後はちょっとしたボクシング通になれます。ボクシングが他のスポーツと違うという特殊性も理解できます。 試合描写では最初はイメージしにくいかもしれませんが、段々慣れてきます。 老若男女問わず、ボクシングに興味のないという人にも読んでもらいたい。読後感のよい快作に仕上がっていると思います。
2011年05月04日
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今年も桜の季節がやってきました。 東北の方にもうすぐ春が来ると思います。今はそれどころでは無いかもしれませんが、一日も早く、平穏な日々が迎えられるように祈っております。
2011年04月04日
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「永遠の0」百田尚樹「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、一つの謎が浮かんでくる-。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。涙を流さずにはいられない、男の絆、家族の絆。 内容(「BOOK」データベースより)私はこれまで、本やテレビで大東亜戦争の知識はなんとなくありましたが、特に興味をもって読んだり、見ていたわけではなかったのです。ところが、この本は大変興味深く読みました。真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦、ラバウル、ガダルカナル、そして特攻作戦...語られる話はどれも興味深く、時間を忘れて読みふけってしまいました。 特にゼロ戦に少しでも興味があれば、読まねばいられなくなります。 史実をベースにしたとはいえフィクションなので、突っ込もうと思えばいくらでもあるでしょう。それも海軍の航空隊からの視点でしか語られていないので話は限定されています。 主人公の宮部が家族の為にあれほど大切にしていた自分の「命」、なぜ自ら特攻で命を散らしたのか? やはり、この物語のテーマはそこだと思います。 クライマックスのストーリー展開は確かに出来すぎのような感じもしますが、私はそこに答えを見つけました。 この物語は特に中高生にも読んでもらいたいし、戦争入門書にもなります。ただしほぼ日本側からの視点でしか書かれていないのでその点注意は必要です。 この本は「神風特攻隊」のことについても考えるヒントを与えてくれます。 自分がもしこの時代に生まれていて特攻に行く事になったら...考えても考えても想像を絶するだけで答えなどでません。 この本を読んでいると特攻の瞬間が頭の中でリアルに迫ってきます。宮部が旧式のゼロ戦で重い爆弾を抱え、卓越した操縦技術で敵の攻撃を潜り抜け、特攻する瞬間を想像してみてください。 そこにこそこの物語の本当の意味があると思います。
2011年01月18日
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安部公房 「箱男」ダンボール箱を頭からすっぽりとかぶり、都市を彷徨する箱男は、覗き窓から何を見つめるのだろう。一切の帰属を捨て去り、存在証明を放棄することで彼が求め、そして得たものは?贋箱男との錯綜した関係、看護婦との絶望的な愛。輝かしいイメージの連鎖とめまぐるしく転換する場面。読者を幻惑する幾つものトリックを仕掛けながら記述されてゆく迷路。実験的書下ろし長編。安部公房の作品は読者を確実に異次元の世界にトリップさせてくます。日常的なようでけっしてない非日常な世界が味わえる。それが安部公房作品の醍醐味です。ダンボールの中で生活できたら、どんなに気持ちいいだろうって本当に考えてしまいました。贋箱男とのやり取りや看護婦との淫靡な関係。日常で味わえないことを、この作品の中であたかも自分が箱男になった気分で堪能できる…安部公房は人間の欲望とか、心に誰もがいだいていそうな幻想を見事に作品化しています。
2010年04月20日
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ご無沙汰しております。今年も桜の季節がやってきました。先週は雨で写真を取るチャンスが無かったのですが、週末になんとか写真を撮ることができました。それにしても、雨が止んだと思ったら、また寒くなりましたねぇ。早く暖かくならないかな…まずは、遠目から一枚。ちょっと近づいて見ました。真ん中が赤くなっています。ちょっと色合いが違う写真も。もう一枚。以上でした
2010年03月28日
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チーム・バチスタの栄光(上)チーム・バチスタの栄光(下)東城大学医学部付属病院の"チーム・バチスタ"は心臓移植の代替手術であるバチスタ手術専門の天才外科チーム。ところが原因不明の連続術中死が発生。高階病院長は万年講師で不定愁訴外来の田口医師に内部調査を依頼する。医療過誤死か殺人か。田口の聞き取り調査が始まった。第4回『このミス』大賞受賞、一気にベストセラー入りした話題のメディカル・エンターテインメントが待望の文庫化。 (「BOOK」データベースより)ずいぶんと久しぶりの更新です。今回読んだのは「チーム・バチスタの栄光」。すでにTVドラマや映画も見ているのですが、原作も読んでおきたいと思っていました。確かにこの作品は「医療ミステリ」の傑作だと思います。物語はシンプルで田口・白鳥といったキャラも個性的で、上下巻ですが、一気に読めます。ラストでもうひと展開あればなお良かったと思いますが、その辺はTVドラマで再構成されていて原作にないオチを見せてくれ、面白かったです。最近何かと取り上げられる医療事故。一歩間違えば殺人になるというところをミステリにしてしまう着目点が素晴らしいと思います。作者の海堂氏は現役の医師でありながら、執筆活動もしているところがすごいですね。また単なるエンターティメント小説に終わらず、医療の現場が抱える問題も提起しているところも見逃せません。短期間にたくさんの作品を発表されているところもすごくて、他の作品も読んでみるつもりです。あと、映画では、田口は竹内結子が演じていますが、やっぱ原作通り男性キャラの方が私は好きですね。
2009年12月06日
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ここのところ更新できていません本は読んでいますが、ちちとして進んでいません…今年度から配置転換があったせいもありますが、でも秋から前の仕事も一部請負しなくてはならないし、でもがんばります!一応今読んでいる作家名だけ挙げときます。大鐘稔彦、海堂尊、司馬遼太郎、山本七平…相変わらず雑多や。忙しいうえに、併読状態なのでなかなか進みません。夏ももうすぐ終わりますね。来週は選挙に行きます。
2009年08月23日
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Perfumeのニューアルバムが発売されました。まず言いたいのは、Perfumeのような音楽をやっているアーティストは日本では希少です。ライバルは中田氏自身のユニットcapsuleか、Aira mitsukiちゃんくらいか?とにかく単なるテクノではないです。確かに新曲の「NIGHT FLIGHT」は往年のYMO風ですが、音声加工もここまで徹底的にやると、完成した世界観が見えてきます。特に印象に残ったのは新曲の「I still love U」。この切なさはやばいです…最新のテクノロジーで作成された音楽なのに、中田氏の書く歌詞が、ほんとに人間的なんですよね。とにかく前作の「GAME」に勝るとも劣らない内容です。新しい何かを期待してる人にぜひ聴いてもらいたい音楽です。■送料無料■通常盤■Perfume CD【トライアングル】09/7/8発売
