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その中で、印象に残った本を数冊ご紹介します。
まず最初は、オリックスの社長を長く務め、現在はシニア・チェアマンの宮内義彦氏が書かれた「諦めないオーナー」です。
宮内氏の経営者、経済人としてのご功績は言わずもがなですが、この本は、オリックス・バファローズのオーナーとしての出来事を書いた本です。
オリックスが阪急ブレーブスを買収したのが、1988年です。
あの、パ・リーグの優勝が決まる運命の10.19の日に、球団買収の記者会見がありました。
球界に参入したオリックスですが、買収の目的である、会社の知名度が上がれば、いずれ球団を売却すると思っていました。
しかし、そうではなく、宮内氏は2022年に退任するまで34年間、オリックスのオーナーを務めました。
これは、名ばかりオーナーを除いた、実質的なオーナーとして最長ということです。
この本を読むと、阪急ブレーブス買収時の話や、阪神淡路大震災からの「がんばろう神戸」、近鉄バファローズとの合併に端を発した球界再編など、数多くの出来事が赤裸々に綴られています。
当事者であるからこそ書ける話が満載で、とても読みごたえがあります。
深紅と蒼の響き オリックスバファローズ選手別応援歌2009~2010 [ 大阪紅牛會 ]
ご本人もこの本の中で書かれていますが、宮内氏は本当に野球が好きな方だと思います。
オリックス球団のみならず、球界全体が発展するために、どうすれば良いのかを常に考えておられるように感じました。
プロ野球ですので、自分のチームが勝つことが当然、第一目標ではありますが、ファンに支持されなければ、興行としても成り立ちません。
1チームだけが大金で良い選手を集めて抜きん出ることは、望ましくないということです。
相手チームがあって、それぞれが拮抗した戦力の中で、いかにチーム力を高めていくか、メジャーリーグを参考にしながら、失敗や試行錯誤を繰り返した後に、現在の強いオリックス・バファローズが誕生しました。
やはり育成を上手く進めたことの成果だと思います。
阪急買収や球界再編は、プロ野球ファンなら気になる出来事です。
是非お読みいただきたい本だと思います。
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