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新作オルタナティブ2010 “Faraway, So Close ! ” 八丁堀・七針19;30~CHIN-GO! OPENING ACT(父との再会話)武田浩介「死ぬにはもう遅い」ルガンガ便一「歪む下町」夢月亭清麿×河本 晃「Freedom」脚本家の河本晃さんがプロデュースする新作落語の会。コンセプトの解釈が間違っているかもしれませんが、作家が作りたい落語を作って表現するみたいな感じでしょうか。会場からしてかなり実験的。脚本家の武田浩介氏は自作の落語を自演。自殺しようとしていた2人の男の頭上に、死のうとしていた女が降ってくるオープニングから引き込まれる。演芸Pでありピン芸人のルガンガ便一さんも自作の落語。谷中五重塔放火心中事件をモチーフにした落語。登場人物がまずいくせに好んで食べてるオーギョーチって何だろうと思ってたら、愛玉子(オーギョーチ)だった。げ、ずっと愛玉子アイタマゴだと思ってた。というより谷中の名物的なお店だったことも知らなかった。2人に共通していたのは、タイトルだけ先出しして、ねたを作ったという点と、偶然にもホラーファンタジー的要素があった点。マニアックな知識が豊富な同世代の2人の並びは面白かった。清麿師匠は、ロード落語。落語家が地方の落語会に営業で呼ばれていくと、こんなことしてますよ(小咄とかつかみとか)的なことをカタログ的に展開。登場人物は清麿師匠なのかモデルとしての落語家なのかの境界線がつかないまま進む。客観と主観が入り交じった、幻想的な落語だった。オープニングの人は、人前で話すのが初めてという方ですが、河本氏のアドバイスを受けて、実話をたんたんと話す。それでもちゃんと成立してしまうところが興味深い。ある意味最もオルタナティブかも。
February 26, 2010
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今ウェブは退化中ですが、何か? クリック無間地獄に落ちた人々中川淳一郎・著講談社BIZ 2009.121470円大阪出張の往復で読了。「ウェブはバカと暇人のもの」の著者の近刊。ネットニュースの編集長である著者が、前著に引き続き、ネット信者のバカが引き起こすトンデモ事件の数々を紹介してくれる。キャズム超えってのは、結局バカが流入してくるから、ネットは退化すると読んだ。mixiもそうでしたが、ツイッターもその傾向が現れそう。「ツイッター」に関しても徹底してアンチを貫くというか、「暇人による、暇つぶし駄文垂れ流し」と挑発する。アンチツイッターが読んだら、喝采を送るに違いない。中川氏の偉いのは、アンチのキャラを作ったら徹底してアンチを貫いているところ。腰が据わっている。それどころかネットで培ったノウハウを駆使して挑発してる(読み手の感情にアクセスしている)。当然プロの書き手だから、媒体によっては最大公約数的な文章を書いているはずなのです。そこで自分が出せるところは評価していいのではと思う。特に最終章の文章には著者の思いがこめられていて熱さを感じます。最近、自己主張のこもった言い切り型の文章を書くのに四苦八苦しただけに、その潔さに感心させられたのでした。
February 25, 2010
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サムシング寄席 動楽亭動物園前・動楽亭19;00~遊方・たま ごあいさつ笑福亭たま 「ドーベルマン刑事」(作:笑福亭たま)月亭遊方 「ペンギン・ア・ゴーゴー」(作:月亭遊方)ナオユキ スタンダップコミック遊方・たま・ナオユキ サムシングトーク 仲入り--------------以下未見笑福亭たま 「景清」月亭遊方 「埃をかぶったヒーローへ」(作:月亭遊方)またまた大阪に出張取材。(芦屋だけど)「よせぴっ」を見ると、遊方、たま、ナオユキという絶好の組み合わせの会がある。しかも行ってみたかった動楽亭(新世界)。これだけのメンツならいっぱいだろうという東京人感覚も、意外とすんなり入れた。一歩外に出れば浅草と山谷を合わせたような新世界界隈ですが、動楽亭はかなりキレイ。本当はこっちが新・世界。上手いとか綺麗とかそんなんでなく、「人を引きつける何か」を出していかないといけないと意気投合した2人がその「何か」を探求するからサムシング落語会なんですよ、とございさつで。ナオユキさんのスタンドアップも、聴いた後何も残らない、くすくす笑い。聞き手も疲れないから心地いい。落語会にぴったり。8;40分に出ないと最終の新幹線に間に合わない。仲入り入った時間がちょうど8;40。最後の2席が聴けず残念。
February 24, 2010
