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長野県のお客様から輸入サッシの修理・メンテナンスが出来なくて困っているというご相談を頂きました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシや樹脂サッシを作っていたサミット(Summit)です。建具の木枠が腐っている箇所がいくつかあるそうですが、今日は浴室に取り付けられた樹脂サッシの網戸の話です。写真がそのサッシに付いている網戸なんですが、網戸の一部に小窓のようなものが付いています。こちらの窓は、オーニングと呼ばれる下側押し出し式のサッシなんですが、建具(障子)を外へ押し出す形になる為、網戸を内側に取付けなければ窓が開きません。ただ、網戸が室内側に付いていると、今度は網戸が邪魔して建具を外に開くことが出来なくなります。そこで、ロックレバーのハンドルがある部分だけ網戸に小窓を設けて、窓を開ける時だけその小窓からハンドル・ロックを外して外に押し出せるようにした感じです。なかなか面白いことをアメリカ人は考えるものですが、この窓が浴室にある為に、網戸は常に温度差や湯気(湿気)・水分に曝され、更にカビやヌメリの付着といった問題が生じる状況になってしまいます。網戸のフレームはアルミで出来ていて、ある程度の耐久性を持っているのですが、この小窓はプラスチックのフレームで小窓のヒンジは鉄の心棒が入っているので、どうしても劣化や錆びが発生します。そういう厳しい環境にあるこうした網戸は、常に水分を拭き取ってケアしてあげる必要がありますが、やはり15年程度でメンテナンスをしてやるといいかも知れません。因みに、アメリカ人が浴槽に入ることは滅多になく、シャワーブースで体を洗いますから、日本の浴室のように部屋中に湿気が充満するようなことはありません。ですから、窓に水分が付着することもないのです。つまり、日本の住宅メーカーが欧米との使用環境の違いも考えずに、樹脂サッシなら水に強いだろうと安易に考えたのが間違いで、輸入サッシそのものの問題ではないということです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月22日
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こちらは、先日調査にお伺いした輸入住宅のシングルハングサッシの下窓建具(障子)を外して、窓枠の両サイドに装着されたバランサーを露出させた様子です。輸入窓は、昨日の記事でも紹介したキャラドン(Caradon、CWD)製樹脂サッシ。やはり20年以上ほったらかしといった状況で、窓にはゴミやホコリがいっぱいです。こちらのバランサーは、スパイラル・バランサーと呼ばれるもので、金属の棒の中に写真のような螺旋状の太い針金のようなものが入っています。これが棒の中のバネに繋がっていて、建具を吊り上げる仕事をしています。ですが、ここまで汚れや錆びが付いていると、螺旋状のものがバランサーの棒の中にスムースに入っていかなくなりますから、上げ下げ窓を開閉することが非常に困難になってきます。こうなった場合、スパイラル・バランサーやバランス・シューといった部品を交換してやれば、元通りの状態にすることが出来るのですが、国産の部品も使えませんし、普通のサッシ屋さんではどうやって交換したらいいのかも分からないと思います。何れにしても、ちゃんと動くようにしてやらないといけませんが、これだけ多くの不具合があると、この物件を買った不動産屋さんが予算的に全部直せるかどうか心配です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月21日
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愛知県のお客様から先日ご相談頂いた中古の販売物件の修理ですが、月曜に現地調査にお伺いさせて頂きました。輸入窓は樹脂製サッシのカナダ キャラドン(Caradon)製。先日記事として書かせて頂いた以外にも、たくさん不具合があることを確認させて頂きました。新築から20年以上経っている感じですが、全くメンテナンスが行われていないといった状況ですから、無理もありません。今回ご紹介するのは、ケースメントサッシの窓が閉まらないという問題です。オペレーター・ハンドルを回すと窓が開いていくのですが、逆に閉じようとしても窓が閉まる方向に全く動いてくれません。お客様はハンドルに不具合があるというふうに考えていらしたようですが、開く時に正常に操作出来ますから、クランクハンドル自体には問題はありません。こういう場合、不具合はオペレーターのギアが削れていて噛み合わず一方向からギアを回転させる時にだけ空回りをしてしまったり、ハンドルが接続しているオペレーターの回転軸が折れてしまって、一方向のみ操作出来る状況になっているのが原因です。何れにしても、オペレーターそのものの不具合ですから、ハンドルを交換しても意味はありません。この窓に付いているものと同じオペレーターを調達して、窓がスムースに動くように調整してやれば、修理は可能だと思います。ただ、ウィンドウヒンジにも問題がある場合もありますので、問題を単一に考えず複数の原因がないか確認しないと、問題解決しないかも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月20日