2009年07月09日
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今日松田聖子がテレビで歌っているのを見た。松田聖子といえば、私とほぼ同い年で、アイドル時代の曲は当時のテレビ番組などで、ほぼすべて聞いていた。考えてみると、アイドル出身で現在まで、息の長い活動を続けている数少ないアーティストだ。彼女がなぜ現在まで歌い続けてこれたのか?まずやっぱり、楽曲の良さにつきる。70年代後半から80年代にかけて、数多くの女性アイドル歌手がデビューしていたが、私がアルバムまで聞いたのは、松田聖子と、中森明菜くらいだ。松田聖子のアルバムには松任谷由美、原田真二など当代切っての作家、ミュージシャンに作詞・作曲を依頼し、更に演奏には名うてのスタジオ・ミュージシャンを惜しげもなく起用していた。楽曲の良さに加えて、演奏の素晴らしさも相まって、私みたいなミュージシャン・オタクも唸らせてしまったのである。こう書くと、松田聖子そのものには、興味無いように受け取られるかもしれないが、そうなのである(笑)もちろん、松田聖子のちょっと線は細いが、透明感のあるボーカルも嫌いではない。それと、曲自体に「やさしい」、「やわらかい」、「包み込む」といった印象の要素が多い。これは長く聞き継がれる曲の秘訣だと思われる。同時代に活躍したアイドル、中森明菜の曲は刺激的な曲が多く、印象には残るが…。あっ、でも「セカンド・ラブ」は好き。次に松田聖子本人のモチベーションが高いこと。アイドル時代の曲を歌っても、ほとんど違和感がない。本人も相当努力していると思うが、歌にかける情熱は衰えていないようだ。男性だったら、「郷ひろみ」というところか?あまりにストイックなところは、ちょっと引くけど…とにかく、同年代としては、モチベーションを落とすことなく、末長く活動してもらいたいと思っている。
2009年05月06日
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そろそろ終わりになりますね。今年は咲くのは早かったけど、なんだか寒くて、じっくり見れなかったです。
2009年04月04日
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仕事の配置転換が今年に入ってから決まり、新年度に向けて勉強ばかりしていました。そんな訳で今読んでいるのは、経済関係や歴史関係の本ばかり…新しい仕事にチャレンジするので、不安もありますが今は期待の方が大きいです。なんだか、新社会人みたいな気持ち。そんな訳で(無理やりですが…)3月25日にPerfumeの新曲が発売されます。タイトルは「ワンルーム・ディスコ」。春にふさわしく、学生や新社会人が一人暮らしを始めた頃の、日常の何気ない心情を歌にしています。私も学生時代に独り暮らしをしていたので、初めて上京した時の事を思い出して、なんだか懐かしい気持ちになりました。ワンルーム・ディスコ/Perfume[CD]通常盤
2009年03月08日
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資本主義はなぜ自壊したのか内容(「BOOK」データベースより)リーマン・ショック、格差社会、無差別殺人、医療の崩壊、食品偽装。すべての元凶は「市場原理」だった!構造改革の急先鋒であった著者が記す「懴悔の書」。 新年度から新しい仕事に取り組むことになり、ただいま勉強の毎日。そんな中勉強の一貫ということにして、読んでみました。現在、世界中がサブプライム問題に端を発した、経済不況の真只中。アメリカ主導のグローバル資本主義の功罪を分かりやすく解説しています。中盤から日米の国の成り立ちの違いから、文化論まで言及しており、単なる経済書を超えた内容で、なかなか面白く読むことができました。著者の中谷氏は小泉内閣時に経済ブレーンとして、構造改革や規制緩和を推し進めた中の一人だということですが、後になって考え方が変わったということです。中谷氏が言うには、アメリカ式のグローバル資本主義は、世界経済の不安定化、所得格差の拡大、地球環境破壊を招くと警鐘を鳴らしています。ウォール街では最先端の「金融工学」を駆使したマネーゲームが日々繰り広げられ、世界中からお金が集まってきます。貨幣の価値っていったい何なのでしょうか?どんどん実態のないバブルに思えてきます。私の望みは人間として、社会の一員として認められ、経済的にも不自由なく、家族や地域社会の中で生きていきたいというものです。もしも、グローバル資本主義というものが、それを阻害するようなら、経済の仕組みやあり方をもう一度問い直す必要があると思います。何事も「過ぎるは及ばざるが如し」と言うことでしょうか?
2009年02月11日
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孤高のメス(第1巻)内容(「BOOK」データベースより)当麻鉄彦は、大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内外で腕を磨き一流の外科医となった彼は、琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく。折しも、大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の少女が担ぎ込まれる。信条により両親は輸血を拒否。一滴の輸血も許されない状況で、果たして手術は成功するのか。 最近、書店に行くと海堂 尊さんの本が目立つところによく置いています。「チームバチスタの栄光」はテレビドラマ化され、つい最近まで放送されていましたね。この小説は医療の世界にミステリーの要素をうまくミックスさせ「医療ミステリ」というジャンルを確固たるものにした感があります。私は原作を読まずにドラマを見ていたのですが、最後の最後までなかなか謎が明かされず、どういう結末になるのか読めなかったのですが、ミステリーとしてはよく出来ていたと思います。こちらもまた原作を読んでみたいと思います。さて、今回手に取った本は同じ医療関係の小説ですが、腕の立つスーパードクターの活躍を描く、正統派の医療小説です。どちらかと言うと漫画「ブラックジャック」に近い感じかもしれません。作者の大鐘稔彦さんも、やはりドクターということで、病院内の人間関係や手術描写も丁寧に書き込まれていて、なかなか興味深く読ませてもらいました。文庫本で全6巻あります。まだ、1巻を読んだだけですが、6巻全て読む予定です。さすがに手術シーンとか、自分の想像力ではうまくイメージできませんが、病院内の内情とか、処置の仕方とか、医療界の勉強になります。改めて外科医は凄いなと思いました。人の体を開いて、内蔵を切ったり、縫ったり、神経や血管まで繋いだりしているわけですから、天才外科医は「神の手」を持つと言われる所以が分かります。
2008年12月27日
