2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全11件 (11件中 1-11件目)
1

大潮新月に合わせ、今夜は富山方面にホタルイカすくいに出発する予定だった。が、準備の遅れ、情報不足に加え、今頃になって現地から「弱雨のち強雨」「海うねり」という2大マイナス情報が飛び込んだ。これは断念しかない。 同行するS君は「仕方ないすね」とあきらめたのだが、もう1人のIさんは、あきらめ切れない様子。このモヤモヤは、アルコールで飛ばすしかないと思い、3人で居酒屋Yに入った。 Iさんは、「今からでも行きましょう」と言う。雨が降ろうがヤリが降ろうが、「例えホタルイカがいなくても、僕は行きたい」と力説する。そんなあきらめの悪いIさんのために、イカ料理を頼もう。「イカとんび」を焼いてもらった。 「美味いですね、でもホタルイカはもっと美味いんでしょうね」。Iさんの頭の中はホタルイカでピッカピカしている。 仕方なく、ホタルイカ並みに光輝く看板を目指し、2軒目にスナックOに入る。 Iさんの情熱は、ここでも衰えることがない。そればかりか、「まだ、まだ間に合いますよ」と赤ら顔で泣き叫ぶ。 あきらめ切れずにいるIさんをなだめるために、「明日はブラックバスでも釣りに行きますか?」と誘ってみた。バス釣りに決めた根拠はこれと言って何もないのだが、とりあえずこの場の湿った雰囲気を転換するしかないのだ。 ちなみに、Iさんは生まれつきの「雨男」である。釣りに同行する時は大半が雨で、今回の雨もIさんがもたらした。なので、「くり後晴れ」と気象庁が断言している明日の天気は、きっと雨になるだろう。 そんなことを考えていたら、目頭が熱くなってしまった。涙とは違うものが僕のほほを流れ落ちる。ふとS君を見ると、目が雨でいっぱいになっていた。
2012.03.23
コメント(2)

浅間山登山口のY君の宿に来ている。 後輩諸君の集いに、「マージャンメンバーが足りないので、ぜひ来てください」という命令があり、ノコノコと登ってきたのだ。 ここでの過去のマージャン成績はとてもいい。およそ負けることはなかったのだが、今回は先輩としての気遣いを優先し、2回やって2度とも3位。思いやりのプレゼントにしてあげたのだった。 早々に切り上げ、赤褐色の湯に浸かる。 ああ、あの時のドラは「中」だったなと、この湯の色を見て思い返す。一人、風呂場に寂しく響く桶の音が、なぜか「ポン」とか「ロン」と聞こえる山の夜である。
2012.03.17
コメント(0)

大学生の頃、ひたすら読んだのは三島由紀夫と柳田國男、そして吉本隆明だった。 「思想」というのは難しい。吉本さんの本も難しくて何が何だか解らない。だから、その後も読み続けることになったのだが、何回読んでも「難解」。それが、吉本ファンの「共同幻想なんかい?」とも思った。 後に、娘のよしもとばななの本にも出会うわけだが、気になるのはどうしても親父さんの方で、「最近どうしてるのかな?」と気にしていた矢先の訃報だった。 ニュースでは「ひとつの時代が終わった」と、金太郎飴のようなことを言ってはいるが、著書の解読が進まない僕としては、ピリオドが打てない人である。
2012.03.16
コメント(0)

まちの洋食屋Fは、トンカツで成り上がったとされている。 俗に言うところの、「外はサクサク中はジューシー」。ここに、創業者Nさん曰く「秘伝の秘伝、そのまた秘伝のソース」が評判を際立たせる。 創業50年。高校時代、部活を終えた僕は、この店のトンカツに育てられた。よって、どんなに食べても借りが返せない立場なのだ。未だに、サクサク食べてはいても、ジューシーな恩恵を感じているのだ。 で、只今「トンちゃんフェア」を実施中。オリジナルメニューのほかに、定番豚肉料理が2割引なのだ。こんな機会だからこそ借りを返そうとお邪魔した。 フェアの特徴はもうひとつ。この写真にある「トンちゃんフェア」の紙製帽子を、全店員がかぶってお待ちされている。女性店員さんの中には、トンちゃんがトンちゃんをかぶっている人もいるので、見るだけでも満腹感が得られること請け合い。
2012.03.15
コメント(0)

一時期は、外国籍シスターの定位置とされてきたちまたのストリートに、日本人、とりわけ若い女性の姿がとって代わるようになって久しい。 「シャチョさん寄ってって」が、「お兄さん、よかったらいかがですか?」という言葉に変化。香水の種類も、ずいぶん洗練されている。 がしかし、僕はこの手の店舗形態には無関心で、美しい容姿の業界お姉さんよりも、うらぶれた赤提灯の方にひかれてしまうのである。 と言っても、店に誘導はされないまでも、簡単な会話と労いの言葉ぐらいはかけることにしている。 そうそう、かつての外国籍シスターは写真撮影を嫌ったが、日本人お姉さんたちは拒否しないことが多い。外国ではまだ、「写真を撮られると魂も取られる」と伝承されているのかもしれない。「ハイ、チーズ」の味は、奥深い。
2012.03.14
コメント(0)

