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京都府のお客様から輸入樹脂サッシのバランサーの糸が切れてしまったので、バランサーを入手出来ないかという相談を頂きました。サッシ・メーカー自体はおっしゃられなかったのですが、シングルハング用のバランサーはいくつかの種類に限定される為、部材の特定さえ出来ればアメリカからの調達に問題はありません。写真がお客様から頂いた不具合のあるバランサーですが、バネにつなげてあるはずの吊りヒモが2本共なくなっています。こうなると、窓が自重で落ちてきてしまう状態ですから、何かつっかえ棒をしない限り窓を開けておくことは出来ません。今後、お客様に部品を特定する為の必要事項をお伺いして、部材の見積をお出しするのですが、それと同時に取付け作業をお客様で行うことが可能かどうかもお聞きしなければなりません。全くやったことがないということなら、私がメールでやり方を教えた所でちゃんと作業が出来る訳はないでしょうから、最初は私たちが伺ってやり方を見て覚えて頂くことをお勧めしています。でも、このお客様は仕事が建築関係らしく、以前にもバランサーを交換したことがあるそうなので、わざわざ私がお伺いする必要はなさそうです。そういうお客様は珍しいと思いますので、もし取り替えは初めてというお客様であれば、適当に挑戦してみるのではなく、正しい手順と今後のケアの方法を習ってからご自身で作業をして頂ければと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月30日
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私たちの会社から程近い場所にある輸入住宅のお客様から、輸入サッシのペアガラスが割れたという不具合の連絡を頂きました。夜中に突然割れる音がしたということで原因はよく分かりませんが、外側のガラスだけが割れているということですから、内外の急激な温度差による熱割れか、誰かが石のようなものを投げ付けたか、鳥がぶつかったのかということが考えられます。ただ、私たちも見た訳ではありませんから、原因を具体的に特定することは出来ません。こちらの窓は、マーヴィン(Marvin)製のアルミクラッド・ダブルハングサッシ。マーヴィンの場合は、通常ガラスのみの交換は不可で、建具そのものを交換することが求められますが、メーカーが国内の販売から撤退していますので、交換用の建具の調達も出来ない状況になっています。しかしながら、それではお客様もお困りになるだろうと思い、多少建具が傷付くかも知れないですが、何とか枠材を分解してガラスのみを交換するという形でご提案を差し上げました。勿論、少し高額になるというお話を差し上げた上で、他社にオーダーで上下の建具を作って頂いて、それを既存のサッシ枠に入れるということも可能である旨お伝えもしました。ただ、結論から言えば、予算がないので今回の修理は見送るというのがお客様からの回答でした。まあ、そういうことであれば、私たちも今回の件から手を引かざるを得ないということになりますが、このままにしておけばガラスからの雨漏りによって木枠が腐ったり、ガラスの一部が下に落ちて誰かを傷付けたり、なんてことになる恐れもあります。大ごとになる前に何とかしないと、後悔先に立たずということにもなりかねませんから、早めにどこかに修理をお願いすることをお勧めします。また、今回のトラブルが火災保険で求償出来るかどうかは、契約条件次第ですので、修理と補償は一旦別々に考えて進めることが大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月29日
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岐阜県のお客様から輸入サッシのガラスが下に落ちて、上に隙間が空いているという不具合の連絡を頂きました。写真を見ると、ペアガラスの周囲にある金属スペーサーから外側のガラスだけが外れて、落下してきているという状況が確認出来ます。窓は、ノルコ(Norco)製の4連ボウウィンドウを構成しているケースメントサッシです。両サイドの2枚の建具が開閉し、中央の2枚の建具がハメ殺しという窓ですが、そのうちの3枚にこういう現象が見られるそうです。ノルコという窓メーカーは既になく、アフターサービスも望めない状況ですから、自力で修理する他はありません。今回の問題は、建具のペアガラスの防水性に原因があるように思いますから、ペアガラスが使われているサッシでは似たような不具合が起きる可能性があると思います。通常の状態ではペアガラスは木製の建具枠に支えられているはずですから、ガラスが下へ落ちてきているということは、もしかしたら既に下枠は腐ってなくなっているかも知れません。ただ、お客様自身では怖くて窓が開けられない状況ということですから、どうなっているかは私たちが伺って窓を開けてみなければ分かりません。恐らく修復は可能だろうと思いますが、修理に係る費用や時間は相当なものになるでしょうから、火災保険で求償するなどの対応が出来るかどうかが問題です。皆さんの輸入住宅でも、こうした問題が大きくならないうちに早めに外部の防水処理をして対策をしておくように対処して下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月28日