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迷路館の殺人内容(「BOOK」データベースより)奇怪な迷路の館に集合した四人の作家が、館を舞台にした推理小説の競作を始めたとたん、惨劇が現実に起きた。完全な密室と化した地下の館で発生する連続殺人の不可解さと恐怖。逆転また逆転のスリルを味わった末に読者が到達する驚愕の結末は?気鋭が異色の構成で挑む野心的な長編本格ミステリー。 綾辻さんのおなじみ「館シリーズ」の1冊です。この本は、本の中に本があるという「作中作」という手法を取り入れた書き方をしまして、なかなか興味深いです。迷路館で連続殺人が起きるわけですが、今回も見事に騙されました。物語の最後にすべての謎が明かされるわですが、私は館シリーズをあまり読んでいなくて、慣れていなかったせいもあると思いますが、もっと注意深く読んでいればよかったと思いました。この小説には読者をミスリードに誘う仕掛けがいくつか仕掛けられており、それを見破らなければ、真犯人は想像すらできません。欲を言えば第2の殺人の後、第3、第4とスピーディに展開されるのもいいですが、もっとじらしても良かったかなとも思います。
2008年12月21日
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鈴木祥子鈴木祥子『道』先日「Perfume」の記事が読みたくて、とある音楽雑誌を購入しました。その雑誌の中に「Perfume」以外に気になる記事を見つけました。それが「鈴木祥子」のインタビュー記事でした。何だかわからないけど、惹かれるのもがあって、そうなると無性に音を聞きたくなりました。この人今年でなんと、デビュー20周年だそうです!今まで知らなかったとは…不覚以外の何物でもないです。他のアーティストにもたくさん楽曲を提供していて、有名なところでは小泉今日子が歌っていた「優しい雨」は鈴木さんの作曲です。うーん、これも知らなかった…更にドラム、キーボード、ギターといった複数の楽器をこなす、マルチ・ミュージシャンとは驚きました!ほぼ一人で録音したアルバムもあるそうです。この方はもう40代だそうです。多分、自分と年が近いミドルエイジな女性はどんなことを歌にしているのだろう?と興味が湧いたんですね。自身の名前、「鈴木祥子」(2006年)をタイトルに冠したアルバムを聞いてみました。聴いた印象はとにかく「歌詞がすごい」に尽きます。もちろんメロディーも演奏も素晴らしいですが、ここまで自分の内面をさらけ出すような歌詞を書く女性アーティストを今まで聴いたことがありません。とにかく、こんなに歌詞に注目して聴いたのは、初めてです。聴いていて、グサクサ突き刺さるような歌詞、どこかイタイ印象も受けます。しかし、過激で、甘く、切なく…見事にアートとして昇華されいる楽曲の数々。男が聴いてもクラクラするような曲ばかりです。全ての女性は必聴ではないでしょうか?17歳でエレキギターを演奏中に感電死した、伝説の人物「山田かまち」の書いた詩を、ちょっと思い出してしまいました…
2008年12月17日
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悩む力テレビなどのメディアに出演することも多い政治学者 姜 尚中氏の本です。今どこの書店でも置いていますよね。大変売れているようです。ということで、私も手に取ってみました。この本は姜氏が影響を受けた、夏目漱石とマックス・ウェーバー言葉や生き方をヒントに、氏なりの人生論をまとめたものです。姜氏自身も在日韓国人2世として、かなり悩み抜いた青春を送っていたようです。この本を読んで確信したことは、私も常々感じていたことなのですが、『人は、人に生かされれている』ということです。本書では「相互承認」という言葉が使われていますが、自我は他人との間でしか成立しえないという、本質的なことを再確認しました。最近の若い人は、自己の存在価値を見いだせないでいる人が多いではないでしょうか?人は誰しも、誰かに愛されたり、誰かに必要にされたり、自分や家族以外の人から認めれたいものです。それがうまくいかないから、やけになって事件を起こしたりするのではないでしょうか?それには、まずは自然体になって、積極的に他人に自分をさらけ出すことだと私は思っています。受け身でこもっていたら、何も始まりません。変な奴だって思われたっていいのです。とにかく相手に自分を気付かせる事から始まるのです。ネットやメールといった間接的なコミュニケーションが当たり前になってしまい、直接コミュニケーションが苦手になってしまっているような気がします。この本は若い人に読んでもらいたいと思いますが、中年以降の方にもお勧めです。悩んで、考えて、前を向けば、老けこんでいる場合ではないはず…
2008年12月15日
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ある夏の未明、突然やってきた救急車が妻を連れ去った。男は妻を探して病院に辿りつくが、彼の行動は逐一マイクによって監視されている……。二本のペニスを持つ馬人間、女秘書、溶骨症の少女、<仮面女>など奇怪な人物とのかかわりに困惑する男の姿を通じて、巨大な病院の迷路に息づく絶望的な愛と快楽の光景を描き、野心的構成で出口のない現代人の地獄を浮き彫りにする。安部作品は年に一度は読みたくなります。タイトルが「密会」ということで、かなり怪しい小説です。いきなり主人公の妻が救急車に連れ去られ、主人公の男は妻が連れ去られたという病院に潜入します。病院近くの奇妙な代理屋から始まり、病院内で登場してくる面々…、かなりうさんくさいです、やばいです。日常のようで、日常でない、どこか歪んだ次元にトリップさせてくれます。一読しただけでは、内容の把握すらできません。後からじわじわ沁み込むように、この物語の良さが分かってきます。特に発情期を持たない人間は、いつでも性的快楽を求めることができるが、過剰ともいえるセックス産業の影響か、氾濫する性に対しての安部公房からのメッセージとも取れます。最後は刹那的を通り越した、絶望的な結末を迎えます。非常に複雑な読後感です。しかし、昭和50年代に書かれた小説とは思えません。安部公房のシュールな世界は、完全に時代を超越しています。
2008年12月10日
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【古本】誰か/宮部みゆき今多コンツェルン広報室の杉村三郎は、事故死した同社の運転手・梶田信夫の娘たちの相談を受ける。亡き父について本を書きたいという彼女らの思いにほだされ、一見普通な梶田の人生をたどり始めた三郎の前に、意外な情景が広がり始める-。稀代のストーリーテラーが丁寧に紡ぎだした、心揺るがすミステリー。 (「BOOK」データベースより)久し振りに宮部作品を読みました。今作も日常の中にある闇の部分を取り上げた社会派ミステリに仕上がっています。事故死した梶田氏の二人の娘から相談受けた杉村三郎は事件の真相に迫る為に、取材を始めます。最終的には事件の真相は明らかになるのですが、その一方でまた新たな事実が明らかになり…この物語にはいわゆる「どんでん返し」はなく、その代りサブストーリー的な要素が組み込まれています。確かに、それに対する幾つかの伏線が張られていました。メインストーリーは解決するのですが、サブストーリーの全貌が物語の最後に明らかになり、それが何とも言えない読後感につながっているようです。私にはサブストーリーのインパクトが大きくて、メインストーリーを食ってしまったような感じを受けました。正統的なミステリファンにはちょっと納得がいかない結末かもしれませんが、宮部さんはあえてこうしたかったのかもしれません。現実は作られたミステリーのように綺麗なものではなく、もっと人間の欲が絡んだ、ドロドロした要素をはらんでいる…そう考えると別な解釈もできます。しかし、物語の最後まで謎が隠された状態で、読み手を飽きせない文章の旨さはやはり宮部さん。この物語に希望を見出すかどうかは、読者の想像や判断にゆだねられているようです。
