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久しぶりにイスの話を・・・ジャン・プルーヴェ1930年代から活躍した建築家ですミッド・センチュリーよりも前の時代なので一般的には馴染みがないかもしれませんがプルーヴェ大好きなんです僕・・・「最小限の素材に、最小限の手仕事を加え、最大限の機能を加える」それが彼の哲学もともと彼は鉄細工の職人でしたちょうど時代が木から鉄に変わるタイミングも重なり鉄を使って家具を作ろうと考えますドイツではマルセル・ブロイヤーなどがスチールパイプでイスを作ったりしましたワシリーチェアこのスチールパイプのイスは、工業製品を材料に加工したものですところがプルーヴェ、やはり鉄職人、スタートが違っていました彼は鉄板を折り曲げて形を作ろうと考えたわけですなるべく溶接をしないように力がかかる場所は太く、かからない場所はなるべく細く武骨でなんの装飾性も無いように見えても鉄という素材を良く知っていたからこそ作れた形状なのですアントニーチェア(左)と呼ばれるこのイス、座面は成型合板脚はスチールの三日月型リブにスチールパイプをコンパス構造と彼が呼んだ形で溶接力がかかる方向がわかりやすいですね座面に対しての荷重を受ける方向へは幅を付け、横方向はスチール板の厚さしかないところがこの2枚の三日月リブをねじれないようにするために太いスチールパイプで貫通させるとても優雅な形をしていますスタンダードチェア(中)彼はこのイスを長年に渡って研究していたようですオリジナルはスチールの脚に成型合板の座と背後に戦争のため鉄が手に入りにくくなり、全て木で作られ戦後は分解できるように各部をネジ止めにそして絵の完成型へ(その後もスチールをアルミに変えた試作版も・・・)この特徴的な後脚の形はプルーヴェのデザインには随所で見られゲリドン(右)と呼ぶテーブルの脚や建物の柱などにも使われています溶接の後がそのままだったり折り曲げた鉄板の合わさる部分に透き間が空いたままだったり堅く冷たい印象を持つ鉄という素材が手の表情を持つことで暖かみを感じさせるアールヌーボーから受け継いだ職人の技術がなければただのモダンな家具となってしまったかもしれません「美しいモノはシンプルにして有機的である それは全て必要性から生まれる」レンゾ・ピアノという建築家がいます関西空港の設計や銀座のメゾン・エルメスで日本でも有名になりました3000人もの反対デモが起き、当のポンピドゥー大統領さえ嫌悪感を抱いたと言わしめた彼の代表作、パリのポンピドゥーセンターの設計コンペここでレンゾ・ピアノ案に決定させたのがジャン・プルーヴェです(現在は評価高いですね)Casa BRUTUS 2003年2月号『超・椅子特集』イス好きには必須?家のミニチュアポニーは白です(このためだけに買ったとも言える・・・)-追加-掲示板でプルーヴェの別なイスの話がでてきましたシテ・チェア(左)木の板の座と帯状の背を潰したスチールパイプでつないだシンプルなイスパイプを曲げたテンションで背を支える構造イームズのDCMとかにも見られる方法でも、1本で支えるのは最近はやらないだろうなぁ(ちょっと危険)シテ・アームチェア(右)こちらは両側にループ状の脚を持ったタイプスチールループの脚は上部が無く、革のベルトになってますさすがに肘掛けが鉄だとちょっとね・・・このイスはひっくり返したこと無いのでよくわからないのですがこの革ベルト、脚の断面がコの字型になっておりそのへこみに革がはまっているのですがキャタピラみたいに1周まわってるのでしょうか?ご存知の方 ぜひ教えて下さいアアルトのパイミオチェアも似たような脚ですがあちらは全部木でできています背も座も一体ですがプライウッドじゃないんですよ曲げ木の技術が凄いですね(背の切り込みは力を逃がすためだそうです) ポンピドゥーセンターhttp://www.cnac-gp.fr/Pompidou/Accueil.nsf/tunnel?OpenFormnagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.01.30
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ここのところ革小物を作った話が続いてます今さらって感じではありますがちょっと革のお話を・・・まずは、みなさんがなんとなく区別しているような「皮」と「革」なめす前が「皮」でなめした後を「革」と書くんですねでは、なめす前の革って見たことあります?想像してみましょう!・・・怖いですねぇ動物から剥いだまんまですそれを大量の水の入ったプールに入れておきます知り合いが昔、バイトで運搬したそうです「夢でうなされそうな光景だったと・・・」さて、なめすのはなぜでしょう?皮は濡れると水分を吸って柔らかくなります(お風呂はいるとわかりますよね)そのまま乾かしても、いずれは腐り、硬くなり柔軟性がなくなってしまいます(こちらはあえて書きません・・・)そこで、化学的に変質させて安定させることをなめすといいますこのなめし、使う薬品によって分けられます・タンニンなめし(渋なめし) 天然タンニン(渋)を使ってなめす大昔からある方法 特徴は延びたら元に戻らないため、カービング(レリーフ状に模様を付けること)が可能 ヌメ革もここに入ります 大量の油とロウに漬け込んだモノはサドルレザーと呼びます ・クロムなめし(金属なめし) 塩化クロム(塩基性硫酸クロム塩)という薬品でなめす方法 