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昨日、京都府のお客様のおうちにお邪魔して、サッシ・バランサーの調査を行ってきました。窓は、カナダのMBF ウィンドウという樹脂サッシメーカーのもので、シングルハングサッシの両サイドの枠に装着されているコイルバランサーという部品が破損していました。コイルバランサーとは、板バネ(スプリング)の力を利用して、重い開閉建具を軽く上げ下げ出来るようにするサポート部品なんですが、窓の設置場所が浴室であった為、バネが金属疲労を起こして切れてしまったというものでした。ゼンマイのようなバネは、錆びないステンレスで出来ているのですが、素材の中には何パーセントか不純物が含まれています。その為だと思いますが、浴室の湯気や水分に長く曝されて経年劣化を起こしてしまうことがよくあります。写真はサッシ枠の中に入っていたコイルバランサーを外した状態ですが、ハウジングと呼ばれる白い箱の中に入っていたバネ2つが切れて外に出ている状態です。これを交換する為には、バネが支えられる建具の重さや建具の大きさが分からなければ部品を特定出来ません。その為、今回わざわざ名古屋から京都まで出張して、建具を外してその重量やサイズ、ペアガラスの厚みなどを計測してきました。また、どういった規格のコイルバランサーが装着されているかについても確認が必要ですから、特殊な工具を使ってサッシ枠の溝からコイルバランサーを取り出して、その仕様や大きさを確認しました。普通はサッシ枠をカットしてこれらを取り出すのですが、切り口が露出するとどうしても見栄えがよくありません。ですから、私たち ホームメイドは、カットをしないで溝部分を一時的に広げることでコイルバランサーを交換していますから、サッシ枠が傷付くことは全くありません。なかなかこれが出来る修理業者さんは、日本にいないんですよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月27日
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静岡県のお客様から輸入網戸の部材をいくつか購入したいというご相談を頂いた際に、掃出しサッシの網戸の取っ手も手に入らないかというご希望も頂きました。それは、ハード(Hurd)製スライディングパティオドアに付いている大きなスクリーンドアに付いているもので、内蔵されたレバーを下げるとロックが掛かる仕組みが付いています。防犯上どうかというと然程の効果がないとも思えますが、それでも網戸を開けて侵入することは防げますから、簡単な鍵でもないよりはいいかも知れません。この鍵付きの取っ手は樹脂で出来ていますから、20年近く日差しや風雨に曝されていると、どうしても劣化して割れたりしてくると思います。国産サッシであれば、もう交換部品はありませんということを言われるかも知れませんが、ハードのこの部品は今でも手に入れることは可能です。勿論、他の古い輸入サッシ・メーカーの網戸部品でも大方調達出来ると思いますので、もし破損などで交換をしたいという場合でも対応は可能です。メーカーによっては鍵が付いていない取っ手が付属している場合があるかも知れませんが、部品によっては鍵付きの同じ取っ手に交換出来るものもありますから、もし多少でも防犯性を上げたいという方はご相談下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月25日
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神奈川県のお客様から輸入の古いドアレバーのドアラッチが欲しいというご相談を頂きました。ドアレバーは、旧タイタン(Titan)製のもので、ラッチは先っぽの頭の部分が丸くなっているドライブインラッチです。国産のものもそうなんですが、今のラッチの多くは、頭にフェースプレートと呼ばれる金属製の板部品が付いていて、そこをドアに固定して取り付けます。ドライブインラッチは、取付け穴にそのまま差し込むだけで固定出来ますから、簡単で早く取り付けられるというメリットがあるのですが、今では国内の輸入住宅で殆ど見掛けなくなりました。勿論、アメリカではまだまだよく使われている部材ですから、他のドアノブ・メーカーを含めてドライブインラッチは広く出回っています。私たち ホームメイドではドライブインラッチも調達していますから、交換部品に困ることはないのですが、今回はドライブインラッチだけの問題ではないかも知れません。写真をよく見ると、ラッチの鍵爪がちょっとしか出ていないという不具合の他に、ドアレバー自体も少し下がり気味な感じがします。恐らくレバー部品に内蔵されているバネが弱ってきているように思いますので、ドアレバーもボチボチ交換時期に来ているのではないかとも思います。ただ、このデザインのものは、既に生産中止となっているでしょうから、新たな製品を選び直す必要があります。ラッチだけの交換でもいいかも知れませんが、この機会におうちのドアレバーを新しいデザインに変えてみることもリノベーションとしてはありだと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月24日
