I歯科医院の高楊枝通信。

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2014.10.26
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カテゴリ: オーディオ
金田(かねた)先生がDCアンプシリーズを始めたのは「MJ無線と実験」1973年の8月号の、
「音楽鑑賞によって完成したDCプリ・アンプ」という記事からでした。
今現在、DCアンプシリーズはNo.234ということで、今後増々のご発展をお祈りしたいと思います。

この記事の「はじめに」という文章を引用したいと思いますが、河村先生のご主張と似ているなと思いました。
金田先生と河村先生が合体されたら最強だろうな、、と思いますが、
河村先生のご主張は、もっと徹底していて、
人間の音の可聴限界(20Hz〜20kHz)と、十分なダイナミックレンジ、高調波歪み率0.1%以下を満たしているアンプなら音は変わらないというものです。
金田式アンプはこれらの条件を満たしていますが、河村先生のスピーカで聞くと音の違いが判ります。
なぜなのでしょうか?



オーディオを趣味にしている人と話合っていると、時々残念に思われる事がある。
彼らとはオーディオ機器について話し合うことができても、音楽について話し合うことができないことが多い。
意外にも彼らは音楽会に行くことは滅多に無い。
まして自分自身で演奏を楽しんでいる人はさらに少ない。
もっとも最近の演奏会では、クラシック音楽以外は全てマイクロホンを通しており、
演奏会場のスピーカーはスピーチを主体に設計されているので、
その音は音楽鑑賞にはほど遠いのである。

というわけで、オーディオ・ファンでも生の音楽を知らない人が多い。
これは非常に奇妙なことと言わざるを得ない。
そもそもオーディオとは、音楽を再生する手段に過ぎず、
その目的である音楽や生の音を知らないで、オーディオを研究してもなんにもならないのである。


名器という言葉は本来、楽器に対して使うべきであり、スピーカーやアンプに使うこと自体が、おかしいのであるが、
世界の名器と言われる装置は大抵、独自の強い個性を持っている。
設計やデザインが個性的なら問題ないが、音の個性が強いのである。

どんな音楽を聴いても、その個性的な音が、影の如くつきまとい、まじめに聞けば聞くほど、しらけてしまう。
オーケストラの音色の違いが、装置の個性によってマスクされてしまい、国籍不明のオーケストラに化けてしまう。


個性は、振動板の分割振動、ホーンの振動、エンクロージャーの共振などにより人工的に作り出されたものであり、
それらの個性はプログラムソースの内容とは無関係に楽音につきまとって、鳴り続けるのである。
再生機器としては重大な欠陥と考えられるが、どういうわけか、メーカーは音楽的個性と言って宣伝し、
ユーザーはそれを鵜呑みにして個性を楽しんでいる。
彼らにとっては、再生装置の個性を楽しむのが、オーディオの目的であり、レコードはスピーカーを鳴らすための手段に過ぎない。

再生音に個性がないことを蒸留水にたとえ、無味乾燥でおもしろみがない、といった曲論を唱える人もいるが、
それならば生の音楽は無味乾燥だということになってしまう。
オーディオ装置は、音に個性を持ってはならない。できるだけ個性を排除すべきである。これが私の主張である。
個性がないということはどういうことか、それは、その機器を使用しても、その存在が感じられないことである。

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Last updated  2014.10.26 19:37:55
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Re:「時空を超えた音楽再現 オーディオDCアンプシステム(上、下巻)」2(10/26)  
ロミエル さん
深いですね♪

音を聞いているのか、
音楽を聞いているのか、
そんな疑問を抱いていたとき、
記事のような文を目にしたことがあります。

ある意味、極めると、
高価な音響装置は無意味なものとなります。

超ド級と呼ばれる装置でも、
単4電池1本で駆動するでも、
得る情報は同じなのです。

また、あるとき野外イベントのPAが良好な音響で、
装置を見てみると、屋外を想定した頑丈な造りと言うだけで、特にあーだこーだではないのです。いわゆるプロ用。

スピーカーへの配線はそこたりの電灯線を流用だったりなのですが、音は良いです。

1メートル数万円のケーブルの論議をする世界なのに、
それが200円程度の線で気持ちの良い音がしてしまうと、高価なケーブルとかって一体何だろうと思ってしまいます。

また、電源に特別こだわりをお持ちの方もいますが、
屋内配線に使う線のことを思うと無意味な気もします。

もっと行くと、電力会社の持ち分になる配電網も気になります。

すごい人もいるもので、
音響のために自家発電を入れているとの事例を見たことがあります。
写真ありましたが、
けっこうな工事現場でお目にかかるような
かなり大掛かりな発電装置が自宅に鎮座していました。
(2014.10.26 19:55:30)

Re[1]:「時空を超えた音楽再現 オーディオDCアンプシステム(上、下巻)」2(10/26)  
ロミエルさん、かなり深いです。
オーディオは音楽
から電子工学やら雑多な分野を網羅していますから、自分を磨くには最適な趣味でした。金田式やら河村式に出会って成長できたような気がします。金田さんのケーブルは配線材はダイエイ電線というふつうのビニール被覆線だし、スピーカーケーブルもモガミ2511でしたか?1000円/mくらいのものです。メーター何万円もするケーブルで音が変わるアンプがあるとすれば、ちょっとした容量やインダクタンス成分で音が変化する、要するに不安定な動作をしているアンプということになります。

>深いですね♪

>音を聞いているのか、
>音楽を聞いているのか、
>そんな疑問を抱いていたとき、
>記事のような文を目にしたことがあります。

>ある意味、極めると、
>高価な音響装置は無意味なものとなります。

>超ド級と呼ばれる装置でも、
>単4電池1本で駆動するでも、
>得る情報は同じなのです。

>また、あるとき野外イベントのPAが良好な音響で、
>装置を見てみると、屋外を想定した頑丈な造りと言うだけで、特にあーだこーだではないのです。いわゆるプロ用。

>スピーカーへの配線はそこたりの電灯線を流用だったりなのですが、音は良いです。

>1メートル数万円のケーブルの論議をする世界なのに、
>それが200円程度の線で気持ちの良い音がしてしまうと、高価なケーブルとかって一体何だろうと思ってしまいます。

>また、電源に特別こだわりをお持ちの方もいますが、
>屋内配線に使う線のことを思うと無意味な気もします。

>もっと行くと、電力会社の持ち分になる配電網も気になります。

>すごい人もいるもので、
>音響のために自家発電を入れているとの事例を見たことがあります。
>写真ありましたが、
>けっこうな工事現場でお目にかかるような
>かなり大掛かりな発電装置が自宅に鎮座していました。

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(2014.10.26 20:29:58)

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