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ドラゴンズは今日かなぁ?イチローは明日かなぁ?ワクワクする日々が続く。それにしても、石毛の「四国独立リーグ」は実に爽快だ。面白くなりそうだ。さて、現在家には2匹のネコがいる。苦労して4匹連れて横浜に引っ越してきたのに…?引っ越して1ヶ月近くたった6月末のことだ。今年の関東は暑く、すっかり“寒冷地仕様”になっていた身体には辛い日が続いていたが、仙台生まれのネコたちもそうだったのかもしれない。夜中に網戸を開けて、トラちゃん(サバトラ♂)とユキちゃん(白♀)が脱走してしまったのだ。仙台にいた頃には、外に出ようという仕草も見せなかったからこれには驚いた。寝る時はクーラーをつけていなかったから、暑くて仕方が無かったのかもしれない。急いで近所を探したが見あたらなかった。最初に飼う事になったUNIが“外ネコ”だったように、ウチのマンションは北東側の窓やベランダからはすぐに中庭に降りることができる構造なので、戻る気になれば戻ってこれるだろうとは思ったが、奴らは常に4匹で行動していたから色々と心配だった。夕方、ネコの鳴き声を聞いて南西の窓から下を覗いた。こちら側は3階の高さがある。1階の庭の茂みの間に何やら白いものが見えた。ユキちゃんだ。呼びかけると上を向いて反応した。普段はめったに鳴くことがないユキちゃんが鳴いていた。「どこなのここ~?」「助けてよ~」と言ってるように聞こえた。とにかく下に降り、斜面緑地の中を伝って1階の家の庭のフェンスにたどり着いた。よっぽど不安だったんだろう、呼ぶとフェンス越しに近づいてきた。フェンスの下側に隙間があるところに移動して呼ぶと、信じられないことにユキちゃんも移動してくれた。さらに驚いたことにヤスヤスと捕まり、おとなしく抱かれてしまったのだ。こんな従順なユキちゃんは、後にも先にもこの時だけだった。大げさに言えば、ユキちゃんの戻りたいという意志と偶然が重なった“奇跡”だと思う。夜中、浅い眠りの中でまたネコの鳴き声を聞いた。こんどはトラちゃんか?見当をつけて中庭に降りると、サバトラが走っていった。やっぱりトラちゃんだ。少しずつ追いかける感じで、段々になっている中庭を下りて行き、1番下の公園に着いた。ここまで来ると、ウチの部屋からは5~6階分高さが違う。トラちゃんはいつものトラちゃんで、全く捕まる気配がなかった。一度部屋に戻り、タバコと餌を持ってきて月夜で一服することにした。しばらくすると、トラちゃんはすぐ傍まできてゴロゴロと気持ちよさそうにでんぐり返しをしていたし、足にはじゃれるし、餌をやると食べるのだが、抱きかかえると大暴れして逃げた。家の中ならともかく、外で捕まえるのは殆ど不可能だった。しばらく一緒にウダウダしていたが決心した、「恐らくトラちゃんが網戸を開けたんだろう。もう好きにさせよう」。その気になったら判るように、玄関周りやベランダに臭いのするものや餌を置いておいたが、トラちゃんが帰ってくることはなかった。脱走しなかったチャコちゃん(茶混サバトラ♀)とシマコ(サバトラ♀)に、“出戻り”のユキちゃんを加えた♀3匹になってから3週間後のことだった。網戸は固定していたが、何と今度は窓を開けてチャコちゃんが脱走してしまったのだ。確かに猛暑は続いていたが、今度の脱走犯は甘えん坊のチャコちゃんだ。好奇心でちょっと外へ出たら帰れなくなってしまった、という気がしてならなかった。「ユキちゃんのようにどこかで泣いているに違いない」と、捜索範囲を広げて裏山の方も探したが全く見つからなかった。他のノラネコと遭遇して逃げ回って迷子になってしまったのか、何かトラブルに巻き込まれたのか、それとも外が気に入ってしまったのか…。結局、2度とチャコちゃんを見ることはなかった。こんなネコとの関わりは、批判もあるだろうし自分自身反省する部分も多い。しかし、その時その時に一生懸命考えて、やれる事をするしかないと思うし、どうしようもない事もあるんだろうと思っている。現在、家には2匹のネコがいる。4匹いた頃と変わらないのは、毎晩夜中に運動会をしているようで、朝起きると必ず玄関マットがくしゃくしゃになって違う所にあるということだ。
2004/09/30