2008年11月24日
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検索バカ 藤原智美 著インターネットが当たり前になって、私もよく検索サイトを利用します。今やあらゆることについて、ネットで検索し、情報を得ることができます。しかし、情報をそのまま鵜呑みし、自分で考えることが少なくなっていないか?作者は問いかけます。また、本書は検索関係の内容は第1章のみ、そのほとんどを「空気を読む」とは、どうゆうことか?に費やされています。私もいつ頃かから「空気を読む」と言う言葉をよく聞くようになりました。「空気を読む」とはその場の雰囲気に合わせた行動を取る、といった意味合いになるでしょう。しかし、自分の考えと違っていたり、また自分にとって不利益なことについても、空気を読まなければならないのでしょうか?そこには、自分の意思や意見は存在せず、周りの考え方に合わすだけ…空気を読んでばかりいると、本当に自分で考えなくなってしまうのではないかと、作者は危惧します。確かに、地域や職場内で、あまり人と違ったことをして、浮いてしまってもいけないし、集団をうまくまとめるには、その場の意見に同調することも必要でしょう。しかし、本当に必要な時に自分の意見が言えるのか?ここはちゃんと考えないといけないと思います。最近はいわゆる「世間」というものが消滅しつつあるようです。町内会や隣近所の付き合いも減り、世間体を気にする事もなくなりつつあるようです。人間関係が希薄になると、人と意見を交える機会も減り、ついには考える必要もなくなってきたのか…私は自分自身のアイデンティティの証しとして、いくつかの自分なりの意見は持っておきたいと思っています。また、いろんな人から、いろんな話を聞きたいし、結局、人は人の力を借りて生きているのだと思います。秋葉原事件にもあったように、「誰でもいいから、殺したかった」などと言うのは言語道断で、事件を起こす前にもっと自分で考えるべきでした。若者だけでなく、大人の間でも、考える力が衰えている気がします。最近の通り魔的犯罪も、少なからず考える力と関係があると思います。作者は言います。「言葉の力などありません、あるのは力のある言葉です。」力のある言葉を「考える」のは人間です…
2008年11月22日
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Dream Fighter/Perfume[CD]通常盤Perfumeの新曲「Dream Fighter」について、これまでの曲から比べると、ちょっと物足りなさを感じたファンも多いと思いますが、私なりに考えてみました。今年はアルバム発表後の初ツアー、アルバム・シングルのオリコンチャート1位獲得!更には夢の武道館公演を実現させるなど、Perfumeにとっては蛹から蝶への大変身を遂げた特別な年になりました。「Dream Fighter」とは、まさに長い下積みを経て、夢をあきらめずに実現させたPerfume自身のことであって、そのことをプロデューサーの中田さんは歌にしたかったのだと思います。そこで、曲を作るにあたって、あえて今までの「Perfumeらしさ」を封印し、歌詞も、メロディも分かりやすいストレートな曲に仕上げました。その方が歌詞に込められたメッセージがより伝わり易いと考えたのではないでしょうか?ボーカルにはいつもより若干強めのエフェクト処理をすることにより、彼女達の力強い歌声と曲のバランスを、なんとか取っています。私も最初はPerfumeにしては、ひねりの無いシンプルな曲だなと思いましたが、この曲の良さは「Dream Fighter」(Perfume)からの力強いメッセージにあると思います。冷静に聞くと、恥ずかしくなるような歌詞もPerfumeが歌うからこそ、説得力があります。エレクトロ・ハウス系の曲で歌詞も含めて、こんなにも力強さを感じる曲があるでしょうか?PVを見る限り、歌詞をモチーフにしたと思われる、素晴らしいダンスパフォーマンスも顕在です。私はPerfumeの今年を締めくくるのには相応しい曲だと思います。
2008年11月14日
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相棒-劇場版-絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン 「相棒」の劇場版をDVDで見ました。一応テレビシリーズもちょっと見ています。警察内部の不祥事隠ぺいなどを扱った回もあり、地味ながら、かなり社会派なテーマを扱う刑事物という印象でした。この劇場版もテレビシリーズの延長線で社会的なテーマを扱っています。今回のテーマはかなり重く、慎重なテーマですが、あえて取り上げたのは勇気のいる選択だったと思います。俳優陣もいつものメンバーに加えて、社会派ドラマにふさわしく(?)西田敏行、平幹二郎、津川雅彦などベテラン俳優が多く、若手俳優はほとんど出演していません。また、市民マラソンを取り込むことでストーリーの規模が膨らみ、スリル感もあってエンターテイメント性も忘れていません。確かに、チェスの棋譜とのこじつけや、爆弾装置の仕掛けなど細かい疑問もないではないですが、それ以上に見終わった後に考えさせられる内容になっています。この映画のキーワードの一つに「人間は忘れやすい生き物である」というものがあります。確かに、嫌なことは忘れた方が良いこともあります。でも、忘れてはいけないこともあるのです。国やマスコミの意見や報道に踊らされず、情報を自分なりに整理して、自分で考えることが大事だということ…当り前のことですが、そういったことをこの映画は思い起こさせてくれます。この映画の事件の真犯人は、誰の心の中にもある、ちょっとした影の部分なのかもしれません。
2008年11月09日
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できそこないの男たち 福岡伸一 著前著「生物と無生物のあいだ」を読んでいたので、書店で見つけて即買いした一冊。やっぱりこの人は文章が上手い。小説家に転身した方がいいのではないかと思わせる。本作では、生命の基本仕様は女であると説明してあります。男はその基本仕様をカスタマイズしたもので、それゆえ女より脆い性質を持っている、精神的に弱かったり、病気にかかりやすかったりと…男の方が平均寿命が短いのも、どうもそのせいらしい。ということは、男は女に作られたとも言える。イブがアダムを作ったわけだ。男は遺伝子の運び役として、女にうまく使われているだとしたら…確かに男は女に比べて精神的には弱い生き物かもしれない。男って生物学的には不完全な生き物なのだろうか?本作は性の違いを生物学的な見地から考えるヒントを与えてくれた。今まで生物として、男と女の役割とか考えた事も無かったので、なかなか興味深かった。男は女にはいろんな意味で、かなわないと思う。男も女も生まれてくるのは女からで、やっぱり母は偉大です。男って結構Mな生き物かもしれない。
