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2025.01.04
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第1話

長楽郡主・劉菁(リウチン)は上巳(ジョウシ)の節句に都の公子たちを招待し、絵心を競わせた。
廷尉の嫡次子・潘檜(パンフイ)にはそんな風流な才能などなかったが、こっそり絵師に描かせた郡主の姿絵とすり替え、見事、郡主の目に留まる。
「今日の勝者は潘檜…」
「待たれよ」
その時、都の富豪・上官蘭(シャングワンラン)の馬車が到着し、車から潘樾(パンユエ)が優雅に降りて来た。

潘樾は廷尉の庶長子で潘檜の兄だった。
先月、御史(ギョシ)に昇進し、今や都で指折りの風流人として知られている。

「もう遅いかと…」
線香はすでに短く、残り時間は僅かだった。
しかし潘樾は構わないと筆を走らせ、あっという間に描き終える。
潘檜はただの山水画かと小馬鹿にしたが、よく見ると景色の中に郡主の横顔が隠されていた。
「目には山と川、耳ぎわの髪には晩霞が映る…」
すると郡主は笑みを浮かべ、潘樾の絵を選んだ。



潘瑾(パンジン)は潘家のため、嫡子である潘檜と郡主の婚姻を望んでいた。
しかし何かと自分に反抗する潘樾にまたしても阻まれたと知る。
「一体、何が目的だ!」
「息子の望みが何か父親(フーチン)は良くご存知かと…」
「それは脅しか?!」

 退屈ゆえ娯楽を見つけて暇を潰しているだけのこと」
すると潘樾は郡主に花見に誘われていると言って席を立ってしまう。
「いいだろう!居場所を教える、だが今日からお前と潘家は無関係だ」

…あれから10年、ようやく君に会える…

その頃、潘樾の尋ね人は禾陽(カヨウ)にいた。

仕事もさることながら顔にある大きな傷跡も相まって周囲からは忌み嫌われていた。
その日も翠雲(スイウン)楼の名妓の遺体を埋葬して戻る途中、悪童たちにからまれてしまう。
お陰で肌身離さず持っている大事な玉佩を落としたが、優しい少年が拾ってくれた。
「これ落としたよ?」
「ありがとう」

采薇が義荘に戻ると、ちょうど師匠が屍の死因を突き止めたと喜んでいた。
しかし屍と言っても実はカエル。
老姜頭(ラオジアントウ)は県衙の元検視人だったが、今やすっかり呆けていた。
すると帰って早々、遺体運びの仕事が舞い込む。
采薇は急いで荷車を引いて城東の李(リー)宅を訪ねたが、門を叩いても応答がなかった。

李家は一家皆殺しにされていた。
やむなく独りで屋敷に入った采薇は中庭に転がる遺体を見て呆然、しかも悲惨なことに采薇の玉佩を拾ってくれたあの優しい少年も巻き込まれている。
しかし遺体を見た采薇は殺しではなく全員が自害だと分かった。
…命を絶つほど一家を苦しめたのは何かしら?…

県令が突然、事件現場にやって来た。
すでに事件は悪霊の仕業として片付けられていたが、家主である銀雨(ギンウ)楼の孫(ソン)大堂主から真相究明を迫られたという。
「霊の仕業にしても何の霊が突き止めろと言づかったのだ」
県令も不本意だったが、禾陽を牛耳る銀雨楼の指示では無下にできない。
その時、どこからともなく悪霊の豆太鼓の音が聞こえた。
県令たちは震え上がったが、そこでようやく采薇の姿に気づき、面倒くさそうに追い払う。
しかし采薇は少年の無念を思うと割り切れなかった。
「大人(ダーレン)、先ほど遺体を調べたところ不審な点が…
 この者たちは自害の可能性が高いです」
「無礼者!」
すると県令は口を挟んだ采薇が怪しいと疑い、捕縛してしまう。

堂主から難題を突きつけられた県令は埋葬人を下手人に仕立てることにした。
采薇は厳しく追及されても否定したが、棒打ちされて無理やり供述書に指印を押されそうになってしまう。
その時、突然、都から御史がやって来た。
采薇はその男が県令を蹴り飛ばして叱責する様子をぼんやり見ていたが、そのまま気を失ってしまう。