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富山県のお客様から、輸入サッシの周囲に付いているウェザーストリップ(気密パッキン材)の調達・取り替えが出来ないかとの問い合わせを頂きました。窓はミルガード(Milgard)製の樹脂サッシ。ケースメントという形式の窓で、クランクハンドルを回すと横方向に開いていくものです。ウェザーストリップは、サッシの建具の周囲や窓枠の周囲にも回してあるのですが、ハンドルオペレーターの隙間から雨漏れがするということで、ウェザーストリップの劣化が原因ではないかと考えたようです。以前の記事にも書きましたが、私はウェザーストリップだけの問題で不具合が起きているとは思えなくて、何か他の問題も抱えているのではないかと感じています。写真は、ミルガード製ケースメントサッシに付いていたウェザーストリップの断面形状ですが、他のサッシには見られない面白い形をしています。一般的なウェザーストリップとは形状が異なる為、どこの部材メーカーでも扱われているというものではなく、手に入れるのも結構大変な代物です。それでも、こうした窓のウェザーストリップは、15年程度で割れたり千切れたりしてきますから、定期的に交換しないと防水・防雨、気密や防音といった機能に影響してきます。入手が大変と言ってもまだ手に入る部材ですから、交換時期に来ているおうちは出来るだけ早めに交換部材を手に入れておくことをお勧めします。ただ、昨今の円安やアメリカの物価高、輸送費の高騰などで、輸入部材の調達コストは格段に高くなってきていますので、何年か後でと躊躇していると更に値段が高くなりますから注意して下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月23日
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長い間リフォーム・修復工事をしている岐阜県の輸入住宅。他の仕事の合間を見ながら、大工さんや職人さんに入ってもらっている状況の為、仕事のスピードがゆっくりになってしまっています。今日は、玄関ドアの内装側を大工さんにやってもらいました。ステンドグラスの入った真っ白な玄関ドアに、アンティークな木製のドア飾りを付けてもらいました。頭飾りは、お客様がどこかで見付けてこられたフランス製のアンティークだそうで、それに合うように両サイドの柱飾りと頭飾りの台座部分を大工さんが製作しました。頭飾り以外は新品の木製ですが、殆どそれが分からないくらいな質感になっていると思いませんか。まだ、壁・天井のドライウォールは塗装を行っていませんが、出来上がりはなかなかのものになるような気がします。修理だけなら原状復帰で何も面白いことはないですが、このように何か一つでも楽しいことを付け加えて、おうちをパワーアップすると満足感が全く違うかも知れませんよ。ただ、こういうことをやってくれる建築屋さんがいなければやれませんから、仲良しの輸入住宅ビルダーを捕まえておくことが大切ですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月22日
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愛知県のお客様のおうちにお邪魔して、修理前の現地調査を行ってきました。修理するのはサミット(Summit)製の輸入サッシ。ダブルハングやケースメントに加え、こちらのハーフサークルウィンドウ(半円窓)もメンテナンスします。こちらの窓は、ペアガラスの中に雨が入り込んで、周囲に回してあるゴム状のスペーサーがガラスの見える部分に飛び出してきているだけでなく、内部結露も起こしています。こうなってはペアガラスを交換する以外直す方法はありませんので、新しいペアガラスを製作する為にガラスの実寸法を計測する必要があります。その為にはガラスを固定する為の木製の押縁(ガラス押え)材を取り外して、ガラス全体が見えるように露出させなければなりません。また、ペアガラスの厚みについても正確に計測する必要がありますから、特殊な計測機材をいくつも使って、間違いがないように慎重に寸法をチェックします。写真は、窓の周囲にあった木製の押縁材を取り外した様子ですが、ガラスや押縁材を破損させないように慎重な作業が必要でした。恐らくこれくらいきれいに取り外せるのは、国内でもそんなにいないのではないかと思いますが、経験がないと工具や手順すら分からないかも知れません。今回も無事にペアガラスの採寸を完了し、ガラスが出来るまでの間支障が出ないように、また元の位置に押縁材を戻して作業は完了です。次回は、ペアガラスの交換と共に、ガラスの屋外側を防雨・防水処理して作業は完了ですが、その為には外部足場が必要になってきますから、それを利用してその他のサッシの防水処理も行うつもりです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月21日