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会社の近くの信号のある交差点に、2010年に路上看板を立てさせて頂きました。それから14年。南面の看板が太陽光や雨風に曝されて劣化してきました。看板をお願いした広告会社に相談した処、快く付け替えを承諾して頂けました。以前は雰囲気重視の輸入住宅らしい看板でしたが、新築よりも修理やリフォーム・メンテナンスの仕事が多くなってきたことから、コンセプトを「輸入住宅専門の修理」ということにして、実際に修理やブログ記事を書く私を前面に出したものにしてみました。どちらか言うと、野暮ったくて目立つという感じですが、それで目に留めて頂ければ私たち ホームメイドのことを知って頂けると思います。兎に角、輸入住宅のメンテナンスを相談する先がないというお客様が多いですから、NETだけでなくリアルな路上看板でも私たちを覚えて頂くことが大切です。ですから、私たちの路上看板は、日進市内に2ヶ所だけですが、設置させて頂いております。勿論、NETで検索頂いても様々なメンテナンス記事をご覧頂けるように今後共努力を続けますから、宜敷くお願いします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月19日
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愛知県のお客様のおうちに伺って、輸入サッシのガラス防水の仕事を行ってきました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのサミット(Summit)製です。防水処理の作業は問題なく終わったのですが、ダブルハングサッシの開閉があまりスムースではなく、よく見たらバランスシューが破損して外れているではないですか。写真は、そのサッシに付いていた不具合のあるバランスシューと、私共が以前他のおうちで外した正常な古いバランスシューです。バランスシューにはクラッチと呼ばれる金属の部品が付いていますが、この上に建具(障子)に付いているピボットバーが載ると、クラッチのストッパーが外れてバランサーのバネの力が建具に伝わり、建具を持ち上げることが可能となります。ですから、これが壊れていると、重い建具をバネの力で支えることが出来ず、窓を開けようとしても建具が落ちてきてしまう状況となります。ただ、両サイド窓枠に付いているバランスシューの片側だけが破損してももう片方で持ち上げていますから、建具が傾いて窓が固くて開けられないなんてことになるかも知れません。このバランスシューは北米でも既に生産が終了していますから、同じものは手に入りません。ではどうしたらいいのかということになりますが、これの改良版のものであれば入手は可能です。輸入の上げ下げ窓が開けられないというお客様は、もしかしたら同じようなトラブルかも知れませんから、部品の調達や取付け・調整を私共のような会社にご相談されては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月17日
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宮城県仙台市のお客様が弊社までわざわざお越し頂いて、修理作業をご依頼を頂きました。破損したのはスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のロックケース。メーカーは、カナダで樹脂サッシを含めて輸入建材全般を提供していたヴァイスロイ(Viceroy)です。普通は建築した大手の輸入住宅会社が修理・メンテナンスを行うのでしょうが、ちゃんとした対応をしてくれないということで、壊れた部品を持ち込んで頂き私共が直すことになりました。写真は、修理の際に外した壊れたロックケースの中を明けて、分解した様子ですが、ロックラッチを出し入れする為の小さな板バネが折れて外れてしまっています。