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残念ながら、楽天・三木谷社長はダーク・サイドに落ちたようだ。9/24付の日記に書いた疑いがはっきりしてきた。オリックスだけでなく、西武との密接な関係が明確になったかと思ったら、やっぱり読売との関係も見えてきた。“監督は理論派がいい”という自らの発言を覆すように、監督候補とあがっているのは、アテネで無能さを知らしめた読売OBの中畑。他には、やはり読売OBの原前監督ときた…。いうまでもなく、読売・オリックス・西武は、今回のプロ野球騒動(=球団削減、1リーグ化)を仕掛けた張本人だ。もう間違いない。楽天は「ライブドアつぶし」の使者だ。ネット・マーケットとしては充分評価できるのになぁ…。いつの間にか財界のシガラミに捕らわれてしまったのか、目先がきかなくなったのか、どうもおかしくなりはじめているような気がする。しかし、この動きに対しても一筋の光明がある。宮城県庁の「知事への手紙(※)」に、続々と“反楽天、ライブドア応援”のメールが届いていることだ。もちろんこの中には、“元仙台在住”の keisho0031 からのメールも含まれている。 ※参考:http://www.pref.miyagi.jp/index.htm tegami@pref.miyagi.jpやはり多くの人が楽天をウサンクサイと感じており、またベガルタ仙台とヴィッセル神戸との関係だけをとっても不自然さを感じているようだ。球団数削減は、選手会と市民・ファンの力が1つになって阻止できたが、巧妙に仕組まれた「ライブドアつぶし」に対しては恐らく選手会は無力だ。ストは回避されたが、読売・オリックス・西武は実にしたたかだ。再び、市民・ファンが試されている。
2004/09/25
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ライブドアと楽天が“仙台詣で”をしている。仙台には元々プロ野球誘致の夢があったが、宮城球場改修の目処がたたず話が具体化していなかった。そうこうするうちに、北海道にファイターズが移転し、その影響もあってか高校野球の優勝もさらわれてしまい、クヤシイ思いをしていたところだった。したがって、仙台としてはどちらでもいいから実現してほしいという気持ちはよくわかる。しかし楽天の動きは何かオカシイ。どうもキナ臭い感じがする。元々プロ野球は企業の広告塔の役割が大きく、地域との連携は考慮されていなかったが、プロ野球の発展を考えた時、フランチャイズの適正化という話はよく出てくる。そこで真っ先に候補に挙がるのは、現在では東北と四国だ。個人的には、仙台、金沢、高知が良いと思っている。東北の中心都市と北陸の中心都市と、四国らしい都市だ。当然異論もあるだろう。しかし、仙台が唯一無二の候補地ではないことも共通の認識だろう。そこで楽天の行動だ。直前まで関西にこだわり、何故か長野にツバをつけた後であえて仙台だ。簡単に考えてみよう。既に、知名度が高く、Jリーグの実績があり、財界とのパイプも強い楽天が、ライブドアに取って代わる可能性が高いとする意見が出ている。では、それで得をするのは誰か?まずは、大阪にシフトしようとしているオリックスだ。どこかが大阪に手を出してしまうと後々困る。そこで、オリックス・小泉球団社長と懇意の仲であり“話ができる”三木谷社長の出番となり、ひょっとしたら、将来神戸を明け渡す話があっても不思議ではない。次に喜ぶのは、読売だ。最終的に選手会に押し切られた形だが、このままではナベツネの顔がたたない。また、ライブドアが参入してしまえば、いつまでたっても読売は悪役のイメージを払拭できなくなる。“新規参入が避けられないのなら、ライブドア意外”という方向で画策したことは容易に推測できる。確かに、当初三木谷社長は「色々な要請もあり…」というように、少なくとも誰かに背中を押された趣旨の発言もしていた。つまり簡単に考えると、こういうことか?かくなる上は“ライブドアつぶし!”仙台は本気なんだから、こういう騒動に巻き込んでほしくなかったなぁ…。
2004/09/24
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今日から交渉再開だ。もちろん、来年12球団にならなければストをした方が良いに決まっている。パ・リーグのプレーオフは10/1からだし、セ・リーグはドラゴンズ優勝へのカウントダウンが実質的に始まっているから大きな問題もない。しかし、読売とオリックスという企業は皆で潰さないとダメだな。全くアキレテしまう。読売の清武球団代表の発言を聞くと、“まともな社員はいなくなり、イエス・マンしか残らない”会社の典型だ。幸い、周りに読売新聞を購読するようなバカはいないが、不買運動はどんどん拡大してほしい。