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2006/07/26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日の夜、12時頃だと思うが、一通りニュース番組が終わったあと始まる番組の中身の無さにはちょっとうんざり。
そして昨日はNHKに辿り着いた。

深夜なのできっと再放送だったのだと思うが、タイトルは

NHKスペシャル「ワーキングプア 働いても働いても豊かになれない」

ワーキングプアとは、働いているにも関わらず、生活保護の基準さえ下回る収入しか得られない貧困層のことらしい。

・30歳を越えて田舎から上京。ホームレスをしつつ仕事を探す若者。
・僻地の集落で、4世代10人が農業で生計をたてる大家族。米の価格の下落などで経費を引くと農業は赤字になってしまう。
・経済が荒廃した街で仕立て屋を営む70歳の男性。年金は妻の入院費に消えてしまうが、仕事はほとんどない。収入は年間20数万円。
・リストラのため職を失い、アルバイトで稼ぐ中年男性。年収600万から200万に減少。子ども達はまだ小さいが、塾に通わせる金も当然ない。


これらのケースを検証しながら、番組は社会の歪を浮き彫りにしていく。
もちろん番組なのだから、ある程度意図的に構成されたものには違いない。
が、それぞれのケースが日本の抱える大きな問題を提起していることは間違いない。

番組を見ながら、政治の責任とは何なのだろう?と考えさせられた。

政治を大きな役割に「富の再分配」がある。
税金をいう形で集めた富をどういう風に分配するかを決め、実行することだ。
これによって国家の方向性は大きく変わってくる。

この番組の中でクローズアップした問題点。
・親の貧困が、子どもの教育機会を奪うことになり、格差が階級に変わり、固定化する。
・兼業する仕事の少ない農村が放棄され、日本の食料自給力はどんどん低下している。
・頑張って生きてきたにも関わらず、安心した老後が手に入らない。


社会保障費をどんどん増やせばいいという単純なものでないことは明らかだ。

一方、ハリーポッターの翻訳者が30数億円の脱税。
税率の高い日本からスイスに居を移し、税金を逃れていたという報道。
日本で稼ぎながら、日本には税金を払いたくないという身勝手さに腹がたって仕方がない。
夢と希望を子ども達に与えるべき物語の翻訳者にしてこのザマである。


口で言うほど簡単なことでないことだけは間違いない。





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Last updated  2006/07/27 08:08:39 AM
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