海水浴は記憶のかなたに消え去った。「海水浴場」という言葉は、今や「サーフ」と切り替わって僕の欲情を駆り立てている。 サーフには、水着のお姉さんは来ない代わりに、サワラやイナダ、ヒラメも押し寄せる。それ相応の竿は持ってはいるのだが、水着と同じで新しいものがほしくなるのは海水浴と共通している。 で、およそ2ヵ月後の人生を予測し、釣具市場に顔を出した。 というか、先物取引に手を出したも同然。投資マネーは、ウロコの束となって返ってこよう。
2012.03.12
コメント(0)

信州の鎌倉と呼ばれる別所温泉は、かつての賑わいこそ薄れてはいるが、歴史や風情は失われることなく息づいている。 適度な起伏が立体的な空間を作っていて、車に主導を渡さない人勝手な道路事情も好きだ。大好きな「男はつらいよ」のロケ地にもなった。こういう土地は、流行り廃れで評価するべきでない。 たまたま別所に着いた時間が午後2時半過ぎ。高台にある寺で、「追悼の鐘」を鳴らすという。3・11のそれか。 信心深くはないけれど、何人かの参加者に混じって鐘を鳴らしてみた。遠く被災地には届かない音も、僕の心には十分な震動を伝える。
2012.03.11
コメント(0)

休日に限って雪が降ったり、風が強かったりで、川には行っていない。 魚を釣り上げることがないから、魚の代わりに買ったルアーばかりが増えていくのは、おそらく釣り人共通で、僕ばかりではあるまい。 本日購入したのは、倒産の憂き目に遭いながらも再び浮上したメーカーのもの。 景気の悪さは僕の釣果も釣具業界も同じか。まあ、じっと流されていれば、いずれは川面に浮かび上がろうて。
2012.03.09
コメント(0)

飲食店に勤務しているTちゃんが、近く妹さんと居酒屋を開くという。 今のところ、店のコンセプトは「場末」だ。いいじゃんか。 ジャズが流れるような薄暗い店は、好きではない。高級食材ばかりを食べさせる店も居心地が悪い。時代は今、掃き溜めのごとく安心安全な場末を求めているのだ。 ちなみに、Tちゃん姉妹は、大きな声では言えないが、場末色が似合う。水清くして魚住まず。店清くして居心地悪し。店主の容姿、これまた真なり。
2012.03.08
コメント(0)

牛に引かれたワケではないのだが、善光寺にまで来てしまった。 伝説によると、信州小諸の千曲川で洗濯をしていたゴウツク婆が、腰巻を角に引っ掛けた牛を追いかけて、ここ善光寺まで来たという。その後、婆がどう改心したのかは知らないが、日々積もり続ける強欲を悔い改めるには、適当な逃げ場ともいえる。 近くに、蔵を活用したテーマパークのような一角があった。 欲を払いに来たつもりが、はやくも食欲に屈する。 山門に並ぶおやきや蕎麦よりも魅力的。善光寺界隈は、「牛が挽かれたハンバーガー」で売り出せると思った。
2012.03.04
コメント(0)

先日、僕が衝動買いをしたリールの一件を知ったIさんが、さっそく衝動買いの連鎖反応におちいった。僕がハマッた釣具店に行って、ご主人のオススメ商品を購入したという。僕の購入した製品の前のモデルだが、定価を著しく割り込む値段だったので、これはとても良い衝動買いだと思う。 左がIさんのリールで、右は僕のもの。 先ほど、「良い衝動買い」とは言ったものの、このピンクのラインはいかがなものか。おかしな衝動に駆られるのではないかと心配しているところである。 そんな流れもあって、今日は2人で早春の川にやってきた。昨日のみぞれで川の水温が低いので、おそらくルアーに食いつく魚はいまい。それでも、「新製品をテストするだけでも楽しい」とIさんは考えている。 昼近くまでテストを行い、地元の食堂に入る。 数ページにわたるメニューの中から、僕が選んだのは「カツカレー定食」だった。なぜか。通常「カツカレー」というと、カレーライスにカツが乗っている形態。ここに「定食」が付くとなると、どんな状態になっているのかと興味がわいたからである。 実際、やってきたのは… 確かに、カツカレーに味噌汁、ライスが付いていた。 しかし、よーく考えてみると、通常のカツカレーライスに味噌汁を付けてもらった方が食べやすいかも。 そんなこんなで、美味しいことは否定しないが、この食べにくいカツカレー定食を「衝動喰い」した僕である。
2012.03.03
コメント(0)
全11件 (11件中 1-11件目)
1


