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2024.12.28
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​​ 金子勝・児玉龍彦「現代カタストロフ論」(岩波新書) ​​​​​​  経済学者 金子勝 と先端医療分野で 「がん」の研究 を牽引している 医学者 児玉龍彦 という二人が、 2022年の時点 で、経済的、医療的カタストロフに陥っている 「日本社会」 を包括的に論じた、まあ、ボクにような素人にも読めるように話し合いながら書いたと思しき 「入門書(?)」 ですね。​​​​​​
​​​​​​  経済的 には 50年周期 で起こってきた スタグフレーション 医療的 には 100年ぶり パンデミック を、主たる話題にして1冊が出来上がっています。​​​​​​
 「戦争」や「不況」といった社会現象の周期説は80年代くらいから、まあ、文学を通しての社会批評の中で加藤典洋や柄谷行人も論じていたことがあったなあという記憶がボンヤリとありましたが、今回の事態を「カタストロフ」と捉えていることは、やはりポスト・コロナという、現在70歳、だから著者たちとほぼ同世代のボクには、「これからどうなる?」を考える上で新鮮でした。
 まあ、しかし、経済事象の描写が、イマイチついていけないこともあって、読みにくいことおびただしい書物でもあって、高々200Pあまりの岩波新書に手を焼きました。
 で、最後の章になって
​​ 「安倍内閣では、突然の一斉休校や、全国一律の緊急事態宣言など迷走するばかりで、どのような性質のウィルスの感染がどこで起こっているかという政策決定の初期条件の情報が全く欠如していた。その行き着いた先がアベノマスクといわれた布製マスクを膨大に製造して無駄にする愚作である。(P170) 中略
さらに、前の章で述べたPCR検査の拡充に失敗した厚労省の技官の「無症状者の検査不要論」に、大阪維新の会のブレーンとみなされてきた橋下徹氏や、関西マスコミが検査否定論に追随し、専門家分科会会長までもそれに便乗したことが最悪の結果をもたらした。それとともに、「身を切る改革」と称して保健所や公立病院など社会のセーフティーネットを削減し続けた大阪府は、結局、コロナ感染者を放置し、高齢者施設や病院でのクラスターを多発させ続け、日本最悪の(人口当たり)死亡率を出し続けているのである。(P170) 中略
 ​さらに、変異がオミクロン株になり、大量の感染者が生まれ、高齢者施設や病院が危険にさらされている中で、思いつきで大規模コロナ専用施設を設けて医療従事者を動員したが、閑古鳥が鳴く一方で、高齢者施設で大量死が発生するという事態を招いた。コロナが重症化するではなく、基礎疾患を持った人が、コロナに罹って原病が悪化するのである。つまり国民皆保険を強化すべき時に、国民皆保険を壊す行動に出るのが維新の「身を切る改革」であった。(P171)​
と、パンデミックの現状を批判的に、まとめた上で、​
​結論は明白である。行政官を加えない専門家の会議を設置し、データを集め、開示する。公開の議論をもとに政策を決める。ジャーナリズムは、行われた政策を現場の報道をもとに検証し、社会の木鐸として機能すべきである。
​  2022年段階 での、コロナ騒動に対する総括ですね。​
​​​​ 改めて気づくのは、まあ 安部某以下の政府首脳 もさることながら、地元のマスコミと結託した大阪を中心に蔓延り続ける、 某政治団体 の、
​​ ファシズムも斯くや! ​​
 ​ という実績、実態ですね。彼らの発言や施政ぶりは、この国が、すでに ファシズム の蔓延する社会であり、今や 「科学後進国」 であることを実感させます。​​​​​
​ 1冊の中で、ボクが覚えているのはこの結論だけですね(笑)。
 この後、もう一度社会総論のまとめに向かいますが、まあ、この手の論説というのは読みながら忘れてしまうような読書なわけで、もしも興味を感じられたのであれば、ご自分でお読みください。
 ああ、それから、この本のおかげで、まあ、本書の中で直接紹介されているわけではありません(本書の方が古いですからね)が、久しぶりに​ 「コードブレイカー」(文藝春秋) ​という本に気づけました。​

​​​ 遺伝子工学の現状を ジェニファー・ダウドナというノーベル賞学者 の研究の紹介として書かれていて、2024年に出た新しい本ですが、読み終えて、 金子勝と児玉龍彦 「カタストロフ」 として現代社会を捉えていることに、納得し直しましたね。​​​
​ まあ、そういうわけで、ボクの、忘れないようにメモがわりの 「読書案内」 はこのあたりでということです。失礼いたしました(笑)。​




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 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で 楽天ID をお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)​​​​

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最終更新日  2024.12.29 14:13:42
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