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もちろんほぼミニカー専門である当ブログじゃそのような話題を拡げるつもりはなく、単なるハナシのまくら以外のなにものでもない。ここでいう新参者とはこの2台。
2024年のスーパーGTにデビューしたシビックとその原型(と言うには難があるが)。
スパーク1/43 アステモ・シビック タイプR-GT
2024年スーパーGT 年間10位
#17 塚越広大 / 太田格之進
スーパーGTにおけるホンダの大看板NSXに代わってシビックタイプRがデビュー。ホンダ車はいっつもレイブリック(スタンレー)かARTAじゃあ面白くないんで、予約時点でいい位置にいたアステモをチョイス。ただ推していこうかと思ってたら入賞するも表彰台には遠く伸び悩み、参戦チーム唯一のリタイア2回で年間10位に沈んだ(さすが疫病神)笑。
お金持ち御用達のNSXと違って、一般人でもちょっと頑張れば買えるかもしれないシビックタイプRでの参戦というのは、おいらのクルマとおんなじのがレースしてんじゃんという、ハコのレースが本来持っている親近感を想起させるという点において大いに賛成(ホンダには他にめぼしい選択肢がないからとは言ってはいけない)。といっても実際の車両は、市販車をレースカーに仕立てたんじゃなくて、スープラともフェアレディZとも共通のマザーシャシーに市販車ルックっぽい上っ張りを被せてるだけだから、おいらのクルマとおんなじってわけじゃないんだけど。
HJD43 ホンダ・シビック タイプR(FL5)
15年ぶりに日本で生産されるFL5型シビック タイプR。まぁ自社の誇る高性能スポーツモデルが海外製であることに忸怩たる思いがあっての日本回帰とかいう高尚なもんじゃなく、単にブリグジッドの影響から生産国であったイギリスから撤退しちゃったからに他ならない。そのおかげか輸入車であった先代なんかよりも街中でよく見かける、つかウチの近所にオーナーが2人いるんだな、多分。それでよくスーパーの駐車場に停まってる(ちなみにRZ34もGRスープラも生息してる)。
思えばシビックも大きくなったもんだ。学生時分、友人の初代シビック(4速MT!)にゼミ仲間4名ギュウギュウ詰めで動き回ってた頃からすれば、シビックがZやスープラよりもデカいなんて隔世の感がある。
とはいえ、カッコいいなと思ったタイプR-GTからすれば、えらく寸詰まり感がある。
そりゃそうで、前述のとおり参戦メーカー共通のシャシーに市販車ルックの上っ張りを乗っけてる似て非なるクルマなんだからさ。
因みに両車両のディメンジョンは(R-GT/FL5)
全長:4725mm / 4595mm
全幅:1950mm / 1890mm
全高:1150mm / 1405mm
ホイールベース:2750mm / 2735mm
つまるところ、タイプR-GTの長く広く低くっていうバランスがカッコいいの源なんだよね。
ところで初購入の新参者「HJD43(ホビージャパンダイキャスト43の略?)」、模型総合誌ホビージャパンの発売元が企画販売するミニカーとしてはすでにレジンの「MARK43」ブランドがあるのに、今更なにゆえダイキャスト?というのが素直なところだ。
そもレジン製ミニカーの台頭は、リーマンショックによる景気後退で高価なダイキャスト金型への設備投資が敬遠され、すでに1980年代から特にSF・特撮ものの模型において一般的な手法であったレジンキャスト製法へ移行せざるを得なかったからと認識している。現在我が世の春であるスパークも、もともとの立ち位置がこの流れに乗っかって成長した。金型製作に金と時間がかかるダイキャストに比して、チャチャっと作ってサッと売れるフッ軽なレジンミニカーこそ、せっかちな現代のミニカーの在り方として正解だ。なのに時代に逆行するようなホビージャパンの新ブランドの意義はなんなんだろう。総合模型を標榜するメーカーとしてダイキャストもあって然るべきという事なのかも知れないが、ピラーの変形で窓浮きが発生しやすい(しかも経時劣化じゃなく発売直後から!)ともいわれるMARK43から徐々に軸足を移すつもりなのだろうか?まぁ単純に模型総合を標榜するメーカーとしてレジンもダイキャストもやってるぜと言いたいだけなのかも知れないが、今のところHJD43はタイプRオンリーなので、もしかして廃業したエブロが途中までやってた金型を譲り受けてとかいうハナシ(だからダイキャストなのにとってもお安いのかも)だったりして(笑)←ま、エブロはエヴァンゲリオンレーシングで有名なラナエンタテインメントが商標を継承したらしいんで、それはないか。