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山菜が終って夏きのこが始まるまでの3週間は、知らず知らず頭の中で今年のきのこ狩りのシュミレーションをしている。今年採りたいきのこ、あるいは今年探し歩いてみたいまだ未踏の場所など・・。そして始まった今年の富士山きのこ狩り初日。6月の富士山の森は、木に咲く花や草花、湿った土の香りが混じり合い、甘さを含んだ独特の匂いに満たされる。匂いは記憶に直結して、今年一年楽しませてもらえるという期待感でワクワクしながら森へ一歩踏み出しました。やっと射しこんだ朝日の光を集めるように、白いハナビラタケがそこにありました。今年も会えた喜びで、写真を撮る手も落ち着きがありません。6月に会いたいもう一つのものが、ベニバナヤマシャクヤクです。根こそぎ盗ってしまわれる事が多く、毎年見つけた株に「来年まで無事でね・・」と話しかけます。丁度咲いている頃だとおもい訪れてみると、グッドタイミングで花姿を見せてくれました。約2日間で散ってしまう花に会えたことに感謝です。それにしてもなんて美しいのでしょう。薄暗い森の中で、この花の周りだけ光をまとった天使が飛んでいるのではないかしら・・と思ってしまいました。さてさて、数年前に一度6月のショウゲンジに出会ったことがあります。それから、アミタケが出る頃目を皿のようにしてショウゲンジを探してきましたが見つけることができませんでした。今回見つけたアミタケは老菌が多くて、それでも一回食べられる分だけ幼菌を確保しようと歩き回っていると、頭を出したばかりのショウゲンジに出会いました。周りを見回してみましたが、これ一本だけ・・・。採れる季節になると籠がいっぱいになるきのこで、それほど有り難味を感じませんが、こうしてこの年初めて出会ったショウゲンジには、私達の思い入れがどんどん吸収されていきます。有難く頂いてきた一本のショウゲンジ・・・どう料理しましょう???沢山の収穫を見込めないこの時期、なまってしまった足腰のためにと、歩きやすい場所を探しながら散歩しました。そこでなにやら団子のようなきのこが・・・。ノウタケでもホコリタケでもないようで、周りには松の木が沢山・・・。もしかしてショウロでしょうか?季節でいうと春と秋のきのこですが、ここは標高1100メートルほどなので可能性はあるかもしれません。結局同定できませんでした。久々の富士山は、例年のこの季節よりきのこの種類が多いように感じました。この調子で、雨と太陽の恵みの元今年も多くの種類のきのこたちに会えることを願って、まだ雪が残る富士山に手をあわせてきました。
2009.06.28
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スモモや夏きのこが採れだしたとの風の噂。。。日々里物、山物に思いはつのるいっぽう・・・・。買い物に行くついでに、近場のヤマモモを見てきました。あ~そのぅ~・・・ヤマモモを見るついでに買い物に行ったという方が正しいです。すっかり色づいたヤマモモの木では、沢山の鳥達が食事中でした。特に好みの果実ではないのですが、そこに熟した木の実があれば欲しくなって・・・。人目に付きやすい場所なので、ササッと少し頂いてきました。塩水につけてから洗い(たまに小さな虫が入っています。)、一粒食べてみました。木の樹脂香を伴った甘さが口に広がっていきます。この木のは粒が小さいので、食べるのがちょっと面倒・・・。相方も食べないようですので、梅干用に買ってきたホワイトリカーを使って、果実酒を作ってみようと思います。飲む人はいないけど、赤い色に仕上がっていく過程を見て楽しむ事はできますので・・・。初めて作る果実酒・・・お砂糖を入れるのかしら???