耐熱性、柔軟性、伸縮性に優れているので、衣類や大多数の革製品はこちらでしょう他にも混合なめしといい、両方の特性を合わせた方法やどこぞの民族のように口で噛んで唾液でなめすなんてのもありますが・・・では、実際の革の種類ですまず一番ポピュラーなのは牛革だとおもいます丈夫で安く、サイズも大きいモノが取れます(当たり前ですが、元の動物より大きい革は取れません)カーフ、キップ、カウハイド、ステアハイド、ブルハイド・・・と、牛の年齢や性別で分けられるのですが、そこまでは専門でなければ必要ないでしょう上に書いた順で堅く丈夫になっていきます逆に価格的にはこの順で安くなります(カーフが仔牛の革で一番高いわけです)次いでよく見るのがシープスキンと呼ぶ羊の革ですかね大人だとシープ、仔羊だとラムスキンと呼びます牛に比べ薄く柔らかく感触が良いので衣類に多く使われますコードバンは馬の革、それも農耕馬のお尻の革です絶えずムチを打たれているので、薄いのにハリがあり丈夫そのままでも光沢があります鹿革、これは日本でも昔から印伝などに使われたりしていました柔らかく、適度の厚みがあり感触が良いのですが高価ですね豚革、比較的安価で薄く、扱いやすいです摩擦に強く通気性に優れているのですが表革はヒトに似ているので嫌がる人もいますねほとんどは裏を使いピッグスエードと呼ばれますさて、難しい起毛革ですねスエード、ベロア、ヌバック、バックスキンこれ、全て違います店員さんとかにウソ言われてませんか?・スエード 仔牛、山羊、羊などの革の裏面をサンドペーパーなどで起毛させたモノ・ベロア 成牛(カウやステア)の革の裏面を起毛したモノ スエードに比べ毛足が長く粗い・ヌバック 牛革の表面(銀面と呼ぶ)を削って起毛させたモノ・バックスキン 鹿革の表面を起毛させたモノが本当の意味 Buck(牡鹿) Skinで Back(裏) Skinじゃないんですよって普通の起毛革はスエードが正しいです(価格は全く違いますので注意)とは言いつつも起毛革=バックスキンの方が定着してそうですちょっと違った仕上げではパテントレザーこれは革の表面をニスや樹脂などでコーティングし強い光沢を持たせたモノ日本ではエナメルとも呼ばれてますとにかくヒビに注意ですねハラコ漢字では腹子 なんとなくわかりますね・・・牛の胎児の毛皮(英語ではUnborn Calf Unbornですよ!)母牛のお腹の中で死んでしまった胎児、数が少なく、原皮も小さいので高価代用品として用いられるポニー(もちろん生まれた後)の毛皮も便宜上ハラコと呼ばれることが多いようですということで、もう一度身の回りの革製品を見回してみるとおもしろいですよ!珍しくアフィリエイトの商品にありましたこれがお薦めの知る人ぞ知るメルトニアンの革用メンテナンスクリーム(今は名前が変わりメルトン・モゥブレィになっています)これの無色のデリケートクリームは1個あるとなにかと便利です靴にもカバンにもジャケットにもなんでも使えますハンドクリームみたいに柔らかいのが特徴もうちょっと説明します爬虫類系どれもその表面の模様や質感が特徴です・クロコダイル 高いですねぇ!ワニです ウロコの大きいのが特徴、大きく均一なモノほど質が高く高価です (アリゲーターは小柄なのでウロコも小さいです)・リザード トカゲです 細かいウロコ模様が綺麗ですがワニと違い、サイズ的な問題で 大きなモノは作れませんね 時計のベルトとかに多いです・パイソン ニシキヘビの革 斑紋がおもしろく、ワイルドなイメージのため (って自分で捕まえて剥いで作るわけじゃないんだけど) コインケースなどに使われたりしますね ストリート系では一時はやりました(コブラなんてのもあるようです)爬虫類系のメンテは専用クリームか無ければ通常の革用クリームで乾燥させ過ぎないように・・・乾燥するとウロコが浮いてきます(剥がれたらもうダメですね)爬虫類ではないのですが変わったモノでは・エイ 最近見かけるようになりました なんと説明したらいいのか難しいのですが、表面に細かいビーズのような 半透明の粒がビッシリとついています 表面は本物のビーズのように堅いですハッキリ言って気持ち悪いです!鳥肌レベルです何に使えるんだろう?nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.01.28
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よしできた!ってことで革のブックカバーを紹介興味無い人にはつまらないかも知れませんがもうちょっとお付き合い下さい・・・以前から書いているように、ちょっとおもしろい質感の革を見つけましたhttp://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diaryold/20040111/豚革なんですが、通常の裏革(バックスキン)にロウでストライプ状に毛羽立ちを押さえてあるちょっと見だと革に見えないやつなんですちょうどコーデュロイの様な感じで、この質感が楽しめるにはと思い、ブックカバーを作ろうかなぁなんて考えて始めたこの企画・・・なかなかいい感じになりました(手に持つとわかるんだけど)写真が多いので詳しくはこちらを見ていただくとして家にある文庫では一番厚そうな550ページあるカフカの「城」(厚さ22mm)まで使えればいいかなぁというサイズになってます折り返しの革をループに通さなければもっと厚い本までOKですね本の裏表紙をループに通しているので外れたりはしません逆に薄いのは170ページのジャン・コクトーの「怖るべき子供たち」(厚さ7mm)まぁ、薄い分には特に問題ありませんが・・・右側にカードや栞を入れられるようなポケット(外付けにしたのは本を入れるときに引っ掛からないようにするため)ここにSuica カードなんかを入れておけばそのまま改札通れますよねサイズ広げた状態295mm×162mm対応書籍高さ152mmまでの文庫本ループに引っ掛かって裏表紙が入れられなくなる厚さ60mmぐらいそんな本見たことないですが・・・通常使用では厚さ20mm前後までさて、今現在残っている革からだと(コレは自分で使うから)あと1個しか作れません今現在の超限定1個限りなら5000円で・・・まとめて何人か興味のある人がいらっしゃいましたら革探しの旅に出ますのでご連絡下さいもちろん多ければ安く作れますし牛革、羊革、他の豚革で模様つきなどなど革は探してみますので興味ある方はご相談下さい残り革で栞を作る予定ですこちらはもうちょっとお待ちを・・・nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.01.26
