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悩みと言うほどではないけど、秋になると考えてしまう事がある。「今年は松茸が採れるかしら・・・」と。以前も書いたような気がするけど・・子供の頃から見ていた夢。松茸を求めて山を彷徨うけど、見つかったものは形は松茸だけど香りのしない別のきのこ。なぜ、こんな夢を見始めたのか?なぜ、きのこ採りの文化がない南九州で育って、こうも天然きのこが好きなのか?これは、たぶん一生考えても分からないかも・・・。さて最初に戻って・・・きのこ採りを始めて2年目から松茸が採れ始めて、喜んでくれる方々にお裾分けしてきた。皆喜んでくれて、庭に生った柿が頂けたり、好物のチョコレートが届いたりする。私も、「いいんですよ・・・気を使わないでください」と言いつつ、これらの物を美味しく頂いている。とういわけで、秋になると待っている人々がいる・・・のです。採れたものを差し上げるのはこちらも喜びを感じるのでいいのですが、待っている人がいるのに採れなかったらどうしよう・・と、毎年プレッシャーがかかる訳です。それが、今年は先日思いの他収穫があったので、今ほっとしています。それぞれの方にお分けした後の、残りの松茸で「混ぜ込みご飯」を拵えました。いつもはケチケチ松茸ご飯ですが、今回は、エイヤァ!と思い切って、具沢山にしました。他の材料は無しの混ぜ込みご飯。炊き込んでしまうより香りと歯ざわりが逃げないので、こちらの方が美味しいように感じます。簡単ですし・・・。きのこ採りは、私にとって最上の喜びを伴う遊び。収穫は少なくても、探し歩きそして少しでも見つける事ができた時は嬉しいもの。これは食べ物を探し歩いていた先祖の記憶が強く私に残っているからなのか?やっぱり、どこまで考えても分からない問題です。。。
2009.08.31
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山は乾いているけど、どうしよう・・・なんて考えでは、お目当てのきのこに出会えないので、今日もスタコラ山へ。 「松茸」ほぼ諦めムードでいたけど、この一本でエンジンの回転速度が増した。この下のほうに頭をもたげた立派なまっちゃんが2本あったのに、舞い上がってしまった相方が、写真を撮るときに踏みつけてしまい、無残な姿になってしまった。 「松茸3姉妹」今年は3姉妹きのこをアップしたっけ・・・コガネヤマドリタケにタマゴタケ。で、いよいよ横綱3姉妹登場・・・ジャーン松茸姉妹です。色が無いのが寂しいですが、こんな出方のまっちゃんは初めて・・。 「ホウキタケ」毎度のホウキタケです。でも、今回はかた~いつぼみなので、虫が入っていない上物。今度こそ美味しく料理しなくちゃ。遠くからも分かる大きな固体でした。 「ツガタケ」ツガタケは雨待ちなのか、たまにお目にかかるだけ。ショウゲンジも少なくて、一雨来るのを待っている感じでした。 「クロカワ」前回残してきたクロカワが、丁度採り頃になっていました。絶えてしまうといけないので、ツガタケ、クロカワは胞子を飛ばす一本は残してきます。でも、松茸は・・・なかなか残せません。という事で、今回は松茸14本でした。写真は刺激が強いので載せませんが、仲間の皆さんには見ていただきました。なんだか台風が近づいている様子。一雨たっぷり降ったら、秋きのこのお祭が始まりそう・・・。膝と足首を養生して、9月のきのこ採りもがんばろう・・・。
2009.08.29
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気分が向かない時は、ダラダラと家事をして時間が過ぎていく。何もしないで一日が終ると自己嫌悪に陥るので、何か一つは納得できる仕事をするようにしている。たとえば気になっている抽斗の整理、ベランダの片付けなど・・。最近は、いよいよ11月の人形展が迫ってきたので制作に乗ってきて、今度は家事をする時間が勿体無く感じてしまう。「私も奥さんが欲しい」と言ったら、「食べさせていけるの」と返された。 「人形市用・ボディ」ずーっと手仕事だけだと心地いい眠りにつけないので、眠る前に少し本を読むことにしていて、今「1Q84」を読み進めていた・・・過去形です。なのに・・・先日相方が、ラジオで聞いたと大切なキーワードをポロリと言ってしまったのだ。私が毎晩読み進めていることを知っているのに・・ナゼ!「えっそうなの」と思ってしまった私は、それから2週間ページをめくっていない。お詫びの印として、第2巻は買ってもらうことにしよう・・・。 「クロカワポン酢」今夜のきのこは、クロカワ。コメツガさんレシピの「クロカワポン酢」。苦味と旨みが一体となって、大人の味。最近ビールしか飲まない相方は日本酒を切らしていて、「あ~やっぱりクロカワには日本酒だ」と言いながら、ビールを飲んでいた・・・。きのこは雨待ちだけど、行かない事には気が済まないので週末は出かけることにしよう・・・里山さん、ごめんなさいね。里山さんのショウゲンジもいただいてきちゃいます~~
