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脳の部分の変化は、暫く離れている者にとっては回復と思えても、いつも接している者にとっては遅々としていて変り映えがない。成長期の子供ならともかく、老年の域に達した者は尚更である。休職中の妻には、養鶏の手伝いの他に脳の記憶や判断の活性化になる事もさせている。その一つが毎日の記録付けである。朝の作業を終えて朝食を済ませると、別棟に移り昨日の記録を書かせる。なかなか思い出せない時には、ヒントを与えて思い出させる。昨日の朝から夜までを書いたら、次にそれを全て英語でも書かせる。その作業が済んだら、暫し香を焚きながら座禅をする。そしてお茶を点てて終了である。これが毎日の午前の日課となっている。目に見える変化はないが、少し落ち着いてきたと思える。
2009.10.31
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10月も半ばを過ぎると日の短さに驚かされる。生き物を相手にしていると、季節の移ろいをまさに実感する。養鶏に休みは無く、毎日、朝給餌をして昼過ぎには採卵する。そして夕方にもう一度採卵して野菜も与える。しかし現在は日の暮れるのが早く、夕方の作業がとても忙しい。最後の採卵時刻を早くは出来ない。野菜を与える時刻は作業の都合でその前後となる。日の暮れるまでの僅かな時間に野菜も採って、鶏に与えるのが現在の妻の仕事である。教員をしている妻の休職はもう14ヶ月になろうとしている。救いは、医者も知人も驚くほど回復しているのは自然養鶏を手伝っている所為だと言ってくれることである。
2009.10.18
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秋が深まり、心地良い日々が続いている。柿の実が熟して美しく美味しい季節となった。この辺りではどこの家にも必ず柿の木が植えてある。どの家の庭先でも赤くなった柿の実がたわわに通りにせり出している。寒さが来て赤くなった柿の実は秋の深まりを感じさせる風物詩である。今年も何もしなくてもいつものように柿の実は真っ赤に熟して甘くなった。夏場のリンゴの木に付く虫の多さには閉口した。そして虫達の旺盛な食欲には驚かされた。3日も気付かずにいると葉は全くなくなってしまうのである。リンゴの木は、この気候に棲む虫達にはまるで美味い餌なのだろう。それに比べて、熟さない柿の実の渋さと木の味は夏の虫の好まないものなのだろう。やはり野菜や果物は気候に合ったものしか作れないと痛感している。
2009.10.17
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好天の休日、多摩地区まで出かけた。現在は首都高速が通り易くなり、以前の様な都心の渋滞を経ずに行けるようになった。娘が卒業してから数年経つが、久々に一橋大学にも立ち寄った。門を入って進むと右手にある兼松講堂の、以前はボロボロであった入り口のアーチや扉がすっかり修復されていてきれいであった。図書館前の池は文化祭の際には飛び込み防止として水が抜かれるが、今日はきれいな水を満々とたたえて噴水が涼しげであった。更に奥のグランド手前まで周り、やはりきれいになった本館前を通って門を出た。通りを渡って東キャンパスに入ってみると、大きな廻る池の奥に法科大学院の建物がやはりロマネスク調デザインで新築されていた。奥のテニスコートで試合が行われて盛り上がっている以外は構内は人影が少なく静かであった。大学通りを南に歩き、テラスカフェーの店で秋を楽しんで帰路に就いた。
2009.10.10
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先月も伺った友人の果樹園の直売所に行った。前回戴いた巨峰などのブドウがとても美味しかったのでまた貰いたいと思ったからである。彼の農園では日本種のブドウは既に終わって、洋種のブドウも残り僅かであった。私は初めて接する洋種のブドウを少しだけ戴いて帰った。初めて食べると、食味は日本のブドウとまるで違う。丁度日本の梨と洋梨の違いのように別物である。皮もむきにくくてむけない。西洋人は日本でもブドウを皮ごと食べる訳がやっと理解出来た。西洋種は日本の雨の多い風土には向かないということで、彼はブドウの上部をビニールで覆っていた。そのせいもあるのか、甘味がとても少なかった。このブドウは生食するよりワインにするのが良いと感じた。
2009.10.09
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