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♪ヘトヘトに疲れてるから 見つけないで 本日は音静か 想いはみ 空を越えて 放浪ってた 過ぎた日は帰らない「ゆきてかえらず」アンジーというバンドご存知ですか?僕が中学生の時、突然ラジオから♪天井裏から愛を込めて woo ah ほこりで汚れた・・・「天井裏から愛を込めて」もう一撃でしたねなんなんだコレは! って感じこの独特な詩の世界にはまってしまいました水戸華之介(三戸華之介)ボーカル、そして全曲の詩を書いています素直になれなくて、上手く表現できなくてでもその下には溢れかえる情熱がたぎっているような日記のように使い古された言葉を綴るだけの歌詞に嫌気が差していた僕はとにかく聴きまくりましたギターで耳コピし、ことあるごとに歌いましたなにもかも疲れちゃった奴に♪明日はなにして遊ぼう 明日はどこで遊ぼう 君のこと忘れない おやすみ「おやすみ」♪今度こそ美しく 最後まで光れるさ 僕たちは泣きながら 肩を叩き合う 泣き顔がおかしくて 笑うかもしれない「見事な夜」結婚式では♪そこで震えてるよりも前に 堅く閉じた窓を開いて さぁ飛んでみようじゃないか 飛ぼうと思えば僕らきっと飛べるんだ 君の部屋の窓の外 転がってるさ ラッキー「幸運(ラッキー)」と、挙げていてはキリがないのですが、とにかく名曲だらけ92年に一度解散し、99年に根強いファンによりミレニアム復活(その間に組んでいた水戸華之介&エレカマニアもよかった!)NHK「おかあさんといっしょ」に楽曲提供「くれよんロケット」(ちっちゃい子のいるお母さんは知ってるかな?)去年病気で倒れて闘病生活を送っていましたが今度の2/24に渋谷0-WEST水戸ちゃんまつりにて復活!とにかくずっと追っかけていきます・・・♪くそったれだって素晴らしい 生まれたことが素晴らしい 気絶するぐらい素晴らしい ただそれだけで なによりなによりさ「素晴らしい僕ら」たくさん追加です現在手に入るアンジーのアルバム(AMAZON 調べ)『溢れる人々』『嘆きのばんび』という傑作アルバムがあるんですがインディーズレーベルからの発売(後にメジャー発売)だったためこちらがメジャーデビューアルバムになってます「天井裏から愛を込めて」「夜の行進」「おやすみ」など入ってます『窓の口笛吹き』「マグマの人よ」「ゆきてかえらず」「見事な夜」などなど個人的には一番好きなアルバムです『渦』「猛き風にのせて」「しあわせのしずく」などの入った結果的にはラストアルバム『雲をつかんだ日』解散後に出たベストアルバム 最初はここからの人が多いみたいです『Angie’s Life』7年ぶり復活の時に出たベストアレンジ違い、新曲など混ぜたちょっとだけアンジー『a(まるえー)』ちょっとだけ復活アルバム「ガード下の情景」なんて懐かしい日々を思い出してしまいます廃盤になっているようですが『嘆きのばんび』『新しいメルヘン』『黄金時代』『ヒソカ』インディーズを集めた『アンジー1987』(コレはさすがに今では手に入らないか)『レアトラックス』シングルB面や会場で配られたソノシート、早川義夫のJACKS(コレもお薦め!)からのカバー「ラヴ ジェネレーション」NHKみんなのうたに使われた「君が忘れた大きなもの」などなど入ってますがんばってBOOK OFFなどでお探し下さいあっ!ナイショで発売された『+α』もあった・・・さて、水戸さんの最新情報はこちらからhttp://www.netlaputa.ne.jp/~unlimi/nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.01.25
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パスケース制作の続きです穴開けから縫いまで・・・昨日は指先が疲れちゃって途中で休憩いや、革縫うのって力仕事なんですよ今回も最高で3枚重ねて縫うのですがまず指の力じゃ無理ですね ペンチと併用で・・・さて、穴開け布などはどこに針を入れても問題なく通りますが革だとそうもいかない、今回のような柔らかい革でもあらかじめ開ける必要がありますこんなのをハンマーで打ち込んで開けるのですが今回の革は柔らかいし薄いので普通の目打ち(キリ)で開けましたそして縫い糸麻でしょうね・・・普通は革と合わせて細めにしました色もいろいろ考えましたが、シンプルで目立たないように焦茶にしておきましたこの手帳カバーのようにわざとステッチで遊ぶのも綺麗白い鹿革にワインレッドのステッチ(3年も使うと白い革も汚くなっちゃいますね・・・)さて、話は戻り、糸この写真の様に蜜ロウにこすりつけてから使いますこれをやるとやらないでは、その後の「もち」が全く変わってくるので必須です防水コーティングのようなものですねで、ちくちく縫うとこうなります中身入れて見ます本来はコバに糊と塗料を塗り、紙ヤスリで磨いて仕上げるのですがとりあえず先に写真だけ撮りましたうーん作っておいてなんですが、ハリが無さ過ぎるのでこの革じゃパスケースには向かなそうですねやっぱりブックカバー用かなぁ・・・-困った-ブックカバーで凄いことが・・・型紙おこして革に当ててみると残ってる革からなんと2個しか作れない実はブックカバーって革が大きく必要で、パスケースなら2個も作れるんですよ!1個は自分用として・・・欲しいなぁ!とか興味あるなぁ!という人いますか?もし何人かいらっしゃれば革探しの旅へ見つからない可能性もあるし、別なのを見つけてくるかも・・・誰もいなければ超限定1名限り(笑)(予価で5000円)サンプルを作った段階でまた詳しくお知らせしますnagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.01.23