2008年11月03日
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「告白」湊かなえよく読む雑誌の書評でかなり高い評価がされていた本です。 先週書店に立ち寄ったら、なんと「告白」コーナーがありました。「告白」ばかりが平積みされていて、「これは、俺に買えってことか?」と思うや否や、本を手にとってレジに向かっていました(笑)単行本などめったに買わない私ですが、買って損したとは思っていません。ある中学校の女教師が、自分の娘を自らが担任するクラスの生徒に殺されるという物語。登場人物が、誰も幸せにならない、救いようのない物語ですが、事件の真相が知りたくて、読む手が止まらなくなりました。本書は事件の関係者によって、順番に語り継がれる構成になっています。語り手が変わりながら、読み進めるに従って、事件の核心に迫っていく感覚が何とも言えません。物語はいたってシンプルなのですが、語り手を変えながらそれぞれの告白が展開され、奥深く膨らませる手法はさすがです。とても新人作家の方とは思えません。ラストは驚愕の結末が待っています。思わず「そこまでするか!」って突っ込みを入れたくなるような展開ですが、物語としてはこれくらいインパクトがあった方がいいかもしれません。でも現実にあったら想像を絶するかなり悲惨なことになりすが…ここ数年多発している少年少女による殺人事件に対して、作者からのアンチテーゼとも取れるし、自分の子供を殺された女性の壮絶な復讐劇とも取れるし、いろいろ考えさせられます。とにかく、面白いとは言いたくありません。誰も幸せにならないから…とっても興味深い物語でした。
2008年10月17日
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今日映画館で「容疑者Xの献身」を見てきました。率直な印象としては、かなり原作に忠実だなと思いました。石神役の堤真一の演技は思っていたより良かったです。原作のイメージではもっとずんぐりむっくりした感じの男を想像していたのですが、感情を抑えた上手い演技でした。また、花岡靖子役の松雪泰子の演技も光っていましたね。どちらかというと、福山雅治と柴崎コオが脇役のように感じました。「g@me」にあったような、原作に無い、もうひとひねりがあれば良かったかなと思いましたが、これも原作の出来が良いから、特にひねる必要もなかったのかもしれませんね。普通に見れば、出来の良い映画だと思いますが、私の場合、東野原作なだけに、変にこだわっている部分があるのでしょうね。欲を言えば、湯川と石神の緊張感溢れる、頭脳対決をもうちょっと見たかったかな…
2008年10月13日
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アフターダーク「時計の針が深夜零時を指すほんの少し前、都会にあるファミレスで熱心に本を読んでいる女性がいた。フード付きパーカにブルージーンズという姿の彼女のもとに、ひとりの男性が近づいて声をかける。そして、同じ時刻、ある視線が、もう一人の若い女性をとらえる―。新しい小説世界に向かう、村上春樹の長編。 私にとっては海辺のカフカ」以来の村上作品です。深夜から夜明けにかけての、若い男女のやりとりを通して、その他の登場人物が絡んでいくストーリー。巧みな文章表現で、それだけで一気に読ませてくれる力量はさすがとしか言いようがありません。また、カメラ視線という新しい試みも面白く、読み手に想像での映像化がしやすくなっています。ストーリー的には完結しておらず、どう感じるかは読み手の感性に委ねられます。そういう意味では一読しただけでは、なんだか消化不良気味に感じられ、再読したくなる作品です。とにかく、私には今までに無いような、新しい感覚の小説に感じました。
2008年10月01日
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黒笑小説 笑いのマエストロが放つ超ブラックユーモア。丸い物がすべて巨乳に見えるようになって...「巨乳妄想症候群」。メル友に会うため写真と実物の差を埋めようとする女...「奇跡の一枚」。他、「選考会」等全13編の猛毒爆笑短編集。「怪笑小説」、「毒笑小説」に続く、東野流ブラックユーモア溢れる短編集です。最初の四編はいわゆる楽屋オチ的なネタで、文壇界がテーマになっています。東野さん自身も何度も直木賞候補に挙げられながら、最終的には「容疑者Xの献身」で受賞されたわけですが、落選の度にヤケ酒を飲んでいたという話を聞きました。その経験がこの四編には生かされているのかな?と思いました。他にも、なんでも巨乳に見えてしまう「巨乳妄想症候群」。バイアグラと逆の効果をもつ薬を偶然開発してしまった「インポグラ」。なんでも見え過ぎてしまう「みえすぎ」。もてない君をモテモテにしてしまう「モテモテ・スプレー」。東野流ブラック・シンデレラ・ストーリー「シンデレラ白夜行」。自分をふった女性に、ストーカー行為を強制させられてしまう「ストーカー入門」。子供向けキャラクターグッズに翻弄される親子を描いた「臨海家族」。ウケないお笑い芸人が、なんとか宿泊ホテルのボーイを笑わそうとする「笑わない男」。お世辞にも美人とは言えない女子学生が、偶然自分が綺麗に映った写真を手にした「奇跡の一枚」。など、昔読んだ筒井康隆のようなSFチックな要素も感じられる、作品群の数々。個人的には「ストーカー入門」で、むりやりストーカー行為をさせられる男が滑稽でしたが、なんだか虚しくなりますね。「奇跡の一枚」も最後はホロっとさせられる作品。こういうのには弱いんですよね…
2008年08月28日
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人事異動で新しい部下がやってきた。入社四年目の彼女は、素直で有能、その上、まずいことに好みのタイプ。苦しい片思いが始まってしまった(表題作)ほか四十代・課長達の毎日をユーモアとペーソス溢れる筆致で描く短編5編を収録。上司の事、お父さんのこと、夫の事を知りたいあなたにもぴったりの一冊です。「空中ブランコ」で直木賞を受賞された、奥田英朗さんの短編集です。書店で偶然手にとって、パラパラと捲ってみると面白そうだったので、そのまま購入しました。各作品とも主人公は、大手企業の40代中間管理職。自分と同じ年代の男性が主人公とあって、すんなり読むことができました。・マドンナこの本のタイトル作品。同じ課に人事異動でやってきた20代女性に、40代既婚課長が恋をする物語。どこの会社にもよくありそうなシチュエーションです。実は私にも同じような経験がありますでも、好きになると言っても、あくまでちょっと意識する程度で、こっちは既婚者だし、態度になんて出せません。この物語の課長はかなり入れ込んでしまって、ちょっとした事にも嫉妬心を抱いてしまったり、恋敵の部下とも、もめあってしまう始末。確かに同じ年代として、気持はわかりますが、ここまで行くと滑稽な感じがします。私も気をつけよう。・ダンスダンサー志望の息子を持つ課長が、部の方針に従わない同じ部の同期課長と部長の間で板挟みに会い、息子の進路にも悩む日常を描いた作品。私も息子がダンサーになりたいと言ったら一応反対しますね部の方針に従わない同期課長を説得しつつも、でも本心では部長から庇ってあげたりして、悩む気持ちが伝わってきます。最後ちょっとホロっとさせらる作品。・総務は女房長年営業畑で働いてきた40代男性が事務系の総務課課長に異動してきた。慣れない事務系の職場でひと騒動を起こす物語。取引業者との馴れ合いが、どうにも許せない課長を、あの手この出て丸めこもうとする。女房と総務には逆らうなってことですね。・ボスある日突然移動してきた女性部長。部内改革を推進しようとする部長に、反発する男性課長の物語。仕事では理路整然として全く隙を見せない部長だが、意外な一面が…誰でも人間的な一面がないと、息が詰まりそうになりますもんね。・パティオ「パティオ」と呼ばれる、オフィス街の中にある中庭。そこに毎日のように来ては、読書をする老紳士と、オフィスビルに務める中年課長との心のふれあいを描いた作品。中年課長が自分の父親と老紳士を重ね合わせて、思い悩む心はなかなかリアルです。私もこんなお爺さんになりたい。
