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「桜島と錦港湾」約2週間、山菜、きのこの事を忘れて(忘れるよう努力して)、母と過ごしてきました。子供の頃から眺めてきた桜島は、薄霞がかかりスッキリと見えませんでしたが、富士山と違うドッシリ感で時に噴煙を上げていました。自宅では不規則な生活をしていますが、郷に帰ると規則正しい生活になります。三度の食事と、10時、15時のお茶の時間。お茶の時間は縁側から庭を眺めながら。庭には、父が集めて鉢植えや地植えにしたツツジやサツキが沢山ありますが、もう花の時期は終っていました。それを眺めながら、母が話す父の思い出話を沢山聞いてきました。 「伊勢海老の刺身」そんな日々、母が「伊勢海老の刺身を食べて温泉に入りたい」と言い出しました。パソコンは無いし、近くに旅行代理店もありません。そこで電話帳を引っ張り出して、知っている霧島温泉のホテル、旅館をピックアップして電話です。パソコンが無い時代はこれが当たり前でしたが、情報を瞬時に引き出せる生活をしている現在、郷に帰った私は、翼のないエンジェル・・・失礼・・・時代に取り残されたおばさんとなります。 「霧島観光ホテル、庭園の足湯」なんとか伊勢海老料理を出してくれるホテルが見つかりましたが、足がありません。唐突ですが、人間は不思議です。580円と800円の肉だと580円を選ぶ母が、行き帰りタクシーを使うと言いだしました。こうして、ぷりぷりと甘い伊勢海老の刺身を味わい、新緑を楽しむ楽チンな霧島温泉一泊旅行をしてきました。あと何年こんな時間が過ごせるかしらと思いながら母を見ていると切なくて、お茶の時間に涙が出てきました。こんな事は初めてでした。「仕方ないよ。これが世の常だから・・・」という母の言葉も寂しそうでした。母にはいつまでも元気でいて欲しいものです。さあーー、元の自分に戻って、また野山を歩き回りたいと思います。そういえば、私が留守の間に相方が「マツオウジ」を採ってきていました。大きなものですが、食べごろの幼菌です。これを調理する間に、鹿児島の女からきのこを愛する埼玉の女に変身できる事間違いありません。先ずは炊き込みご飯を作りましょう。そして、明日は用事があるので、次の週末は山菜を求めてどこぞの山へ出かける事とします。
2009.05.30
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ワラビもウドも今が旬。例年だと、新潟に山菜採りに行く頃です。雪が残っている新潟の山郷は、カタクリの花が盛りで太いコゴミも出ていることでしょう。でも、5月17日~29日まで、北ではなくて南の方、鹿児島に帰省します。久しぶりに母に会うのは嬉しいことではありますが、それなりに歳を重ねた母を見るのは切ないものがあります。私が帰ってくるとなると無理して掃除をするので、今回は連絡していません。突然「ただいま~」と帰った私を見る母の顔が楽しみです。あれ??私はこの家を出たのだから、「ただいま」と言うのはちょっと変かしら?でも、他に適切な言葉が見つかりません。帰っても、庭木の剪定や家周りの補修が出来るわけではありませんが、母の好きな料理を作り、話をいっぱい聞いてこようと思います。因みに、母が作って欲しいと頼むものは、酢豚、クリームシチュー、ピッザ、餃子等です。これで今年前半に予定していた事を一応こなしたことになりますので、6月になったら秋に控えている二つの人形展に向けての制作に取りかかります。と書いてはみたものの、その頃からきっと富士山が私を待っている・・・。山菜採りに行けなかった分、気持は外に向かうかもしれない。仲間の皆さんが北富士の草原を山菜求めて歩いている頃、私は飛行機から富士山を眺めます。
2009.05.14
