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今年最後になるだろうか、ニホンアカネの挿し芽を行った。9月10月合計でプランター20数箱、1箱に平均75本の苗を挿して可能な限り根を出してもらう。来年の春には根を出した苗を植えて、畑に3年間まるまる育てることができる。9月末に挿し芽した苗は、土の中に入れた節から根が出ている。節の無い苗よりも、ずいぶん早い。これを来年の春に畑に植え替えると、確実に根付いてくれるはず(^^30日ほどでしっかりした根が伸びている。節のほうから出た根が早くしっかりとしているプランタ―・・・もう少し増やしたかったけど畑のアカネは、まだ青々としている葉と紅黒くなってきた実が5~6ミリ無駄なこと、失敗したこと全て来年に繋げることができる11月からは工房の中での実験の日々が待っている。失敗を沢山経験したら、きっと気づくこと、見えて来ることが沢山あるはずだ♪ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Oct 30, 2021
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少し寒くなって秋の実りの色づきが目立ってきて、工房の周囲の色が賑やかで楽しい(^^ ミカン、キューイフルーツは食べられる時を待つ。ここは北国と言うがキューイフルーツは追熟を待つピラカンサの葉は煮出して染めると鉄媒染でグレー味のレンガ色になる甘柿は毎日のように飽きるほど食べてきたので、もう採らない(^^;エビヅルの実も食べられるらしいが、食べたことはない(笑)ムラサキシキブが今年も美しい色の無い能登だと思っていたけれど、工房の周囲を歩くと多彩な絵を描けるようだ。五十肩が治ってきて染めができるようになったから、絵を描くことが許されないような秋の気配になった。さすがにゴーヤの実も終わったが、今年もゴーヤの絵は完成しないままだった(^^;ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Oct 28, 2021
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かねてより学びたいと思っていたこと。今も継続して能登上布を織り続けている唯一の織元さんへ、先日ようやく見学に行くことができた。こちら石川県羽咋市にある山崎麻織物工房さん。ホームページには能登上布の歴史や織りについて、詳しく紹介されているので是非ご一読を。4代目織元の山崎隆(やまざきゆたか)さんに、工房の中を案内していただいた。キャリア15年という織子さんのリズミカルな機の音が響くこういう作業は、ずっと見ていて飽きないのは私の職業上の習性かな独自に開発された技法は、長い歴史の中で培ってきた仕事だ日本の各地には今も麻糸(苧麻)を上布として織っているところはある。しかし、そのほとんどが化学染料で染められている。私は化学染料の染めが悪いとは思わない。毎日の生活の中で身に付けている化学繊維の化学染料による衣服には、感謝こそすれ卑下することは何もない。石油由来の製品が悪いのは、生命に対して害を及ぼすものを残すからであって、無害になって自然に還るものにすれば良いことだ。人間の工夫によって石油から作り出した製品は、人間の工夫によって無害にするのが人間という生きものの責任だろう。天然染料は上布などの植物繊維に染まりにくいし、耐光堅牢度も良い染めが少ない。草木染めは自然だから良いのではない。人間の工夫が生み出す責任のある仕事にするのが、草木染めを仕事にする人間の務めだと思う。染まりにくい麻に自然の色を染めたいと思う。草木染めで自然の色を染める工夫を続けていくのが、老いてきた私の残された時間の仕事だと思う。・・・(^^ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Oct 26, 2021
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このタイトルは、私の何かのカミングアウトであろうか?(笑)「最近のこのブログ、面白くない。こんなの読みたいと思わない」と妻が言う。・・・たまにしか私のブログを見ない妻には、そう思えるだろう。耐光堅牢度とか染色の手順とか、染料植物の様子とか・・・一般的には、面白くもない話題ばかり。それも、しつこいし(^^;しかし、妻は知らない。このマニアックな内容の染色ブログの秘密。最近アクセス数を伸ばして、1日に1000アクセスを超える日が増えていることを(^^ゞ 8月以前は1か月に1回ほど1000を超えていたが、最近は1か月に4~5回程1000を超えている10月は、連続で越えたりもしている・・・(^^私自身が、ちょっと驚いている(^^草木染めに関する記事を読む人が増えて、複数人が入れ替わりにアクセスしているのではないか、と思う。堅牢度に関心を持ってもらえれば喜ばしいことだし。何度でも見てもらえれば嬉しいし、ありがたい(^^私もたまに過去日記を内容確認のために何度か見ることがあるが、ここのカウンターは単独の連続読み込みではアクセス数が増えない仕組みのようだ。まぁ、妻はアクセスカウンターにも興味がないようだし、イイネを押す気もないと言われているので妻の興味のあることを書くつもりはない(笑)このブログは染織に興味のある人の日記で良い(^^毎日書くとさらに増えるのかもしれないけど、しかし、毎日のネタは無いし、パワーもない。文章を考える時間も、書く時間もないわ(笑)これまでどおり、記録しておきたいことを書けるときに書きます。私自身がマニアックな内容に進むのが楽しいのだから、今後はさらに染料や染色、色と形の話が多くなりそう。あまり楽しくない内容で地味~な話ですが、まぁ、気が向いたら、たまに読んでもらえたら嬉しいです(^^ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Oct 24, 2021
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何をいまさら?のタマネギの染め方。タマネギの外皮の染め方は草木染めの入門編のようなもので、小中学生の講習や一般の基本的な染めの説明に使われる。私も色々な所で行っているが、時々おなじような質問をされる(^^ タマネギの皮で染めた黄色が色あせしやすいと言われる、しかしタマネギの色は堅牢度が良い、と話す人もいる。どっち?と、問われるたびに私は《どっちも正解》と言うことにしている(笑)過去には煮だし20分加熱×2回、2回の液を混合して使っていた。①:20分の染め→②:アルミ媒染20分→③:①の残液を20分染める、という染め方を行うと耐光堅牢度は3級未満で、確実に色あせする。工房の最近の染め方では、水道水㏗7程度を使用煮だし60分加熱×2回 2回の液を混合して使う(2回目の皮は溶けるが、60分煮続ける)絹 左:アルミ媒染 中:銅媒染 右:鉄媒染 先媒染+染めの4工程綿 左:アルミ媒染 中:銅媒染 右:鉄媒染 先媒染+染めの4工程綿 左:アルミ媒染 中:銅媒染 右:鉄媒染 先媒染+染めの4工程∔後媒染で5工程水道水㏗7程度を使用した染め方で、アルミ、銅、鉄の3種類の媒染全て、耐光堅牢度3級以上の成績が出た。①:常温から加熱80℃で60分の染め→②:アルミ媒染30分以上→③:①の液を常温から加熱80℃で60分の染め→④:②の媒染液30分以上煮詰まったら抽出液(ない場合は水)を加える。媒染で終わったほうが黄色味が染まる。美しく汚れの無い皮を選んで染めると、(中央)鮮やかな黄色が染まる自然の色も化学の色も耐光堅牢度試験が3級以上であっても、色あせしないという保証はない。草木染めは、色々な人が状況に応じて染めるもの・・・去年の染め方と、すぐに変わる・・・経験と知識と実験の工夫を行うのが楽しい日々(^^ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Oct 22, 2021
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まだ堅牢度試験と成績表の話をする・・・しつこいなぁ~、誰が読むんやろ?書きたいだけか(^^;)工房では耐光堅牢度3級が出る色を基準として試験を受けているが、3級の結果は3種類あって3級未満、3級、3級以上という成績になる。3級以上は4級未満かもしれないが4級かもしれないし、4級以上か、5級~かもしれない、という意味。それは4級、5級の試験を受けてみると各3種類の結果で判定される。そして《3級未満》と出ても3級に少し惜しいのか?残念な2級~未満か1級かは、具体的に分からない。その退色の程度が具体的に見える、もう一つの試験結果。カーボンフェードメーター(U-48、スガ試験機(株))ブラックパネル温度:63±3℃ 照射時間:15Hスキャンして色相調整、分かりにくいけど退色部分は白っぽい3級未満の色の変化が激しい 3級でも少し退色している 3級以上がほぼ変化なしウルシ染め 30分染め→20分媒染→30分染め→20分染めを行っていた頃のデータ銅媒染、鉄媒染は3級以上が出ていた私が3級以上~4級を目指している理由はここにある。私自身の染め方が異なると成績の違いが出るし、他の染め方に対して何かを言うことはできない。私は私が染めた結果を試験してもらい、その色のJIS規格による客観的な基準を知りたいだけだ。結局、自然でも石油化学でも、使う人に安心してもらえる内容で作りたい。それが私の場合、3級以上の基準の草木染めを目指すことになった。それを能登で普通に暮らしている私が自然から手に入れられるようになると、自然の色を、もっと素晴らしいと言えるようになる(^^ものすごく手間がかかることだけど。もはや、自らオタクといっても良いが・・・工房の色々な堅牢度試験は、まだまだ続く・・・・(笑)(^^ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Oct 21, 2021
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急に寒くなって、植物の様子が変わってきて枯れ始めてきた。それでも10月のうちに、どうしても行いたいことがあった。ニホンアカネのポットに植えた根が底から出ているのを見つけたから、どうしても畑に植え替えたかった。5月にポットに挿し芽、底に細かい根が密集していたプランターでは3か月ほどで根が出ていた真夏に枯れた場所には、プランターに挿し芽で根が出たのを植え替えプランターで4か月ほど経った1年目の根は黄色から赤みが濃くなっている一年目でも実のなる苗もあった20数年前に植えた記憶は曖昧なまま。今回は記録に残しておく。どんな方法が良いのかは、分からない。だけどポットの根を傷めずに、徐々に大きな入れ物に植え替えるほうが根が傷まなくてが良いのだと思う。とにかく色々と実験しておけば、来年に考えられることもあるはず。植える場所はいくらでもある(笑)たくさん植えてみたから、試したいこと、思うことを次々と実験することにした(^^ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Oct 19, 2021
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苧麻(麻布)の少し厚手の生地をノレンにして、墨で模様を描くシリーズは3種類が定番になった。竹、ひょうたん、オニヤンマ、私の好むと好まざるとに関わらず、描くのに難しい模様ばかり注文が来る(笑)竹は太い幹とメインの葉のまとめ方が難しい。ヒョウタンは実そのものの立体感が難しい。オニヤンマは飛んでいる感じが難しい・・・結局、全部難しい(^^;最近、ど田舎である工房でも飛んでいるのを見なくなった飛行中は足を折りたたんでいると思うのだが足を描かないと、なんか足りない感じがしてツユシバに降り立つようにして足を描く上から観たら足は無くても良いのだが、あまり上から観ることはない。ネットで飛んでいる姿を探してもロング場面が多いので、私の動体視力では識別不能。という事で、今回はツユシバに降り立つオニヤンマを描いた・・・しかし、この分厚い生地にツユシバを描くのも、しんどかった!(^^ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Oct 16, 2021
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この季節になると各自治体で文化の日の功労者顕彰が準備されている。能登上布の暖簾も、そうした形で記念品として贈呈される。いつからだったか記憶がないけど、何年か前から暖簾に墨絵を描いている。今年も、竹と瓢箪などを描いた。何年も何枚も描いているのに、厚手の麻布には墨濃淡を一筆で描くのは難しい。ニジミとカスレの加減が生地の撥水と浸透具合で異なるから、1枚1枚それを確かめながら筆に墨の含み具合を調整する。ときどき水を吸わない麻糸があっても描くときどきサビ糸が濃いのも味になるときどき浸透し過ぎる糸が潤い感じさせてときどき糸のケバが多くてカスレが出るのは枯れた趣きときどき、私がビビることがある(^^;同じ内容を描くために現物を前において描くこともある。何年も描いていても、失敗しそうで緊張する。もっと思う様な空気を描けるように探しているけれれど。私の探している空間が何であるか、分かるときもあるが、分からないままの時もある。何年も描いているのに・・・一言でいうと「やっぱり難しい」!!!依頼者の想いを裏切らないように描こう・・・しかし70歳近くなって、指の動きが、あじゃかしい・・・そろそろ無理っぽいなぁ・・・毎年、そうブツブツ言いながら描いているような気がする(^^;)ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Oct 14, 2021
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農家民宿の農業体験は今の季節では稲刈りになるが、今日のような雨の日には外の作業ができない。染めの工房は農家だとは思っていないけど、染める前は農作業が多いので今日の《草木染めは農業体験》になる(^^ということで東京の中学生6人の修学旅行の農家体験が藍染めになった。我が家で栽培した能登産の沈殿藍とインド藍の混合藍染め液を使って木綿のハンカチに絞り染め。絞りの作業絞った木綿ハンカチを水に浸す藍を染めて各自アイロンがけぐちゃぐちゃの絞りを希望した、それぞれの模様完成したので記念写真コロナで延期になって、ようやくの修学旅行。「こういう和風の家は初めてです」とマンション住まいの子が言う。「コンビニは近くにないのですか」と聞くので「最短で車で15分」「小学生とか、いないのですか?」と廊下の窓から隣の廃校の小学校を見て質問「近所には、子供は一人もいないですよ」と答えた。・・・(^^;)藍染めの匂いが充満する中で楽しく頑張りました。午後5時、雨の夕方は真っ暗。農家民宿へ送り届けて無事終了でした(^^ゞウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Oct 12, 2021
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今月30日(土)に京都府緑化センターにおいて「漆を使った草木染体験」お問い合わせこちらに詳細《エコバッグのウルシ染め》が行われます。ウルシ染めの内容は、主にエコバッグ(綿オックスフォード、長さ43㎝ 持ち手込み53㎝ 幅35㎝ マチ12cm)ウルシ染めをした品を使ってもらいたい、エコバックなら持ち歩いてもらうことができる、という事です(^^ 試し染めを行いました。アルミ媒染の黄色銅媒染の茶色鉄媒染の緑グレー綿糸と割り箸で簡単な絞りを施しますウルシは水道水で染まります丹波漆を使った染め。木工旋盤で細かく削られたウルシ材は、水道水でとてもしっかりした色に染まります。ウルシの産地で、こうした取り組みをしてもらえるのが嬉しいです(^^ 今年で4回目の訪問、毎年私たちも楽しみに出かけています。去年は福知山城で大河ドラマ関連の展示を観て、お城の階段の枯葉掃除する人々が記憶に残っています。行き帰りにどこを見てこようかな(^^ゞウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Oct 11, 2021
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昨日は輪島産の漆材チップを使って、久しぶりに輪島でウルシ染め教室(^^ウルシ染めストールを染めるのに市内12名の方が参加。綿麻の生地(約50㎝×180㎝)にもウルシ液は良く染まる。綿糸、輪ゴムなどを使って簡易絞りを施して3種類の媒染に浸し、ウルシ抽出液を染める。先ずは、「ウルシ抽出液はカブレません!」と話す(^^漆の木を伐採してから3年後のウルシ材の外側のカブレ部分を除去し、黄色い芯材だけを使いチップにして、乾燥させて水道水で煮出してあるという説明から(^^ゞカセットコンロなどを使って間隔を開けて一人1台のガスを使用黄色はアルミ媒染茶色は銅媒染緑グレーは鉄媒染今回は全員が初めての草木染め体験だったけど、全てのストールの絞りは綿糸と輪ゴム、誰にでも簡単に出来る。輪島の皆さんには、もっとウルシの廃材利用で染めてほしいと思うけど、草木染めの弱点は絞りの時間を入れると、どうしても完成までに3時間必要になる。自然のモノを利用するというのは時間がかかるものが普通で、そのプロセスも楽しむものなのだと、説明したい田舎のスローライフ。 しかし、輪島でのウルシ染めの最大の欠点は、私のPR活動が足りないのかもしれない、と思うのだった(^^;)ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Oct 9, 2021
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藍の生葉染めは藍の花が咲くまでが良いでしょう。・・・と私も言ってきた。昨年の秋、工房に研修に来て6枚の木綿ハンカチの藍染めをしていった大阪のSさん、今年は栽培した畑の藍を使って友人たちに講習会を行いました。10月4日、4人の友人と生葉染めしますというメールが来た。そして翌日に写真が届いた。「藍にもう花が咲き、種にもなりはじめていたので少し心配でしたが、喜んでいただきました。」ミキサーで細粉し、化学建てで発酵し、酸化、木綿布の発色。《藍の生葉染めは、花の咲くまで、9月末まで》というのが通説で、私も言った根拠は?花が咲いて種ができるからでした(笑)そんな既成概念を壊してくれました。工房の藍畑、2番葉も刈り取った藍の葉は小さい今年の10月のように暖かい日が続いていると、葉も元気です。Sさんの来年は7月から生葉染めを行いたいと言う。私も来年は、10月の藍の生葉染め、挑戦します(^^1番葉を刈り取った2番葉は小さいから、染めはできないけど種は採れる。やっぱり、なんでも実践してみないと分からない。ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Oct 7, 2021
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日本国内で使われる草木染めの主な染料6種類について、耐光堅牢度を調べた一覧を並べてみると、見えて来るものがある。ご希望があったので一覧表のアップ(^^インドアカネ、ラックダイ、コガネバナ、ウルシ、ヤシャブシ、ゴバイシ、の6種類。染色データは抽出80℃以上60分×2回、絹は浜ちりめん→①先媒染30分→②染め常温から加熱80℃以上30分以上60分→③残液媒染→④残液染め(絹は4工程で終了)→⑤綿(ローン60番)は残液媒染まで行う5工程。酢酸系のアルミ、銅、鉄の媒染剤3種類と、絹木綿とも染める目的の植物液だけ使用(下地入剤は不使用)6種類とも同じ条件で染めている。この条件ではなく、30分以下の染めを行ったデータでは鉄媒染以外は3級未満になることが多かった。石川県工業試験場に依頼した試験結果をもとに編集、特定の工房の簡易試験や個人的主観による判定ではない。備考の※は従来の30分未満染色の試験結果。インドアカネとラックダイは60分の染めを行って、初めて全ての媒染で3級以上になったコガネバナは絹には良いが木綿には薄くしか染まらないし、ウルシは絹のアルミが3級未満ヤシャブシとゴバイシは従来のアルミ媒染の結果が常に弱かったから綿の試験を行わなかったので今回の成績は記載が無い ※は過去の染色30分未満の試験データこの染色方法ではヤシャブシ、ゴバイシの絹の染めでアルミ媒染の耐光堅牢度が2色とも常に3級未満になる。タンニン分が多い色が3級未満というのは偶然か?しかし、何度も同じ試験結果が出てしまう・・・このことは、これ以上突っ込まないようにしているのだが、???オイオイ(^^; 他の染色時間や方法で同じ結果が出ることを保証するものではなく、あくまでも参考資料。使用した水は、暮らしている町の上水道 pH7~7.3程度の水道水♪草木染めに使う水は良質の湧き水や井戸水と信じていてたから、能登半島地震で井戸水が出なくなったときは焦った!30万円ほどかけて井戸のボーリングを行うべきか悩んだのだった(笑)これは予算上、やむなく水道水で染めて実験を続けた結果だった(^^草木染めの水の中には魔物が住んでいると思っていた(^^;)もちらん、今でも不思議なことは沢山あるのだが、それはきっと《地球をゾウさんが支えていた時代》と同じくらいの不思議さなのだと思うことにした(^^ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Oct 5, 2021
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絹や毛などのタンパク繊維の生地に《黄変(オウヘン)》という都合の悪い状態が起きるのは、繊維染織関係者にとって苦労の種だ。タンパク質が熱や光によって変質し、空気中の酸素や窒素などで反応したり、外部から得たガスや湿気や汗や様々な汚れが化学変化によって黄色から褐色に変化していく。私も大事に保管していた白生地や作品を何枚も、悔しい思いをもって見てきたことだ。木綿布のロウケツ染、20数年前に染めた画像。《まる・さんかく・しかく・シリーズ》シャンタン白生地に豆汁の地入れを行ってゴバイシの濃淡で染めたシリーズ連作、2000年頃の作品『ふわり-01』ローケツ技法による草木染 『ふわり-02』木綿布にゴバイシ実際は《まる・さんかく・ぼう・しかく》と呼んでいた(笑)このころは、丸、三角、棒、四角というシンプルな要素だけで画面を作っていたしかし、4枚染めたすべてが黄変した。本来は植物染料にも染まりにくい木綿だということで当時の私は、豆汁で下地入れを行った。ロウを置き数段階のゴバイシ液、鉄媒染液を調整して染め、脱ロウを行って再度ロウの《逆堰(ギャクセキ)出し》、ゴバイシ液のグラデーションを染めて完成。知人のお宅に飾られた1枚は数年後に《黄変》、光でも変色して悲惨な結果になった。私が手元でロウを落としぬるま湯、中性洗剤で丁寧に洗ったつもりだったけど、処理が悪く成分が残っていたのかもしれない。他にも原因はあるかもしれないが、これ以降、私は木綿布に豆汁もゴバイシもタンパク地入れを行わなくなった。良く染まるための地入れは、よく汚れるらしい。手元にも無く以後の変化を見ることもできないが、もうこの内容のロウケツ仕事は私にはできない。20年たった今この《逆堰》の作業が出来るほど、私の指は敏捷に動かないのが宿命だ。そして、繊維の宿命なのかもしれないが、化学染料でも薄く鮮やかな色は耐光堅牢度が弱いものがある。絹の着物の地色では、鮮やかな薄色ピンクや薄紫、空色などは生地の黄変と光による変退色に泣く。木綿の草木染めではタンパク地入れに泣いてしまった記憶だけが残った。染め仕事をする私にとって、染める色の変退色は化学染料であろうと自然のものであろうと、今の知る限り出来得る限りの姿勢で立ち向かうしかない、と改めて思うのだった。ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Oct 4, 2021
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草木染めでは 木綿や麻に対して、一般的にゴバイシ抽出のタンニン地入れが行われることが多い。私も20数年前には木綿を濃く染めるために、呉汁、豆乳、牛乳、濃染液、灰汁、アルカリ処理など、様々に染める前の処理を試していた。木綿に染まりにくい色を何とか染めようと、あれこれと工夫をしたものだ。しかし今、工房では木綿や麻の草木染めにタンニン地入れなどの下処理は行っていない。これまでにブログでアップした木綿の草木染めのデータ全てにおいて、下処理や下地入れは一切行っていない。前回のゴバイシ木綿染めの工程は、木綿60番ローン白生地→①先媒染→②ゴバイシ染め→③残液媒染→④残液染め(絹は4工程で終了)→⑤残液媒染という5工程。酢酸系のアルミ、銅、鉄の媒染剤3種類と、染める植物液だけ(下地入剤は不使用)で染めている。抽出は80℃以上60分×4回の液を合計して使用、媒染は常温30分、染めは常温から加熱80℃以上30分~60分を繰り返して、木綿、絹共にアルミ媒染は耐光堅牢度3級未満、銅、鉄は3級~の試験結果だった。ゴバイシ染めはアルミ媒染では薄いクリーム色~ベージュ色が染まり、銅媒染では黄土色、5工程の鉄媒染では濃いグレーが染まっている。このゴバイシ液を《タンニン地入れ》として使用して、次に染まりにくいA液(仮:ラックダイ)を染めると木綿に染まりにくかったA液(仮:ラックダイ)が 濃いめに染まる・・・なるほど工夫の甲斐がある。私も20年前の木綿の草木染めには下地入れを行って・・・染まる嬉しさを味わった。しかし、これはラックダイの色なのか?下地入れしたゴバイシの色は含まれないの?・・・では純粋にラックダイだけの色は、どんな色なんだろう?という疑問が生まれた。下の画像は普通にインドアカネとゴバイシの2色を使った染め。ゴバイシの発色を《下地入れ》ではなく《染め重ね》として使った手縫い手絞り椿模様。使用植物はインドアカネ+ゴバイシ ※下地入れは行わずに《染め重ね》を行っている木綿ローンハンカチ60番 白生地に、①絞り→②アルミ媒染→③アカネ染め→④絞り(一部を解き)→⑤ゴバイシ染め→⑥鉄媒染。ピンクはインドアカネのアルミ媒染だけの反応、濃い茶グレーはインドアカネとゴバイシの鉄媒染反応。葉のグレーはゴバイシと鉄媒染の発色。こうして染めの工夫を行って他の天然染料を染め重ねることと、染まるための下処理を行うことは別次元の話。また化学的に合成したタンパク物質を使って下地入れを行うと、もう一段階、化学的な別次元の話になる。・・・それでも染まらない木綿が染まるのなら、良いことだろう(^^; 染めるための人々の工夫は分かる。しかし…私は、自然のままのラックダイやアカネの単一の色を見たい、染めたいと思った。だから、何も下地入れをしないで木綿を染めた。別の成分の下染めをしないでも木綿に染まる天然染料を見つけたかった。ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール
Oct 2, 2021
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