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「きらず揚げ?」愛知県では生活に根付いたお菓子だというのだが、
私はそのお菓子の商品名を、全く知らなかった。
それは‥滅茶苦茶硬いお菓子のようだ。
作っているのは愛知県高浜市で、社名が「おとうふ工房いしかわ」という。原料は豆腐を作る過程で出る「おから」だった。
なんとかこのおからでお菓子を作ろうとしたのだが、おからを入れれば入れるほど、製品が硬くなってしまうという。
だからといって入れる量を減らしてしまったなら、おからの栄養価を取ることができない。
社長の石川さんは、どうしようと悩んでいる時に、
ご婦人方の前でその悩みをつぶやいたら、なんと!
子供の歯固めで食べるお菓子に良いという、まさかの逆転の発想。
それならばと作ったところ、どんどん売れていった。
小学校でも給食で出しているところが有るようだし、
乳歯が生えてきて、離乳食が始まった2歳児にも食べさせていると言う。
カンブリア宮殿では、この会社に焦点を当てて取材をしていた。創業は明治時代で、全国に30もの直営店を持っている。
この豆腐を作っている本社に、ある日スーツ姿の一行がやってくる。
スーツの男性たちは、豆腐作りを体験していくのだが、
この男性たちはいったい誰なのか?
実はこの人たちはこの「おとうふ工房いしかわ」に原材料を卸している、北海道の契約農家さんたちであった。
複数の契約農家さんたちが、自分たちが作った大豆を持ち寄り、それぞれが自家の大豆で豆腐を作る。
作り終わると、作ったばかりの自分の豆腐を食べてみる。
そして、他の人がそれぞれ自家大豆で作った豆腐も食べてみるのである。
そぅ、食べ比べてみるのである。
そこで「自分の大豆のほうが上手い」と言ったり、
「悔しいけど○○さんのところの大豆で作った豆腐のほうが上手い」
といった感想を言い合う。
これがまた契約農家さんたちの、
もっと良いものを作ろうという気持ちを、高めさせていくのである。
この豆腐作りは、大豆の品質を上げていく為の一役をかっているわけだ。
勿論、石川社長も北海道に出向いて交流を計る。こういった顔が見える関係だからこそ、信頼し合えるのである。
ここの豆腐はスーパーで買う豆腐からすると、はるかに高い。より品質のよい物を作る事こそが、生き残っていく道だと感じる。
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