2008年08月17日
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シリウスの道(上)シリウスの道(下)大手広告代理店・東邦広告に勤める辰村祐介には、明子、勝哉という2人の幼馴染がいた。この3人の間には、決して人には言えない、ある秘密があった。その過去が25年の月日を経た今、何者かによって察知された…。緊迫した18億円の広告コンペの内幕を主軸に展開するビジネス・ハードボイルドの決定版ここに登場。 (「BOOK」データベースより)長らく小説読めていませんでしたが、やっと読了しました。昨年癌で亡くなった藤原伊織さんの作品です。広告代理店を舞台にしたビジネスの要素と、幼馴染みの3人の秘密の事件というミステリ要素と、更に主人公辰村と女性上司の立花、幼馴染みの明子との恋愛要素など、様々な要素が絡み合い読みどころも多いです。更に「テロリストのパラソル」でお馴染みの、ホットドックしか出さない、あのバーも登場します。藤原さんお得意の広告業界がテーマで、業界用語も出てきますが、そほど難解ではありません。辰村の部下、戸塚の成長過程も同時に描かれています。これまでの藤原作品共通の、どこか暗い過去を持つ主人公で、かつ女性にはめっぽう奥手です。今回の主人公辰村にしても、手を伸ばせば届く範囲に女性の方から近づいてくれているのに…結局なにもなし。まあ、男女関係がメインになってしまうと、作品として別の方向に行ってしまいそうなので…でもそこで、非常に気に入った件があったので引用させてください。文庫版の解説にも書かれています。(辰村が女性上司の立花を飲みに誘うシーンですが、以前も2人で飲みに行ったことがあり、その時は、辰村が立花の膝枕で眠り込んでしまいました)「今週末にでもまたふたりで飲みにいきませんか」「また私の膝枕で眠りたいわけ?」「そう。あれはすごく寝心地がよかった」「でも、でもよだれでスカートに染みができちゃうのはどうだろう」「最初からスカートを脱がせていれば、その心配はないでしょう」「うん、それはわるくない考えかもしれない」「シリウスの道(下)」藤原伊織 著 文春文庫 P53大人の会話ですね、ちょっと艶っぽくてキザだけどカッコいい!こんなセリフ、ジョークでもいいから一度言ってみたいものです。ただ、もう藤原さんの新しい作品が読めないと思うと残念です。
2008年08月11日
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自分の中に毒を持て 以前、雑誌の書評を読んで気になっていた本です。たまたま図書館で見つけて借りることができました。想像していたとおり、岡本太郎さんの物凄いパッション溢れる言葉で、全編埋め尽くされており、一気に読み切ってしまいました。とにかく今までの考え方を覆される言葉ばかり、ちょっと挙げてみても、「積み上げたものは捨てろ」、「迷ったら危険な方を選べ」、「好かれるヤツほど、ダメになる」、「成功は失敗のもと」、「愛は戦い」、「片思いもりっぱな恋愛」など、枚挙にいとまがありません。自分らしい生き方って何だろう?と思った方は迷わす手に取ってみてください。世の中やや他人は変わらないかもしれないけれど、自分は自分で変えられることができることが分かります。何の考えもなく、保守的に生きて、それで楽しいでしょうか?私はもっと自分に正直に生きたいと思います。そんな人には、本書からの人生観、恋愛観、親子関係論など岡本太郎の熱い言葉がグサグサと突き刺さることでしょう。図書館で借りた本ですが、購入して座右の書にしたくなりました。最近、通り魔事件など、社会に反発するような事件が多発していますが、あれこれ悩む前にぜひとも読んで欲しい一冊です。社会や他人のせいにしても、何も始まらないし、解決もしません。自分が変わることです。
2008年08月08日
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■送料120円■通常盤■Perfume CD【love the world】08/7/9発売 先日テクノポップユニット「Perfume」のシングル「love the world」が発売されました。「love the world」自体は、発売前に様々な媒体で見たり、聴いたりしていたので特にシングル盤を買うつもりはありませんでした。ところが、カップリングの「edge」という曲がかなりヤバい!という噂を耳にしました。そうなると、どんな風にヤバいのか気になって仕方がなくなり、結局シングル盤を購入しました。1曲目の「love the world」は既に聞いていたので、普通に良い曲だなと思いました。ところが2曲目の「edge」を聴き始めて数秒たった頃、「なんなんだ!この曲は!」という思いが頭の中を駆け巡りました。四つ打ちのビートと、ボーカルが一体となり、耳から脳に激しい刺激が伝わり、頭の中を駆け巡ります。それからというもの、まるで催眠術に掛ったかのように物凄い中毒症状に襲われました。何度も「edge」を聴かないと、いられなくなったのです!更に3曲目は「love the world」のインストなのですが、4曲目が「edge」のロングバージョンでこれは完全にやられました。もうぐうの音もでません…中学生で初めてロックを聞いてショックを受け、音楽好きになり今まで、たくさんの音楽を聞いていきました。それが、こんな中年のオッサンになってからまたこんな激しい衝撃を受けるとは思いませんでした。この曲ライブで歌ったら、きっと観客は興奮のるつぼでしょう!1曲目にもってくるか、休憩後か、アンコールか?曲順に困るでしょうね。しかし、プロデューサーの中田さんには本当に恐れ入ります。これからも様々な仕掛けをしてくれることでしょう…
2008年07月10日
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香山リカ著私はスピリチュアルには興味はありませんでした。でも「スピリチュアルとは何か?」という疑問は持っていたのは確か。ということで本書を手に取ってみました。内容はスピリチュアルのカリスマ紹介、江原啓之氏は1章使って説明されています。既存宗教との違いなどもあります。スピリチュアルにはについて結構掘り下げて書いてあるので、スピリチュアル初心者の私にもわかりやすかったです。でもやっぱりスピリチュアルにはハマれません。私は血液型占いさえ信じていません。血液型がその人の性格を決めているとは、到底思えないからです。茶飲み話に話題にするにはいいかもしれませんが、信じるとこまではいきません。結局私には見えないのです、オーラも見えないし、幽霊もUFOも見たことありません。目に見えることが全てでないという意見もあるでしょう。そうすると後は、信じるか、信じないかということになってきます。見えないことを信じろと言われても、自分とは関係ない所で何かが起こっているとしか思えません。占いにしても、参考にするかもしれませんが、自分にとってはそれ以上でも以下でもありません。これも他人に自分の人生が分かると思えないのです。結局は自分で判断していくしかないと思います。
