ボランティアキャリアコンサルティング
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
2022.2.9更新今回は体感する(感じてみる)ことの大切さについて教えていきたいと思います。これもとても大切です。なぜなら人間は「感情の生き物」だからです。これは人間の脳みその進化を考えてもわかります。考える力(理性)をつかさどる大脳は、後から追加されていきました。そこが人間の強みや素晴らしさなのですが、やっぱり最初からある感情の部分も大切なわけです。人間は動物でもあるわけですから。※ちなみに子供の頃の原体験は、就職や仕事選びの時に大きな影響を及ぼすことが少なくありません。やはり理屈でない部分も重要なんですね。もうひとつ言えるのは、理想には現実とのギャップがあるということです。あなたが収集した情報で想像した内容は、多くの方が多かれ少なかれ現実との差があります。それは体験してみないと(現場に行ってみないと)わかりにくいのです。ですから、大学生の間で盛んに行われているインターンシップも、体感し、現場を味わって理想と現実のギャップを埋める為の方法の1つなのです。これは企業・応募者の双方にとって良いことだと私は感じています。では具体的な方法をみていきましょう。1:自分でその気になって毎日を生活してみる難しく言うと、ロールプレイを自分でやってみるということです。たとえば、国分康孝先生の例ですが、先生はアメリカに留学できない現実と向き合い、国内で英語を猛勉強しながら論理的にアメリカ文化を踏まえた生活を送るように努めたそうです(後年、実際に留学されていますが)。すると、そんな先生を「え!?まだ留学していないのですか?あなたの雰囲気は留学済みですよ!」とびっくりして評した人がいたそうです。あなたが志望する業界・職種があるならば、その人たちがやっているだろうことを、部分的にでも試してまねしてみることです。2:ボランティアでやってみるボランティアの最大の長所の1つは、本職に影響を与えにくい点です。ボランティアだからといい加減には絶対にしてほしくはありませんが、無理なく試しやすいと言えます。たとえばカウンセラーを目指すならば、傾聴カウンセリングを老人ホームでボランティアしてみたり、ネット上の悩み相談に対してメールカウンセリングを行ったりできますね。(ただし、ある程度の力量を積んでからにしてほしいところですが。)学校の先生を目指すならば、放課後の校庭開放で子供たちと遊んでみたり、児童館でボランティアで子供たちとふれあってみることが有効でしょう。僕は子供との接し方が全く分からない人でしたが、予想に反し子供たちとは基本的には相当相性がよかったですね。やってみてわかったことです。3:アルバイトでやってみるこれはかなりおすすめです。給料も発生しますから、かなりプロに近づいて体験することができます。学校の先生の例でいうならば、塾の講師をしてみる。放課後児童デイの職員としてアルバイトしてみる。そうしたことが挙げられます。ボランティアよりも現実的に理解しやすいでしょう。4:体験者の真実の声を聴いてみる間接的な体験とはなってしまいますが、良い面だけでなく悪い面もとにかく生々しく聞いてみるということです。飲み屋の席などは、さらに本音が聞きやすいことでしょう。相手の感情があるので、揺さぶられやすいはずです。ただし、観点が偏る危険性はあります。5:ドキュメントを視聴する同じく間接的な体験ですが、一定の効果はあります。NHKの『プロフェッショナル』などがその代表例でしょう。ただし、良い面やかっこいい面だけを特集している可能性があるのが難点です。6:客として潜入してみるこれも間接的体験ですが、観察力のある人間はおすすめです。たとえばヨガのインストラクターになりたいならば、客としてヨガレッスンを受けてみるわけです。そして社員の一挙手一投足を観察していきます。仲良くなってくれば、裏話もさんざんきけるでしょう。7:親戚・友人関係の家業手伝いをしてみるある程度の人脈や運がないと困難ですが、家業の手伝いをできる場合、自分の志望する業界・職種であれば、価値は高いと思います。8:職場体験を申し込むインターンシップが企業側から提供してくれるのに対し、これは逆に自分から企業側にお願いする方法です。実際クライエントさんの中には介護タクシーの企業に1日体験入社(給与無し)をさせてもらい、長所・短所の双方を十分に学ばせてもらった方もいらっしゃいました。9:職場見学を申し込む間接的な体験とはなりますが、現場を知る面ではかなり秀逸な方法の1つです。応募面接の過程でこちらから申し出ることも1つの方法です。他にも方法はあるのかもしれませんが、大事なことを復習しておきましょう。今回の内容の目的は「体感(感じる)ことで、自分の本心を確認すること。自分の理想と現実が離れすぎないようにすること。そして、自分が現実的で満足しやすい就職を実現すること。」となります。そのためには、頭でっかちに考えず、感じること・現実を知ることも大切にしようというわけです。
2017.09.04
コメント(0)