バネでラッチを出した位置で固定したり、中に入れた状態を保ったりすることが出来るのですが、これが折れた為にラッチが自由に動く状態になっています。ロックレバーを動かせば鍵を掛けたり閉めたりすることは、これが壊れていても出来るのですが、ラッチが自由に動く状態なので勝手に鍵が外れてしまうなんてことにもなる為、防犯上は危険です。通常はロックケースを分解することは出来ませんし、板バネだけを海外から調達することも出来ませんから、ロックケース自体を交換する必要があります。ただ、このロックケースはハウジングと呼ばれるカバーと一体型になっていますし、そのハウジングは今現在入手不能になっている為、古い既存のハウジング部品と壊れたロックケースを外して、新しいロックケースを古いハウジングに付け直す必要があります。でも、このハウジングが鋳物で出来ている為、ロックケースを外そうとすると固定部分がパキッと折れて、新しいロックケースを固定出来なくなるというトラブルも発生します。そうなると、いくら新しいロックケースを用意してもドアに固定出来ないということになるので、修理不能な状態に追い込まれるのです。私たちは、ロックケースを調達することも可能ですが、固定部分が破損しないようにハウジングを外したり、万一破損してもそれを補修してしっかり固定出来るように直すこともやれます。今回のお客様のものも一部固定部分が折れていましたが、うまく補修してハウジングと新しいロックケースを一体化させることが出来ました。本来であれば、現場まで伺って鍵の部品を修理した後、ドアの建て起こしや鍵の掛かり具合の調整まで行うのですが、今回は鍵部品のみの修理と予備のハンドルセットやロックレバーの受渡しのみを行いました。また、どうしても現場での修理・調整が必要となった場合は、交通費等の経費は掛かりますがお邪魔して作業をさせて頂くと思います。多分そういうことをやってくれるのは、私たち ホームメイドくらいしかないかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月15日
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愛知県のお客様から洗面の水栓金具を修理したいというご相談を頂きました。写真を見ると、ヤスダプロモーション製のものに非常に近いデザインです。そこで、ヤスダさんに問い合わせをしてみましたが、細かな部分に違いがあって自社の製品ではないという回答がありました。非常に似ているので使われている部品も同じではないかと考えるのが一般のお客様の考えですが、メーカーが違えば使われている部品も違うものです。蛇口(吐水口)から水がポタポタ落ちるというトラブルの場合、通常は内蔵されているカートリッジバルブを交換すれば元通りなんですが、安易に違う水栓メーカーのものを調達してもほぼ100%取付けは出来ません。ですから、もったいない気もするんですが、古い水栓金具は廃棄して新しいものを取り付けるというのが、遠回りのようで最も近い方法です。古い水栓金具をお使いの皆さんは、将来のメンテナンスの為に必ず施工時期やメーカー名、品番・品名といった記録をなくさないようにして下さい。輸入水栓は、10年以上経っても交換部材が製造されているケースが殆どですから、何かあっても修理が可能かも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月14日
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愛知県のお客様から中古の輸入住宅のメンテナンスについてご相談を頂きました。不具合があるのは輸入サッシなんですが、既に窓メーカーはなくアフターサービスもありません。そのメーカーは、カナダのキャラドン(Caradon、CWD)社。いろいろ窓に問題があるようですが、今日はそのうちのケースメントサッシについて書かせて頂きます。写真は、建具(障子)を窓枠に固定して開閉する際の支点となるウィンドウヒンジのスライダー(黒い部品がレール内を左右に動いて建具を開閉させる)。この黒い部品の上には建具にウィンドウヒンジを固定する為のアーム部品が付いているはずなんですが、それが錆びて外れてしまっているようです。つまり、ウィンドウヒンジが建具と適切に繋がっていない状況ですから、サッシを正常に開閉出来るはずはありません。この場合、錆びて欠損してしまったウィンドウヒンジを交換すればちゃんと直るのですが、国内でそれを入手することは出来ません。でも、諦めるのは早いかも知れません。キャラドンの製品は恐らくサッシの汎用部材を採用していると思いますから、部品メーカーから交換部品を調達出来るのではないかと考えています。それでも、ウィンドウヒンジは種類や大きさが様々ありますから、実際の部品の大きさや形状を確認して、それと同じものを探さなければなりません。また、どうしてウィンドウヒンジが錆びてしまったのかについても、しっかり検証することも大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月13日