ただし、日常生活の中でオリックスとの接点はないのでどうしたらいいのかなぁ…。一方、海の向こうのイチローはすごい!今日5打数5安打で、自己記録を塗り替える243本。残り11試合で14本は“イケルんじゃないか?”という数字だ。そもそも、2001年の242本。これがとんでもない数字だった。歴代9位といっても、イチローの上にいるのは1930年以前の記録だけだった。イチローが臨む1920年(大正9年!)のメジャー・リーグは、グローブにネットは付いてなく、ピッチャーは直球とカーブしか投げれない世界だったそうだ。無理に例えれば“稲尾の年間42勝に松坂が迫ってる”という感じだろうか。つまり、“時代が違うので書き換えるのはほぼ不可能”という記録に迫っているのだ。もっと言えば、MLB歴代安打100位(!)の中で現役選手はイチローを入れて僅か3人しかいない。つまり、近年ヒットが量産されるようになったわけでは全然なく、イチローだけがスペシャルなのだ。 参考:http://www.major.jp/ichiro2/index2.htmlさて日本のプロ野球。現在は打高投低のくせに記録が塗り変わらない。広島・嶋には、イチロー以来の年間200本をなんとか目指して欲しい。セ・リーグは広島球場、神宮球場、東京ドームと3つも狭い球場を抱えているくせにホームラン記録もでない。どちらかというと、元巨人・王の55本を外人から守ってる構造が続いている。一筋の光明は、中日・立浪の通算2塁打記録だ。うまくいけば今シーズン終盤、悪くても来シーズン早々に阪急・福本のプロ野球記録を抜く。8月に35歳になったばかりの立浪は、昨日までに歴代16位の2213本のヒットを打っており、普通にいけば来シーズンにはあの川上の記録を抜いて歴代トップテン入りする現役最高のバッターだ。実は立浪は、驚くことに高校出の1年目にショートでゴールデングラブ賞をとっている。同時にとった新人賞は“優勝のご褒美”でもあったと思うが、一番難しい守備の要といわれるショートのゴールデングラブ賞だ、高校を出たばかりのプロ1年生が!立浪は文字通り“10年、20年に1人の選手”だが、まだまだ現役バリバリだ。ドラゴンズのファンだけでなく、もっともっと注目して欲しいと切に願っている。
2004/09/22
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6月になり、横浜に戻った。UNIと出合った構造が複雑なあのマンションだ。結局4匹のネコも一緒に連れてきたのだが、まず移動に気を使った。奴らは車に乗るのは初めてではないものの、今度は仙台~横浜間の長距離移動だ。キャリーバックに入れたままではかわいそうだし、車内で野放しにするのも何かの拍子に脱走してしまう恐れがあり心配だった。で、犬用の折りたたみケージを用意した。80×50×50cmくらいあるので、ネコ4匹入れても結構余裕だ。その後の使い道や財政難を考慮して、ネットオークションで約4千円(込込)で入手した。ちなみに愛車は、10年選手のエスクード・ノマドという四駆で、後列シートを倒せば結構広い空間ができるため、こんな時には大助かりだ。結局、仙台~横浜間で3回程休憩し、その度毎にたっぷり時間をとった。いつもの4匹が一緒のせいか、ネコたちは車内を探検したりトイレに行ったりして、割とリラックスしているようだった。そこで最後はケージに戻さないで好きにさせたのだが、やはりこれは失敗だった。勝手に車内をウロウロする分には構わないが、フロントパネルの上に乗られると明らかに視界が遮られるし、肩口から降りてこられると明らかにハンドル操作にはジャマだし、運転席の下にもぐられると明らかにアクセル&ブレーキ操作に支障をきたした。そう、奴らは怖がりのくせにやたら好奇心が強く、しかもすぐ図に乗るのだ。わかっていたつもりだけどねぇ…。新たな教訓になった。(続く)
2004/09/15
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4匹の猫たちが8ヵ月になった頃、2度目の予防注射と同時にいよいよ不妊手術をすることになった。前回の予防注射の際の大騒ぎが頭に残っていたせいか、何だかのびのびになっていたのだ。今度はメスの3匹が“お泊り”になるので、「連れて行く」と「連れ帰る」をなるべく効率的にと考えたが、結局3日かかってしまった。再び大騒ぎしたのは言うまでも無い。しかし、何と言っても経済的な負担は結構キビシイものだった。5種混合ワクチンが7,500円×4匹、避妊手術が18,000円×3匹、去勢手術が9,500円×1匹(各消費税抜き)。相場からすれば決して高くない方かもしれないが、やはり4匹分というのはつらい。事情を聞いた動物病院が、合計金額から10%OFFにしてくれたのは非常に有難かったが、9万円弱の出費だ。しょうがないなぁ、全く。まぁこれで、このまま4匹揃ってウチに居ることも可能だし、ノラに戻ることになっても多少苦労が減るだろうし、ひょっとして貰い手が現れるかもしれないし…。とりあえず一段落だった。(続く)