2009.08.27
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柳の下にドジョウは何匹もいて欲しい・・・。きのこ仲間達の松茸報告を見るにつれ、「私にも採れる」と山へ。現実はそんなに甘くありませんし、二匹目のドジョウにも会えませんでした。いつもの「何か食菌があったら、いただきー」のウロウロ歩きをやめて、松茸に的を絞って、歩いた歩いた。でも、見つかりませんでした。 「コケモモ」今日きのこを写せなかったら、植物にしようと・・・。コケモモが赤味を帯びてきて、山には秋色が増えてきたようです。 「コケモモ」夜に降った雨で、実も葉もツヤツヤ。 「ホウキタケ」今回のホウキタケは先が広がって、ほんとに花が咲いたようです。茹でて山葵醤油で食べると美味しい・・・と本に書いてあったので、今夜その様に食べてみましたが、ホウキタケ自体には強い香りも、味も無いので歯ざわりだけ・・ちょっと物足りない感じです。今までの調理法で美味しかったのは、すき焼きに入れた時と粕漬け(里山さんお手製)。「好みの味のきのこ」としては、後方になりますが、美しさでいくとトップ3に入るほど・・・。最近大きな株は採れなくなりました。 「クロカワ」歩きつかれた体も、こんなクロカワ見つけると嬉しくてハイテンションになります。今年初めてのクロさんです。前半の散策ではお目当てのきのこに会えなくてガックリきていましたが、終ってみると、このように綺麗なきのこ達が籠に納まっていました。マイナスイオンいっぱいの山から一週間分のパワーを貰ってきました。疲れと眠さで文章がぼろぼろ、今夜は早く寝ます。
2009.08.22
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「ヒナ鳥、名前不明」樹林は乾いていて目ぼしいきのこは少ない中、道路脇で鳥のヒナを拾いました。きのこ籠にとまっている姿を見ると分かるように、小さな小さなヒナです。人を怖がる様子はなくて暫く遊んでもらい、小枝に移してきました。まだ飛べそうにないという事は、巣立ちを誤ったのでしょうか。どうか親鳥が探し当てますように・・・。 「ホウキタケ」「今年のきのこの発生は、6年前に似ている」と、駐車場で会った方が話していました。標高に関係なく発生しているということでしょうか。。。花が咲いたように緑の苔から頭を出しているホウキタケは、秋きのこの始まりを教えてくれます。 「チチタケ」里山を歩いても見つからなかったチチタケ。最初の一本は、山中で出会った里山さんがプレゼントしてくれました。その後7本収穫。これでやっと「チチタケと茄子の炒め」が出来ます。好きな場所を歩いて、数種のきのこを採る。あるいは、採りたいきのこを決めて、その条件にあった場所を歩く。と、色んなきのこ採りの形がありますが、今回は前者でした。次回は、目当てのきのこを決めて歩いてみたいです。
2009.08.19
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お盆休みが12日から始まった相方。なんとしても買ったばかりのGPSを、歩くのに難しい場所で試したくて仕方ありません。私がダウンした翌日の14日、入山鑑札を求めがてら一人で山を歩いてきました。「いやぁ~これがあると安心して歩けるわ、ちょっと不安になったら確認して、こっちだと思うとまた探し歩ける・・」とご満悦。今まで一人で歩いた事がありませんでしたが、これで野に放せます・・なんてね!!!で、このハナビラタケがその時の物かというと、そうではなくて・・・一人で留守番していた私は、お土産話を聞くにつけ(その日はタマゴタケを持ち帰り)山への思いが募り、結局15日に二人で出かけました。その時に見つけたハナビラタケで、季節は秋へと移り変わっているけど晩生が鎮座しておりました。