2009.06.26
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庭が無い家に住んでいるので、きのこのホダ木を置く場所がない、と今までは諦めていました。でも、ものは試しと、今年3月末に「きのこ愛好会」の仲間たちとコマ打ちした木を持ち帰っていました。興味があるだけで知識が伴っていませんので、にわか勉強で管理してきました。水場があれば、暫くの間水中に沈めておけるのですが、ベランダ管理のため無理。そこで、新聞紙を巻きつけてその上からタップリの水やりの日々・・2週間~3週間ほどで新聞紙を外すつもりが、2ヶ月そのまま水を与えてきました。4本のホダ木の新聞紙を、期待半分心配半分ではずしていきます。「やったー」ご覧のように、種コマのところから菌糸が広がっていました。ただ、長期間新聞紙を巻いていたためか、一本の木には、明らかにシイタケ菌ではない緑色の菌糸が広がっていました。捨てるのも忍びないので、別の場所で管理する事にしました。(諦めが悪い・・・)雨がかからない場所ですので、水やりを怠らず真夏の陽射しを遮り、風通しをよくしたら、来春はシイタケが出てくる・・・はずです。ヒラタケもそろそろ本伏せにしなければ・・・。花と植物、きのこのホダ木とベランダはにぎやかです。手仕事に疲れたら、水やりついでに眺めて楽しんでいます。
2009.06.25
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狩猟民族、農耕民族にかかわらず人間は昔から保存食作りに励んできた。でも、これも個人差があるようで、どちらかと言うと私は食物を貯めない方、いや、正確にいうと作れない方なのかも。で、勝手な思い込みだけど、こんなタイプはお金も貯まらない・・・。手のひらを見せてと言われると指を広げて見せてしまう私は、やはりザルのようにお金が出ていくのだという人がいた。あら、話がズレちゃった。味噌、醤油、梅干、沢庵など母が作るのを幼い頃は眺めていたのだけど、どれ一つとってもまともに作れない。でも、そんな私でも仲間達からいい刺激を受けて昨年から梅干作りを始め、今年も作ってみました。昨年は埼玉県越生産の梅で、今年は和歌山県産の南高梅。二人で食べる分なので4キロで足りると踏んだが、粒が大きいので個数が少なくなりました。写真のような青梅を里山さんレシピに従い、ダンボール箱に入れて追熟。黄色く熟してから漬け込みました。約3日で梅酢があがってきて、第一段階は成功です。紫蘇風味の梅干より、紫蘇が入らない白作りが好きなので、後は土用干しを待つだけ。出費は、梅が3200円、塩が約200円で、合計3400円。成功して美味しい南高梅の梅干ができたら安いもので、昨年の越生産梅干と食べ比べるのも楽しみです。次はお口直しの「花を愛でる」シリーズ。一週間前里山を散策していたら、風に乗って甘くていい~香りがしてきました。あっ「スイカズラ」だと、回りをキョロキョロ・・・。写真はいまいちですが、ありました。杉の葉を覆うように下がった白い花が・・・。この花に含まれる蜜を、砂糖がなかった頃の日本人は大いに利用したそうです。遠くにあったので、花の蜜を吸うことは叶いませんでしたが・・・。ジメジメした梅雨時は体調がすぐれませんが、こうして梅干を作ったり、雨の恵みで美しさを際立たせるアジサイや、ツヤを増した緑を楽しんでいます。公園にはテングタケやベニタケ科のきのこが出始め、夏の気配が濃くなってきました。夏きのこに思いを馳せて、窓から見えるはずの富士山を探すのですが、すっきりと晴れないこの季節は富士山は雲の中です。それでも・・・・お~い、待っててね~富士山さん~。。。と心で叫んでいる日々です。
2009.06.21
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「鮎ご飯」季節が訪れると必ず食べたくなる料理があり、それは冬の魚介類鍋だったり、秋のきのこ汁だったりで、空気が変わったことを体が感じ取ると舌がその味覚を欲してしまいます。外すことが出来ないのがこの季節の鮎料理ですが、養殖では味気ないし、自分では釣りに行けないし・・・・。でも、世間は案外巧く出来ているもので、きのこ仲間のジョンリーさんから「釣りたての鮎」という素晴らしい贈り物が届きました。まるで待ち焦がれていたように(笑)、鮎の香りをいっぱい吸い込んで幸せをかみ締めました。魚、しかも川魚なのにその爽やかな香りは、今夜のメニューに直結し、「鮎ご飯」を拵えてみました。今回は少しだけ手順を変えて、焼いた鮎を合わせ調味料の中に1時間漬け込んでから炊きあげました。夕食にはご飯を食べないようにしていますが、今夜だけは無理・・・。おかずを控えて、2膳も食べてしまいました。 「コメツガ農園サラダ」こちらの瑞々しいレタスは、コメツガ農園で採れたものです。採り立てレタスはドレッシングをかけなくても、柔らかくてほろ苦味の中に甘さを感じいくらでも食べられる美味しさでした。趣味を共有する仲間達ってありがたいです。ジョンリーさん、コメツガさん、お気持と一緒に美味しく頂きました。有難うございました。
2009.06.15