采薇が目を覚ますと見知らぬ部屋にいた。
机の上にはなぜか自分とよく似た姿絵がある。
その時、潘樾が現れた。
「目が覚めたか?まだ休んでいなさい…その顔の傷は?私を忘れたか?」
「私とは別世界に住むお方、人違いです」
采薇は伏し目がちに答えたが、潘樾は采薇の腕をつかんで顔をのぞき込んだ。
「私の顔を良く見もしないで言い切れるのか?」
采薇は恐る恐る視線を上げて御史の顔を確認、確かに見覚えがある。
…はっ!彼だわ?!…
驚いた采薇は咄嗟に潘樾から離れ、絶対に人違いだと否定した。
しかし潘樾は証拠として采薇が持っていた玉佩をかざす。
「これは旧友の持ち物だ、もし人違いなら盗んだのか?」
「街で拾ったのです、では旧友の方にお返しください」
「もう良い、持ち主が捨てたのなら返す必要はない」
すると采薇は玉佩を窓から池に向かって投げ捨て、逃げるように帰ってしまう。
「あれから10年よ?今さら現れて何なの?だったらあの時…」




その夜、潘樾は護衛・阿澤(アーヅー)から采薇が出かけたと聞いた。
「玉佩を探しにか?」
「いいえ、城東の李宅です」
采薇はこのままでは少年と家族の魂が浮かばれないと考え、李宅に忍び込んで勝手に検視を始めた。
…毒の反応がある、でも毒で自害に追い込める?…
しかし急に物音が聞こえ、采薇は慌てて身を隠した。
すると安置所に入って来た潘樾が迷わず台の下をのぞき込む。
「幼い頃と変わらぬな、何かにつけ下に隠れる」
「大人…」

采薇は死者を慰め、己の潔白を示すために忍び込んだと説明した。
すると潘樾は真相を暴いても悪徳な県令が認めないという。
「手を貸そう、私も朝官として民に尽くす責務がある」
「では大人、遺体を解剖したいので目に毒かと…」
「解剖?拝見しよう」
潘樾はそうは言ったものの、いざ解剖が始まると気分が悪くなってしまう。
その時、天井から物音が聞こえた。
確かに禾陽には豆太鼓の悪霊の言い伝えがあったが、采薇は太鼓の音が弱々しく、どちらかと言うともがいているような音だと怪しむ。
潘樾は試しに剣を抜いて梁を壊してみると、本当に仕掛けが落ちてきた。
どうやら太鼓を鳴らしていたのは回し車で走らされたネズミだったらしい。
そこに突然、弓矢が飛んできた。

李宅は刺客に包囲されていた。
潘樾は采薇を連れて何とか逃亡、その際、刺客から令牌を奪う。
実は刺客を放ったのは銀雨楼だった。
「孫大堂主は真相究明を命じたのに、望まない者もいるのね
 私たちは目を付けられた…」
「いや君だけだ、逃げなければ真相を暴く前に殺されるぞ?」
「でも大人は朝官として責務があるとおっしゃいました、冤罪を見逃すの?」
「管轄外だが守ってやってもいい、だが条件が2つある
 まず池に捨てた玉佩を見つけよ」

采薇は夜が更けても玉佩を見つけられなかった。
さすがに待ちくたびれた潘樾は明日にするよう命じたが、采薇はあきらめられない。
「見つかるまで探します!」
「子供の頃と変わらず頑固だな」
そして采薇はついに玉佩を探し出した。
「では調査に向かおう、2つ目はそれからだ」

李宅では霊堂が設けられ、銀雨楼の幹部が参列していた。
警備が厳重だと聞いた潘樾はあえて人通りの多い道から李宅へ行くという。
すると都からやって来た御史の姿を見ようと多くの娘たちが集まって来た。
しかし見目麗しい公子の車にあの埋葬人が座っている。
「大人、こんな私を横に座らせてはいけません」
「子供の頃に自分が言ったのであろう?″外見や地位で人を判断してはならない″と」

『見かけや地位は飾りに過ぎない
 あなたは庶子だけど、私にとっては嫡子の100倍いいわ!』


つづく


( ˙꒳​˙ )このお話は″虚顔″のパ…いえ豪華版といったところでしょうかw





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最終更新日  2025.01.04 17:28:58
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