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こんにちは。
朝から冬晴れ?の関東地方。週末は15℃以上になるみたいです。行楽日和?
さて、カートリッジ修復計画もその4になりました。
先回は、ステンレス線を心棒にEPC-300MCのカンチレバーの残りとAT-13Eの針付きカンチレバーを瞬間接着剤で接合したところまでお伝えしました。
接着剤が十分固まるまで24時間待機して、いよいよ音出しです。
まず、EPC-300MCを手持ちのヘッドシャルに取り付けます。
Victorのヘッドシェルです。多分アルミ合金だと思いますが、少し重いようです。
配線はヘッドシェルについていたリード線をそのまま使いました。
無酸素銅?を使用している高級なリード線もあるようですが、数センチの導線でどこまで音が変わるのか??(マニアの方は、電圧レベルの低いところなので”劇的に変わる”とおっしゃると思いますが....)
オーバーハング調整のために、ヘッドシェルの根元から針先までの長さを52.8mm̟±0.5mmの位置にカートリッジを固定します。
これで準備OKです。
取り付けるレコートプレーヤーは、ジャンク品としてヤフオクで落札し、昨日届いたRELOOP ( リループ ) RP-7000MK2 BLACK でDJ向けのターンテーブルになります。
インシュレーターの破損とアームの若干の曲がりがありますが、回転は正確で十分実用になります。
何といっても重量が11.5Kgあるので安定感がありますね。
RP-7000MK2にカートリッジを取り付けて、針圧を測ります。
普通はバランスウエイトを用いてゼロバランスを取り、そこからバランスウエイトの目盛りで針圧をかけるのですが、この機種の場合バランスウエイトが少し軽く、バランスを取ろうとするとウエイトが抜けそうなほど後方に移動しなければならず、そこから針圧をかけるためにウエイトを戻す動作がスムースにできなかったので、確実な針圧を得るために針圧計を用いました。
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EPC-300MCの針圧範囲は2.0±0.3gですので、接合部の負担を考えて少し軽めの1.9g位にしました。
それでは、レコードの再生です。
EPC-300MCはMC型なので出力電圧が0.1mVしかありません。MM型でしたら3から5mV程度が普通ですので1/30の電圧となります。(ちなみに有名なMC型カートリッジのDENON DL-103は0.3mV)
ですのでアンプのPHONO端子(MM型用)に入力する前に、トランスやプリアンプなどで増幅してあげる必要があるのですが、今回は試験音出しということで、このRP-7000MK2に内蔵されているイコライザーアンプにそのまま信号を送り、LINE出力をYAMAHA AUDIOGRAM3というUSBオーディオインターフェイス機器のLINE入力に入れて、ヘッドフォンで音を聞くことにしました。
微小電圧にも関わらずRP-7000MK2内蔵のイコライザーアンプがいい働きをしてくれて、雑音もなくレコートの音を再生してくれました!
カートリッジ修復計画大成功!
ちゃんとトレースしてくれましたよ。
強度が弱そうなら「エポキシ樹脂系接着剤」で補強しようと思いましたが大丈夫のようです。
以上、「カートリッジ修復計画 その4 音出し編」でした。
バランスウエイトが無いというか取り付けるところが折れて無くなっています。
どうする?家康?
お楽しみに!
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