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先日、三重県の輸入住宅で輸入サッシのメンテナンスをしてきた時に、小さな部品が欠落しているのを見付けました。窓は、アンダーセン(Andersen)製チルトウォッシュ・ダブルハングというシリーズのサッシですが、ジャムライナーと呼ばれる樹脂製の側枠材に付いているはずのストッパー部品がなくなっていました。外側の窓ガラスを掃除する時に、建具を室内側に90度倒して建具を外すのですが、下窓建具を倒す際に写真にある補助部品を建具の両サイドに押し込んで建具を外しやすくすることが出来るのですが、この補助部品が窓の下の方まで落ちてきてしまうと、引っ掛かって開閉に支障をきたすことがあります。ですから、補助部品を一度上まで上げておいて、このストッパー部品を写真の穴に差し込んでおけば、そこより下へ補助部品は落ちていかないということになるのです。非常に簡単で単純なものですが、ストッパー部品はそういう役割を持っていますから、あった方が何かといいかも知れません。この部品をどこかへなくしてしまったというお客様は、今でも手に入れることは可能ですから、私共にご相談下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月19日
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埼玉県のお客様から、古い輸入アルミサッシのロック金物についてご相談を頂きました。窓は、ミルガード(Milgard)製のオーニングサッシ(下側が外に開く窓)。お近くにも同じサッシを使っていらっしゃるお客様がいらっしゃるそうで、手に入るならまとめて手配をしたいというお話でした。また、取付けビスも古くなって劣化しているのか、ビスも調達したいとのことでした。確かにインチ寸法で作られた輸入ビスも、国内ではなかなか流通していないでしょうから、一緒に購入頂いた方がいいかも知れません。写真はお客様から頂いたものですが、寸法や形状がよく分かるので、定規やメジャーを当てて撮影頂くよりも分かりやすく、部材の特定は容易になります。(定規の目盛りは撮影角度や距離によって見え方が変わり、はっきりした寸法が確認出来ません)ただ、一番肝心の取付け穴の間隔に関する寸法が、私共が入手可能な部材とは少々違っているようです。写真では穴間隔が43mmとなっていますが、私共が手配可能な部品は穴間隔(穴の中心同士)が32mm又は38mmとなっています。単なる計測ミスであればいいのですが、もし43mm必要ということであれば、私共が供給させて頂くのは不可能です。お客様には再度計測頂くようにお願いしておりますが、さてさてどうなるでしょうね?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月18日
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岡崎市のお客様の輸入住宅で、玄関ドアの調整を行ってきました。木製ドアは、シンプソン(Simpson)製のシャトーミッシェル。美しいステンドグラスと框(かまち)に彫り込み細工が入ったおしゃれな玄関ドアです。今回のミッションは、ドアの建て起こしの調整とウェザーストリップ(気密パッキン材)の交換でした。古いドアヒンジは意外に擦り減っておらず、交換するまではない状況でしたが、ドアが戸先側(ドアノブ側)に倒れ込んできている感じで、雨など湿気の多い時は戸先側のドア上部がドア枠に当たってくる状況でした。また、ダブルロックの下側の方のデッドロックバーが、受け側のストライクの穴にうまく入らなくなってきているようでした。吊元側(ヒンジ側)は丁度いい高さになっていましたので、戸先側だけを少し持ち上げて、更にドア自体の上部を少し吊元側に送ってやるという仕事が必要です。(また、ドア下部を逆に戸先側に送ってやることで、ドア自体の傾きを是正しなければなりません)ただ、様子を見ると、ドアの木の歪み(変形)も当然あるのですが、ドア枠も垂直・水平が取れていないようにも思えます。こういう場合、構造を触ってドア枠の建て起こしを変えられれば、それに越したことはありませんが、そこまでするには無理があります。ですから、現状を変えずにドアの各所を微妙にずらして、最もバランスがいい状況にしなければなりませんから、結構難しい仕事になります。あと、ヒンジの古いビスが金属疲労を起こしていたのか、いくつもビスが木の中で途中折れてしまっていたので、それを引っ張り出して抜くという作業が非常に厄介でした。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月17日
