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◆日本ハム2-0ヤクルト 松山坊っちゃんスタジアムを、稲妻が光り雷が鳴り豪雨が襲う。8回裏、試合が中断となり三塁ダッグアウトでほくそ笑む日本ハムのトレイ・ヒルマン監督(44)。その6分後、雷雨コールドで日本ハムが連勝を「14」に伸ばした。 この日の立役者は高卒ルーキー・吉川光夫投手(19)=広島・広陵高出。「うれしいッス。これからもピンチがあっても0点に抑えたい」。今季3度目の先発マウンド。序盤から走者を背負う苦心の投球だったが、カーブが要所で決まりスコアボードに「0」を並べた。 登板前には重圧で押しつぶされそうになっていた。チームは13連勝中。ただでさえ意識せざるを得ない状況の中、前日にプロ2年目の木下(東邦高出)から「おまえで止めるなよ!」という激辛エールが、19歳の高卒新人の心臓にはズシリと響いた。6回途中まで無我夢中で投げた101球。「絶対に負けられないようなプレッシャーは相当ありましたからね」。吉川は自らの記念すべきプロ初白星の味より、チームの連勝を止めなかった安堵(あんど)感の方を漂わせた。 そんな孝行息子にヒルマン監督もほおを緩めた。「制球には苦労したけどよくしのいだ」。楽天・田中に続き、高卒新人として今季2人目の白星を挙げた吉川の奮闘で、加速する日本ハムの快進撃。日本記録の18連勝ももはや夢ではなくなってきた。
2007年05月08日
那覇】日本トランスオーシャン航空(市ノ澤武士社長)は24日、那覇空港内の同社メンテナンスセンターでJTA客室乗務員新制服・新CF(コマーシャルフィルム)発表会を開催した。 新CFではイメージソングに石垣市出身のロックバンド「BUBBLEGUM」の「ACROSS THE ROAD」が起用されている。 同社は今年7月で創立40周年を迎える。これを記念して制服を刷新した。新CFではイメージソングのほか、那覇市出身の安座間美優さんがイメージガールに起用されており、県内企業にこだわったCFとなっている。 発表会には県内外から40社以上の報道陣が参加。市ノ澤社長が「県のビジット沖縄計画がある中で迎える40周年の節目を機に制服を刷新し、新たな挑戦としたい」とあいさつ。 イメージガールの安座間さんの紹介や「BUBBLEGUM」によるイメージソングの演奏が行われたあと、過去4代の制服が披露された。 続いて、稲葉賀惠氏のデザインによるジャケットやベスト、かりゆしウエアやエプロンなどの新制服を着けた客室乗務員が大勢の報道陣を前に新しい制服を発表した。
2007年05月07日
■せめて200メートル延長を 波照間空港の滑走路は現在800メートルしかなく、小型機にしか対応できない。RACはそれが赤字の要因になった。そのため竹富町は島の活性化を図るため39人乗り、あるいは50人乗りの機材を想定して1200メートル滑走路への延長を県に要請しているが、県はその分の需要が見込めないとして消極的だ。 確かに波照間は1時間足らずで石垣と島を結ぶ船便が2社も運航しているため運賃が割高な航空機の利用は現在のところ多いとはいえない。しかしそれも「卵が先かニワトリが先か」の論議に似て、今後の展開しだいだろう。しかも航空会社側によれば、39人乗りはあと200メートル延長し1000メートルにすれば技術的に十分乗り入れは可能ということであり、必ずしも1200メートルにこだわらなくとも良い。 日本最南端の島が観光客の人気を集めるということは、それだけ仲井真知事が目標に掲げる観光客1000万人にも結びつくものだ。県はぜひ滑走路を延長して島の将来に“大動脈”を開いてほしい。
2007年05月06日
■気になる運賃や運航体制 波照間は近年、日本最南端の島として観光客が急増。それに伴って従来のサトウキビの島は民宿など観光関連の新規開業も増えている。それだけにエアードルフィン社の参入は、今後の島の活性化に大いに期待される一方で、運賃がどうなるのか、不定期というが毎日の運航体制はどうなるのか、島の住民にとってはその点が大いに気がかりだ。 RACの場合、9人乗りの小型機を旅客の数に関係なく毎日定期運航し、その結果として毎年何千万円という赤字を計上してきた。これに県や竹富町は05年度までそれぞれ400万円近く赤字補てん(06年度は1000万円計上)し、運航を継続してきたが、結局はパイロットの定年退職を機に、これ以上運航できないと今年12月からの撤退が決まった。 それだけに同じ9人乗りで運航する同社の運航体制が気になるが、そこは定期便と違って、路線申請の必要もない不定期乗り合い便として、あらかじめ発着時間は決めず、旅客がいる場合に臨機応変に毎日何回も運航することにしているようだ。したがってその点は利用者にとって融通のいい小回りの利く運航体制になりそうだが、問題は運賃だ。 基本的には現行運賃より安くはなっても、高くなっては島の住民が納得しないだろう。その点は竹富町が従来のRACへの赤字補てんの補助金を活用すれば、運賃の低減で利用者に喜ばれ、それが新たな航空需要の掘り起こしや航空会社の支援にもなる。町の検討を望みたい。 先にも触れたが、波照間は日本最南端の島として人気を集め観光客が急増している。それだけに島の人々からは航空機の大型化が求められ、そのための滑走路延長が当面の大きな課題になっている。