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岐阜県のお客様の玄関ドアを直しに行ったということで、何回かドアヒンジの記事を書かせて頂きました。蝶番同士が擦れ合って、金属が酷く減ってしまったヒンジの様子は、ちょっと衝撃的でしたよね。でも、ヒンジが減っただけであれば、恐らくお客様は何も気にされなかったと思います。それは、ヒンジの摩耗が直接的に暮らしに影響しないからです。お客様にとって問題なのは、ドアヒンジが摩耗することによって玄関ドアが下がり、敷居(ボトムシル)や土間にドアが当たってくるようになって、ドアの開閉に支障が出る状況になることです。また、ドアの下がりは、ドアのロック(鍵)の位置にも影響しますから、鍵が掛からなくなったり、掛けづらくなったことで無理な操作をして鍵自体をも破損させてしまう状況もあり得ます。写真は、そうなったドアがアルミの敷居材を深く傷つけた様子です。軽く擦っただけであればいいのですが、ドアがゆっくり下がってきた状況で何度もドアを開け閉めしようと動かした結果、えぐれたような傷が付いてしまいました。今はドアヒンジを交換すると共に、ドアの高さを上に戻すという調整作業を行いましたから、見事にドアが軽く動くようになりましたが、それまでは相当玄関から出入りするのに苦痛だったと思います。皆さんももし玄関ドアの敷居に傷が付くようになったとしたら、まずはドアヒンジの状態を確認して、出来るだけ早くヒンジ交換とドアの調整をするようにして頂きたいと思います。因みに、重い輸入ドアを支えるドアヒンジの寿命は、15~20年です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月12日
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昨日、玄関ドアの摩耗したヒンジについて記事を書かせて頂きましたが、ドアヒンジの種類について更にご紹介をしたいと思います。輸入ドアに使うヒンジは様々な種類のものがあるのですが、一般的なものをいくつかピックアップして、写真に撮ってみました。写真の中には2つ程摩耗して取り外した輸入ヒンジも入っていますが、そのどちらも20年近く交換しないで使い続けたものになります。幅・高さ共102mmのものは、昨日記事で紹介した玄関ドア用の輸入ヒンジ。幅・高さ共89mmのものは、室内ドア用の輸入ヒンジです。ここまで金属が摩耗していると、ドアが下に擦って開閉しづらくなるという現象が発生します。ドアヒンジには、様々な幅や高さのものがありますが、102mm(4インチ)のものがスタンダードで、室内用は89mm(3.5インチ)が標準的です。一部127mm(5インチ)という大きなものが存在しますが、これらは日本の輸入住宅向けに特別に作られたものと考えていいでしょう。また、ヒンジの角もいくつかあって、四角い直角のものや僅かに角が丸くなったもの、大きく丸くなったものの3種類がありますが、ここの写真にはないタイプで、左右の蝶番の角が四角と丸という形で違っている非対称のものも存在します。どうして角の形状が違うのかについては、私たちでもはっきりしませんが、ヒンジを取り付ける際はドアにヒンジの形で浅い彫り込みを入れてヒンジがずれないように固定します。輸入のドアは、中が空洞になった日本製のドアよりも重いですから、そういう意味でもドアヒンジの固定は大切なのだと思います。それから、ヒンジによっては上下が決まっているものがあったりもしますから、それも間違えないようにしたいものです。(上下があるものは、防犯対策として心棒が外れない構造のものだったりしますから、そういったものを選ぶことも安心に繋がります)何れにしても、ドアヒンジは15~20年で交換すべき消耗部材です。交換する際は、形状や穴の位置が同じものを調達して、出来るだけドアの位置が新築時と変わらないようにしてやることが大切です。ただ、新築時に取付け方法を間違ったり、失敗したりしているケースもありますから、専門家に相談しながら適切な施工をするようにして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月11日
