韓国ソウル！文家の掟

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shaquill

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これが学生の親の仕事なのか？

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November 10, 2003

日曜日　ソウル鐘路～光化門では５万人にも及ぶ

５万人ってどんなもんだか、想像つくだろうか。
私は全然。(質問しててなんじゃそれ？というツッコミは
受け付けません）
韓国の民主労組がパート職員の差別撤廃やイラク派兵などを
訴えて集会を開き、このデモに発展したらしい。

このデモ、皆さんにお見せできないのが残念なくらい
大変　暴力的で　大変　生々しい映像で流れた。

慣れたつもりでいた私も　思わず顔をそむけるくらい
警察ＶＳデモの闘いは壮絶で、びっくりした。
もしかして日本でも放送されたかもしれないな。
今回は２年ぶりに火炎瓶まで投げつけられたとして
政府でも問題になってるようだ。
(いっつも火炎瓶投げてなかったか？）
そして金大中さんが禁止した催涙弾をまた使おうかという
動きも出てるらしい。
もう　警察はデモ隊に殴る蹴る。
捕まって無抵抗な怪我をした人に、腹立ち紛れにおなかに一発
ケリをいれてたり、バリケードを上ってくる人を足蹴に落としたり。どちらもやるかやられるかの状態。

ここまで大規模なデモは実は正式な決起集会の名前がある。
それは日本語だとなにか私はわからないが
７０年代に朴政権の政策に反対してある若者が抗議のために焼身自殺をした。その若者の意志を継承する集会だったのだ。
正直、私はこの焼身自殺をした人を英雄化することは
間違っていると思うが、彼に賛同して自殺した人もいたり

義のために、志のために我が身を捨てることは
この国では美徳中の美徳だ。
それが　まさか愛するウリナラを追い込む結果になるとは
考えもしないのだろう。
デモをすることがどのくらいこの国の経済にマイナスになっているか、雇用改善を叫びながら、彼ら自身が景気回復の足かせとなっていることを　なぜ理解できないのか。
あんな暴力的なデモが何かを変えるんだったら、この国は
彼らの言う先進国では絶対ない。

ところで、
実は私はこのようなデモの一員になったことがある。
じゃなくて、
一員とみなされた経験がある。

あれは９８年、まだカナダで学生をしていた頃。
カマ夫を訪ねて初来韓したとき。
折りしも　韓国はＩＭＦで景気状態は最悪、国民は怒り爆発状態だった。
カマ夫が大学に戻ると言うので、私は１人で鐘路周辺を
散歩でもしようと、１人地下鉄を降り、地上に出た。
・・・・・・・。
なんか雰囲気が変。
何番出口か忘れたが、でた瞬間、人が全くいなかった。
５０Ｍくらい離れた所に若者がズラーッと一列に並び
なんだ？と思った瞬間
｢ヤッッッ！！！！！！」
って感じの掛け声とともに　私の背後から警察がドァーーッと
彼らに襲い掛かった。もうハチャメチャ。
学生は逃げ、警察は追いかけ殴る。
ボーっとしてたら、後ろから誰かにエリを捕まれた。
首がグエッとなってそのまま少し引きずられた。
何かと思って振り向くと、警察が韓国語で怒鳴ってる。
そのままバスの近くまで引っ張られてやっと理解した。

Σ(￣□￣ii警察は私をデモをしていたメンバーだと思ってる！！！

私は必死で英語で
日本人だよ！関係ないよ！旅行で来たんだよ～！！
と叫び、やっと間違いに気がついた警察は
謝るわけでもなく、何か怒鳴って　また学生を捕まえに
戻っていった。

あれは　マジでこわかった。
あの時、私はカマ夫との結婚をやめようと思った(笑）

夜になってまた　カマ夫と会った時そのことを話したら
｢それは危なかったね。もしそのままバスに乗ってたら
レイプされてたかもしれない」
は？警察のバスの中でレイプ？
｢７０年代とか８０年代の学生運動のときは女の人が
たくさん警察にレイプされたんだよ」

　　　　　　Σ(￣□￣iiマジ？

もう絶対結婚しないと思った(笑）

・・・でも結局結婚してしまった(爆）

韓国で何度か警察にお世話になったけど、みんな
親切でいい人だった。１人殺したくなったじじいもいたけど。
今もデモ見ると　そのことを思い出す。

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