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静岡県の輸入住宅にお住まいのお客様から、勝手口の輸入ドアが開けられなくなったというご相談を頂きました。ドアは、マーヴィン(Marvin)のフレンチテラスドア。ドア全面のペア強化ガラスで出来ており、光もたくさん入るデザインになっています。今回は、鍵の問題ということですが、こちらのテラスドアはソリッドのステンレスで出来たカンヌキ(デッドロックバー)が受け側の穴に差さった状況で動かなくなったようです。室内側のサムターンを回しても、多少引っ掛かる感じはしても空回りしているようで、カンヌキは全く動いてくれないみたいです。もしかしたら、ロックケース内のギアが舐めてしまって、カンヌキ側と連動しなくなったのかも知れませんが、現場を見てみないとはっきりしませんね。恐らくこうなる前に、ロックが固くなったりドア下が擦るようになってきたり、何等かの兆候はあったのだろうと思いますが、現段階では未確認です。もしそうだとすれば、単なるロックケースの経年劣化というよりは、ドアの建て起こしが狂ってきていたり、ドアヒンジの減りが激しかったりしていることで問題が鍵にまで発展したということでしょうから、そうした原因を解決してやらないと、また同じ不具合が発生します。出来ればカンヌキの頑丈なバーを切断するということは避けたい処ですが、いろいろ試して他に方法がなければ、それも最後の選択肢として考える必要があります。まあ、やれることの引き出しはいくつも持っていますから、その中から順番にトライすれば、鍵の解除は何とかなるはずです。頑丈なドアのせいで大変ではありますが、だからこそ選んだ輸入住宅でしょうから、何とかして差し上げたいと思います。尚、鍵を完全に壊してしまうと、今度は鍵を閉められなくなりますので、部品の調達可否をにらみながら作業を進めなければなりませんね。だって、マーヴィンは日本でのアフターサービスから既に完全撤退していますから、交換部材の入手には時間もお金も掛かります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月15日
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神戸のお客様から収納の輸入折れ戸(バイフォールドドア)の部品が破損したので、交換をしたいというご相談を頂きました。バイフォールドドアは、ドアの端にある小さな部品だけで支えているという構造の為、開閉時に大きなストレスが掛かりやすく、部品の位置がずれたりドア自体が傾いたりしてきます。そういう点では、常に状態を把握して調整をすることが求められるのですが、お客様は元より建築業者でもそういう調整方法が分からないというケースが多いように思います。新築時の施工はしても、その後のケアが出来ないというのは情けないものがありますが、建築業界のレベルの低さからすれば仕方がないのかも知れません。今回は、写真のピボットと呼ばれる部品が破損しています。こちらの部品は、ドア枠に近い側のドア上に装着されているものですが、台座部分が割れているということは、何某かの強い力が加わったということだと思います。バイフォールドドアの部品は様々な海外メーカーが出していますが、この部品はよく使われる汎用部品ですから、調達に然程問題はありません。ただ、この壊れた部品を単純に交換しても、壊れた原因を直さない限りまた同じようなトラブルが近い将来発生します。状況をよく観察して、どうして壊れたのかを理解した上でドア調整を含めて対処出来れば、また長くお使い頂けると思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月14日
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富山のお客様から、輸入サッシで雨漏れするというご相談を頂きました。窓は、アメリカのミルガード(Milgard)製ケースメントサッシ。マルチポイントロックと呼ばれる鍵が装着された、非常に防犯性が高いサッシです。今回の不具合は、窓を閉めた状態でも雨が室内側に入ってくるということで、開閉金物のオペレーターハンドルの下端の隙間から水が浸入してくるという状況のようです。お客様は建具の周囲に取り付けられたウェザーストリップ(気密パッキン材)に問題があるからと考えているようですが、一概にそれだけが問題であるというふうには思いません。勿論、現地調査をやってみないと分かりませんが、同じうちに同じケースメントの窓は施工されているでしょうし、それらも全て雨漏れしているという感じではなさそうですから、この窓のウェザーストリップだけが劣化して雨漏れを誘発しているとは考えにくいと考えます。ただ、原因が1つだけとも限りませんから、原因となりそうな要素を全て洗い出して、それを1つずつ解決するという手法でいくしかないですね。恐らくお客様から連絡を頂いた内容以外にも、何某かの不具合があるような気がします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月13日