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コシアブラ求めてスタコラサッサと出かけるはずが、寝坊してしまい現着したのは9時。(9日)いつもなら一回りして休憩している時間。ジャーン可愛いでしょ。コシアブラの兄弟達。下のポイントでは葉が開いていて、この場所のはまだこんな状態。採るに採れない、でも残すと他の人に採られる、でもこれじゃ採れない・・・と複雑な心境で、結局2芽だけもいできました。熊笹茂る山中の散策路。若葉香る風を受けながら歩きました。そして・・・ヒラタケ発見。数は多くないけど嬉しいんですよね、この瞬間が。雪解け水の中「水芭蕉」か咲いていました。こんな時は・・・水芭蕉の花が、咲いている。夢見て咲いている水のほとり~♪という歌のフレーズが口から出てしまうのです。周りには人影がありません。唱歌風に歌い、また声楽風にソプラノで歌い・・・上手下手は関係ないのです、こんな時は自分が気持よければそれで最高です。今回は収穫に重きを置かず、後半はまだ走った事が無い「山の中を走る国道」をドライブすることに決めていました。片品村を走っていて見つけた「こいのぼり」です。沢の上の300匹のこいのぼりが、風を受けてはためいていました。「花の駅片品、花咲の湯」には、コゴミ、コシアブラ、ウド、行者ニンニク等が手ごろな値段で出ていました。売店のお姉さんはここぞとばかりに山菜の説明をしながら、はい、と手渡してくれますが、あまりに押しが強いと引いてしまうへそ曲がりの私ですので、アスパラ2束だけ買いました。寝坊した2時間の損失が収穫に表れていますが、それでも楽しい県道の旅でした。そういえば、武尊山の麓でサルに会いました。木の実や新芽を食べるサル、萌え出た山菜も食べるのでしょうか。私達を遠目に見て、キィーと声を上げていましたが、「私達の食べ物獲らないで!」と訴えたかかったのかな・・・。
2009.05.10
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「春の富士山」今期初めての富士山詣で。仲間の皆さんに会えることも楽しみで、集合時間の15分前に到着。でも時間になってもコメツガさん一行が到着しない・・・。電話をしてみると、集合時間を一時間早く間違えていた私達。最初からポカをしてしまったのであります。さて、ワラビやウド、コゴミを目当てに平原に繰り出しました。が・・・、早朝は下草を這っていた毛虫さんが、日が昇るにつれお日様を求めてか、枯れ草の上へ上へと登っていくのであります。それを目にしたら、もう枯れブッシュの中を歩く事はできません。ワラビはまだ数が少なかったので、怖さと相まって諦めました。先日群馬でコゴミを採った私達。富士山で採るのは初めてです。コメツガさんに案内してもらった場所には、採り頃のコゴミが出てました。それぞれに散らばって散策しましたが、約一名の方がチョットだけ迷子になってしまって・・・。まぁ・・天目さんでありますが、あれは短時間でしたし、迷ったうちに入りませんが。。。山中の桜を見ながら「ハルシメジ」があるかも・・・なんて話をしていました。でも、まさか発見できるとは思ってもいませんでした。仲間の一人が「きのこ発見」してからは、みんなのモードが山菜からきのこへとチェンジしました。でも山中でハルシメジを採ったことがない私。同定に自信がありません。香りは間違いなくハルシメジ、でも、大きさがいつも採っているものとは違がって小ぶり、色もやや濃いめ。最初に「ハルシメジ」と言ったにもかかわらず、「いや、クサウラにも似ているし、でもこの時期にクサウラはまだ出ていないはず・・」と揺れること甚だしく、「まぁ、食べない方がいいでしょう」なんていう結論になってしまいました。その後合流した、「雲の上のきのこの会」の中で知識と経験ではダントツの「きのこ一家」さんに鑑定していただいて、「ハルシメジ」であることが確定しました。なんでも、ハルシメジには梅型と桜型があるらしく、今回見つけたものは桜型だそうで、どおりで梅の木の下で見るものとは違っていたのです。とてもいい勉強になりました。 「コゴミとアラゲキクラゲ」その後楽しい昼食会で、コーヒーやお漬物、パンケーキ等ご馳走になり、帰りのラッシュにあわないように早めの解散となりました。収穫は、コゴミとアラゲキクラゲ、自家消費するのに丁度いい量で、節度ある山菜狩りができました。仲間の皆様、お世話になり有難うございました。
2009.05.04
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