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2006/06/05
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カテゴリ: カテゴリ未分類
日曜日、何気なくテレビを見ていると、突然「環境宣言」とかいって、環境についての特集番組が始まった。
日曜の午後というのは見る人も少ないのか、スポーツ系の番組ばかりになる。
競馬、ゴルフ、野球中継・・・。

買い物から帰ってなにげなくテレビをつけると、突然の「地球温暖化」問題。
当然番組表には載っていたはずだが、ノーマークであった。

パーソナリティーは青木さやかと雅楽の東儀秀樹の二人。
人選の意図は不明だが、内容的には非常に興味深く、分かりやすいものだった。

その中で、特に印象に残ったのは、スェーデン人環境コンサルタントの言葉。
「地球には【地上地下のルール】というのがあります。」


地上で生まれたものは、自然の循環の中にあるので、生態系を乱さず、環境の永続性の妨げにはならないが、地下のものを掘り出して地上に持ってくると循環が崩れ自然が破壊される

というものだ。
これは非常に分かりやすい定義の仕方である。
地下のもの、即ち、石炭、石油、天然ガスなどの燃料、さらに、そこから作られる樹脂類。
大きな意味では、鉄やアルミなどの金属も「地下」のものだ。
地下から掘り出されたものを使わないようにする、という「選択の基準」を持つことが大切だと彼は訴える。

買い物をするときには、包装の少ないものを選ぶ。
さらに、産地の近いものを選ぶ。
産地が近いほど、輸送のためのエネルギーを使っていない、ということらしい。
目の前に並ぶ商品だけでなく、その背景までしっかりと考慮に入れた選択の基準は説得力がある。

私はネット販売で屋外用木製品を販売するネットショップの店長もやっているので、少々耳が痛い。

カナダからレッドシダーを運ぶのにもエネルギーが必要だ。
意識するかしないかの違いだけで、人間は「地下」のお世話になっている。

ただ、意識しなければ変えようもないが、意識すれば変える事ができる。

自分の身の回りにあるもの、自分の生活を見つめなおして見ることから「環境」の問題は始まる。
「意識」することが大切だ。



目の前のあるもの、一度分類してみるといい。
意識して身の回りのものを見てみる。

地上のものか、地下のものか。

ポリエステルのシャツは地下。
綿の下着は地上。
今叩いてるキーボードはプラスチックだから地下。
パソコンの画面もそう。
画面がのっている机は木なので地上だが、それを支える脚は鉄なので地下。
書類を置いているトレーも樹脂。
コピー用紙は地上。
ゴミ箱、コピー機、引き出し、バインダー   すべて樹脂。
壁はビニールクロス。
窓際にはブラインドがあるが、これも「地上」ではない。

こうしてみると、人類は「地下」から掘り出したものに囲まれて暮らしているのがわかる。
この便利な生活から「地下」のものをどうやって減らしていくのか。

とりあえず、「意識」して暮らし始めることから始めるしかないようだ。





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Last updated  2006/06/07 12:54:14 PM
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