虫が怖いのに羽や足があるものは平気。山では様々な蝶や蛾に出会いますが、なぜかこうして動かないでモデルになってくれるのは蛾ばかり、蛾と蝶の見分けはつかないけど、触覚みたいなのがブラシ様になっているのでたぶんこれも蛾です。黄色い服を上手に着こなしていて、素晴らしいセンスの良さ・・・。山歩きで疲れた気持が・・・美しいものを見ると回復していくのが分かります。雨に濡れた後のきのこは傷みが早いので、アンズタケは扇風機で水分を取り除き、ヤマドリタケはスライスして乾物に仕上げます。先日何気にチャンネルを回していたら、ポルチーニを冷凍して保存している・・との映像が。今回幼菌も採れたので、真似て冷凍にチャレンジしてみました。写真は後でアップします。相方の休みも今日まで。。。あっという間に過ぎてしまうな~と言いながら、大好きな大型電器屋に出かける準備をしています。そうそう・・・GPSの電池って消耗が激しくて・・・。ブログ仲間の方が、『山中での電池切れに注意してくだい』・・と教えてくださいましたが、実感しました。常に予備を携帯していないといけません。
2009.08.16
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あっという間に夏が来て、暦の上では秋になり、明日からお盆です。このところの台風による大雨と、昨日の地震でお亡くなりになった方のご冥福をお祈りします。土用干しならぬお盆干しになった梅。台風一過の今日、やっと梅を干しました。昨年から始めた梅干作り。里山さんに教わりながら二年目の挑戦です。昨年の皮が固い仕上がりは、元々の梅のせいかと思っていましたが、今年の梅を干しているとやはり皮が固いものがあります。よ~く考えてみました。で、重石の力のかかり具合にムラがあるのでは、と思い当たりました。漬け込み容器にピッタリサイズの落し蓋がなくて、容器の縁の梅には重石の力が加わらなかったようです。それでも、自分では昨年よりもすこ~しだけ上手になったような気がします。仕上がったら、師匠の里山さんに試食してもらいますが、里山さんどうぞお手柔らかに・・・。最近天然きのこを採っていないので、今日はマーケットできのこ狩りしてきました。これ3パックで¥100、思わず手が延びてしまいました。丹波しめじというネームですが、「ハタケシメジ」の栽培品です。軸もしっかりしています。明日どのように調理しましょう・・・。余った鉢があったのでレタスの種を蒔いてみました。袋の裏に書いてある蒔き時に8月は入っていませんが、ものは試しでやってみました。芽が出てきたときは嬉しくて毎日眺めて時々肥料も与えましたが、季節が合わないためかこれ以上成長しません。間引きしたら大丈夫と思い数本を残していますが、やはりそのままです。間引きしたものはトマトサラダに入れて頂きました。その色合いの美しさで食卓が豪華に見えました。話は変わりまして・・・F山のきのこ鑑札の値段が変わって¥1000だったものが¥2000になりました。自然保護や資源保護のために仕方がないですね。一回しか行かない方にはちょっと高いかな・・・。私達は・・・いつも元をとっていますが。。。
2009.08.12
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夏きのこもいよいよ終盤になるので、どうしても食べたいチタケを探しに昨日里山を歩いてきました。茄子炒めを作る度に、「ここにチタケが入っていたらなぁ~」と思ってしまうのは、ブログきのこ仲間の皆さんが、見事なチタケを採っているからです。せめて3本ぐらいは・・・と出かけた里山は車で20分ほどの場所。夜中まで雨が降っていた山の中は、濡れた木々の緑がつややかで美しいのですが、蒸し風呂のような暑さで、汗で服が肌に張り付く感じです。 「マツオウジ」最初に見つけたのは、この老菌のマツオウジ。分かりやすい場所に出ていたのですが、よくぞ採られることが無く次の代に命を繋いだものです。ヘビに出会った相方はビビってしまい、「やっぱり杖がないと・・・」と車まで杖を取りに行きました。アワタケの仲間、ムラサキヤマドリタケなどの老菌がそこら中にありましたので、きのこにとっては環境がいい場所のようです。でも、目当てのチタケは無しで、飛んでいるカブトムシを見つけただけ・・・。場所を変えることにしました。次の場所も条件は同じで蒸し暑いこと。2年ほど前はきのこにとって環境が良かったのですが、現在は林床を小笹が覆い、風が通らなくなっていました。