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今日は、私共が輸入住宅のメンテナンス作業に使う道具をお知らせします。写真のものがそれですが、何だか分かる人はいらっしゃるでしょうか。これは、作業に使うアルミ製の脚立の4本の脚に取付けて、脚の長さを調節することが出来る伸縮工具。こんなものがあったって、何に使うのかと思われるかも知れませんが、脚立の設置場所に段差があったり傾斜があったりする時にこれを脚部に取付けて脚の長さを調整します。そうすることで、どんな場所でも脚立を水平に保つことが出来、床面が平らでない処でも安全に高い場所へ登ることが可能です。よく勝手口ドアの上に雨除けのヒサシを追加したいというお話がありますが、そういう場所にはブロックやコンクリートで出来た台が設置されています。そんな場所に普通の脚立は置けませんから、これを脚立に取付ければ台の上と敷地の床との高低差を気にせず作業が出来るようになります。また、室内の階段の途中の高い位置に窓があるという場合でも、こうした道具を使えば高所でも窓のメンテナンスを楽に行えるようになるのです。輸入住宅を施工する為のマニアックな工具や材料が必要なホームメイドでは、どんな状況でもある程度柔軟に対処出来るように日々備品等を整備しています。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月12日
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昨年の「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議(COP5)」において、一般照明用の蛍光ランプの製造及び輸出入の禁止が決定しました。白熱電球よりも省エネということで蛍光灯がもてはやされた時期もありましたが、水銀添加製品であるという理由から既に国内での製造は今現在でも非常に少なくなっていると思います。ただ、私の家でもそうですが、まだまだ蛍光ランプを使った照明器具が多く使われていますし、そうした機器をLEDのランプに付け替えたり器具自体を買い替えるということはまだまだな気がします。省エネからすると、あまりお勧め出来ない白熱電球が好きな私としては、白熱色の蛍光ランプで当座を凌いできた感がありましたが、それももう難しい時代です。まあ、LEDのエジソン電球にすればいいとは思いますが、直管の蛍光管や丸い蛍光管、パルックボール等もそろそろLEDタイプにしていかないといけませんね。まあ、製造や輸入が禁止されるというだけで、既に製造された在庫はそれ以降も流通可ということらしいですから、まだ猶予はあると思います。照明器具も原材料や人件費の高騰で、今後大幅に値上がりしていくことは必至ですから、ギリギリまで使い続けるよりも早めに交換を検討した方がいいかも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月11日
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こちらのドアハンドルは、アルメトコ(Almetco)の古い掃出しサッシ(スライディングパティオドア)に付けられています。お客様からの相談は、このハンドルに付属しているロックレバーのキャップ(ツマミ)が取れてしまったというものでした。単に外れただけということなら、キャップを接着剤で付ければ元通りなんでしょうが、恐らく割れてしまったか、失くしてしまったかということだろうと思います。こちらのハンドルは既に同じものは生産されていない状況ですが、代替の部材は存在しますし、ロックレバーも単体で調達可能です。ただ、20年以上お使い頂いているということであれば、樹脂で出来たハンドル自体も劣化が進んできているでしょうから、そのうち割れたり折れたりするはずです。であれば、ロックレバーと一緒に内外のハンドルセットも同時に交換しておいた方が、また海外から調達するコストを考えれば合理的かも知れません。こうしたハンドルは長く使えるように出来ていますが、ドアの調整が狂っていると強い力でハンドルを操作したり、ロックを無理矢理動かしたりして徐々に破損していくというケースが多く見受けられます。ドアハンドルやロック部品を交換する際は、是非ドアの建て起こしやロック位置の調整も行うようにして頂きたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月10日
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こちらは、先日お客様のおうちで外してきた輸入網戸を固定する為のピンです。どこの輸入サッシ・メーカーの窓かは不明ですが、経年劣化でツマミの部分が割れてきてしまったので、新しいものと交換してきました。写真に写っている白いシャフトはきれいですが、外してきたものの中にはシャフトも同様に劣化して欠けてしまっているものもありました。そりゃ、新築から20年以上経っていれば、大概の消耗部品は既に交換をしていなけりゃダメだと思います。それにしても、こちらのスクリーンピンは面白い形状をしています。マーヴィン(Marvin)やハード(Hurd)の網戸に装着されている網戸ピンは、先端が少し太くなっているのですが、こちらのピンは先が細く尖っています。恐らく窓枠に明けられた小さな穴に、この先がちゃんと刺さるように細くなっているのだと思いますが、反ってその部分が劣化するタイミングが早くなるような気もします。まあ、そうは言っても、やはり常に露出しているツマミの部分の劣化は早いですから、ツマミもシャフトも全て一緒に交換するのが一番です。なかなか見掛けない形状の網戸固定ピンですが、機能や耐久性などは他のピンと変わりませんから、定期的に交換さえすれば網戸の脱着で困ることはないはずです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月09日