2007年05月05日
■エアードルフィン社 今年12月から路線廃止が決まっていた琉球エアーコミューター(RAC)の石垣-波照間路線に、22日新たに那覇市に本社を有するエアードルフィン社(半田貞治郎社長、資本金4900万円)が乗り入れすることを発表、一転運航継続が決まった。 島では昨年9月にRAC側が当初は今年4月、その後11月末での路線廃止を表明して以来、青年会などが「島の活性化に冷や水を浴びせるもの」と住民大会を開くなど、竹富町とともに路線存続を訴えてきただけに、今回のエアードルフィン社の新規参入に大盛武竹富町長は「大変喜ばしい」と大喜び、嘉良直波照間公民館長は「航空需要確保にがんばりたい」と安どと期待を寄せた。 同社は9人乗りの小型機2機と3人乗りセスナ1機を有し、06年から那覇-伊是名、伊江島、慶良間のほか、奄美の沖永良部などの離島を不定期航路で結んだり、遊覧飛行しているが、今回新たに石垣-波照間-与那国のほかに、石垣-多良間-宮古、さらには那覇-下地島へ不定期で参入。 さらに石垣では、ピーク時にマンゴーやパインの積み残しも発生するため、早ければ4月中旬から貨物路線にも参入。1トン程度を積載できる機材で毎日1-3便運航することにしており、新たな八重山の足として大いに期待したい。
2007年05月04日
米原海域のさんご礁の保全活動に取り組んでいる「Save Yonehara」(早川始代表)が、世界自然保護基金(WWF)ジャパンのエコパートナー事業として、米原地域の森とさんご礁のつながりを探る調査を行うことになった。以前から「豊かな森が健全なサンゴ礁を育む」と指摘されてはきたが、さんご礁生態学では未解明の分野。その第1歩の研究として注目されそうだ。 WWFジャパンから170万円の助成を受け、7月から調査を開始。来年3月までに報告書をまとめる。新たな手法として物質循環を解明する「安定同位体比分析」を用いることにしており、大沢和敏東京工業大学院助教授がコーディネーターとして協力。チーフコーディネーターには、白保のさんご礁を長年調査してきた目崎茂和南山大学教授を迎えた。 目崎教授は「米原、富野海域は自然の生態系を残しており、森とさんご礁の関係を調べるのに最も適している」と話し、「白保との対比も調べることでさんご礁の保護、回復のあり方が明確になり、きめ細かな環境保全ができるのではないか」と期待している。 早川代表は「さんご礁の保全を実行するためのきっかけになるのではないか。国立公園指定の際の管理体制についても提言していきたい」と話した。ウェブ上でもさんご礁保全の普及・啓発を行っていく予定だ。 WWFジャパンでは「さんご礁生態系と陸域の関連性の明確な因果関係を示したもの(研究)は少なく、今後のさんご礁生態系の保全を考える上で、今回の調査結果には高い関心を持っている」と期待している。
2007年05月03日
石垣島や小浜島の周辺海域で30日、サンゴの卵が大量に漂流しているのを、航空機でパトロール中の第11管区海上保安本部石垣航空基地が確認した。 同基地によると、同日午前9時50分から午後零時20分ごろにかけ、石垣島の浦底湾と小浜島の北東約5キロメートルのリーフ周辺、鳩間―西表島間の海域などでピンク色の卵が密集した状態で漂っていた。小浜島の北東では長さ約500メートル幅約50メートルの範囲に及んでいた。 同基地では「八重山諸島周辺海域をパトロール中、小規模に漂流するサンゴの卵をみることはめずらしくないが、今回のように、広範囲にかつ大量にみることは極めてまれ」としている。
2007年05月02日
これから本格的な海水浴シーズンに入るのを前に県福祉部は1日、ハブクラゲ発生注意報を発令し、県民や観光客に対しハブクラゲの刺症事故に遭わないよう、注意を呼びかけた。 ハブクラゲは、6月はじめころから人体に影響をおよぼす大きさに急激に成長。海水浴、マリンレジャー等で海への出入りが多い6月から9月にかけ、刺症被害が多く発生している。 八重山管内における昨年の海洋危険生物の被害(届け出)状況は、合計44件。このうちの33件をハブクラゲが占めている。また、発生海岸別では、21件が川平石崎北。被害の81%が県外からの観光客だった。 県では、ハブクラゲ刺症の未然防止に向け(1)海水浴はハブクラゲ侵入防止ネットの内側で行う(2)遊泳時には肌の露出を避ける(3)(Tシャツ等の着用)▽食酢(5%)を持参する―ことを呼びかけている。 また、ハブクラゲに刺された場合は、落ち着いて対処し(1)まず海から上がり、激しい動きをしないで近くの人に助けを求める(2)刺された部分はこすらずに、酢(食酢)をたっぷりかけて触手を取り除いた後、氷や冷水で冷やす(3)応急処置をし、医療機関で治療を受ける―ことが必要。
2007年05月01日
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