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岐阜県のお客様の輸入住宅で、ドアヒンジの交換作業を行ってきました。ヒンジ交換は、玄関ドアだけでなく、室内ドアのヒンジも交換してきたのですが、どれも5mm以上擦り減っていて、ドアが土間や床に激しく擦っている状態でした。勿論、ドアが下に擦った状態では開け閉めが出来ませんから、ドアノブを持ち上げるようにして、ドアを上げた状態で開閉をしていたそうです。それでももう限界ということで、私たちにお呼びが掛かったという次第です。写真は、玄関ドアの新旧ドアヒンジです。古いドアヒンジは、蝶番同士が擦れて酷く金属が減っていますので、黒い鉄粉が付いてヒンジが変色しています。ここまでよく我慢して使ってこられたなぁと、感心する程です。交換用に持っていった新しいヒンジは、蝶番の間に金属のベアリングを装着してありますから、蝶番同士が当たることを軽減してくれます。確かにこういうことをしてあると、ヒンジの摩耗は少なくなるはずですが、それでも毎日何度も開け閉めする場所ですので、15年くらいしたら、また交換して欲しいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月10日
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千葉県の輸入住宅に住んでいらっしゃるお客様の処にお伺いして、シングルハングサッシのバランサーを交換してきました。輸入窓は、樹脂製のサーティンティード(CertainTeed)。写真は、そのサッシに付いていたロック金物です。バランサーを新しいものに交換して、交換時に必要な樹脂製のテイクアウト・クリップも経年劣化していましたので、一緒に交換してきました。通常であれば、建具(障子)の開閉がスムースになったのを確認してメンテナンスを終了する処ですが、サッシに付いていたロック金物の調子が悪く、鍵がちゃんと掛からない状況でした。このロックは、建具を下へ降ろすとカチッという音がして自然に鍵が掛かってくれるようになっているはずなんですが、カチッという音がしてくれません。ですから、建具を上に持ち上げると簡単に窓が開いてしまう状態です。そこで、金物の掃除をしたり、潤滑剤をスプレーしたりしてメンテナンスを行った処、ちゃんと鍵が閉まるようになりました。こちらのロック金物は、非常に珍しいタイプのものになりますので、交換部品を調達するのも結構大変ですが、壊れることが少ないような感じがしますので、こうしてメンテナンスをしてやれば長くお使い頂けるように思います。ご依頼頂いたのはバランサー等の交換だけでしたが、ロックの調整まで余分にやってしまうのが私の性分なんでしょうね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月07日
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愛知県と岐阜県のお客様からご依頼を頂いたダブルハングサッシ用のバランサーが、入荷してきました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)です。写真が今回入荷したバランサーですが、長さやバネ強度が違うものが2種類あります。建具(障子)を載せるバランサー・ブリックが青いものは、長さが長くて強いバネ強度があり、白い方はバランサーの長さが短く軽いものを持ち上げるものになります。マーヴィンのバランサーは、建具の大きさによって長さが異なりますし、建具の重さによってバネ強度が変わります。最近まで日本向けに製造されていたダブルハング用のバランサーは、このタイプのバランサーとは違うものになっていますが、仕組みそのものは同じです。ただ、圧倒的にこちらの古いタイプのバランサーが、国内では多く使われているでしょうから、マーヴィンの上げ下げ窓のメンテナンスをする際にはこのバランサーを調達する必要があります。勿論、私たち ホームメイドは、お客様から頂いた情報を基に適切なバランサーをアメリカから調達することが出来ますから、マーヴィンのサポートがない現状でも大丈夫です。ただ、取付けには経験や適切な工具が必要になりますので、やったことがないというお客様は、まずは私共のような専門家に施工をご依頼頂きたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月06日