これではチタケは望めそうにないので、山道脇に出ているきのこの写真を撮っていくことにしました。 「キツネノハナガサ」どんな職人さんがプリーツをとったの???というような儚げな美しさのきのこ、「キツネノハナガサ」は、このままの美しさを薄絹に写し取り帽子やドレスの飾りに使いたくなるほどです。 「マントカラカサタケ」蝉しぐれを聞きながら、お腹を空かしながら歩いていると、これ又えもいわれぬ姿のきのこが・・・。フワフワと綿毛を纏ったように立っている姿は、背の高さからいって(45センチほど)日よけの洋傘のようで、近くに白い夏ドレスを着た貴婦人がいるのではと思ってしまいました。「マントカラカサタケ」にも初めて出会いました。じっくりとカサを見ていると、出てくるのは「美味しそう・・」という言葉だけ・・。お腹が空いているので、風情もなにもあったものではありません。結局ここでもチタケは収穫なし・・というか、今回は他の収穫もありませんでした。キクラゲは数箇所で見つけましたが、夏のキクラゲは虫入りが多いので見るだけです。それでも、山を散策できたし、初めてのきのこにも出会えたので満足度70パーセント程。車に戻ってから、きのこご飯のおにぎりを食べて、車の下にもぐりこんでいた野良猫に挨拶して昨日の散策は終了しました。私が育った鹿児島は、栽培物の椎茸はよく使われていますが、天然きのこの食文化はありません。今はこうして美味しく頂いていますが、子供の頃はきのこの形の不思議さに惹かれて眺めるだけでしたので、私のきのこ好きは食べるというより形の美しさを愛でるのが先でした。何とかこの美しさを保存できないものかと、今日もマントカラカサタケの写真を眺めていました。
2009.08.09
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夏になると食欲が無くなる・・というタイプじゃない私。夏野菜は、瑞々しく色鮮やか。嬉しい事に火を通さなくても歯ざわりよく食べられる。子供の頃は、毎食卓に登る「胡瓜もみ」にガックリ。「茗荷の卵とじ」に、げんなり。「茄子の煮びたし」の歯ごたえの無さにむっつりと機嫌が悪くなる。その何れもが、今は大好物。そんな子供時代には食卓に出なかった食べ物が、この「天然きのこの炊き込みご飯」。栽培の椎茸を使った炊き込みとちらし寿司は食べていましたが・・・。今回はハナビラタケの根元とアンズタケを使いました。ハナビラタケは、三週間前に採ったもの。すぐ虫だし(この固体は虫が入っていなかった)して、軽く水分を含んだままキッチンペーパーに包んでビニール袋にいれて野菜室で保管。アンズタケは一週間前の物。他には何も入れずきのこだけご飯です。明日の天気が良かったら、近場の里山でも見に行こうかな。その時は、きのこご飯のおにぎりを持参しよう。五合炊いたので、タップリ残っている。採りたいきのこは「チタケ」だけど、そう狙い通りには行かないだろうな・・・。
2009.08.07
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「森の夜明け」ほんのりとした光の下、夜明け前から森を歩いている私の周りに漂っていたうすい紫色の空気は、今日最初の光を受けて、その色を白く変えていく。梢の隙間から漏れて差し込む生まれたばかりの光には、目には見えないけれど天使が舞っている姿がぼんやり浮かんでいるような気がして、目を凝らして暫く見つめてしまう。ふと気づいた時は、風が木々を揺らし、遠くを走る車の音が細かい水分を沢山含んだ霧の中を伝わってくる。いつの間にか小鳥のさえずりも聞こえていて、私の足は愛しいきのこに出会うために再び大地を踏みしめて一歩を踏み出していく。 「マスタケ」夜が明けたように私も覚醒して、山の空気を吸い込みます。雨が降り続いて、幹までしっとりと濡れた立ち枯れの木に果樹のように生っている、目を瞠るような姿のきのこ。「マスタケ」の色の美しさは質感の柔らかさと相まって、優しい美しさです。以前バラの花のように広がった固体に出会ったことがありますが、こちらのマスタケもそれに劣らず吊り重なって重量感たっぷり・・・・。こんな光景を見ることが出来る散策は、私を虜にして、また深い森の中へと誘い込みます。私・・・・生まれ変わる前は森に棲む妖精だったかしら・・・??
2009.08.02
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