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さてさて、以前革のブックカバーをつくろうと計画していましたわずか1週間?で方向転換???いや、カバーはいずれ作るとして革の様子見も兼ねて名刺入れorパスケースを作ろうかなぁと10年以上使っているパスケースがさすがにヘタってきてるのもあるんですが・・・デザインは特にいじらずシンプルにとりあえず型紙をおこしますめんどくさいので僕の場合はCADソフトで描いちゃいます(レザークラフト関係の方ごめんなさい)そんで、粘着力を落とした両面テープで革に貼る(今回の革は模様が入っているので目の出方に注意)さて、実際に革を切り出します本当は革包丁というのを使うのですが、切り抜ければなんでも良いのでは?押し切りのできる直線刃の切り出しナイフと半円形状の刃があると便利ですOLFAのこんなのが安くてお薦め直線刃の切り出し(別断ち)http://www.olfa.co.jp/products/item/open_550/056.html半円形状の刃http://www.olfa.co.jp/products/item/open_550/047.html※普通のカッターだと引いて切るので革が歪んで綺麗に切りにくいです直線部はこれに金定規を当てて切ってます慣れるまでは革を切るのってなかなか勇気いるんですよ!切り抜いたパーツを並べたところわかりにくいので実際に使うときをシュミレーションなかなか・・・いいんじゃない?※光って見えるのはストライプ状にロウが引いてあるからです左にSuicaカード(または名刺)右にポケット2つんー・・・思ったより柔らかいぞ!でも、ナイロンや布のケースもあるから関係ないのか?実際に縫えば少しはハリが出るけどこれはやってみないとわからない・・・さて、この後に針を通す穴開けと縫い(僕は手縫い)が待ってますが今日はタイムアウト完成したらまたお知らせしますいつのまにかワインレッドの牛革(家に残ってる)のパスケースになっていたらみなさん笑って下さいnagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.01.22
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楽器で音楽を聞くという聞き方したことありますか?僕はオルガンの音が好きなんですよでも♪さいたぁー さいたぁー ちゅーりっぷの はぁーなぁーがぁーの保母さんが弾くオルガンではありません(こっちはリードオルガンと呼ぶ)(エレクトーンは電子オルガンのヤマハの商標)HAMMONDのB-3オルガン(KORGでもいいけど)いわゆるトーンホイール型オルガンです画像はXB-1まぁ、詳しい区別はここでは良いとして、こいつにレスリースピーカー(別名ロータリースピーカー)をつないだ音が完璧ですこのレスリースピーカー あまり馴染みがないかもしれませんよくギターをつないだりするアンプ内蔵型スピーカーの一種なんですがまるでタンスのようなウォールナットの家具調で、高さも1m以上ありますまぁ、このぐらいならマーシャル3段積んだ方が迫力あるのですがその機構が独特なんです高音と低音用の二つのスピーカを持っていて、これに回転するロータがつながっていますするとここから出た音はドップラー効果で揺らぎが出るんですこれがオルガンの音に良く合うんですねピアノと違いオルガンは鍵盤を押している間中、音が鳴り続けますこのロングトーンに うにゃうにゃした音 たまりません同じように思ったのかは知りませんが、瞬く間にロック、ジャズの世界で広まりますプロコルハルムの「青い影」(イントロのあの音だけで泣けてきそうです)そして大好きな ドアーズの「ハートに火を付けて」ロックではディープ・パープルのジョン・ロードやELPのキース・エマーソンの無茶弾きが有名ですなにしろ鍵盤にナイフ刺したり(日本公演の時は日本刀だったそうだ)音出しながら電源切っちゃったり、あげくの果てにはぶっ壊しちゃったり・・・ELPはhttp://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diaryold/20030921/ でも紹介してますで、違った方向でB-3+レスリーを有名にしたのがハモンドの神様 ジミー・スミスジャズピアノはよく聞くと思いますがジャズオルガンですとってもファンキー! 大傑作!「The Cat」01-「危険がいっぱい」のテーマ02-ザ・キャット03-ベイズン・ストリート・ブルース04-大いなる野望05-シカゴ・セレナーデ06-セントルイス・ブルース07-ドロンのブルース08-ブルース・イン・ザ・ナイトhttp://www.universal-music.co.jp/jazz/best200/UCCU-5014.html (ここで02-ザ・キャットの試聴できます)ジミー・スミス(org)ラロ・シフリン・オーケストラ「危険がいっぱい」はアラン・ドロンの同名映画の主題曲ですそして滅茶苦茶有名な「ザ・キャット」これも「危険がいっぱい」の挿入曲「大いなる野望」もアラン・ラッドの同名映画の主題曲「ドロンのブルース」のドロンはもちろんアラン・ドロンやはり映画音楽の巨匠ラロ・シフリンだけあって名曲だらけピアノにないロングトーンと うにゃうにゃサウンドぜひ!体験してみて下さいということで、ギター弾きのnagooでした(オイオイ)えっ!今時こんな凄いアルバムが2000円なの!ユニバーサルさんどうせなら「JAZZ THE BESTシリーズ」ビニールで再販してください(2000円がいいなぁ)絶対集めますから・・・-おまけ-リードオルガンっていうやつは電気で風を送る幼稚園にあるようなのから機械的な昔ながらの足踏みタイプまでハーモニカに鍵盤がついていると思うとわかりやすいですというかアコーディオンも同じ原理ですねパイプオルガンとなっちゃうとちょっと簡単にはいかない建物(教会)ごと造らないと・・・あまり自分の部屋にパイプオルガンのある人っていませんからねぇ文字通りパイプに空気が通って音を出すんですが1本に付き1つの音しか出せないので4000本ぐらいの(中には6000本というところも)金属パイプ(一部木製)を組み合わせて音を作り出します(低い音を出すには長いのが必要)音響も含めサントリーホールのが有名ですねnagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.01.19