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静岡県のお客様から、雨が降るとベランダの輸入サッシから水が部屋に溢れてくるというご相談を頂きました。輸入窓は、形状からするとミルガード(Milgard)の樹脂製スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のようですが、別の写真ではサッシに張ってある製造シールがサミット(Summit)になっていますので、ちょっと不思議です。写真は、そのサッシの下枠レールに雨水が溜まっている状況です。ペアガラス内に付いている飾り格子が、水面に反射して映っていますから、水が下枠に相当溜まっているのが分かりますね。もう少し詳しい情報がないとはっきりしたことは言えませんが、恐らく原因は排水穴にゴミや砂が詰まったことだろうと思います。もしそうなら、それを除去して丁寧に掃除をしてやれば、問題は随分解決すると思いますが、中に詰まったゴミはある程度穴から出せても完全に出せるものではありませんので、常にゴミが入らないようにこまめに掃除をすることと、将来またゴミが溜り排水出来なくなるような場合は、再度穴の詰まりを解消する作業が必要です。ただ、一連のメンテナンス作業は、ペアの強化ガラスが入った重いドアを外さないと出来ませんので、特殊な道具や専門知識がない皆さんでは難しいかも知れません。これからの時代は、極端に雨風が強い台風や爆弾低気圧・線状降水帯といった気象が頻繁に発生すると思いますから、ちゃんとした窓のメンテナンスは欠かせません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月03日
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東京のお客様から、輸入サッシのロック・クレセントが欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、樹脂で出来たアルパイン(Alpine)製のスライダーと呼ばれる引き違い(片引き)サッシです。写真が、そのサッシに付いている破損したロック金物です。上に付いているはずのロックレバーが、根元からもげてしまっていますが、この部品は鋳物で出来ていますので、長い間相当な力が加わらないとこんなことにはなりません。また、受け金物の方にもクレセントが回転した時に出来る黒い傷のようなものがありますので、回転部分が受け金物まで十分届いていなかったように思います。引き違いの両方の建具の位置関係が悪いのか、ロック金物の位置が悪いのか、その両方なのかも知れませんが、それらを細かくチェックして、正しい位置に来るようにしてやらなければ、また近いうちに同じような不具合が起こります。確かに壊れた部品を交換すれば直るように思われるかも知れませんが、これが破損した根本原因を直してやらなければ、結果だけを直しても何ら意味はありません。お客様自身でそういうことが出来ないのであれば、私共のような専門知識がある人にお願いして、ちゃんと直してもらうことをお勧めします。急がば回れで、適当に直すよりも費用や手間を掛けて直した方が長く安心して使えますから、反って得だということをご理解下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月02日
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愛知県のお客様の処で、輸入サッシのペアガラスを交換してきました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのサミット(Summit)製。豪華な半円窓が付いた2連のケースメントサッシですが、雨水がペアガラスの中に入り込んで、水滴や結露でガラスが曇ってしまいました。通常アルミクラッドの木製サッシは、ガラスのみを交換することが出来ず、ガラスが入った建具(障子)ごと交換するケースが多いですが、サミットは既に会社そのものがなく、交換部材をメーカーから調達することも出来ません。そこで私たち ホームメイドは、サッシの構造を調査しインチで出来たガラスの寸法等を採寸した上で、分解可能と判断し修理を引き受けることとしました。勿論、分解時に破損させては分解する意味がないですから、慎重に作業を行って格子が入った新しいペアガラスを装着しました。如何でしょうか、修理を完了した窓の様子は?雨漏りした建具は、一部木枠が腐っているものもありましたので、そういう部分は木を忠実に加工して作り直しました。そうした部分への木部防水塗装も見事に仕上げていますし、屋外側のガラスも雨が入らないように防水処理を行っています。ですから、仕上がりはほぼ新品同様かそれ以上の防水仕様となっていますので、もう雨漏れで心配する必要はありません。尚、ペアガラスは、遮熱タイプのLOW-E断熱仕様になっていますから、以前に増して室内は快適だと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年11月01日
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