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2026.05.30
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大智禅師偈頌講話 沢木興道

  鳳山山居(四) 
 草屋単丁二十年 (草屋単丁たること二十年)
 未持一鉢望人煙 (未だ一鉢を持して人煙を望まず)
 千林果熟携籃拾 (千林の果熟して籃(かご)を携えて拾う)
 食罷渓辺枕石眠 (食し罷って渓辺石を枕にして眠る)


「草屋単丁たること二十年」これが、約二十年大智禅師がこの山の中におられたんだろうという。草屋単丁たること、一人ぼっちで二十年、「未だ一鉢を持して人煙を望まず」よそにも行かなかった。托鉢の代わりに、「千林の果熟して籃(かご)を携えて拾う」まあ籃がようあったものである。「食し罷って渓辺石を枕にして眠る」―。
ここにわれわれは凡聖迷悟、悟ったとか、迷ったとか、この山居というものにおいて、悟ったというのは俗物である。その悟りもやめたのが山居である。迷うておるものが俗物、善根功徳もそうである。善悪を超越した、そこが山居。凡聖迷悟、好き嫌い、よしあし、一切のものを超越した世界が、草屋単丁たること二十年、未だ一鉢を持して人煙を望まず。千林の果熟して籃(かご)を携えて拾う。食し罷って渓辺石を枕にして眠る。そこになんの迷悟があるか。つまりこういう生活を、ここに山居という。(大智禅師偈頌講話p.18-18)





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最終更新日  2026.05.30 01:00:04


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