韓国ソウル！文家の掟

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shaquill

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これが学生の親の仕事なのか？

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February 21, 2004

韓国は不景気である。

韓国の景気は悪くなる一方で、
一説にはＩＭＦ危機のときよりヤバイ状態らしい。

韓国で不景気が続くと売れるもの。
まず一つは　道端でタイヤキやお菓子を作って売る機械。
あれがバカ売れらしい。
鐘路というところにあるバカでかい市場（町全体が市場）
では　その機会が売り切れで買えないくらいなんだそうだ。

http://plaza.rakuten.co.jp/shaquill28/diaryold/20031117/

屋台は当たれば大金持ちだ。一日で１００万円くらい稼いじゃう人もいるらしい。しかも税金はちょろまかせる。
シャバ代を払っても　普通のサラリーマンよりよっぽどリッチだろう。

そしてもうひとつ流行るのが占い。

韓国人はもともと占いが好きである。
なんでも占いで決めちゃう人もいる。頭から信じ込む人もいる。結婚式の日取りも占い師の所に行って決め、水曜日の朝とか言われて　それを実行する人もいるくらいだ。
就職難が続いているため占い師のところにどうしたら就職できるか、どうしたら運がよくなるか、聞きに来る男性がウヨウヨいるらしい。
切ない話だが、切羽詰った状態だからいわれるとおりにしてしまう人が多いのだろう。ちなみに占い料金も決して安くない。

これは私個人の意見なので、批判しないでほしいんですが
占いってソレを信じる人の心によって　変わるものだと思う。
私の知ってる人で　頭っから占いを信じて、そのとおり引越ししたり、転職したりする人がいる。
悪いことがあると、「今年の３月までは運気がよくないから」

彼女を見ていると、占いに頼ってばかりで自分で決断する力を完全に失っているように見える。
占いは自分に注意を与えたりするものであるべきだと思う。
体に気をつけましょうって書いていたら、不安になるんじゃなくて、運動したりしっかり食事したりする。
そういう風に使ったら　占いって本当に人を助けるいいものになると思うんだけど。

そしてもう一つ、韓国人が信じるものは「名前」

子供が生まれると　そこへ行って、生まれた日時、それから日本と同じで画数を考えていい名前を選ぶ。
カマ夫もこういう名前をつけてくれる人のところで選んでもらった名前らしい。
でもカマ夫の人生を見る限り、その名づけてくれた人の力量はたかが知れてる感じだ（笑）

今、これが子供ではなくて大人にウケていると言う話を
昨日の夜テレビで見た。
就職難だからいい名前に改名して　新しい人生を始めたいとか、そういう人が少なくないそうだ。

いろいろな人が紹介されていた。
写真館のご主人は　名前が
「グ・ピルム」さんと言う。
韓国語は前にも話したが、「Ｆ」の音が発音できないため「Ｐ」になってしまう。
だから韓国では写真のフィルムのことを「ピルム」と言う。
「グ」というのも、漢字は違うが「旧」という字は韓国では「グ」と読むため、この人の名前は「ふるいフィルム」という名前になるんだそうだ。これは改名したんじゃなくて
本当の本名（変な言い方だけど）だそうだ。
それで街の人たちにとても人気があるそうで、「自分の名前が大好き！」とおじさんはニコニコしていた。
自分の名前を大好きって言えるのは本当に素敵だ。

でも写真屋になったからよかったけど、子供の頃は結構いじめられた名前のような気もする・・・

他にも有名な将軍と同じ名前の人なんかも紹介されていた。

一方、かわいそうな人の紹介もあった。
大変申し訳ないが、私もカマ夫もテレビの前で３分くらい
爆笑してしまった。

その男性の名前は「イ・ぺクウォン」

在韓の方、韓国語を習ったことのある方はわかると思うが
この名前、「２００ウォン（２０円）」
という言葉と同じ発音なのだ。
日本では「李」は「り」と読むし、英語でも「ＬＥＥ」だが、
韓国語では「い」と読む。
そして韓国語で「２」も「い」と言うのだ。

彼はテレビで話した。
「今の奥さんと結婚しようと思って、両親に挨拶に行ったとき、「イ・ぺクウォンです｣といったら　家族がみんな吹き出した」

彼の気持ちを考えると笑ってはいけないことなんだけど
想像して私もカマ夫も吹き出してしまった。
いったい　彼の親はなにゆえ　彼にこの名前をつけたのか。
あるいは名づけ人は彼の将来をちゃんと考えてこの名前を選んだのか。
運が悪いからとか、そういうことじゃなくて、　こんな風に悩んでいる人にこそ　改名を手伝ってあげるべきなんだろう。

私の友達で２人改名した人がいる。
一人は結婚を機に「夏実｣と言う名前を「奈津実」に変えた。
なんでもご主人の姓と画数が合わなかったんだそうだ。

もうひとりは小学生の時のクラスメイト。
彼女の名前は「あそこちゃん」だった。
九州の山の阿蘇という字を書いた。
壮大な名前だが、発音では「あそこ」である。
男の子たちにかなりからかわれていた。
しかもお年頃になると、人間の大事な所を人は「アソコ」と呼んでしまう。
彼女の名前は「人間の大事な所の代名詞」になってしまった。
小学校を卒業したとき、彼女は｢ひより｣と言うかわいい名前に変わった。

ずいぶん前だけど　自分の子供に「悪魔」とつけようとして問題になった人、いましたよね？
あれってどうなったんでしょうか？
私が小学生の時には「田中角栄｣と言う名前の子供がいじめられて改名したというニュースもあった。

何かの本で読んだけど、名前とは「呪い」なんだそうだ。
毎日毎日　その言葉で呼ばれると、それに縛られる。
だから名前ってとても大切なんだそうだ。

でも　画数に縛られたり、運がいいからとつけた名前に
悩む人も結構いるんだろうな。
皆さんの周りにも　名前で悩んでる人、いますか？

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