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今日、悲しいニュースを目にしました…。 PP&M(ピーター・ポール&マリー)のマリー・トラヴァーズさんが、亡くなったというのです。 私にハモりの何たるかを教え、その無限の可能性に気づかせてくれた幾つかのグループのうちでも、彼らは私の中で特別な存在でした。 あまりにも名曲が多すぎる。彼らのアルバムは、ヘヴィーローテーションしまくって一時飽きて聞かない期間があっても、また聞きたくなる、という魔法がかかっています。 もう数年前から彼女が白血病で闘病中だというのは、雑誌で目にして知っていました。人はいつか死ぬ。ですから、今回のことは意外ではありません。 今、私は彼女に「ありがとうございました」と伝えたいと思います。R.I.P.
2009/09/17
私がゴスペルを知ったのは、まぁ最近と言えます。 その長くはないキャリアの初期から、私の耳に入ってきていたアーティストの中に、彼は含まれます。「カーク・フランクリンは天才やで!」 私は相方からずっとこう聞かされてきました。 彼のCDも何枚か手にし、なかでも相方がすでに聞いていたCDは彼女の車の中で、それこそ飽きるまで(←正直、ホンマに飽きた…)聞かされました。 名曲は沢山あります。 …しかし、私はあまり聞き慣れないゴスペルというジャンルだったためなのか、必ずしも「うん、天才やね!」と膝を打つはことはありませんでした。 そのカークが来阪。 もちろん二つ返事で行くことに同意しました。頻繁に来日する人ではないし、MUOのレパートリーになっている彼の歌も多く、そのオリジナルをぜひ聞いてみたかったのもあります。 …しかし、やはり心のどこかには「相方へのつきあい」って思いがありました。 それが… 私のそんなつまらないごたくや思惑など、まったく問題にならない舞台に、私は完全にノックアウトされました。 ステージでの彼の存在感はもちろん強烈・圧倒的ですが、クワイア一人一人の歌がホンマに強烈でした。「…上手い歌ってのは、こういうのを言うんやなぁ…」 ライブならではの、「素」の実力が判ってしまうステージで、ホンマに、ホンマに上手い。 「ホンモノ」ってのは、理屈ではなく、音楽で人を感動させられるんやなぁ… 心に刻む「音楽哲学」が、またひとつ増えました。
2009/09/15
前日の豪雨とは打って変わり(スタッフの方々は水溜まりの処置などに朝からおおわらわだったようですが…)、秋晴れの晴天に恵まれた中村池公園。そこに組まれた野外ステージにて、我々MUOは世界民族音楽祭2009の発表を行いました。 世界民族~を歌うだけあって、音楽も屋台も「国際色ゆたか」なイベントでした。 そんなイベントに、日本人たる我々がアメリカ・ルーツのゴスペルソングを歌うってのも、なかなか…オツなもんです(笑)。 シスタークワイアの方、今回は歌い手として立てなかったMUOメンバー、メンバーの家族…といった「身内」が沢山来てくださったのが嬉しかったのはもちろん、今回は「たまたまその場にいた」別の団体の方や発表者・その家族やお客さまなどが、我々の歌う前から舞台前の座席に多数腰掛けて下さっていたのが、なんとも言えない緊張感と高揚感をもたらしてくれました。 今回の舞台に立つ上で、我々はいつもと違う「チャレンジ」をしました。 その最たるものが、リードシンガーをメンバー内から公募したこと。 「リードを歌ってみたい」けれど、普段はなかなか「指名」されないメンバーがMUO内には徐々に増えつつあります。その人たちが、もちろん全員ではありませんが、今回はリードをとるチャンスを得たわけです。 それは正に「チャレンジ」でした。 普段「指名」されないということは、当然ながら、これまでリードとして本番を(ほとんど)体験していないということ。緊張と不安、重圧と厳しい要求…、それらが喉を締め付けて余計に声がでないジレンマ…。そんなストレスの中で、リードを任されたメンバーたちは、歌いたいけど逃げ出したい、リードしたいけど足を引っ張ってしまう…、正にのたうちまわりながら、責任を果たすべく頑張りました。 もちろん、その「公募」自体に賛否両論あったし、なかなか上達を感じられないリードシンガーに対してクワイア側から不安の声が上がることもありました。 リードが不甲斐なくてどうする!という、至極もっともで正当な要求は、きっとどんなレベルのクワイアにも起こる試練をMUOにもたらしました。 今日の歌を、私は当事者として客観的に聞くことなどできません。聞くに値するか否かは、お客様に委ねられる事柄ですから。 しかし、あるメンバーのご家族で、普段は「決してお世辞を言わず辛口な」方が、我々が最も産みの苦しみを味わった曲について、今日の中で最も良かったとおっしゃってくれた、と耳にしました。 逆境の経験をも、我々が成長の糧にできたとすれば、今回の「チャレンジ」にも大きな意味があったと思えるのですが。 来年の一月の大舞台まであと半年を切りました。 この数ヶ月を我々が如何に過ごすべきなのか、示唆に富んだ舞台となったように思われました。
2009/09/13
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