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2024/03/20

半田山（標高863m）、半田銀山として江戸時代には大いに栄え、中腹の半田沼は多くの伝説に包まれ、歴史と伝説に彩られた半田山。この山は半田沼を起点に周回できるコースが人気だ。

登り口からまもなく歩いていたら掲示板が目に入ったのです。

半田山は標高863.1メートル(半田沼は標高419メートル)に位置し、福島市や国見町、宮城県白石市と接しています。桑折駅とは標高約760メートルの差があり気象条件も違い、温度は5度から7度違うこともあり、夏も涼しくすごしやすいです

福島県中通り地方の北端、宮城県との県境近くに位置する。桑折町のシンボル的存在で、江戸時代に銀山として最盛期にあった山。残念ながら昭和26年には閉山している。

2016/04/18 半田山登山約8年前の山行です。

篠塚藩（しのづかはん）は、上野邑楽郡篠塚村（現在の群馬県邑楽郡邑楽町）に存在した藩。居館は篠塚陣屋。延享4年（1747年）7月、陸奥桑折藩主であった松平忠恒が、陸奥伊達郡など1万2250石ほどの所領を上野国に移され、邑楽郡篠塚村に陣屋を構えたことから立藩した。表高は2万石である。翌年8月、忠恒は所領を碓氷郡などに移されたため、上里見藩として存続することとなり、篠塚藩は短期間で廃藩となった。

陸奥桑折藩は、1700年（元禄13年） - 白河新田藩主、奥平忠尚が2万石で入封以後3代続き上野国篠塚藩へ転封。

桑折藩（こおりはん）は、江戸時代の無城の藩の一つである。現在の福島県伊達郡桑折町に陣屋を置いた。藩主は奥平氏系の松平家（奥平松平家）で、徳川家康の女婿・奥平信昌の孫・松平忠弘の養子となった松平忠尚を藩祖とする。家格は帝鑑間詰譜代大名。有望な実子の無い忠弘に直系の孫忠雅が生まれたため、元禄元年（1688年）、養子の忠尚に新田分2万石（白河新田藩）が分与されたのが本藩の始まりである。その後、本家の福山転封に伴い、桑折の地に独自の陣屋（桑折陣屋）を置いて桑折藩としての統治を開始した。松平忠恒の代の延享4年（1747年）に上野篠塚に転封となり、桑折藩は廃藩となった。忠恒は短期間に篠塚・上里見・小幡と上野国内を転々とするが、最終的に小幡の地に落ち着いて明治維新まで続いた。その後、この地は幕府領となり、桑折には幕府の代官所が置かれた。

転封（てんぽう）とは、
豊臣秀吉・江戸幕府によって行われた大名の配置替えのこと。国替(くにがえ)・移封(いほう)ともいう。大名移動の際，家臣団は随伴するが，百姓は移動せず，兵農分離を促進させ，大名・家臣団の在地性が払拭された。江戸幕府は転封を改易とともに大名統制策の基本とし，家康・秀忠・家光の徳川初期３代の将軍の時代に盛んに行われた。この時代は外様大名を改易して無主となった地に徳川一門・譜代大名を配置するかたちが主で，当初は関東・東海地方を中心としたが，漸次全国に拡大され，寛永（1624年―1644年）ころには徳川氏を中心とする新しい領国体制が完成した。その後は転封は減少し，特定譜代藩による交換転封形式が主なものであった。転封の際，領地・城の受渡しには幕府上使が派遣され，城内諸道具の処置，支配帳簿・先納貢租の交換など細かい手続を必要とした。

お殿様の人事移動

きっと理不尽な人事移動と云う事も多々あったであろう。なにぶん人事移動を発動できる人事権ある人には逆らえないわけです。天からの命令に等しく従うしかない明確な上下関係であるわけです。

※ 【改易】かいえき
江戸時代に侍に科した罰で、身分を平民に落とし、家禄(かろく)・屋敷を没収するもの。切腹より軽く、蟄居(ちっきょ)より重い。

御家取り潰しと改易って何が違うんですか？

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篠塚藩（しのづかはん）は、江戸時代中期の1747年に上野国邑楽郡篠塚村（現在の群馬県邑楽郡邑楽町篠塚）を拠点として成立した藩です。この藩は、陸奥国桑折藩から移封された松平忠恒（奥平松平家）によって立藩されました。忠恒はそれ以前、桑折藩2万石の藩主であり、幕府の奏者番を務めていました。桑折藩領内の半田銀山で有望な鉱脈が発見されたことから、幕府はこの地域を直轄地とするため、忠恒に対して上野国への移封を命じました。これにより、忠恒は篠塚村に新たな居所を構え、篠塚藩が成立しました。
ウィキペディア

しかし、篠塚藩は非常に短命で、翌1748年には忠恒は上野国碓氷郡上里見村（現在の群馬県高崎市上里見町）に居所を移し、上里見藩が成立しました。この移転の背景には、さらなる領地替えの必要性や幕府の政策があったと考えられます。篠塚藩の廃藩後も、篠塚村の一部は引き続き忠恒の所領として維持されましたが、1767年に忠恒が小幡藩に移封されると、翌年には篠塚村は幕府直轄領となりました。
ウィキペディア