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稲田和浩の時間 第一回 ザ・前座噺らくごカフェ19:00~21:00稲田和浩 お話川柳つくし「八九升」(三遊亭の前座噺)柳家麟太郎「道灌」(柳家の前座噺) 仲入り川柳つくし「占い」(稲田和浩・作)稲田&守田梢路(古典芸能エッセイスト) 対談「ザ・前座噺」が好評の大衆芸能脚本家、稲田和浩さんの主催する会。らくごカフェ、昼間の喫茶以外の落語会で行ったのは初めてだ。「八九升」「ろうあ者が主役で、寄席ではほとんどできないというねた」ということなんですが、「単に耳に遠い人」という解釈もできて、まったくナシでなはなくて「あり」のねただと思うのですが、万全の体制で余計なリスクを避ける」という意味ではやらないほうがいいという現場ありきの話だなあと思った次第。八升と九升じゃあ偉い違いなのにだじゃれのために一緒くたにしてしまう江戸落語作家のどんぶり勘定ぶりが笑える。「占い」もよくできた話だなあ。普通に楽しめる話を作るのが一番難しいわけで、10年ぶりくらいに聞くとやはり、基本の大切さがわかる。つくしさんの進歩、成長と合わせて改めて勉強になります。稲田&守田梢路(こみ)さんの対談も面白かった。ビジネスの世界にいる自分としたら、ビジネス的なアプローチで考えている守田さんの考え方に近いかも。ビジネス本としても売れている「ザ・前座噺」なのですが、20年前のビジネスマン(営業マン)なんかは前座に近い教育されていたような気がする。そんな教育が今のゆとり世代には通じなくなっているのも同じで、倉本さんのふらの塾の閉鎖を話を聞いたりしても、共通点が多いと思った。
February 18, 2010
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下北沢らくご二夜「昇太の日」下北沢・本多劇場19:00春風亭昇太 前説 前日のSWAのこと、腰パン国母のことなど春風亭昇太「リストラの宴」春風亭昇太「錦の袈裟」 仲入り春風亭昇太「愛宕山 ~本当は怖い愛宕山」久しぶりにチケットどうですかメールをもらう。人気殺到で秒殺の会に行けるなんてありがたい。「リストラの宴」、今こそチャンスのネタだと思ったら、「リアル過ぎて(現実にリストラに遭う人が多いから)今が一番できない」ってところが印象的。寄席や一般客の集まる落語会って本当に難しいものなんですね。ただ、テレビと同じような過剰な自主規制だったり、悪質なクレーマー対策が面倒だからやらないというのであれば確かにもったいない。「錦の袈裟」も昇太さんになると与太郎のおかみさんのキャラにスポットがあたるというか笑いゲッターになるんですね。個人的な感覚ですが「愛宕山」は日本の昔話で「新愛宕山」(以前、古典落語の続きをやるSWAの会で作った噺)は西洋の昔話。そんな印象を受けました。明かに世界観が変わってる。因縁話に進んでしっかりしたストーリーになるのは円朝の世界。勝手に理由をつけると、神様が西洋っぽいキャラクターだから。この神様、一八にがんがん殴られるのに無抵抗で、殴られたことは忘れたかのように一八を大金持ちに変えてしまう。そんなのがあったからそう思ったのかもしれません。でも悪昇太が垣間見えて面白かったです。柳好さんが登場したサプライズもありーの、帰ってくれば、松田さんがツイッターでこの会を実況してるし、なんだかスゴイ。
February 16, 2010
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第9回 僕のらくご道(天どん独演会)なかの芸能小劇場18:00~三遊亭天どん「100万円男」三遊亭玉々丈「たいこ腹」三遊亭天どん「二番煎じ」。 仲入り春風亭百栄「寿司屋水滸伝」(喬太郎・作)三遊亭天どん「居残り佐平次」満員。天どんさんにしろ、今輔さんにしろ、百栄さんにしろ、一緒に出てるせめ達磨の時より、独演会のほうが客が入るってのはどういうことよ?なるほど、広瀬さん(あの有名な)が天どんさんを褒めるってのが、この古典にあるってことがよくわかりました。確かに比べるタイプはいないですね。二番煎じのやる気のない見廻りが、天どんさんのやる気ないキャラとマッチしてるし、うだうだした会話のやり取りは、雨の日の運動部の部室そのもの。佐平次もちょっとやる気ないキャラだけど意外としっかりしてる感じで天どん押しの落語で面白い。ごくごく普通の「たいこ腹」をやった玉々丈さんになんか言いたげな感じがあるのもそういうことなのか。
February 13, 2010
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ラジオ日経ビジネスオンラインの13日の記事。3月中旬からラジオがインターネットで聴けるようになる。ポッドキャストじゃなくてサイマル(同時放送)で。作業中のBGMがラジオで、USBラジオの「デジ造」を買ったもののアンテナ問題で全然使えてない自分にはありがたい限り。 当初の施策として・PC向けのみ、モバイル非対応。・地域は首都圏1都3県、大阪・聴けるのは東京と大阪のAM、FM合わせて13社。だそうです。
