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2005年11月09日
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テーマ: ニュース(100356)
カテゴリ: ニュース
今朝、新聞でこのニュースを読んでからずっと心が重い。

ネットで検索したら、一番詳しく報じているのが下記だった。

焼却炉内に2遺体:1人は80歳男性 自殺の可能性

いくつか検索されたけれど、すでに削除されているものも多かったので、
念のためにコピーしておく。



 調べでは、7日午後2時ごろ、近所の人が、火葬場横に、エンジンがかかったままでクラシック音楽が流れている無人の乗用車が止まっているのを不審に思い同署に通報。駆けつけた署員が焼死体を発見した。

 車は男性の所有で、車内にあったガソリンスタンドの給油伝票7枚の裏面には、親族への思いのほか、「午後8時ごろ、妻とともに家を出る。火葬場で1時間待つ。炭、たきぎの準備をする」などと書かれていた。また、男性の自宅からは日記帳も見つかり、11月7日の欄には「午前0時40分ごろ点火する」などの記述があった。

 さらに8日になって、男性から同市役所に郵送の手紙が届き、中には「遺産はすべて市に寄付します」などと書かれていたという。同署はこれらの状況から、7日ごろ、自ら火をつけて自殺を図った可能性が高いとみている。

 近所の人によると、男性は妻と2人暮らし。子どもはおらず、妻が数年前から糖尿病を患い足が不自由だが、男性が一人で介護を続けていた。旧火葬場は平屋のブロック造り。地区の共同墓地近くにあり、30年ほど前まで地区住民が使っていたが、現在は使われていないという。【大久保陽一】
(毎日新聞 2005年11月9日 11時02分)


私は、朝刊を読む時に真っ先に見るのが「お悔やみ欄」である。
知り合いで不幸がないかどうかを確認をしてから、
ざーっと亡くなられた人の年齢を見る。


50代までなら、「どうしたのだろうか?」と思う。
病気、事故、それとも・・とつい考えるし、
「葬儀はすでに終了しました」などや、
喪主が兄弟姉妹だったり、子どもだったり、あるいは親なら、
とても寂しい気持ちになる。
もしも20歳以下、それも思春期の年齢なら、胸苦しくなる。
だから、80歳以上だったなら、
それなりに人生を全うされたのだろうと思っていた。

しかし80歳以上でも、こんなに悲しい死がある。
人間は必ず死ぬのだけれど、
どんな死であっても本人にとっては、現世との永遠の別れだ。

二人で共に逝くのも一つの形だとは思う。
ご本人達がそれを望んだのだから、仕方ないとも思う。
しかし、そんな死に方を望まなければならなかったということが、
とても悲しく辛い。
お二人の、ご冥福をお祈りします。





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最終更新日  2005年11月09日 13時48分33秒
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