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窓メーカー不明の掃出しサッシ(スライディングパティオドア)に付いている輸入の網戸ですが、ご覧の通り戸車が破損しています。こちらの戸車は、見た通り取付けビス等が見当たりません。つまり、普通のやり方では、戸車を網戸のフレームから取り外すということが出来ないように見えるのです。勿論、戸車が外せたからと言って、国内で売っている部品とは形状も作りも全然違うものですから、取り替え出来る状況にはならないはずです。ただ、こういう状況の時、サッシ屋さんであれば何とか交換しようとしてフレームの穴を広げてしまったり、国産の戸車を穴の辺りに無理に固定してしまうかも知れません。そんなことをすれば、網戸をきれいに窓レールに挿入することが出来なくなりますし、網戸の開閉もスムースに出来なくなると思います。この戸車部品は、実は網戸の四隅に仕込まれた内蔵型のコーナー部品と一体となっています。ですから、コーナー部品ごと戸車を外すか、コーナー部品から戸車のみを外すか、どちらかしないと戸車を交換することは出来ません。そういう点で、私共のような専門知識がなければ、恐らく戸車を交換したり網戸の建て付けを調整したりすることは難しいでしょうから、輸入住宅を熟知した人に依頼することが必要です。勿論、私たち ホームメイドでしたら、グラスファイバーの網の張り替えを含めて、きれいに修理・調整することが可能です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月08日
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比較的会社から近い場所にお住まいのお客様から、ペアガラスの交換についてご相談を頂きました。サッシは、20年以上前に施工されたアメリカのミルガード(Milgard)。写真はシングルハングサッシを撮ったものですが、スライディングパティオドア(掃出しサッシ)やオーニング、スライダー(引き違い窓)といった家中の窓が全て不具合を起こしている状況です。大手自動車メーカーの下で、新規事業として輸入住宅建築を始めた会社が新築したおうちですが、メンテナンスのノウハウが全くなく、度重なる修理の際も既存のものとは厚みの違うペアガラスを装着するといった不可解な仕事が行われてきたようです。また、シングルハングのバランサーが破損していたりするようですが、そうした修理も長い間行われていない感じです。そこで、輸入住宅専門でメンテナンスを行う私共 ホームメイドに相談を頂いたということですが、全ての窓の輸入ペアガラスを交換するとなると、それはそれはたくさんの費用が掛かります。輸入の掃出しサッシは両面強化ガラスの大きなペアガラスになりますし、外側のガラス防水を行うにしても2階の窓であれば、足場を立てなければ作業を行うことが出来ません。窓のガラスは全部で41枚もありますし、全てインチ寸法で作り直す必要があることを考えても、いい加減な仕事内容で見積してきた大手の業者さんであっても金額比較の仕様がありません。更に、昨今の円安・インフレ、アメリカの物価高などが価格を押し上げていますので、見積が安くなるはずはありません。ただ、資金がないからとこれを先延ばしにしても、来年以降も大幅に費用が上がっていく傾向が続くでしょうから、今のうちに何とか折り合いを付けてメンテナンスに取り掛からないと大変なことになると思います。金額を優先してお茶を濁すような仕事をしてもらうか、費用が掛かっても将来同じような問題が起きない施工をするか、それを今やるか後回しにするか、お客様の家への価値観や考え方が問われています。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月07日
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こちらは、三重県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、ガラスが割れた窓の建具交換をしてきた際の様子です。こちらのサッシは、アンダーセン(Andersen)のチルトウォッシュ・ダブルハング。通常よく使われているアンダーセンのナローライン・シリーズのものと、使われているバランサーや仕様に違いがあります。今回の不具合は、恐らく内外の温度差による熱割れが原因ではないかと思いますが、はっきりした処は不明です。写真はガラスが割れた建具と新しい建具とを、装着前に並べてみた様子ですが、オーダーした建具と既存の建具は全く同じ大きさ・デザインになっています。両者の違いは、屋外側のガラスの周囲や窓フレームの隙間に私たちが念入りに防水処理を実施したことと、室内側の木枠にパラのティンバーケアを使って防水塗装を行ったことです。メーカーから出荷される際は、外部に防水処理が行われていますが、アメリカ人がやることですから、多少雑な部分も見受けられます。また、室内側の木製建具枠は無塗装で出荷されてきますから、こちらで着色を含めて塗装をしてやる必要があります。そういうことを材料を含めて注意深くやっていくことが、私共ホームメイドの真骨頂だと考えております。パッと見同じに見えても、実際には全く違う内容の仕事をすることが他社と私たちとの大きな違いかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月06日