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昨日出た雑誌でPenというのがありますこの雑誌、最近まじめに「デザインとはなにか?」を突き詰めているのでとても好感を持ちながら月2回(1日/15日)ほぼ毎回買っているのですが・・・今回の特集は「和のデザイン」ミニマリズムと「和」の関係日本人の潔さ日本はずっと昔からモダンだったなんてのがテーマなんでしょうで、ここら辺は桂離宮やら日本人の粋、焼き物の話やらでいろいろ書いてきてますのでちょっと違う方向から・・・草盆栽さすがに年齢が年齢なので盆栽には手を付けていませんでもあの盆栽という世界観は凄いですよね本当なら大きな木になるのを無理やり?鉢植えの中に閉じこめてましてや枝振りや苔などもコントロールして自然にある植物の姿以上の美しさを求めていく(鉢植えの中でカエデやモミジが紅葉するんだもんね)ここら辺の追求の仕方が日本の文化かなぁ・・・ただ、そっちの世界に入る前に草盆栽というのがあります苔玉とか草もので、鉢の中に風景を見立てる小振りの盆栽コレぐらいがちょうど良いんですよね白くカッチリとしてて、どこにも日本家屋のニオイがしない今どきのマンション住まいそんな中でも不思議と調和してしまいますもうひとつの楽しみは草も苔も小さいものなので鉢や器が目に入ります和の焼き物や花器、それこそ自分で焼いた器に植えてみるなんておもしろいと思います(僕は金属のサビサビな器が好き)ガラスの板に苔玉を載せてみるとかおもしろいかもしれませんということで、盆栽より手軽な(価格含む)草盆栽ちょっとお薦めですなを、雑誌Penではここの商品は紹介してますがお店を紹介してないようですのでSHIZEN場所は千駄ヶ谷、ちょっとわかりづらいですがプールアニック原宿店の近く例の上にお墓があるトンネルのちょっと手前周りにはインテリア雑貨屋がいろいろあるのでついでにどうぞ行ったことある人はわかると思いますが閉店寸前に上の階(3F?もあるんです)に上がるにはかなり勇気が必要・・・さてさてえっ!なんで画像がないの?そりゃぁ・・・春になったらリベンジ!nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.01.16
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今回も続いてます・・・革のブックカバーはまだ手を付けられないので文庫カバーのデザインって・・・といろいろ考えてみると本屋で付けてくれるのはお店の広告か、本当に商品の広告(昨日買った本のにはドラマの広告だった)そうかぁ・・・単純にA4の紙でいいんだ!と、以前「色って難しい・・・」http://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diaryold/20030728/の回で紹介した「日本の269色」JIS規格「物体色の色名」小学館文庫-永田泰弘監修から日本の伝統色を使ってこんなカバー作ってみましたまるで出力サンプルのようです(思ったより目立つぞ!これ持って電車に乗ってたら・・・)なにも「お父さんたちの好色広告」唐沢俊一 ちくま文庫なんて本をモデルにすることもないってね・・・まぁ、伝統色の勉強にもなって打ち合わせの時、もしかすると使えるかもしれないし・・・使い方黒いラインがあるのでそこを折り曲げる使う本の高さに合わせて上を合わせる横はてきとうな位置で折り曲げ本に挟み込む運が良ければちょうど良い場所で折れるかもしれませんがあまり気にしないようにしましょう・・・ということで、興味のある方はPDFファイルにしましたこちらからダウンロードして下さいAcrobat Readerのバージョンが4以上でこのファイルが見れず、印刷もできない場合はOS環境も含め不具合がないかお確かめ下さい(WINでもOKとの連絡がありましたので・・・)※PDFファイルの印刷はAdobe Acrobat Readerで開いて印刷して下さいAdobe Acrobat Readerはこちらからhttp://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.htmlダウンロードした方は一言いただけると嬉しいです※フリーですが、権利を放棄はしてませんので個人使用でお願いします(転載、複製など必ずご連絡下さい) WIN環境では確認できませんので、どのように出力されるか保証できません JIS規格での印刷用C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック) の値に合わせイラストレーターで作成していますが 紙の色、プリンターの品質などで変化してしまいます あくまでも参考程度で・・・インクジェット対応の和紙などに印刷するといい感じですよ!インクジェットマテリアル 和紙(厚口) A4インクジェット専用 和紙 A4-ご注意-えぇと・・・データを転載されている方がいるそうです(いくつか教えていただきました)転載不可ではないので連絡ください(自分のわらないところでファイルがまかれるのは嫌なモノです)nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.01.13