2008年05月07日
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ボーンシリーズ3作目「ボーン・アルティメイタム」を見ました。1作目を見て好きになり、2作目も見ました。ということで最終章となった3作目も当然期待が膨らみます。期待どおり、大がかりな仕掛けは無いけれど、不要なものは全て削ぎ落とした、濃密な展開を堪能させてもらいました。最初から最後まで全く気が抜けません。ちょっと目を離すともう展開についていけないくらいです。特に格闘シーンや、カーチェイスシーンはボーンならではのタイトでソリッドな展開!カメラは揺れるし、アングルの切り替えは早いし、見ている者に、まるで現場にいるような錯覚を覚えさせます。こういうアクションシーンの撮り方は好き嫌いが出やすい所だとも思いますが、リアル感、スピード感があって、私は好きです。主役のマット・デイモンは、所謂イケメンタイプではありませんが、ストイックで優しい所が好きです。ちょっとネタばれですが…2作目以降ジュリア・スタイルズの役割がウエイトを占めるようになりましたが、フランカ・ポテンテをもっと見たかった。1作目でボーンに見せたおどけたような笑顔が忘れられません…敵役も毎回代わるのですが、みな個性的でクールな面がたまりません。また2作目から登場のジョアン・アレンも素晴らしい演技です。ラストはこれで終わり??と思わせるような内容で、4作目もあるのでは…と思ってしまいました。さて?
2008年05月04日
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01. ポリリズム ※NHK環境・リサイクルキャンペーンソング02. plastic smile03. GAME04. Baby cruising Love05. チョコレイト・ディスコ06. マカロニ07. セラミックガール ※BSフジ連続ドラマ「スミレ 16歳!!」主題歌08. Take me Take me09. シークレットシークレット10. Butterfly11. Twinkle Snow Powdery Snow12. Puppy love【初回限定盤・特典DVD】01. ポリリズム LIVE at LIQUIDROOM Nov.8 '0702. SEVENTH HEAVENLIVE at LIQUIDROOM Nov.8 '0703. マカロニ-Original Version-04. セラミックガール-Drama Another Version-05. マカロニ -A-CHAN Version-06. マカロニ -KASHIYUKA Version-07. マカロニ -NOCCHI Version-やはり気になって買ってしまいました。Perfumeのニューアルバム「GAME」。初めて聞いたのはNHKのCMでの「ポリリズム」。とにかくサビのメロディが強烈に耳に残りました。しかもエフェクトを掛けた無機質な声も逆に印象的。その後、Perfumeの存在を知った訳ですが、とにかく何もかにもが新鮮でした。アルバム「GAME」は、中田ヤスタカ氏によって、全てが綿密に計算しつくされた曲構成になっています。しかし、全曲作詞・作曲・編曲している中田氏は本当にスゴイ!一枚のアルバムを飽きさせることなく、起伏に富んだ曲がここまで書ける人はそういないと思います。特に、「GAME」や「Take me Take me」、「Butterfly」はブリッジ役も兼ねた大切な曲。その後に続く曲を大いに引き立たせる効果があると思います。中田氏が自身のユニット「capsule」でも使っているお得意の手法ですね(capsuleでは歌も無いですが)。歌詞が少ない分、サウンド面での聞きどころが多いのが特徴だと思います。既出のシングル曲はもはや語るまでもありませんし、新曲も出色の出来です。素晴らしい曲ばかりが、アルバムの中で渾然一体となって、更に輝いています。惜しむらくは、「SEVENTH HEAVEN」が収録されていなかったこと。個人的にはアルバムの最後を飾るのに相応しい曲だと思っていたのですが...最近メディアへの露出がすごく増えているようですね。やっと時代がPerfumeに追いついたという感じでしょうか、今後もPerfumeには注目していきたいと思います。
2008年04月20日
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今日花見に行ってきました。当初雨の予想だったのですが、天気がなんとかもちました。今年の桜もそろそろ見納め、行けてよかったです。桜並木 いつものように、アップにしてみました これも さらにアップ!仕事でも来週から新年度が始まります。気持もリフレッシュ!
2008年04月06日
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杉山茂樹 著タイトルの「4-2-3-1」とはサッカーの布陣の表記で、これが現在世界のサッカーで最もトレンディな布陣だそうです。私の場合、布陣と言えば「3-5-2」というような3列表記が常識で、このような4列表記は初めて見ました。しかも布陣に対する知識も「3-5-2」は守備的で、「4-4-2」は攻撃的というぐらいでしかなく、あまり考えたことはありませんでした。というのも、「サッカーは布陣でするものではない」という言葉をよく耳にしていたせいもあると思います。ところが、その考えを少し改めねばならないと思いました。本書では、南米・欧州や日本代表の試合を例にとり、布陣による戦術の違いや、それが勝敗にどのように関係してくるのかを、図解入りで詳しく解説しています。布陣のポイントは「サイド」にありそうです。言われてみると確かに頷けることも多いと感じました。私は今までに何冊か、サッカーに関係する本を読んでいますが、ここまで布陣や戦術、監督にこだわって書かれた本は初めて読みました。正直、目から鱗が落ちる思いです。また、筆者は「サッカーは監督で決まる」と言いきっています。選手交代には、交代選手のポジションと違うポジションに選手を入れ替える「戦術的後退」というのがあります。この場合、当然他の選手もポジションチェンジする必要があります。これが布陣と密接な関係あるのです。そうなると、監督の采配も非常に重要になってきます。日本代表に関しても、トルシエ~ジーコ~オシム、最新の岡田監督まで布陣や、戦術にふれています。今度見る試合は、選手交代や布陣の視点からサッカーを見てみます。この本は、とにかく全てのサッカーファンに読んでもらいたいと思います。
2008年03月31日
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職場近くの桜の木の桜が、ほころび始めました。アップ画像その1その2まだあるもういっちょ!桜の季節って、なんでこんなに短いのですかね…
2008年03月26日