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こちらは、愛知県の輸入住宅に取り付けたキッチンのシャワー水栓。メーカーは、アメリカのピフィスター(Pfister)社。築14年くらいになりますが、シャワーヘッドとホースとのつなぎ目部分から僅かに水漏れをするようになったそうです。また、シャワーヘッドの切替スイッチも、ボタンが戻らないということがあるようで、そちらも交換したいということになりました。シャワーヘッド自体頑丈なステンレスで出来ていますし、結構大きめでもありますから、ホースの接続部分が細く感じてしまいます。お客様もおっしゃっていますが、ホースをそのままにしてシャワーを使わない状態で使用する分には特に問題はないそうです。でも、やっぱりホースを伸ばして洗いたいという時はありますよね。太いホースで頑丈な接続部分だと不具合が起きることはないかも知れませんが、それだとどうしても水栓金具自体がごつくてスマートな形状にはなりません。デザインと耐久性とを両立させたい処ですが、そこはある程度仕方ないのかも知れませんね。でも、既に製造中止となった本体にも拘らず、部品の手配は出来ました。そういう点は、流石に息の長いアメリカ製品だと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月05日
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今日は、樹脂製輸入上げ下げ窓の修理へ行ってきました。サッシはどこのメーカーのものかよく分かりませんが、よくある構造のシングルハングサッシなので、部材さえ揃えば然程面倒なことはありません。写真は、バランサーを交換する為に下窓建具(ローワーサッシュ)を外した様子です。ペアガラスの中にゴールドの飾り格子が内蔵されている美しい建具ですが、建具の上端両サイドに付いている部品が黄色く変色してきています。この部品はトップガイドと呼ばれるパーツで、これがストッパーとなってバランサーが建具の両サイドから上へ飛び出してくるのを防止しています。ですから、この部品がなかったり、劣化して破損したりしていると、バランサーがうまく機能せず、下窓を開け閉めすることが出来ません。小さなプラスチックのパーツですから、15年くらいしたらチャネルバランサーと一緒に交換すべきだと思いますが、普段は見えない位置に隠れているので、なかなか気にしている人は少ないかも知れません。新築から15年くらい経った輸入住宅にお住まいのお客様は、そろそろ上げ下げ窓のバランサーの交換時期が来ていますから、窓が開けられなくなる前にメンテナンスをしてみては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月02日
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昨日、ハード(Hurd)製ダブルハングサッシのバランサー部品について記事を書かせて頂きましたが、今日はサミット(Summit)のバランサーについての記事です。こちらの写真のものが、サミットのバランサースプリングとバランス・シューになりますが、スプリング(バネ)はハードのものと全く変わりません。先に付いている樹脂製のバランス・シューのみが、形状や大きさに違いがあります。当然、スプリングは建具(障子)の大きさ・重さによって、長さや強度が違ってくるのですが、それはハードもサミットも同じです。こちらのバランサー部品はサミットのダブルハングサッシから外したものなんですが、兄弟会社のウェンコ(Wenco)のものも同じと考えていいように思います。ただ、サミットにしてもウェンコにしても、バランス・シューの形状が製造時期によって変わっているようですから、一概に全てこの部品という訳ではないことに注意すべきでしょう。昨日お話ししたように、このタイプのバランサーはスプリングに不具合があることよりもバランス・シューが劣化して破損することで、窓の開閉が出来なくなる確率が高いようですから、しっかり不具合調査を行った上でどの部品を交換すれば直せるのかを判断するようにしたいものです。ただ、バランサーの修理よりも、雨漏りによる木製建具の木の腐りの問題の方がこれらのサッシでは深刻ですから、まずは外部の防水処理を行うことをお勧めします。そうすれば、大きな修理を行わずに、長く美しいサッシをお使い頂けるはずです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年03月01日
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