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おもしろ材料見つけた!から続いてます・・・久しぶりに、革モノでも作ろうと思い立ち・・・こんな材料見つけてきましたこれ、ちょっとおもしろいんですよ豚革ですが、加工されています裏(バックスキン部)にロウでストライプが入っていますちょうど毛羽立ちが縞模様に押さえられているためコーデュロイの様ですとりあえず簡単に作れるモノから考えようと文庫カバーを考えてみようかなぁと(自分で使わないようなモノは作っても仕方ないし)で、あらためて考えてみると持ってないじゃん!(本屋で付けてくれる紙で済ましていたことに気付く)さて、問題は作りとデザインだ!でも文庫カバーにデザインって・・・まぁ、ストライプが綺麗に見えるようにするぐらい?(縦縞だよなぁ・・・本も縦長だし)わざわざ作るんだから使い勝手良い方がいいに決まってるし条件として・ある程度、本の厚みの差に対応できること(測ってみると1cm以下から2cm以上までけっこう幅がある)・本に栞が付いてない場合もあるので栞代わりになるものを付ける(すぐページの上にかぶっちゃうと邪魔だしなぁ)・Suicaカードが入れられるポケット?スリット?を付ける(これ重要でしょ!どうせ手に持ってるんだからそのまま改札通れる方がいいもん)んー・・・他に何かあるかなぁでもこれ以上なにか付けるなら手帳カバーだよなぁということで、すぐに作り始められませんので続報をお待ち下さい(まぁ、他人の使うモノに興味無いってね・・・)と、一応は描いてみました(こんな程度じゃ描くほどのこともなかったかな)厚みが出るのは困るので外ステッチ(縫い目が見える)縫い目が途中で途切れるのも変なので、そのまま縁を1周片側は袋にして差し込み、逆側は折り返しをループに通して固定(ストライプ模様を揃えることが重要・・・)Suicaカード用ポケットは革を追加すると厚みが出るからスリットを入れるだけ(下からの位置が大切)問題は栞んーどうしよう革で組み紐を作ると厚み出ちゃうし細切りにしただけだと豚革だから千切れそうだしべろ状にしてもいいのか?まぁ、もうちょっと考えるか・・・nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.01.11
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さてさて、バーゲンの時期なんですね・・・この時期にいろいろ買いまくる人が多いでしょう!先立つもののないnagooはありがたいことにバカ買いはできませんで、もの凄く安売りをしていたのでこんなトートバックを買いましたへっへっへっ!1000円!(詳しい内容は物欲ニュースに・・・)そこでちょっとみなさんにお聞きしたいんですカバン選びの時、なにを基準にして選びますか?(ブランドバックじゃなきゃ嫌!っていう人は置いておいて・・・)素材、形、大きさ、機能、価格・・・いろいろあると思います例えば男性なら革のしっかりしたのがいい!とか、両手が自由になるからリュックや背負えるのがいい!とか、ノートPCを持ち歩くからクッション性が重要とかとにかくデザイン重視とか昔の牛乳屋さんのカバンがかわいいとか・・・いろいろ語っていただけるとおもしろいですし商業柄が出るとこれもおもしろそうですよね僕の場合はたいていデザインバック(図面や絵を入れるケース)を持ってるので両手が自由になるように背負うタイプのバックが多いです素材的には革が多いですねまぁ、革カバンは最終的には職人さんの名前になっちゃいますねFugeeの藤井さんとかGentarlaの源太さんとか高くて買えないけど・・・キャンバスバックなら一澤帆布もよいなぁ・・・さて、ちょっと話題は違うんですが久しぶりに、革モノでも作ろうと思い立ち・・・こんな材料見つけてきましたこれ、ちょっとおもしろいんですよ豚革ですが、加工されています裏(バックスキン部)にロウでストライプが入っていますちょうど毛羽立ちが縞模様に押さえられているためコーデュロイの様です豚革なので柔らかいのと、あまり丈夫ではないですがなに作ろうかなぁ・・・これで文庫カバーとか手帳カバーとか作ったら欲しい人っています?また連休企画として今回の物欲ニュース紹介しちゃいます(終了!)購読希望の方はこちらへnagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.01.10
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リアルってなんでしょうね簡単に言っちゃえばリアル-現実バーチャル-非現実まぁ、バーチャルはニセモノなのでどうでもよいですがこのリアルという部分がなんだか変わってきているようですバーチャルリアリティ-仮想現実コンピュータの3次元シミュレーションなどにより現実のイメージに近い仮想的な世界を作ることたとえば、ゲームやCGを使った映画で高層ビルから落ちる映像なんてあります「そういえばさぁ この前、ちょっと48階から落ちちゃって・・・」なんて会話しないですよねところがそういう映像を見て「うわぁ!すげぇリアル!」なんて言う人がいます本来、現実というのは体感しないと得られない感覚なわけですもちろん、この経験というのは人によって違いますし様々な経験の量で、その人の現実の範囲は広がるはずです※飛び降りたこと無いくせに!じゃなくて それはリアルじゃないんだよ!という意味ですよ(だから試さないでね・・・)ところが、仮想現実というモノが出てきました今時らしく手軽なんですよコレコンピュータでちゃちゃっと描けちゃう(そこまで簡単ではないか・・・)でも、本当に経験するよりも単純で早く身に付いたりします最近は雑誌やマニュアル本をたくさん読むだけで自分にもそれができるだろうと思い込み、実際にはやらない人が多いそうですそこで、恐怖という感覚迫力は音とスピード感でごまかせますがコレばかりは経験していないとなかなか感じられないもんです銃を突きつけられる・・・怖い(一応経験アリ)弾が飛んでくる・・・たぶん怖い(経験無いけど当たったらたぶん痛いと思う)飛んでくる弾をよける・・・???体の中から何かが生まれる・・・???感覚を共有できないんですいきすぎたCG映画がおもしろくないのはここら辺なのでしょうねお金をかけ、リアルさを追求した(と言われている)CG映画よりヒッチコックの方が全然怖いです(もちろん日本映画の方がもっと怖いけど)「本当はリアルじゃないんだけど、リアルだと思っておこう」という感覚実はこれも脳の中のバーチャルリアリティなわけですだからどうがんばってもバーチャルはリアルにはなれないんですねnagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.01.07