2004/09/10
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また台風だ。西日本はえらい事になっている。やっぱり海水温度の上昇とかが影響してるんだろうなぁ、ということは、環境対策をケチったツケが回ってきているということか…。そう言えば、TVなどで「地すべりの被害」という言い回しを時々聞くが、「土砂崩れ、がけ崩れ」と間違えないで欲しいなぁ。ちなみに、「地すべり」は文字通りの緩やかな現象で“地すべりで家が崩壊したり人が死んだ例は無い”というのが定説だ。ネコと暮らすのは3回目だが、“やっぱり同じかぁ”と思うコトが幾つかある。例えば、こちらが移動して何か違うことを始めると、とりあえず奴らは見に来る。洗面所に行って歯をみがく、趣味の部屋に行ってギターをひく、寝室に行って片付けものをする等々…、知らない間に必ずネコはそばに来ている。寝ている時にもわざわざ起きてくる。時にはスリスリしたりもする。ただし、ずっと居るわけではない。誰もが「な~に?」と“とりあえず”見に来るのだが、特に用があるわけではない感じで、どうも奴らは“非常に好奇心が強いが、飽きやすい”ようだ。また、何故か洗濯物が好きだ。正確に言うと、“たたんでいる時の洗濯物”が好きだ。洗濯物を床に広げてたたんでいると、必ずネコは洗濯物の上に乗ってウジャウジャする。シャツを片方たたむと、その隙間にもぐりこんでワシャワシャする。したがって、ズボン類よりシャツの類が好みだ。追い払ってもめげることはないし、充分遊んだ後でも変わりはない。置いてあるだけの洗濯物には特に興味を示さないから、奴らはたたむ動作に何か惹かれるものがあるのかもしれない。“つめ切りがキライ”などは理解できるのだが、よくわからない行動も多いものだ。(続く)
2004/09/07
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猫たちが生後6ヶ月を過ぎたので、色々と考えなくてはならなくなった。4匹がこのまま家にいるにしても、どこかへ貰われていくにしても、場合によってはノラに戻ることになったとしても、病気の予防と不妊手術はしておくべきだと思った。なりゆきで保護することになったとしても、やはり責任というものが生じてくる。そこで、ネットで検索して何カ所かの動物病院に電話してみると、結構料金にもバラツキがあり、初年度の予防注射は2回した方が良いということや、避妊手術は泊りがけになるということがわかった。結局、トータルの料金、家からの距離、応対の丁寧さなどから判断し、とりあえず予防注射をすることにした。ちなみに、混合5種ワクチンで1回/匹7,500円だった。ということは、4匹で3万円だ!出費も痛かったが、病院に連れて行くのも大騒ぎだった。特に、ちょっと身体が大きくなってきたくせに、相変わらず臆病なオスのトラちゃんが大変だった。バタバタと家の中を逃げ回る。やっと捕まえても、足をふんばって中々キャリーバックの中に入らない。ユキちゃんも一緒に連れて行こうと思って、苦労してユキちゃんを捕まえてキャリーバックに入れようとすると、スキをついてトラちゃんが脱出する。ああ…。いやぁわかるよ。何だか知らないが怖いんだろ?でもな、このしたたる汗と血がにじむ引っ掻きキズはどうしてくれるんだ?えっ?結局、トラちゃん1匹だけ連れて行くことにして車にのせると、今度は「怖いよ~、心細いよ~」と泣きわめく。病院につくと、今度はキャリーバックから出てこない…。幸い、チャコちゃんとシマコは一緒にキャリーバックに入ってくれたので、都合3回の病院通いだったが、思ったよりずっと大変だった。ともかく1回目の予防注射は終わった。やれやれ。(続く)
2004/09/05