篠塚藩の歴史は短期間であったものの、半田銀山の開発や幕府の直轄地化など、江戸時代中期の政治的・経済的動向を反映しています。また、松平忠恒の移封に伴う領地替えは、幕府の財政政策や鉱山管理の一環として行われたものであり、当時の幕府の統治方針を理解する上で重要な事例となっています。

篠塚藩に関する詳細な記録は限られていますが、その短い歴史は江戸時代の藩政や幕府の政策を考察する上で興味深いものです。特に、鉱山資源の管理や領地替えに伴う大名の動向は、当時の社会経済の一端を垣間見ることができます。

篠塚藩の歴史を通じて、江戸時代の日本における藩の成立と廃藩、そして幕府の政策の影響を理解することができます。このような事例は、日本の歴史や文化を深く学ぶ上で貴重な情報を提供してくれます。

篠塚藩に関する詳細な情報は限られていますが、興味を持たれた方は地元の歴史資料や専門書を参照されることをおすすめします。また、現地を訪れることで、当時の歴史や文化に触れることができるかもしれません。

篠塚藩の歴史は短期間であったものの、その存在は江戸時代の日本の政治や経済、そして社会の動きを理解する上で重要な役割を果たしています。このような歴史的事例を学ぶことで、現代の私たちも多くの知見を得ることができるでしょう。

篠塚藩についてさらに詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。

ウィキペディア（篠塚藩）

また、関連する情報として、以下のリンクも参考になるでしょう。

データの香り（松平氏桑折藩と五十沢陣屋、半田銀山）

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篠塚藩は1747年に松平忠恒が陸奥国桑折藩から移封されて成立しましたが、翌1748年には上里見藩に移転し、短期間で廃藩となりました。このため、藩士の具体的な人数や、半田藩（桑折藩）から篠塚藩への移動人数に関する詳細な記録は残されていないようです。一般的に、1万石の藩では数十名から100名程度の藩士がいたと推測されますが、篠塚藩の正確な人数については不明です。

篠塚藩に関する詳細な情報は限られているため、具体的な人数を特定することは難しい状況です。より詳しい情報をお求めの場合は、専門の歴史研究書や地元の史料館などでの調査をおすすめします。

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江戸時代の一万石程度の小藩では、藩主以下の藩士の役職と序列は次のような構成が一般的でした。藩の規模が小さいため、大藩に比べて役職の数は少なく、兼任が多かったのも特徴です。

1 . 上級家臣（幹部層）
1. 家老（かろう）
藩の行政・軍事全般を統括する最上位の役職。
通常1名～3名程度が任命される。
小藩では1名のみの場合も多く、藩主の側近として権限が大きかった。

2. 用人（ようにん）
家老を補佐し、藩主の側近として藩政に関与する役職。
小藩では家老と同等に扱われる場合もあり、少人数で事務を兼務することが多い。

3. 奏者番（そうじゃばん）
江戸幕府との公式な連絡役。
上級武士の中でも格式の高い職で、藩の名誉職としての役割も果たした。

2 . 中級家臣（実務層）
4. 勘定奉行（かんじょうぶぎょう）
財政を担当し、年貢徴収や支出管理を行う。
小藩では用人や他の役職が兼任する場合が多かった。

5. 徒目付（かちめつけ）・目付（めつけ）
監察官として藩内の不正や規律を監視。
小藩では1名だけの設置が一般的で、場合によっては兼務もされた。

6. 物頭（ものがしら）
藩の軍事・警備を担当し、藩士の統率にあたる役職。
戦時には指揮官となる。

3 . 下級家臣（実務および現場層）
7. 郡奉行（ぐんぶぎょう）・代官（だいかん）
領内の村々の管理を担当し、年貢徴収や治安維持を行う。
小藩では少人数で広い範囲を担当した。

8. 足軽（あしがる）
軽装の兵士として軍事行動や警備を担う。
小藩では最下級の藩士として実務労働にも従事した。

9. 中間（ちゅうげん）・小者（こもの）
藩士や上級家臣の雑用や護衛を担当。
武士としての身分は持たない場合もあった。

4 . 特殊役職
10. 藩医（はんい）
藩主や藩士の健康管理を担当する医師。
小藩では1～2名程度しかいないことが多い。

11. 学問所教師（がくもんしょきょうし）
藩士の子弟教育を担当する教師。
小藩では寺子屋の師匠が兼務することもあった。
一万石小藩の藩士数の目安
一万石規模の藩では、藩主を除く藩士の総数は約50～100名程度とされます。

上級家臣：5～10名
中級家臣：10～20名
下級家臣・足軽など：30～70名
これらに加え、非武士階層の役人や奉公人も数十名程度が雇用されていました。

まとめ
一万石の小藩では、藩主を中心に家老や用人などの少数の幹部が藩政を取り仕切り、下級藩士や足軽が実務や軍事を担う体制が基本でした。役職の多くは兼任され、限られた人員で藩の運営が行われていたのが特徴です。

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