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いつも山菜やきのこなど食べ物の話題ばかりなので、今回は美しさを愛でてみました。仏壇のお花を買う時に目に付いた「芍薬」の花。ツヤツヤした葉っぱの先に真っ白いボールが付いているような形。その時、写真を撮っておけばよかった・・・。三本で380円。「あっ、安いかも」と買ってきました。咲き始めると、部屋にかすかに甘い香りが漂い始めました。そして、ほどけるように咲いていく花びらの数の多い事。両手を広げたほどの大きさになった花を見ていると、どうしても気になります。一体何枚の花びらがついているのかしら・・・と。どうしても気になることは確認せねばと、数えてみました。ハハハハ・・・・暇人です、私。大きな花なので、さぞ大きな花びらが多いと思いきや、ご覧のように小さな花びらの方が多かったのです。一枚の大きな花びらが10数枚の小さな花びらを抱いて、それが寄せ集まってボリューム感あふれる一つの花になっていました。もう一つ気づいた事。香りは雌しべやおしべから発散されるものが多いように思いますが、この芍薬に関しては、花びら自体香りがしました。雌しべやおしべはどこ?・・・と探しながら数えましたが、たまに針の先のような物があるだけで、それがどっちなのか分かりませんでした。(写真の右下にあります。)で、花びらの枚数は、341枚。これで、恋占いすると時間がかかるだろうな~~でも、その間は「夢見る乙女心」に浸れるので、それもいいかも・・・・。暇人通信でした。
2009.06.10
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山に行かなきゃ、夏を迎えられない!気合で体調を整えて、行ってきました新潟へ。蕨は楽しめるとしてもウドはもう遅いと思っていましたが、ぎりぎり収穫できるものがあり満足できる山菜採りでした。今回は山菜採りの後に「知らない町へ行こうツアー」を仲間が計画していたので、自宅出発は4時30分。さすがに4時台出発だと車の数が少なくてスイスイと目的地に到着。今年もいつもの場所。昨年も一昨年も「カモシカ親子」に会えたので今回も期待したけど、残念会えませんでした。一面ワラビ、ワラビ・・・。約3時間で皆大収穫となったので、次の楽しみに・・・。大~きな油揚げが名物の栃尾市(現在は長岡市)に向かって再出発です。道が分からない私達は、前方の車の後を付いて走りました。これが有名な大判油揚げです。店先で揚げたのを、再度焼いてもらって熱々を試食しました。生姜醤油でないのが残念ですが、パリッとした外側と食べ応えがある食感でボリューム満点。5枚求めて800円。山菜と炒め煮にするのはもったいないので、今夜から毎晩オーブンで焼いて、生姜醤油で頂きます。山菜シーズンとして一番いい時期を鹿児島で過ごしたのでなんとしても行きたかった私。収穫量を見ていただくと分かるように、大いに楽しんできました。朝露に濡れた草や木々が発する香りや濃密な酸素は、先週一週間臥せっていた体を生き返らせてくれました。これだから、山行きは止められません。
2009.06.08
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いや~参ってしまいました。いくら世間の流れとはいえ、羽田飛行場を使ったとはいえ、こうもぴったりインフルエンザに罹ってしまうとは・・・。5月29日にこちらに戻り、31日は所用を済ませて夕方帰宅しましたが、何となく体がだるくて、肩や腕、腰にこわばり感があります。だんだん喉が痛くなり、夜中に熱が出てきて高熱に向かい、朝になると歩くのもやっとです。出勤前の相方は、そんな私の様子に困ってしまい、オロオロ・・・。サラリーマンの彼は、この不況のご時世一日とて会社を休むわけにいきません。「いいから、会社へ行って・・」という私に押されてやっと出社しました。その頃は、喉の痛み、高熱、吐き気、関節痛と最悪の状態に。いつもならすぐかかりつけの医院へ行きますが、例のインフルエンザ騒ぎで、先ず保健所へ連絡しなければなりません。保健所へ状況を話し指示を受けます。「鹿児島からの飛行機です」と伝えたら、先に連絡を入れた上、マスク着用で医院へ行くよう言われました。この頃は、声も出せないような苦痛・・・。指定された時間に着いた医院での「インフルエンザ簡易検査キット」では、発熱してから時間が経っていないためインフルエンザ確定はできませんでした。それでも、症状からみてB型インフルエンザでしょう・・とのお医者さんの見立てで、リレンザを処方してもらいました。指示されたとおりに薬を服用して、その後は順調に快復し今日は食べ物も味が分かります。でも、心配ごとがあるのです。31日の外出先が・・・。約3時間、スタジオでのバンドの練習でした。マイクの前で3時間過ごしたので、他のメンバーに感染していないかどうか?後から使用した方々に影響がなかったかどうか?・・と。ピアノ担当からその後連絡がありましたが、変わったことがない様子でちょっとだけ安心はしたのですが。帰省していて山菜に親しんでいなかったので、「今週末は何が何でも山へ行くぞー」と楽しみにしていましたが、昨日の私では無理でした。でも今日は食欲も戻ったので、明日あさってと沢山食べて、週末(たぶん日曜)には新潟辺りへ蕨採りに行きたいと思っています。山の空気が、緑が私を癒やしてくれる事間違いありません。雨が降りませんように・・・。
2009.06.03
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