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アウトサイダーこの場合、バイクで交番に飛び込んでみたり飲み屋の看板壊して回ったり・・・という類ではなく精神を病み、社会に適応できず独学で学んだ強い表現力を持っている人を指しますこのアウトサイダーアートが最近注目されてきていますデュシャンの回でも書いたようにhttp://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diaryold/20030912/現代アートというものがコンセプチュアルなものや奇異をてらったモノが増えるにつれどんどん専門知識がないとわからないモノになってしまいましたそこで、アウトサイダーアートのエネルギーを感じるとアートもおもしろくなるだろうと思い、少しずつ取り上げていこうと思います今回はヘンリー・J・ダーガー(Henry J Darger)彼は1892年シカゴで生まれました小さい頃、母親に死なれ、障害のある父親に育てられます10歳になる前に親の育児能力の問題と本人の知的障害という誤診(この時は)により施設で育つことになります19歳のときに父親の死を知り施設を逃げ出します市内の病院で清掃や皿洗い、包帯巻きをして生計を立てていたそうです1973年に81歳で亡くなるまで、天涯孤独の人生だったようですというのも、全く彼の芸術活動を知っていた人がいませんでした彼の死後、家主が部屋を整理していたとき見つけます(もしかするとゴミとして棄てられた可能性もあったわけです)宗教をテーマにしたオブジェやガラクタタイプライターで打たれた稚拙な装丁の本が7冊紐でくくられた手書き原稿が8束3メートル以上もある巻物状になった水彩画メモ類やスケッチや計算表などなど・・・そして圧巻は1万5千ページ以上に及ぶ「非現実の王国における、ヴィヴィアンガールズの物語、 あるいは子供奴隷の反乱に起因するグランデコ対アンジェリニアン戦争と嵐の物語」と題されていた叙事詩この長いタイトルの叙事詩たぶん60年かけて描き上げたといわれていますが子供たちを奴隷にし、拷問し、虐殺する残虐な男たちのグランデリニア国との死闘を繰り広げる7人の美少女戦士ヴィヴィアン・ガールズの物語内容も過激ですがその絵が凄いんです彼は美術教育を受けていないので、自分で勝手に絵が描けないと思いこみますそこで、ゴミ箱などで拾ってきたコミック雑誌や新聞の挿し絵をトレースし自分の絵に貼り込んでいきました自分好みの女の子の絵を自分の妄想内の「非現実の王国」に次々と加えていきますその少女達は終わりのない拷問と虐殺を受け、神の無関心を嘆きますひきちぎられた子供の身体を喜びとともに描き続ける少女愛(ロリコン)+サディスティックな感性と思われがちですところがその少女達はみんなチンチンがついてるんですこれは同性愛的な難しい表現ではないのです彼は女性の体を知らず(見たこともないのでしょう)「自分にあるのだから女性にもあるはず」というとても純粋な理由で描いています子供の頃の心理というのはとてもサディスティックで誰しもアリを踏みつぶしたり、巣に水を入れたりという行動を何の罪悪感も無しにしてしまいますその不安定な感情のまま大人になり妄想の中でひたすら絵画と文章でそのエネルギーを発散させてきたわけですこのエネルギーの強さをぜひ感じて欲しいと思いますだれに見せるでもなく、ただ純粋に自分の欲望を表現するこの難しさを改めて感じさせられますアメリカの画廊のHPに画像が紹介されていますhttp://www.hammergallery.com/Artists/darger/henry_darger_big.htm 今までコラムで紹介した二笑亭の主人もhttp://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diaryold/20031021/ http://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diaryold/20031024/ 書籍で紹介した山下清もアウトサイダーでしたhttp://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diaryold/20031231/ もちろんアウトサイダーであれば芸術の素質があるなんて簡単な話ではありませんでも、彼らのエネルギーには憧れますnagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.01.05
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さてさて、新年最初のデザインコラムそこで、今年はどんなモノが流行るんだろう?なんて考えてみたりする・・・新3種の神器と呼ばれる「デジタルカメラ」「薄型テレビ」「DVDレコーダ」かつての「テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機」から考えると味気ないですよねそりゃぁ技術的な限界で商品が開発されるから仕方ないけど今までの生活が一変するようなモノじゃないどれも全て、今までのモノがちょっと使いやすく便利になった(不便になっているのも多いけど)今までのモノでも問題ないけど持っていることがステイタスそんな程度で神器なんだろうか?