MM2022のブログ

PR

プロフィール

MW2022

MW2022

カレンダー

コメント新着

天国にいるおじいちゃん@ Re:打席に入る前に、バットを天にかざして、天国にいるおじいちゃんに『力を貸してくれ』(08/24) 天国にいるおじいちゃんについては、 089…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2023.02.07
XML
カテゴリ: マザーとマハトマ
「God's Will!」
マザー・テレサはよくそうおっしゃったという。


日本からマザー・テレサの活動を取材にいった撮影隊がマザー・テレサへのインタビューを30分行った。

「マザー・テレサは私たちに向かって、疲れたでしょうから、一緒にお茶をいただきましょうと誘ってくれた。
私たちは、喜んでテーブルについた。
マザーと一緒にお茶を飲めたのも嬉しかったが、翌日の撮影スケジュールを打ち合わせておく必要もあったからだ。
そのとき、私は悩んでいた。
翌日は、ハンセン病患者の村の取材と同時に、空港近くの農村医療の巡回団の取材のどちらも撮影したい。
しかし、カメラは一つ、どっちかに決めなくてはならない。
「どちらに決めますか?」
通訳のシスター白井が決断を迫る。
私はもう少し考えさせてくれと言った。
そのとき、マザー・テレサが迷っている私に笑顔で
「無理なことをどうこう思い悩むのは無駄なことです。
神さまはできることしか選ばれない。
できないことは、神さまがお望みではないのだと思いなさい。」
そう言って、お茶を話を進めながら話を続けた。
1年前ドイツのカメラマンが2度もカルカッタへ来て撮影したのに、なぜか両方ともフィルムが真っ白だったというのである。
「それはきっと神さまが望んでいらっしゃらなかったのでしょう。
もし神さまがお望みなら(ゴッズ・ウィル)あなたがたの撮影はきっとうまい考えが浮かぶでしょう。」
・・・
結論からいうと、翌日の撮影は、2つとも可能になった。
それは、私たちの協力者であるイエズス会のロベルジュ神父によって、思いがけず、サブ・カメラの使用が延長できる知らせが入ったからだ。
さっそく私たちスタッフは、A班、B班に分かれて撮影することにして、マザーにそのことを伝えた。
するとマザー・テレサは即時に言った。
「神さまは、今回は2つのことをお望みなのでしょう。
よかったですねー。」
この時以来、私たちのスタッフの間で、マザーの言葉を真似るのが流行った。
それは「ゴッズ・ウィル」(なにごとも神さまがお望みならば)という素敵なものであった。
(「マザー・テレサとその世界」111ページより)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.02.07 00:04:26


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: