おのづの介護奮戦記

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カテゴリ: パーキンソン
今日は 午前中精神科 郵便局へ行き戸籍謄本を郵送する手続き JAに確認の電話 昼食後 マッサージ 午後胃腸科

という分刻みのスケジュールのため 朝8:30に家を出る
いつものように眠くてしかたがない

今日は朝早かったので先生とマインドコントロールについてじっくりお話したいと思っていたのだが しこたま怒られてしまった;;
まあ 詳細を書きます

まず 院長先生のお話 つまり難病制度取り消しうんぬんについての説明をしたのだけれど 精神科の先生は全く知らなかったようで そのとき私が「院長先生が私に八つ当たりしたのではないかと思う」と言ったら「ちょっと待ってください 本当に八つ当たりしたのですか? 受付の人はそう言ったのですか?事実が異なると判断に困ります 正確なことだけ伝えてください」と言われた まあ 正確に言うと「おのづさんだから 話やすかったので先生はいろいろ言っちゃったのでは?」なのだが 私は主観が入ってつい先生にそう話してしまったのである 
細かい だけど これは大切な作業だ
普通 判断する立場の人は両者から話を聞き判断を下すけれど 精神科のように心に傷を負い訴えたいばかりの人が来たとき その話をうのみにすると 悲劇のヒロインができあがってしまうのだ だから それは絶対してはいけない
周りの状況 周りの言動 主観を入れない自分が感じたこと これが大切なことなのだ


院長先生のお話はそれで終わり この二週間の私の状態について又レポートに書いたのでお見せした
その中でやはり先生が気にしたのは 忙しかった三週間が終わり 夏休みを一週間もらい 大好きな喫茶店に入ったのに気分がすぐれずすぐ帰ってしまったことだ
これは なぜですか?と聞かれたけれど 私にもよくわからなかったが
母の為に頑張って動いているときは罪悪感が薄れていたけれど 休んでしまっておいしいものを食べたり飲んだりしたときに母に対して悪いという感情が生まれるのではないか と私は答えた
次に 忙しかった先週の状態を見て 友人から愚痴を聞いたり 元主人の対応をしたり 毎日用事で動き回っていたことを指摘された
私は動き回っていたほうが 母のための制度なのでストレスに感じてないと言ったが 先生は
「それはあなたが感じてないだけであって 身体にはストレスがかかっていると思います 適度に動き 適度に休む 動きっぱなしはよくありません」と言った
まあ 確かに身体は疲れ果てた 私は無理をする性格だから動き始めると悲鳴をあげるまで止まらない 今度からは先生の言うように 間に休みを入れることにしよう
又 この二週間眠くて眠くてしかたなかった 12時間位寝ても 夜の6時には眠くて又寝てしまう と言うと 実は私に出された薬は長時間(24時間寝やすくする薬)効く薬で そうすることによって不安感が減ると思って先生は出してくれたようだが 効きすぎるのでいきなりごそっと減らされてしまった;;
前は 寝るときには5種類飲んでたところが1種類だ;;
寝れるかな・・


実は私は忙しい中も色々考え 何が原因でどうして自分を責めるのだろうと自己分析をしてたのだけど 眠気が強いのでなかなかまとまって考えられず でてきた結論は
「私は 母が生きている間 また 母が亡くなった後もずっと自分を責め続けるでしょう」というものに達してしまった
それを先生に言ったら ものすごく怒られてしまった
「自分で治らないと言っていると言うことは 治す意思がないということです!私はストレスの原因を対処していきましょうと言っているのに それが無理だというのなら 私は何の手助けもできませんよ!」
確かに先生はよくしてくださっている それに応えようと自分も頑張った

「先生 私は 誰にも 家族にも言ってないことがあります それを話す前に まず父の亡くなった時のことから話さなければなりません 父は原因不明熱で一年間あちこちの病院で検査してようやく悪性リンパ腫だと判断されたときには もうすでに手遅れでした・・ 医師からは強く何度も家で看取ってあげてくださいと言われましたが そのときにはすでに母の精神状態も悪く40度の高熱でステロイド剤投与のせいで口の半分を口内炎に冒され物が食べれない父をどうやって家に連れて帰れというのか悩みました 精神状態が悪い母がいる家にそのような父を連れて帰っても母は混乱することは明らか 現に 父はあんなに 俺がお母さんの面倒をみるんだ!と頑張って早く治そうと努力していたのに 危篤状態になった父を見て 母は あんなお父さんいらない 早く家に帰りましょう 雨戸しめなきゃ と言ったのです 私はいくら精神状態が正常じゃないからと思っても母のために頑張っている父が可哀そうだったし 又父の死の直接の原因である肺炎も せん妄状態になった父に看護学生さんが4ヶ月食事をしてない父に物を食べさせて案の定吐いてしまい肺炎になったことも 私が24時間ついていたら絶対そうはならなかったのに と思いました」
「ちょっと待ってください 24時間お父さんの看病につくことがその当時可能でしたか?」
「いえ 母の状態も悪かったので無理でした」
「じゃ 話を続けて」
「父が亡くなり私は在宅の限界を迎えて母を入院させました 母が錯乱していた一年間 それから逗子へ行き精神的にみるみる正常に近くなっていった二年間 合計三年の間 毎週母は私が来るたびに「さ 退院するよ 帰るんだ」と言いました 最初のうちは「よくなったらね」とか「院長先生がまだ許してくれてないよ」とかごまかしてましたが 三年もたつとごまかしがきかなくなりました ある日母は同じように帰ると言い私はとめました そのとき母は
やっぱりね お父さんのときもあんたはだまして無理やり入院させて殺したんだ 私も同じようにあんたにだまされたしね こうやって早く殺させて財産を奪いたいんだろう!
と私に言ったのです 私は 今まで堪えてきた言葉をそのとき母に向けて言ってしまいました
お母さん!お父さんは助かる見込みがないと言われていたけど万に一つの望みをかけて治療する為に入院させたんだよ いっちゃ悪いけど私はお母さんの介護のおかげで体はぼろぼろ 子供だって産めなかったよ!
母は黙って聞いていました その後二年間一度も 帰るという言葉を口にすることはなくなりました この間横須賀へ行くとき母は「私は病気だから最後は病院にいるんだよ」とぽつりと言っていました」
「ちょっと待ってくださいね 私は今の話を聞いて あなたのその時々の判断は正しいと思います もし自分でも同じ判断をしたでしょう お母さんの状態が悪いのにお父さんを家に連れて帰ることは無理だと私も思います ただ それがなぜ罪悪感だと思ってしまうのですか?例えば自分の親の介護も全くしてこなくて遊びまくっていた人が罪悪感に悩まされて私の所へ来たなら私は そうでしょうね と言うでしょう でもあなたは違う 真面目な性格だから今まで頑張ってきたじゃありませんか」
「私は 両親に大変愛されて守られて大切に育てられました 父のときは治療のため仕方ありませんでしたが母のときは 姥捨て山に親を捨てるようなものだと思いました 私は 私を愛して育ててくれた親に なんてひどいことを言ったんだろう なんて ひどいことをしているんだろうと思ってしまうのです」
「ふむ いいですか? まず あなたは レヴィ小体型痴呆というものがどういう精神異常を起こすかということをもっと詳しく知らないといけません あなたのお話の中で お母さんが財産を取ろうと思ってるのではないか?と言ってますよね それは症状の一つで猜疑心がとても強くなっていて財産に固執することが多いのです」
「私はいつも 真正面から母と向き合ってきましたから それがいけなかったのですね」
「それはね あなたが 本当は昔のような正常の母親であってほしいという願望なのですよ でも 実際はもう違うことはあなたも分かっていますよね? もう一度いいますよ もし在宅を選んでいたなら共倒れになっていたことは確実 そうしたらあなたもお母さんも命の危険性がでてきます それはしなくて正解だったのですよ あなたは分かっているはず 今まで自分が出してきた結論が正解であることを それを罪だと思うことが矛盾で ストレスを生むわけです」
私はこのとき 先生から差し出された3枚目のティッシュを大量の涙でぐしゃぐしゃにしていた
「先生・・・・ 一つ私の考えを聞いてくれてもいいでしょうか?」
「どうぞ」
「私の母の母 おばあちゃんは 母と同じパーキンソン症候群で亡くなりました 当時研究も盛んではなくお薬もなかったので2年半で亡くなりました もし 母がその時代に生まれていたら もし 母が日本ではなく 未開発の国に生まれていたら 発症して15年 もう亡くなっていたかもしれないでしょう 私も8年介護をしてきました もうそろそろ自分を開放してあげてもいいでしょうか?;;」
「もちろんですよ! よく今まで頑張りました そういうふうに考えられることはいい事です
 あなたは さっき言ってましたよね ご両親から大変愛されたと 天国のお父さんや お母さんはあなたが幸せに生きてくれることが何よりも嬉しいのです それを望んでいるのですよ だから そろそろあなたも自分の人生を歩んでください」
私は大泣きした「全ての自分の気持ちに整理がつくのには時間がかかると思いますが 頑張りますので治したいです」
「私もお手伝いしますよ 徐々にあなたの症状を見ながらお薬を減らしていき いつかはお薬を飲まなくてもよいようにしましょう それが目標です あなたの状態がよくなり 幸せを感じる生活ができるようになったら お母さんに対しても優しく接することもできるでしょうし それを見たお母さんも嬉しいと思いますよ」
「わかりました あとそれともう一つ お仕事のことなんですが・・」
「なんでしょう」
「今までのように二週間ずっとというわけではなく 事情をお話してあるので月に1.2度仕事をしてもいいでしょうか?」
「あなたはどうしたいんですか?」
「実は・・急に母のことでお休みをいただいてしまって大変会社に迷惑をかけているのです ベテランがいないということは仕事に大変支障をきたします ですから 少しでも手助けできればと・・」
「ほら また あなたは矛盾した答えをいってますね? あなたは今会社の立場にたってお話をしている そうじゃないでしょう? あなたがその仕事をすることによって 新たなストレスは生まれないのか そこが重要なんですよ」
うう・・又怒られちゃった;;
「はい 申し訳ありません レポートにも書いたように 一週間何もすることがないときに家に閉じこもってぼーっと過ごしてしまうよりかは そこに一日だけ仕事を入れて気分転換になれればそうしたいのです」
「なら いいですよ 月に1.2度なら許しましょう」
「ありがとうございます」
診察は終わった

私にとっては公にしたくないこともブログに書いた
同じように悩んだり苦しんだりしている人たちがいたら励みにしてもらいたいのだ

日記の冒頭に書いたように その後は分刻みで動き へとへとになって帰り
6時に家について7時半まで寝てしまった

明日は逗子です 母が起きていたら歯磨きを^^;
マッサージで寝てしまったら まあ それもよいでしょう
デパートで高級プリンを持っていきます
喜んでくれたらいいなあ

日記が文字数オーバーなので私の今日の意見は又今度書きます





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Last updated  2008年09月01日 22時36分20秒


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