携帯は機能も盛りだくさんで、柔らかい形ばかりで区別が付かなくなった頃auからニシキゴイが出ましたhttp://www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/infobar/index.html ボタンにカバーがあれば完璧だったのに・・・たぶん次はメタリックなバウハウス系かっちりデザインが出るだろうなぁ(ステンレスのヘアーラインと黒いゴムの組み合わせとか)デジカメも一般の人はサービス版程度までの大きさにしか焼かないので高画素数競争を止め、低価格化と外観デザインに走り始め(1万円切るのもあるからなぁ)未だにレンズの描写力がわかるようなCCDじゃないけど○○レンズ搭載なんて売りにするんだろうなぁ趣味の人はどんどんアナログに流れるだろうし初心者向けの安いレンジファインダーのフィルムカメラが出ればかなり売れるのでは?(フォクトレンダー・ベッサーシリーズは良いけどちょっと高い!)フィルム時代に小型で精密なスパイカメラ-MINOXhttp://www.nshcgj.jp/brands/minox/main.htm のようにアクセサリをコンパクトに統一しキャリングケースにパッケージしたSonyのクオリア016(受注生産だそうだ)http://www.sony.jp/products/Consumer/QUALIA/jp/index_flash.html 小さくて精密!中身がみっちり詰まっている!ぴったりと箱に納まっている!なんて条件、僕は大好きです(日本人では好きな人多いと思うけどなぁ)でも、デジカメにこんな金額は出さない(出せない?)この受注生産というのも増えるだろうなぁ・・・在庫を抱えない、生産数を計算できる、本当に欲しい人が手に入れるe.t.c.去年のコラムにも書いているプロダクトはフェチの時代に・・・http://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diaryold/20030714/ パウダービーズのクッションや低反発ウレタンの枕のように触っているだけで気持ちがいいという触覚を刺激される新しい感触軽いのが喜ばれているので、そろそろ適度な重さ心地良い重さ?なんてのを追求してもおもしろいかもフェチプロダクトは手放せなくなるから怖いぞ!(ポッキーGが最近堅くなくなってきたと感じるのは僕だけか?)とはいえ今年はオリンピック・・・プラズマ、液晶の薄型大型テレビは夏前までは売れ続けるんでしょうね買えないからまぁいいや!新年最初なのに とりとめもなく ごめんなさい・・・-----------------------------------------------------ちょっと聞かれたのでPS-Xについて一言PS-2はゲームとDVDが観れるから売れたけど 今度は同じゲーム機とDVDレコーダーでしょすでにPS-2を持っている人は多いわけで 地上アナログが観れれば良くて、DVDに残す気がなくて PS2も持ってなくて、でもVHSはもう嫌だという人向け? なかなか絞った客層のようです 後はSONYマニア?ゲーム機部分をPS-3?にバージョンアップできるならわかるけどクオリアシリーズとか同じDVDレコーダーのコクーンとかとの質の違いにちょっとがっかりです 低価格商品だからってメーカーは言うけど10万近く出すんだからねぇ まぁ、1年前に出すべき商品でしたね-おまけ-ちょっとこんなCG描いてみましたいかにもバウハウス風デザインってことで・・・ きっとバウハウスならこんな感じでは?このぐらい薄いと良いんだけど・・・nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.01.03
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みなさまあけましておめでとうございます今年もよろしくお願いしますnagoo design factory nagooさて、毎年のことですが年賀状・・・この人からは来ないだろう?と思ってた人(誰?この人?も含む)から、なぜか今年はたくさん送られてきましたまぁ、元旦に届く人も少ないので今後どうなるのかわかりませんがプリンタも追加印刷でがんばっております少々遅くなりますがお許しを・・・さてさて追加話として新年いきなりのB××K OFF参り(字面間違えると危ないぞ!)それにしても混んでる・・・本日の収穫(一部ですが)赤瀬川原平「ゼロ発信」「優柔不断術」原平さんの「老人力」以外の文庫が100円は珍しい梅原猛「古代幻視」古代の美-死と再生政治と芸術-怨霊の絵巻中世の夢-伝承と物語各章のタイトルだけでもおもしろそうだでも100円泉鏡花「高野聖(こうやひじり)」「義血侠血(ぎけつきょうけつ)」や「夜行巡査」、「外科室」の入っている角川文庫クラッシック版何冊目だろうこれ・・・いつも貸したりして無くなるんだよなぁなぜか泉麻人の棚に入っていたでも100円寺田寅彦「俳句と地球物理」ランティエ叢書「柿の種」は持っていたけど、こんなのがあるのは知らなかった解説が南伸坊なのと変な本が多いランティエ叢書やっぱり買ってしまう・・・でも100円ムックの古本で見つけました本館掲示板では出るたびに紹介してましたが「ドーラク」のvol-1、2(絶版で手に入らなかったんですよ!)たぶんvol-7で休刊?ちょっと古いモノを紹介するムックですが、あまりにも濃い内容執筆陣が荒俣宏、やくみつる、泉麻人、町田忍、横尾忠則ねっ!どう考えても濃そうでしょ各100円トートバック貰って帰ってきましたさぁて、新年1回目のデザインコラム何にしようかなぁ?泉鏡花明治、大正期の小説家幻想的で美しい文体の作風で有名泉鏡花記念館http://www.city.kanazawa.ishikawa.jp/bunho/ikkinen/index.html寺田寅彦同じく明治、大正期の物理学者「ホトトギス」派?寺田寅彦記念館http://www2.neweb.ne.jp/wd/bunkyo/manabi/teradakan.htmnagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.01.01
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