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4匹に名前を付けてみて思った。かつて「UNI(うに)」や「UJI(うじ)」の時は、名前は呼び捨てで、決して“ちゃん付け”することはなかった。しかし、トラ、ユキ、シマコ、チャコの場合は、シマコ意外は“ちゃん付け”した方がどうも呼びやすいのだ。ネコを子供のように“ちゃん付け”するなんて、どうもみっともないし、バカな飼い主のようにみられてしまうと思っていたが、実は名前自体の影響もあったのだ。いやぁ、動物でも名前は大切なのだ。最初の頃は、オスのトラちゃんも体格差がなかったので、ユキちゃん意外は見分けがつきにくかった。しかしよく見ると、やはり性格の違いはあった。トラちゃんは、ごはんの時などはいつも大騒ぎしてウルサイくせに、一番臆病で、何かあると真っ先に隠れてしまった。ユキちゃんは、真白な毛並みのせいか、なんとなく品がある“美人”で、皆と一緒だと甘えてこなかった。シマコは、何事も“ちょっとずつ”という感じで、オットリとした“アイドル”のようだった。チャコちゃんは、“あたし、あたし”という感じの、やんちゃな甘えん坊だった。コイツらは、ネコのくせにいつも集団で行動していた。食べる時だけでなく、遊ぶ時も寝る時も、4匹もしくは2匹×2のペアだった。寝ている時に、よくムニュムニュとお乳を吸いあう仕草をしていたので、他のネコより子供でいる期間が長かったのではないかと思う。ネコが4匹いると、やはり1匹の時とは違って色々と苦労があった。まず餌がすぐになくなるので、固形のキャットフードを基本とし、“ねこカン”はたまのご馳走になった。贅沢言うんじゃないヨ、ということだ。トイレがすぐいっぱいになるので、猫砂のトイレを2個に増やし、オシッコ専用トイレを2個新設した。オシッコ専用トイレは、ペットシートを固定できるようにした自作のものだが、ちょっとずつこれに慣れてくれて助かった。時々クッションにオシッコする奴がいたが、犯人が誰なのかわからないので、順番に1匹ずつ捕まえて鼻をこすりつけてしかるのは大仕事だった。また、寝室、趣味の部屋、台所は日中閉め切っていたが、知らぬ間にちょろちょろと付いてくるので、何度も誰かを閉じ込めていた。コタツに入っていると、いつの間にか4匹揃っていることが多く、しょっちゅう気づかずに蹴っ飛ばしていた。そのかわり、奴らも寝ぼけてガジガジしたり、目覚めにじゃれたりするので、足はキズだらけになった。まぁしかし、退屈することはなかった。結局里親も見つからないまま、1月が終わろうとしていた。獣医さんによると、もらい手を捜すネコの数は結構多く「生後2~3ヶ月の頃なら、まだねぇ」とのことだった。ここで決心した。個人的に横浜に戻らなくてはいけない状況もあり、最悪一緒に連れていけるように、4匹を外に出ない“家ネコ”にすることにしたのだ。大丈夫かなぁ?と思っていたが、意外と問題はなかった。網戸ごしに外を眺めることはあっても無理に出ようとすることもなく、何となく“家ネコ”になってしまった。これは、生まれてからずっと4匹が一緒だったせいかもしれない。(続く)
2004/09/03
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初めて家の中に入ったチビ猫たちは、2~30分くらいは臭いを嗅ぎまわってウロウロしていたが、集団の強みだろうか、すぐに慣れてじゃれあっていた。そして、静かになったなと思ったら、座布団の上でダンゴになって寝ていた。どうにも心配しがいのない緊張感のない奴らだった。「仕方がない、2~3日様子をみるか」と思っていたが、結局ケガをした“大ネコ”は、10日間ほどダンボール箱の家を占拠し続け、その後どこかへ行ってしまったが、チビたちが元の生活に戻ることはなかった。暖かい家の中の避難生活にすっかり慣れてしまったのか、外へ出してやっても、とひとしきり遊んだ後は「入れて!」「入れて!」「入れて!」「入れてったら!」と騒ぐしまつだった。「…わかった、お前たちの面倒をみよう」思わずそうつぶやいた時、12月も半ばを過ぎていた。「その代わり、里親を探すからな」そう付け加えてたが、誰も聞いちゃいなかった。「まぁ、1匹も4匹もそんなに違わないだろう」明らかに違っていた…。とりあえず、チビたちに名前を付けることにした。ずっと居るかどうかもわからないので、あまり考えなかった。 トラ:唯一のオスでちょっと大きめ、サバトラ→寅 ユキ:真白なメス、白い→雪 シマコ:サバトラのメス、縞模様→縞子 チャコ:サバトラのメス、微妙に茶色が混ざっている→茶子“元”庭の猫たちは、早くも生後5ヶ月目に入っていた。(続く)
2004/09/01
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