February 12, 2010
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落語のひみつ桂平治・大友浩著、 阿部伸二 (イラスト) 芸術新聞社 2010.1.121,575円親しみやすいイラストに、「ひみつ」というタイトルから、ビギナー向けの本を思わせますが、実は一風変わった落語の理論書です。「プロアマ論」と「噺家の身体論」が、わかりやすい言葉で書かれています。落語は噺家の口から出るものです。だから、噺家の成り立ちを見れば落語が理解できるというメッセージなのかもしれません。「「噺家」とは一つの「生き方」でもあるのです。」「寄席は道場である」といった言葉が象徴するように、古武術、武道の本を読んでいる感覚になってきます。武道は、人切りの技術以外に、道場での稽古を通して人格を高めることに重点が置かれるわけですから、落語と近い関係にあるといってもいいでしょう。プロレスも、アマチュアとプロの違いが明確にあり、身体作りと興行がワンセットになっているので落語と同じかもしれません。つまり、噺家の「身体」を作ることが、芸の修行であるということを、この本全体を通して言っているようです。身体を作るために生まれ、発展してきたシステムが、寄席であり、協会であり、前座修行であり、稽古であるというわけです。「上下(かみしも)」の技法についても、視線を振り分けるためには軸の固定化が必要と身体論からアプローチしています。「噺家たちの死生観」に1節割いているのも印象的です。死生観という言葉だけで「おやっ」と思うのに、「自殺する噺家もときどき出ます」「伝統的に噺家の葬式は、明るく陽気に行います」とさりげなく書いてあって驚きます。寄席に出ている噺家さんの「私はプロだから、お金をもらって稽古をするんです」という言葉を借りて、「プロの噺家とは」ということを明かにしているところもユニークです。阿部伸二さんのイラストは雄弁です。かわら版の広告にも掲載されている「噺家出世双六」がこの本を象徴しているのかもしれません。入門した若者が高い山を登って真打になる過程の中には「伸び悩み」「破門」なんてことも描かれています。人間国宝などは大気圏外、土星みたいな惑星の上に乗っかっていて笑ってしまいました。棟割長屋の絵も、これを見れば一発で長屋がイメージできます。吉原の奥行きのある絵にも目を奪われます。多くの人に読んで欲しいということから、親しみやすさを前面に出していますが、中・上級者に新しい見方を示唆してくれる本なので、「ああまた初心者本ね」と思わず目を通してみると面白いかもしれません。
February 5, 2010
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「インビクタス/負けざる者たち」新宿・バルト9監督:クリント・イーストウッド出演: モーガン・フリーマン、マット・デイモン、トニー・キゴロギほか 外出ついで。公開初日ですが平日昼間なので空いてた。南ア、ワールドカップ。といってもサッカーじゃなくて1995年のラグビー。南アの大統領に就任したマンデラと南アラグビーチームの実話をイーストウッドが監督。イーストウッドの映画に身を委ねるのは本当に気持ちいい。変なサスペンスシーンもあるけど、全編通していい気分でいられる。イーストウッドだから、黒人大統領というテーマで時勢にあった話を作ってはいるのですが、人間ドラマが重厚で素晴らしい。ラグビーチームの白人キャプテン(マット・デイモン)との初対面という地味なシーンなんかでも感動してしまう。
February 5, 2010
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豆まき今年も徒歩3分のお寺。いつものように一流芸能人の轟二郎氏が司会。赤信号小宮、俳優の渡辺哲さん、一流演歌歌手の皆さん、島かおり、吉沢京子、左幸子、松原智恵子の一流女優4人娘も例年どおり。コールドブルーの島さん、なぜか白髪。一流落語家の三遊亭金也師匠、三遊亭圓龍師匠、一流講談師のみなさまも。世界スーパーフェザー級のチャンピオンになったばかりの内山高志氏は世界ベルトを持って登場。去年は日本チャンピオンで「誰だあいつ」的な空気だったのに今年は大声援。8年前はここで鬼役をやっていたから年々出世していく。最後まで豆を蒔いて愛想を振りまいてくれたのは休場大関の琴光喜関。以前はここで豆まいた後に大関になりましたが、今回は来月がカド番。大丈夫かしら。3つくらいの商店街を練り歩いての豆まきだからみなさんお疲れ。「豆くれ」と騒ぐ子どもが大勢、みかんをぶつけられて「いてえ」といって喜ぶ子どもやおばちゃんはいるわで境内は地獄絵巻と化していた。
February 3, 2010
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