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最近、週刊誌ばっかり読んでいて、小説を読む時間がめっきり減ってしまいました。週刊誌には作家のエッセイがテンコ盛り!連載小説もあるし、まったく小説を読んでいない訳ではないと、自分を納得させている始末…もちろん、小説も並行して読んでいますが、以前にも増して超スローペース。しかも上下巻もの。読了するまで時間かかりそう…
2008年03月08日
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最近クラブミュージックに見事にハマっています。きっかけはテレビのCMでPerfumeの「ポリリズム」を聞いたこと。Perfume『ポリリズム』あのエフェクトを掛けた歌声が耳に残ってて忘れられなかったのです。メロディももちろんですが、妙に耳ざわりが良くてく聞いてて気持ち良いのです。でも、その時は何となく良いなで終わっていたのですが、今年に入って「鈴木亜美」の新作を聞く機会がありました。鈴木亜美/DOLCE 【CD+DVD】鈴木亜美が他のアーティストとのジョイント作を収録したアルバム「joinシリーズ」の第二弾「DOLCE」。それまで鈴木亜美に興味は無かったのですが、このアルバムで一気に鈴木亜美に対する印象が変わりました。1曲目から見事なクラブチューンのダンスナンバー。しかも、聞き覚えのあるテクノボイスアレンジ。そうなんですPerfumeに似ているのです。ぎりぎり鈴木亜美と分かるか、というエフェクト処理がスゴイ!気になってジョイントメンバーを調べてみると「中田ヤスタカ」と書いてある。調べてみるとPerfumeにも「中田ヤスタカ」が係わっていることが判明。道理で似ているわけです。このアルバムでは他にも「Sugiurumn」、「RAM RIDER」などジョイントも含まれており、後半ではPOPなサウンドも聴けますが、全体的にクラブ系サウンドにシフトしています。思ったより良くて、ちょっと鈴木亜美のファンになりました。さてそうなると「中田ヤスタカ」の自己プロジェクト「capsule」も聞いてみたくなるのが人情というもの(?)FRUITS CLiPPERFLASH BACKさっそく聞いてみたら、かなりヘビーなクラブナンバーが多かった。ただし「コシジマ・トシコ」のボーカル曲はどれも秀逸!聞いてて本当に気持ちいい。後はビートメインのループ曲をどう聞くかになりますが、何度も聴きこんでいくと慣れました(笑)私みたいにクラブ系の曲を聞きなれていない者が聞くと、メロディラインがハッキリしないビートメインの曲は確かに違和感というか、馴染めない感じはありました。私なんかテクノというと「YMO」世代ですから、「YMO」には明確なメロディラインがありましたし。でもこれは、アルバム全体を通して考えた曲構成だと思います。そう考えると違和感が段々無くなりました。とにかく、中田さんの曲は一度聴いたら病みつきになります。しばらく中毒状態が続くでしょう。
2008年03月01日
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大人の見識阿川弘之 著ちょっと気になって読んでみました。全編、先人たちのエピソードを元に構成されていて、ずばりこの本のコンセプトは最終章に書かれてある「温故知新」だと思います。主に戦時中の話が中心で、イギリス人のユーモアのセンスや、旧日本海軍のほほえましいエピソード、また昭和天皇の見識、最後は孔子の言葉で締めくくっています。今のように物が豊かでなかった時代に生きた人々の考えは、そのまま受け入れることが難しいものもありますが、いつも頭の片隅に置いておきたい気持ちになります。「格差社会」と言われている現在の方が、昔より生きにくくなっているのかもしれません。日々の生活に追われて、先人の言葉など思い出す暇もないでしょう。また、それが希望に繋がるなどと思えなくなっていることでしょう。でも多くの人が、ちょっとした余裕を持った考え方ができれば、今の日本も少しは変わるかもしれません。この本は、そんなことを気付かせてくれる本です。
2008年02月18日
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子供と映画観てきました。本当は子供だけで、見てこさせようと思ったのですが、上の子が友達と遊ぶ約束をしていて、行けないというので、急きょ私が下の子を連れていくことになりました。私自身は「デスノート」には興味がなかったので、全く予備知識なく見ることになりました。ラッキーだったのは、この作品は「デスノート」のスピンオフ作品だそうで、「デスノート」を見ていなくてもそれなりに楽しめました。Lは作品中ひたすら甘い物を食べていましたが、あれはヤバいです。高血糖間違いなし!本人曰く「糖分は頭を活性化させるから必要」だそうですが、しかし、食べ過ぎ。それと、常に前かがみな姿勢から上目使いの目線は印象的でした。金縛りにあいそうなくらいですね。運動は苦手という割には、自転車こいだりして結構、活動的でしたよ。Lはクールで虚弱体質っぽく見えましたが、なかなかいい人でした。個人的には瀬戸朝香が冒頭のシーンでしか出てなくて、ちょっと残念。エンドロールの後におまけ映像あり。
2008年02月11日
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最近、週刊誌を読み始めた。書店でいつものように文庫本を物色していたのだが、なんとなく週刊誌のコーナーにふと目が止まった。総合週刊誌が各誌平積みされていたので、何誌か適当に手にとってパラパラと捲ってみた。テレビや新聞で取り上げられている問題や事件が、独自の視点から、書かれているようだし、エッセイやコラムもたくさんあるし、連載小説もある。どの雑誌にしようかと迷った挙句、「週刊文春」を思わず買ってしまった。私が中学生の頃、父が買ってきた週刊誌を、親がいない間にこっそりと何度か見たことがある。ページを開くといきなり女性のヌード写真があり、よく分からない政治経済の問題とか、芸能関係の記事。更にエッチな劇画や四コマ漫画も掲載されており、その当時の私には、ちょっとだけ大人の世界を垣間見せてくれたような気がした。それ以来、週刊誌は大人が読む物というイメージが焼きついた訳だが、自分が大人になっても週刊誌とは無縁の生活をしてきた。特に読みたいとも思わなかったので、手に取ることも無かった。やはり、中学生時代の経験が大きかったのだと思う。ところが、よく読んでみると面白く、完全にハマったのである。大人になった自分は週刊誌に適応できるようになっていたのだ。今までも、趣味の音楽関係や車関係、パソコン関係などの雑誌は買っていたが、どれも月刊誌だし、総合週刊誌は初めて。ところで、当たり前だが週刊誌なので、毎週発行される。子供の頃、マンガ雑誌の「週刊少年ジャンプ」を読んでいたが、マンガという事もあって、買ったその日にほぼ読み切っていた。しかし、活字となると、そうもいかず、仕事が終わった後や週末に読んだりして、何とか次号発売前には読み切るようなペースだ。となると、ほぼ毎日週刊誌を読んでいる計算になる。もちろん、小説や新書も読むわけだが、ただでさえ遅いのに、今以上に読書ペースが落ちないかと心配。贅沢な悩み??
2008年02月10日
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